富山にも勿論たい焼き屋があります。それも東京の たい焼き御三家の中の、四谷わかばの富山店です。といってもこちらも、山形のわかばのように、のれんわけのお店になります。御三家の浪花屋さんの場合、のれんわけのお店が東京に集中しているのと違い、こちら四谷わかばは東京から数百キロ離れた所にお店が有ります。なので同じお店のたい焼きを食べ比べる事が、浪花屋と違いわかばのたい焼きは難しいですね。本家と基本の形と味は同じと思いますが、やはり焼く人よって、微妙に違いが出ると思います。そんな違いを期待し、富山のわかばの たい焼きを食べて見ました。
前回の七越焼きのお店を出て、前の大通りを左の方向に歩いて行きました。七越焼きの赤あんを食べなかったのは、実はわかばのたい焼きを食べる為だったからです。大きな交差点を数個通り過ぎて、右側に「わかば P→」の看板を見つけました。この名前を見ると、たい焼き探索人の僕は、何故か嬉しくなります。本家四谷わかばは、大通りから路地を入った所に有ります。山形のわかばは山形市街地の外れの住宅地に有りました。そして富山のわかばは大通りに面していますが、街並みに溶け込んでいて、 「わかば P→」の看板がないとチョッと分り難いかも?
お店の青いのれんをくぐり、店内に入りました。店内でも食べれるように、テーブルが置いて有ります。たい焼き一匹を注文して、すぐに紙袋に入ったたい焼きを渡されました。結構熱かったので、焼きたてのようです。お店を出て少し冷ます為に、たい焼きの入った袋を手に持ち、今来た道をのんびり戻りました。近くの緑道のある小川の所で、わかばのたい焼きを食べる事にしました。食べ易い熱さになったたい焼きの頭をかじると、パリッとした薄い皮の中には、意外に甘さがあるあんこが入っていました。甘いといっても、甘ったるさはなく、程よい甘さのたい焼きでした。
こんな北陸の地で、東京の御三家のたい焼きが食べられて、いい出会いが出来ました。
なにかが見つかる広告