うさぎのひとり言

唐突な思いつきで、脈絡なく不定期に書いてます。

粛々と・・・・

2008-05-02 | Weblog
ガソリン暫定税率の期限を更新するしないでもめている時、ボロボロボロボロと、特定道路財源の使い道の不思議な使い方が出てきて、『こんな使い方はしない』と、確か大臣も言ったはずだ。それなのに、どうして同額の金額が復活してしまうのかな? おかしいねぇ~。天下り先の職員の慰安旅行の代金とか、アロマテラピーセットとか、マッサージチェアの代金とか、健康グッズの代金とか、そんなこんなのあれこれの予算は不要なんだから、暫定税の金額はもっと少なくてもいいわけでしょ? やっぱり、まだまだ使う気だね。
道路特定財源がないと東京オリンピックが開けないと言ったけど、それを聞いて、東京オリンピックにまったく反対を決めたのだが、都民じゃないから、蚊の羽音ほどの雑音にもならないか。
郵便局の民営化については、自民党内にも反対意見が多かったから解散選挙になったわけだが、今解散しないてことは、自民党は、まだまだ同等の甘い汁を吸う気だね。
自民党ではもう駄目だ、という機運が高まると、民主党で国政が運営できるのかという対論が出て、その不安に、結局負けてきたのではないか。『山が動いた』(by土井たか子)のあとに、跡形もなく山が平らにならされてしまったような失望を、また経験することが怖いのかもしれない。
国内に留まらない不安要素は、チャレンジしようという気持ちを萎えさせるに充分なのかもしれない。でも、【現在】は、【これまで】の結果としてあるのだから、やっぱり勇気を振り絞らなければ。
国民年金の掛け金は、何の知らせもなく上昇している。
一方で、物価スライド方式で算定される特別児童扶養手当は下降している。
年金記録の改ざんや消失は、当事者にとってどれほどしんどいことだろう。この事実は、気を抜くな!という注意喚起を当事者外の人間にもたらした。
しかし、なによりも後期高齢者医療保険だ。
政府の医療政策は、莫大な学費と強烈な激務に耐えて専門知識と経験を積んだ医師を、排斥してしまった。医者が病院から消えてしまったのだ。そして、患者には、病院に来るなと言っている。年間数千円の自己負担ではない。数万円の、夫婦ふたりで暮らす世帯からは、10万円を越える金額を強制的に引き落とす。年金という、すでに払い終わっているからこそ受給される公金を、法の名の下に奪っていくのだ。ここまで医療体制を壊した人たちに、それをまともに運用できるのか。無理だと思う。
政権交代がバラ色ではないと思っている。
だが、あきれるまでの役人パラダイスで、湯水のような個的消費に白日に晒すことは可能ではないか。
このままでは国の財政が持たないといい、赤字国債の発行をすればいいのかと開き直り、目が点になり、絶望に沈むような決定を『粛々と実行していく』人々に、自分のルーツである国を委ねてしまっていいのかと、心底思う。
歳入が足りないというのに、公務員宿舎の家賃を値上げしたなんて話は聞こえてこない。3年間で10億円を使い込まれても笑っていられる人たちに任せられるものなんてなにもない。
いつもいつも、『大丈夫よ。お父さんとふたり分の国民年金をもらえてるんだから、大丈夫よ』と嫁に出た娘に母は言う。そういう人から巻き上げた金を、官舎の建て替え費用にも使うのかと思うと、本当に怒り心頭だ。