「脅しに屈しない」という脅し
靖国神社参拝をめぐり安倍首相は、24日の国会答弁で「わが閣僚はどんな脅かしにも屈しない」と、中国、韓国の批判に強弁。閣僚の参拝のみならず、23日には「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の国会議員と代理を含め168人が集団参拝し、議連の記録上最多となりました。所属政党は、自民、民主、日本維新、みんな、生活の党です。
開き直り
靖国神社は、アジアで2000万人、日本人300万人もの犠牲者を出した侵略戦争を“自存自衛”の戦争と正当化し、A級戦犯を合祀する特殊な神社です。そして口をそろえて「国のために殉じた英霊に参拝するのはごく自然の行為」とするところに、安倍政権の異常さが表れています。しかも、『「侵略」という定義は国際的にも定まっていない」と、歴史の真実をゆがめ、政府として侵略戦争正当化の立場に立つことは、国際的にも批判されるものです。「しんぶん赤旗」4月26日一面の報道では、「日本の不要な国粋主義」と批判するNY・タイムス紙の社説が紹介されました。
国民世論でストップを
安倍内閣は、7月の参議院選挙で憲法96条改正を前面に掲げて挑むとしています。また、教育問題では「道徳教育」を強調し、“いつか来た道”に国民を追い立てようとしています。こうした方向にストップをかけるのは国民の力であり、世論です。一緒に憲法を守るためがんばりましょう。