TPPへの暴走は許されない
安倍首相は15日、TPP交渉に参加の表明をしました。TPPへの暴走に全国各地から抗議の声が上がっています。日本共産党秋田県委員会と秋田市議団加賀屋ちづ子団長と、私佐藤広久は16日昼、JR秋田駅西口で撤回を求め抗議の街頭演説を行いました。政府の公式な試算でも農林生産物33品目の生産額約7兆1000億円のうち、約3兆円が失われるという金額を出しています。
公約違反も許されない
TPPが実施されれば、秋田市の農産物生産額約88億1000万円が、83%減の15億3000万円まで落ち込むと市の試算でも壊滅的打撃を受けることが明らかになっています。農業ばかりではなく、あらゆる分野に容赦なく襲いかかる「亡国」協定です。TPP交渉は2年前から11か国で始まっており、これから日本が交渉に参加しても「聖域なき関税撤廃」の原則が崩れるものではありません。自民党は、先の総選挙で当選した議員のうち、205人がTPPに「反対」といって当選しました。秋田県でも3人が当選しましたが、TPP交渉参加の判断は首相に一任しました。まさに公約違反です。TPPという「ルビコン川」を絶対に渡らせてはなりません。