団地夫婦の日々

常盤平団地夫婦の54年、団地内で気付いた事を時々に、妻の料理、私の買い物等

常盤平団地の52年123 身近な秋の投稿から古いカメラに・・

2017-11-11 17:57:03 | 日記

近所って安心です。身軽なジャンパーの右ポケットから取り出したデジカメで気軽にシャッターを押します。自分で撮った写真を帰宅して直ぐ削除できるデジカメは便利な事この上ありません。

私は昔マミヤ6と云う蛇腹式のカメラで6ですからフィルム1枚の大きさが6cm×6cmの正方形で後で流行りだした35mmの36枚撮り?とかに比べても12枚撮りのフィルムは1枚1枚が無駄に出来ず、慎重に慎重に写した覚えが有ります。6(シックス)判はカメラ屋さんで現像焼き付けがされ、仕上がって来ると、中には写真がボケてたり、全く意図しない写真も1枚は1枚に仕上がっていて、お金を払ってからガッカリして、次は失敗しないようにと何度も反省したもんです。35㎜カメラでは手探りで写真を写して1本1本カメラ屋さんに現像焼き付けを頼んで、数日後、ベタ焼きの小さい写真の中で良いと思った写真を数枚引き延ばして・・でもそれはそれで都度出来上がるまで胸がワクワクする毎日でした。

その後、実家の暗室代わりの狭い押し入れの中で真っ暗闇に手探りで現像焼き付けをして、明るい電灯の下で見ると又失敗に気が付いて、当時は引き延ばしの器械は買えませんでしたからカメラ屋さんで引き延ばして戴いた写真は、例えそれが風景であれ、人物であれ、スナップであれ、皆1枚1枚丁心を込めてレンズを被写体に向けた真剣勝負だったように思えました。

ここまでこの稿の題名は身近な秋としていたのですが、昔若い時に写したカメラの事を書きだしたら懐かしくなり本棚の奥で安眠していた古いカメラを持ち出して恐る恐る蛇腹を開いて、今は12枚撮りのフィルムは無い時代なのかと感慨に耽っている私がいました。

中級カメラのマミヤ6で撮った高校生の頃の友人の写真です。S君は米問屋の息子でニッカと云う高級カメラを使い、二人で競って写真を撮って楽しんでいましたが、当時35㎜のカメラは高級な割にピントが今一だったと記憶しています。レンズは良くても6×6版と35㎜のサイズの違いが、引き延ばしに影響したのだと思いますが、今の時代とは大違いも大違い・・今はデジカメでもM1だとかSだとかピントも殆どカメラ任せで・・・

S君とは毎年高校の同窓会で会いますが、お互い元気で、来年も正月に会えるのが楽しみです。