サイエンスプロジェクト

サイエンスイベント情報や、実験解説など・・・。

12月6日 サイエンスワールドに出展しました

2014-12-14 02:05:34 | サイエンスイベント日記
12月6日は教育委員会主催のサイエンスワールド。ブースやショーで科学を楽しんでもらおうという企画です。私達は、午前中1時間半のショーと、午後4つのブースを担当。忙しい一日でした(^^)


一部の始まり始まり


「マグデブルグの鍋」
 水を入れて沸騰させた鍋を冷やすと、鍋に満ちた水蒸気が水に戻ってほぼ真空に。そうなると、二人がかりでも蓋がとれません。


「振り子とエネルギー」
 何回か往復して振り子は最後に止まります。ということは、顔の位置で離した振り子は一往復して、顔には当たらないはず・・・でも、怖いです。


「時計反応」
 液体を混ぜてしばらくすると色が変わります。


 二部の司会は高校生


「ピンポン玉機関銃」
 会場爆笑。


「出初式」
 パイプの中を毛糸がぐるぐる回ります。


「トイレットペーパー銃」
 風にトイレットペーパーが吸いつけられて吹き出します。


「風船ぐるぐる」
 ここまでの4つの実験は「流れる空気は、周りのものを引きつける」性質を利用したものです。


 電子レンジで電球をチンすると光ります。(危険です。ご家庭では決して実験しないでください。いろいろな安全対策をとって行なっています)


「トムソンリング」
 コイルに大電流を一気に流すと、コイルに載せたアルミのリングに電流が生じ、反発して飛び上がります。写真はカウントダウン中。


「雲を作る」
 ペットボトルの中の圧力を上げておいて蓋を開けます。気圧が下がるため温度が下がり、雲ができます。
この実験では雲ができやすくするため、アルコール蒸気を入れアルコールの雲を作っています。


「海賊船の大砲」
 雲を作る実験を大掛かりにしました。ポン菓子機で水を10気圧(およそ1Mパスカル)以上に熱しておいて、開放します。
 大きな音とともに雲が噴き出します。


「二酸化炭素の性質」
 ドライアイスを作ったり、火を消したりしました。これは、アルカリ性の液体にドライアイスを入れてぶくぶくさせると酸性に変わり、色が黄色になる実験。試薬はBTBです。


「音を目で見る」
 スピーカーの振動を板に伝え、板に白い粉をまくと、音の高さによって変化するいろいろな模様が生まれます。


「イスなっしー」
 互いのひざに体重をかけるので、イスを取り払っても座った格好のままです。


「巨大空気砲」
 ここからは三部。ショーの定番、巨大空気砲。


「レオナルドの橋」
 私達は「インスタントブリッジ」と呼んでいます。2分少々で人間が渡れる橋ができます。しかも、釘も紐も一切使わず、材木の組み合わせだけでできています。


「象の歯磨き」
 私達は「泡あわawa」と呼んでいます。実はちょっと失敗して、予定では3mぐらいの高さに泡が噴き上げるはずでした。50cmぐらいしか噴き出さなくて、残念。


「水蒸気爆発もどき」
 ショーの〆はこれ。熱湯と液体窒素で湯気を噴き上げます。


 以上、お送りしたのは、高校生科学遊び集団、「サイエンスプロジェクト」でした。


お話変わって、こちらは午後のブース。4つを出展しました。


「妖怪見え~るシート」
 というブース。透明シートにセロハンテープを貼り、偏光板を通して見るといろいろな色に見えるもの。
 一般に2枚の偏光板の間にはさんでみるのですが、今回は「液晶ディスプレイ」を通して見ました。液晶ディスプレイには偏光板が使われています。それで、使用する偏光板は1枚で済み、来場してくださったみなさんに配布することができました。2枚だとコスト的に難しいのです。


「音と振動の部屋」
 ワイングラスを鳴らしたり、口で音を聞いたり、バケツのスピーカーやお玉のスピーカーで音を聞いたり、音に関するいろいろな実験を参加者本人が体験できるブースです。