古いアルバムの中から小さな写真1枚探すのに2日も3日も掛けたのに、遂に目的の写真は見つかりませんでした。その代わり懐かしい写真が次々出て来て、その度に目線が写真に釘付けになり時間が経つのを忘れてしまいます。
残念ながら50年前20世紀の森公園が出来る以前に、幼い娘達二人が松戸市千駄堀の田んぼ跡の畦道を歩く姿の写真は見つかりませんでした。若しかしたら娘達が持って行ったのかも知れません。
天気の良かった日曜日の午后、今日は少し距離を稼ぐ散歩をと心掛けてデジカメ右手に団地の我が家を出ました。夕方大相撲放送の時間までには帰らなければと思いながら歩き始めて、いつか20世紀の森公園へと足は向かってました。
我が家から公園へ行く途中には人と自転車だけが渡れる新京成の踏切もあり、凡そ2年振りの公園は直ぐ近くなのに、普段は中々足が向きませんでしたが・・秋たけなわの公園は賑わっていました。
芝生の上にテントを張って憩う家族連れ等もいて、ここ2年の間に又変わった風景に出会いました。広い芝生で遊ぶ若い家族連れ、ベンチで憩うお年寄り夫婦、夫々が短い秋の一日を過ごしている姿を見て、今度は妻を連れて来ようと決めて公園を後にした私です。
いつも私が高橋真梨子の歌が良いと言っていたら、妻が公演チケットを予約してくれてて、二度も見に行ったホールが有る立派な建物。この公園はすぐやる課を作った故松本清松戸市長の時に作られたのですが、今ではドラッグストアマツモトキヨシが全国区になってるようです、余談になりました。
それにしても50年前、この公園が出来る前は設備は何もないひっそり静かな周りは葦の生い茂る、その名の通り堀と一面の古田圃で、素足で水の中に入り田セリを採るのに夢中になって、足に沢山の蛭がへばり付いていて親子共々悲鳴を上げたあの光景を思い出すと懐かしくも楽しい4人家族の散歩道でした。