sayaのがんばらない癌闘病記、そして鬱病

乳がん術後6年半で再発。只今元気にホルモン治療中です!

やっぱキムタク愛してる。

2004年10月25日 23時22分36秒 | 日記

 今スマスマ見てたとこ。結婚してからキムタクを見るのが辛くなった。昔付き合っていた彼を見るような。静香にとられた。静香とワタシはそんなに違うの?どこが?どこが?直すから教えて。って全然違うよ!孤独の深い癌患者。ひとり夜更けにノリつっこみ。
 やっぱりね。毎日思うのよ。テレビだけが友達のアタシ。しょせんテレビに出ている人は勝ち組。癌でないばかりか成功者。松嶋奈々子みるとほんとそう思う。
 乳がんって子供産めないのよ。知ってました?アタシも初めて知ったわ。もちろん癌細胞のタイプ年齢によって産める人もいるみたいだけど。別にね、アタシも絶対に子供が欲しい!とかって思ってたわけじゃないけどいざ産めないとなるとそれが一番ショック。子供が産めないことよりも子供を産む可能性を絶たれたことが何よりも悲しい。
 キムタクだソリマチだと結婚し子供を産み仕事も成功しそれに引き換えアタシはなんだ!抗がん剤治療さえままならないのか。と思ってしまう。
 わかってるよ、幸せは自分でつかむもの。そう、解釈のしようであるということには。あゆだってあんなに成功しているのに白い壁に囲まれているように辛いと言っている。静香や奈々子ちゃんだってほんとのところは分からない。
 でもねでもね。ものには限度というものが。とアタシ思うの。癌も仕方ないよ、受け入れる。転移も仕方ないよ、受け入れる。でもね抗がん剤治療くらい受けさせてくれたっていいと思うの。吐き気も脱毛も受け入れるよ。だからせめてタキソールを打たせて欲しいんだよ。別に月9(月曜9時8チャンドラマ)の主役やらせてくれなんて言ってないよ。あーっ別に女優志願ではないんだけどね。歌手は志願してるわ。まぁどうでもいいわ。タキソール、神様明日こそ。
 

がん患者は無口になるよ。

2004年10月25日 17時53分35秒 | 日記

 癌を征服する人という本を図書館で借りた。癌にコントロールされるのではなく癌をコントロールするのだという。素晴らしい発想ではあるが自分の現実とはあまりにかけ離れている。癌をコントロールする前に医者を・・・そして看護士さんを。なぜこんなにも人は医者の前では何もいえなくなってしまうのだろう。明らかな矛盾をついていつも会社でやってるように相手に納得いくまで問い詰めればいいじゃないか。お互い理解し合い間違っている部分は軌道修正して進めばいいじゃないか。でも出来ない。坂本竜馬の言葉に「口げんかで勝手もしかたない」というのがあったけどそんな感じ。「ハイチオールはハイチオールCと違ってビタミンCだけではなくいろんなビタミンが入っているのよ」と意気揚々と言った看護士さんによくラベルみてごらん、間違っているよと言えばいいじゃないか。これじゃ効果があると思えないから効果があるという根拠となるデータをみせろと。無いならデータのある薬に変えて欲しいと。
 医者にだってアナタの言っていることは矛盾している。アナタの治療方針の根拠となる理論を、論文を提示しろと言えばいいじゃないか。
 命がかかっている。特に今術後化学療法にすべてはかかっている。
それなのに言えない。
 私の通っている病院は患者に対してとても親切で説明が行き届いているといことで有名。日本一を誇っている。たしかに先生も看護士さんもやさしい。
 でもやさしくされたって癌細胞が消えるわけではない。少しは消えるかもしれないけど。そりゃ私は医者ではないけれど自分が癌になった以上普通患者は医者並の知識を持ち合わせている。それを検証し自分の治療をチェックしている。
 やさしい微笑みだけじゃ足りないよ。
 現代医学の限界へチャレンジするのは医者と患者の二人三脚じゃなきゃ。ワタシハ先生の引っ張る台車に乗せられているお人形じゃないよ。