秋田からGO!ひろさんの駆け歩き

見たまま聞いたままの日常

相反する労働法制

2014年05月25日 | 雑感

 元気で働くことは権利です。

 衆院厚生労働委員会は23日、「過労死防止法」を全会一致で可決しました。全国で起こっている過労死、「働いて死ぬなんておかしい!」という訴えは当然です。学校を卒業し、将来への希望をもって就職した若者が、わずか半年や1年で体調を崩し死に至るまでの働く社会とは?そうした労働が蔓延する中、過労死対策への国の責任と、地方自治体や事業主への協力を促すものです。1817年初めて8時間労働制が提唱され、長い時間の闘いによって勝ち取られた権利です。労働8時間、休息8時間、自由時間8時間は、労働者の健康を日常生活を保障するものです。今回の法律は、全企業で生かさなければなりません。同時に、労働に見合う賃金、生活できる賃金、結婚し子どもを産み育てる賃金の保障も必要です。元気で働くことは、労働者の権利です。

「残業代ゼロ」法案、さらに悪化する労働環境

 一方で、安倍政権は第一次政権で猛反対に合い断念した「残業代ゼロ」法案の復活を図ろうとしています。「過労死防止法」と相反し、長時間労働と過労死をさらに増やすとこにつながります。「時間や場所の制約がなく、自由に働ける」と言いますが、企業の論理から言うと、「どこでも、いつでも働かせる」と読み替えることができます。いまでさえ、非正規の労働者は全労働者の4割を超え、低賃金にあえいでいます。“働けどはたらけど我が暮らし楽にならず”ではなりません。政府=産業競争力会議は、労働実態を無視せずに、真っ当な労働法制を提案すべきです。「残業代ゼロ」法案は、労働環境をさらに悪化させるものです。

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声を上げよう

2014年05月20日 | 活動報告

 5月19日朝:手形陸橋下

 5月から朝宣伝をはじめました。安倍政権のあまりの暴走政治に黙ってはいられません。改憲解釈での「集団的自衛権」の容認行使で、戦争に駆り出されるのは若者です。朝通学する学生や高校生、そして小中学生の子どもたちの将来を奪うことは絶対に許されません。交差点向かいのコンビニから女子高校生2人が手を振って応えてくれました。理不尽なしかも危険な政治の方向、いま声を上げようではありませんか。

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ブックレット紹介

2014年05月13日 | ご案内

  古川美穂 著 岩波書店

一読の価値あり。

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チェック体制は?

2014年05月09日 | 活動報告

 疑問は持たなかったとは?

  9日、秋田市議会閉会中の建設委員会で、秋田市上下水道局発注の修繕工事に関わる汚職事件の説明がありました。すでに詳細は新聞報道などでされていますが、「緊急工事」での随意契約で贈収賄が行われ、浄水課の主席主査と業者が逮捕されています。建設委員会では、委員から質問が出されていましたが、そもそも指名に至る経緯がいささかはっきりしない印象をもって傍聴しました。当該の業者を推され、上司が承認して契約に至っていますが、委員会での答弁要旨は、①緊急修繕への対応 ②技術的にも優れている ③何度か工事をしていて状況を熟知している・・とのことで「何も疑問を持っていなかった」とは?この職員は技術職で採用された専門職ですが、しかし他の技術専門職員との検討などを経て、この業者しかできないと判断されたのでしょうか。書類は上に行けばいくほどチェック機能が甘くなってはいなかったか、極めて重要です。コンプライアンス(法令遵守)の徹底と共に、二重三重のチェック体制の整備が求められます。

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若者たちへ!

2014年05月04日 | 活動報告

 憲法施行から67年。この憲法のもとで日本は戦争で殺したり殺されたり一度もありませんでした。しかし、いまその歯止めが破壊されようとしています。先の戦争によって犠牲になった世代が少なくなり、戦後世代と呼ばれた人も60代を超えようとしています。1952年生まれの私も62歳になろうとしていますが、父は19歳で軍隊に行き旧樺太で終戦を迎え、2年間抑留されました。そうした体験談や戦争のむごさはもう聞けなくなっています。いま、戦争を知らない世代が国の進路を、それも再び「戦争をする国」に向けようとしています。

若い力を信じて

 戦争に行くのは、首相や大臣・政治家、高齢者ではありません。自衛隊員はもちろんのこと、若いあなたたちです。子どもや孫、恋人や愛する人の命を愚かな政治家に託してはいけません。安倍政権は、憲法を勝手に都合よく“解釈”し、戦争放棄の憲法9条を骨抜きにして、戦争をする国づくるに“執念”を燃やしています。だからこそ私たちは、立場の違いを超えて憲法を守ることに“執念”をもって、野望を打ち砕こうではありませんか。憲法記念日に平和を願う若いあなたたちの力を信じて。

   

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