青森県八戸市に今まで何度か訪れてます。東京に帰る時には、JR八戸駅から新幹線に乗ってました。このJR八戸駅の周辺は結構静かで、新幹線の停まる駅にしてはあまり栄えていないように見えました?僕は常々「八戸市民の方々はいったい何処に買い物に行くのだろう?」と長年気にはなっていました。ところが今回JR本八戸駅に行くことになり、その疑問が一瞬で解決しました。
本八戸駅南口を出てゆるやかな坂を上ると、大きな公園が左手に広がります。その先に進むと、人や車が行き来する大きな通りがありました。その角には地元のデパートがあり、同じ八戸でもJR八戸駅とJR本八戸駅ではだいぶ様子が違います。そうだこの近くに確かたい焼き屋があるはず!桜色基調のさくら野百貨店を背にし、メイン通りを少し歩いて行きました。すると左側になにやら洋館らしき建物が?なになに・・登録有形文化財ですか!でも中で食事が出来そう?そうこちらは青森自慢料理のほこるやさんです。ちょっと興味はありますね。でも既に十和田牛ハンバーグでお腹が満たされている僕。ここは我慢してたい焼きを食べることに・・・・と、この登録有形文化財の建物の横に、小さなあんどう鯛焼き店が・・・あったのだ!なんて、たい焼きの赤い幟が店の前にあったのではじめから知ってはいましたが、あまりにもほこるやさんの建物が立派なので、つい話のはじめに持ってきてしまいました。
今回のあんどう鯛焼き店さんは、たい焼きとおでんを販売する、地元でも有名なお店です。寒い八戸ですから温かいおでんとたい焼きは最高ですね。あれこの組み合わせ、確か東京の新富町のもありましたね。僕が八戸を訪れた時は、もうあたりに雪はありませんでしたが、やはり空気は冷たく絶好のたい焼き日和。早速あんどう鯛焼き店の戸を開け中に入ると、入り口の所におでんの鍋が置かれていました。僕の目的はたい焼き。おでんに目もくれず、たい焼き一つ買いました。
紙袋に入れられたたい焼きを持ち、八戸市役所と隣接する八戸市公会堂の公園のベンチに座り、あんどう鯛焼き店のたい焼きを食べることにしました。紙袋から取り出したたい焼きは、鯛の模様が崩れたいかにも年期の入った化石(失礼な表現お詫び申します)のようなたい焼きで、この地で長年たくさんのたい焼きを焼いて来た事が感じられます。そのたい焼きを頭からガブリ。一瞬硬いかなと感じましたが、それは表面だけで中はやわらかく、中に入っているあんこがあま~い。最近は甘さ控えめの物が多い中、久しぶりに甘いあんこに出会いました。東北の料理は味が濃いといわれますが、甘い物もこの位の濃い甘さが好まれるのかも?これはお茶うけにはもってこいの甘さです。
後にあんどう鯛焼き店を調べたら、昭和41年からお店をやっているみたいです。隣の登録有形文化財と一緒に、一度は立ち寄ってみたい八戸の名所になりますね。
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