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セイピースプロジェクトのブログ

「2割を犠牲にして8割を生かす」??

2008年10月20日 | ニュース紹介
 沖縄の地方紙琉球新報の18日付の記事(http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-137241-storytopic-3.html)から、沖縄県北部の東村村長の問題発言が明らかになりました。

 東村の伊集盛久村長が17日、同村高江区で進む米軍のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の移設工事に関連し「2割(高江区住民)を犠牲にしてでも8割を生かした方がいい」などと述べていたことが分かった。同日午前に村役場を訪れ、工事中止を要請した「沖縄平和祈念行脚」の僧侶らに対し発言した。同区で座り込みを続ける住民は「まるで高江区を切り捨ててもいいというような言葉だ」と反発、伊集村長は同様の発言をしたことを認めている。(記事引用)

 確かに、村長は基地建設を容認している時点で「2割を犠牲に」するような行動をとっていると言えます。ですが、このような発言は許されてよいのでしょうか?

 そう考えたとき、逆に言えば村長がそのような発言をすることのできるような「空気」が、沖縄そして日本全体にあるのではないでしょうか。実際、沖縄の一部以外ではほとんどといっていいほど話題に上っていません。

 つまり、日本は「2割が犠牲に」なっても、切り捨てられても、別に構わないという社会なのではないでしょうか。これは在日米軍基地問題に限らず言えることだと思います。

 こんな社会でいいのでしょうか。いいわけないですよね。高江住民の人権は守られなければならないはずです。

 私達SAY-Peace PROJECTでも行政(東村など)への働きかけを目的とする取り組みを現在準備中です。この記事を見て少しでも「おかしい」と思った方はぜひご協力ください。近日中にサイトにアップされます。

 また、現地住民の方を中心に東村長への手紙、FAXによる抗議を行っています。題して「東村村長発言に合意してない!てかするわけない!キャンペーン」です。

・手紙の場合
 東村村長 伊集盛久様
 905-1292 沖縄県国頭郡東村字平良804番地
 東村役場

・FAXの場合
 0980-43-2457

 抗議の意思を村長に届けてください。

 もう一つは高江区長と高江住民を応援するメッセージで題して「東村村長発言に負けないで!キャンペーン」です。基地建設を止めようと頑張っている区長と住民の方々にとって今回の発言は怒り、もしくは無力感を感じさせるものです。沖縄だけではなく、日本全国の人間が応援していることを伝えることが大事です。

 高江区長 仲嶺武夫様
 905-1201 沖縄県国頭村東村字高江98
 高江区公民館
 0980-43-2717

 どうぞよろしくお願いします!!

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