あっさりこ。(おにぎり専科)

元気を出せばなんでもできる!
おにぎり大好きちょっと欲張りなサリリンの楽しい毎日☆

PRIDE GP2005 ミドル級準決勝

2005年06月26日 | Enjoy
埼玉県の予想最高気温、36度。

うだるような梅雨の暑さの中、日本で一番熱い、男の戦いを見に行って参りました。

初めての埼玉スーパーアリーナではじめてのプライド観戦。

実は、行く前から緊張していた。

ミリオンダラー・ベイビーですら、直視できなかったのに大丈夫かしらん…。

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16:00、開始。

赤・青のコーナーから今日戦う選手達がズラリと現れた。

今日まで色々な形があったにしてもトレーニングを積み、精進してきたはずだ。

しかし、16人の中から何時間後かに笑うのは、勝利したものだけだ。

そう思うと、この貴重な瞬間に感動して涙が出てしまった。


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見所は色々あったにしても、やっぱり、今回は

桜庭 和志 VS ヒカルド・アローナ に尽きたように思う。

立ち上がりこそ、対等に動いているように見えた桜庭選手だったけれど、

下にもぐりこんだところを、逆に、ガッチリと上半身を捉えられしまった。

アローナの膝蹴りが、桜庭選手の頭、顔面を問わず襲い掛かる。

足を高く振りかぶって、時にはジャンプを加えながら、キックを繰り返すアローナ。

10回どころではなかった。


そこから逃れ、体制を立て直す桜庭選手。

一回の中盤で、すでに彼の耳から血が流れていた。

だが、立ち上がった彼の闘志には全くの陰りがなく、ドクターチェックを経て、試合続行。


しばしお互いタイミングを狙うが、再び同じ体勢になだれ込み、膝キックの嵐。

なんとか腕で顔面をかばうけれど、その程度の防戦で間に合うわけはない。

首から上を動かす事は不可能に近い体勢で、アローナのキックを浴びていた。

しかし、桜庭選手はその状態からも脱出。

目は腫れ上がり、片目はつぶれているようにさえ見えた。

目からも耳からも出血しており、再度ドクターチェックが入る。

これでもダメージを見せず、ファイティングポーズをとる桜庭選手。


こんな状態なのに、彼の闘志を見ると、

「まだ望みはある」

と思ってしまうのはどうしてなのかな。。

全員がそう思ってたのか、桜庭コールは会場を揺るがすくらい、すさまじかった。


でも、結局、低いキックをよけきれず、倒れこみ、その頭部を蹴り上げられた。

そのまま三度、顔面に膝蹴りをモロに受け、それは容赦されることなく、続き…

桜庭選手は2回終了後にドクターストップで敗退してしまった。


はっきり言ってアローナの快勝、だ。

彼にしてみれば、危ないところなどイッコもない。

バネのようなしなやかな力強い肉体にはただ、汗だけが光っており、

血まみれで紫色に腫れ上がり、ぐったりしている桜庭選手とは対照的だった。


田村 VS 瀧本 で、

闘志を見せる瀧本 VS 勝つ自信のない田村、

という、図式を見ただけに、衝撃的な一戦でした。


戦いは無情、です。

近くに桜庭選手の奥さま(とっても可愛らしい、ほっそりした人!)がいらっしゃったのだけど、

愛する人が息も絶え絶えに血だらけでリングにいるなんて、心中はいかばかりであろうか。



あまり書くと、思い出して涙してしまいそう…


ということで、今日はここまで。


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