ひろしま美術館で12月7日(日)まで開催中の「旅する画家 安野光雅 ヨーロッパ周遊旅行」で素敵な本を購入しました。安野光雅さんが歌のゆかりの地を実際に訪れて描いた風景画を、歌にまつわるエッセイとともに楽しむことができる本です。取り上げられている歌は、「埴生の宿」「ロンドン橋がおっこちる」「野ばら」など、日本でもよく歌われ親しまれている歌ばかりです。
この中に「メリーさんの羊」がありました。日本ではほとんどの子どもが知っているというほどポピュラーな歌ですが、歌詞が6番までのっていました。メリーさんの羊は真っ白で、メリーさんの行くところはどこでもついて行く。あるとき学校へついてきた。生徒は笑ったけど、先生はかんかんにおこって追い出した。メリーさんは困ってしくしく泣き出した、という内容でした。みなさんご存知でしたか?この歌には、スコットランドの北部のある農家の前で、白い羊たちが黄緑色の草を食んでいる絵が添えられています。のどかで、見ているとほっとします。
「聖夜」(きよしこの夜)には、歌の発祥の地であるオーストリアはオーベルンドルフの、小さなチャペルのある雪景色が添えられています。寒くて厳かな気持ちになります。
今まで知らなかった、歌にまつわる話を読みながら、美しい絵を楽しむ、1冊で2倍は楽しめる素敵な本です。
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