数ある和菓子の中で、最中をあまり食べたいと思いません。それは何故か・・・・決して嫌いなわけではないのですが、たい焼きのように食べたい意欲がわかないのです。
ちょっと矛盾してますが、今日はその最中の話です。最中は和菓子屋さんに行けば、普通に売っています。コンビニにも、一口サイズの最中が置いてあります。そんな僕は、東京八丁堀にある和菓子屋さんの最中に興味を持ったのです。
電車の駅でいうと、八丁堀駅が一番近いです。新大橋通りから数十メートル入った所に、入船青柳さんがあります。明治創業のこのお店、一見旧さも感じさせず、かといってそんなに派手な店構えでもありません。ほんとこの街に同化して、長い年月営んで来た雰囲気のお店です。
そんな入船青柳さんの商品の中に、明治から受け継がれてきた物があります。それが今回ご紹介する菊最中です。丸く大きな最中の表面に、凄く奇麗な菊の花びらが描かれています。その菊最中を食べると、パリッとした最中の皮が割れ、中から餡子が登場しました。この餡子ですが、黒くて照りがあり第一印象は結構甘そうですが、深みのある甘さで意外としつこくない。極上の大納言は凄く美味しい。これが100年以上続いた甘さとしたら、明治時代にこの菊最中を食べた人は幸せだったかも?
機会があれば食べて見てください。入船青柳さんでは、地方発送もおこなっています。
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