マウス、MX-Rを長い事愛用しているのですが、最近左右スイッチのチャタリングが酷くなってきて、いよいよストレス感じだしたのでスイッチ交換してみました。
幸いな事に、Net上には「MX-R、スイッチ交換」で検索すると沢山の情報があるので、下準備万全でいけました。
で、一応自分も経過を纏めておく事に。
分解には背面のネジ4箇所を外す必要があります(ネジはT6のトルクスネジです。)
その為にソールを剥がさなければいけませんが、よほど慎重にやらないと駄目になってしまうので、再利用を考えるなら要注意。
私はあっさり諦めましたが。
上下はフレキ一本で繋がっているので、コネクターのロックを引き上げて抜きます。
ロックは左右片側ずつ爪で引っかけてやれば1mmくらい浮きます、無理矢理ケーブル抜かなくてもその状態になれば簡単に抜けます。
戻すときはケーブルをコネクターの奥まで差し込んで(端子の金色部分が完全に隠れて更に少し入るはず)ロックを押し込めばOK。
スイッチの付いた基板にアクセスする為には、基板とシャーシを固定するネジ3箇所を外す必要があります(普通のプラスネジ)。
一つはマウスホイールの前(写真で言うと左端)、あと二つはバッテリーの下側、バッテリーホルダーと共締めなので、バッテリー押さえの金具を外し(写真上側から外す)、バッテリーも外します。
MX-Rの後期モデルはバッテリーがケーブル直出しで基板とコネクターで繋がる形で、コネクターはホルダーの下に隠れています。
ホイールユニットのコネクターも同様です。
この後の作業の邪魔になるので、バッテリー、ホイールユニットは外しておきます。
この段階ではまだ基板とシャーシは外れません。
充電端子と基板が半田付けされている為で、基板を外すにはこの半田を吸い取らなければなりません。
基板をシャーシから浮かせれば作業は出来なくないですが、外した方が無難だと思います。
半田吸い取り線で綺麗に抜けると良いんですが、2本の端子のうち片側は上手く半田が取れず、結局私は端子を暖めながら少しずつ抜くような形で外し、後から残りの半田を綺麗に吸い取っておきました。
これも半田吸い取り線で上手く抜ければ良いんですが、やってみたら綺麗に行かなそうだったので、半田ごてでスイッチの端子を暖めながら少しずつ押し出すような形で抜きました。
このとき、少し追い半田(敢えて半田を余分に盛る)してやると熱が伝わりやすくなり、抜きやすくなります。
抜いた後を半田吸い取り線で綺麗にしてやれば、きちんと穴が開き、新しいスイッチがすんなりはめられるはずです。
ちなみに、新しいスイッチは下、「D2F-01F」元のスイッチが「D2FC-F-7N(10M)」です。
詳しい仕様については、前者は普通に公開されていますが、後者に関してはマウスメーカー向けの特注品という事らしく、市販もスペック公開もしていないようですね。
末尾の(10M)が付くモデルは、どうやら高耐久の型番らしいですが…
そしてスイッチ交換が終わったら元に戻して、新しいソールを張ります。
パワーサポート社の「エアーパッドソール(PAS-71)」という奴です。
ソールのセットが2組入っています。
今回はエアーパッドソールを試してみたかったのでこうしましたが、元のソールが再利用できるならそれでも良いし、「トスベール」を加工して使うのでも充分かと思います。
次回同じ事をやる必要に迫られたら、トスベールで済ませようかと思っています。
ちなみに、バッテリーのへたりに関しては、まだまだ大丈夫そうで、私の使い方で大体一週間はきっちり保ちます。
バッテリーを長持ちさせる為の策がありまして…実は2台運用しています。
どっちも使用時間はさほど変わりませんが、一台は比較的初期モデルだったのが保証期間内にチャタリングとホイールの回転不良などでサービス交換されたもの、もう一方はそろそろディスコンになるという噂を聞いてロジクールのアウトレットでたたき売りされていたのを買い足したものです。
面白い事に、ほぼ同時に両方のスイッチが駄目になりました。
それもどっちも先に右クリックが駄目になり、比較的古い方が左クリックも怪しくなってきたので、交換に踏み切った訳です。
と言う経緯なので、交換は両方いっぺんにやりました。
まだ動作確認程度しかしていませんが、交換自体はきちんと出来て機能的な問題は無し、スイッチの感触が違うのがちょっと気になりますが、まぁ、大丈夫でしょう。
幾度か代替を試した事もあったんですけどねぇ…今のところこのマウス以上にしっくりきた物は無し、バッテリーのへたりも来ていないし、当分このまま行く事になるでしょう。
…バッテリーの代替も考えて置いた方が良いかな?…