異様

　隠された真実は？

　2013年も残りあとわずかとなった２７日、沖縄県知事の辺野古埋め立ての記者会見が行われました。テレビで見る限り記者会見での仲井真知事の姿は、私には極めて異様としか見えませんでした。血走った眼、硬直したような顔。いったい安倍首相との間のやりとりで何があったのか？その真相はいま知る由はありませんが、安倍首相を最大限の賛辞でたたえての「埋め立て承認」では、県民への裏切り以外なにものではありません。そして政府官僚が作成したのかどうかは定かではありませんが、棒読みされる文書に隠された事の真実は？

　「特定秘密」「靖国参拝」「沖縄辺野古埋め立て」・・・。安倍政権は、その正体を国民にさらけ出しました。２０１４年は、戦争か平和かの激動の年となるでしょう。平和を守る国民的大運動を！

傲慢な暴走

　個人の自由ではない

　安倍政権が発足して1年。侵略戦争を美化してはばからない靖国神社参拝は、戦争をする国へひた走る安倍首相の本性をあらわにしたものだ。第一次安倍政権ができなかったことを次々と一気に推し進めている。まさに傲慢な暴走以外何物でもない。こうした行為は、アジア周辺諸国のみならずアメリカ政府からも「失望」の声が出されるほどだ。新聞報道によると、秋田県の佐竹知事は、「参拝するのは個人の自由」と述べたとある。・・・はたしてそうだろうか？一国の首相たる者の個人の自由として、歴史の逆行と国際秩序を乱す行為は許されていいはずがない。

　政権瓦解への墓穴堀

　特定秘密保護法は言うまでもなく、教育委員会の形骸化、道徳教育強化での「愛国心」強調・・へと「いつか来た道」へと、安倍政権の逆走は許されない。来年はそうした安倍政権との大きな国民的なたたかいの年になるに違いない。暴走をくり返す安倍首相は、政権瓦解へ自ら墓穴を掘っていることを知る年にもなるだろう。

　

花

　

手入れをしたらちゃんと咲いてくれました。

採択すべき

　政治的対場を超えた良心の声を

　12月20日定例市議会最終日、討論に立ち「新庁舎建設契約」「市立病院独法化関連条例改正案」に反対と陳情「特定秘密法即時廃止」の意見書について採択すべきと主張しました。特定秘密保護法については「議員のみなさん。今一度、政治的対場の違いを超えて熟慮いいただき～陳情は採択すべきでなないでしょうか」と本会議場から訴えました。しかし、採択１６、不採択は秋水会・公明・温修・希望5人のうち4人で採択には至りませんでした。暴走する政権に地方議会の議員としてストップをかける良心が必要です。

 

意見書

　2013年秋田市11月定例議会も明後日20日が最終日。日本共産党市議団は、今議会に「子ども子育て支援新制度導入の延期」「要支援者に対する保険給付による介護サービスの継続」と「特定秘密保護法の廃止」を求める意見書を提出しましたが、全会派一致にならず本会議上程となりませんでした。

　特に「特定秘密法廃止」に関して、秋水会と公明党は反対、希望は会派内で意見が割れたとして態度を検討保留。市民クラブと員外３会派は賛成を示しました。この法律は、強行採決された後も廃止を求める国民の声は止まない多くの問題を含む希代のものです。だからこそ政治的立場を超えて考えなければないらないと思うのです。安倍政権は、今後「集団的自衛権」「憲法改正」と突っ走ろうとしており、さらなる暴走ストップの国民的大運動が必要です。