歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

インデペンデンスメーデー

2010年05月01日 | 徒然 -tzure-zure-
独立して、丸一年が経ちました。




一年かあ。。。

早かったような、
長かったような。


とりあえず、

よくぞここまで、やりたいようにやりながら、
五体満足・平穏無事に 生きて来られたなあ・・・。

と、

感慨深い、というか、、ひたすら摩訶不思議、というか。






去年の今頃。

たっぷり哀しみと なんとなくの安堵と 先行きの不安と

ごちゃまぜの気持ちで、
秋田で、荷造りをしていました。


一番の心情はやっぱり、「哀しみ」だったと想う。
ひとつ 大きなことが終わってしまうことに対する。


でも、

「ああ、やっと終わった。次に行ける。」

「自由だ。」

「もう、未来しか無いや。」

って、

お先真っ暗なはずなのに、妙に明るい、
妙に覚醒したような昂揚感も、あったなあ。


本当に「自由」。
それがどんなに大変なことなのも、まだわかっておらず。



その突っ走ったテンションで 一気に引っ越して、
京都に飛んだのでした。




京都では、
友達のパフォーマンスアートのお手伝いをしつつ、
庭をたくさん巡りました。

楽しかった。それはそれは、楽しい旅でした。




それまで ひたすら:紆余曲折、
ふらふらと 道を探って来たけれど、

「もう、『造園』という道をはずれることは、ないだろう。」
と、
決意を 新たにしたのでした。


うん。そうだ。


「やっぱり庭が好き。」
って、
改めて想ったのだった。





「さて実際、どうやって生きて行こう?」

その時点では、その大事な解答はまだ
得られないままだったけれど、


やっと、

自分の「軸」を 一本据える覚悟をする。
もう逃げられないところに、一歩、上がる。

そこに着地するまでの、長い道のり。





そんなふうにして、
始まった 新しい五月でした。





何もかもが新しく、
何もかもが光って、きらきらと待ち受けている季節。


いろいろと想い、巡って居た その時間を、

今また
しみじみと、ちょっとしんみりと、憶い出しています。



お世話になった たくさんの人たちを ひとりひとり思い浮かべながら、

感謝、感謝。



護ってくれた 人じゃないものたちにも、

ひたすら感謝。





そしてまた、
新しい一年へ。


いつだって、何もかも、新しい。









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