なにやら 前倒し気味の梅雨入り。ということで、
雨に次ぐ雨、しとしと、続きますね。やぁですね。
、、なんて、書くんだろうと思っていたら、

晴れてしまいました。
今日の、お昼休みのこと。
*
にわかに晴れて来たのが、ちょうどお昼休み寸前で
「あ、
これはもしかして、ラストチャンスかも!」と思って、

近くの浅間山(せんげんやま)公園へ。

もう、そろそろ行っとかないと、無くなっちゃうだろうな、と
うすうす焦っていたのです。
っていうのは、何のことか?、というと、

ムサシノキスゲ。この花のこと。
去年、
この里山そのまま残した公園のことを初めて知ったのは、6月。
もうこの珍しい花は、絶えて無かったのでした。
だから、今年こそは、と。秘かに想っていたのでした。
いざ来た この五月、
黄色い その花の色姿を、
車で たちまち往き過ぎる遠目には、認めていたのですが、
忙しさに、振り回されているうちに。

紫陽花も膨らみ出してしまった。
そして、
今日。

ギリギリで、間に合ったようでした。
しかし おおかたは、この勇み足の梅雨のせいか、
すでに花を落としていましたが。

*
ついでに、
ランチのひまも惜しんで、
山をひとまわり。

気持ちのよい、雨上がりの森。

完璧な、森の風景。
森の風景は、どこを切っても、大概、完璧だ。
*
緑に降り注ぐ光。

木立に、下草に。
緑の蔭に。
降り注いでは、緑に染まる光の色。
森の色。

水のたまる泥道に落ちる、
光の影。

影の中に、花。
白いドクダミ。

木立にまぎれて、紅い実。
*
雨あがり。

そこら、ここらに、
小さな水のたまり。

大きな水のたまり。

小さな川になった道。

ちいさな光の粒のたまる、
ちいさな水の流れ。

水の流れの、往く道、来し方。

降り注ぐ光の先。

はじけるような、光のたまり。
*
あ、

実。
あ、

ここにも、そこにも。
雨のせいか、
この道には、
そこらここらに、落ちてる。
なんか、
星みたい。
星座みたいだな。
って、ふと想った。

ランダムにちらばる感じ、
それぞれバラバラに散っているけど、
写真の枠に切り取ると、
ひとつになる。
ひとつの「関係」が生まれる。
ひとつの形をもち、
ひとつの意味をもつように見えるようになる。
つまり、
ひとつの「星座」みたいになる。
それぞれは
いたってバラバラなのに、
ひとつの、何らかの意味を成す星座みたいに。
まあ、
そんなことはさておき、

ちょっとかじってみた。
ちょっとすっぱかったけど、
どうやら、サクランボの味。

*
さて、
と。
森を出る。
すると

森のすそにも ぽつぽつと。

野イチゴ。

誰も眼をつけない、
秘密の野いちご畑、発見。
ヘビイチゴかな。どっちだっけ。
が、
目の前に広がる花に気を取られてか、
確かめそびれた。

ちなみにこれは、コレオプシスだっけ。
キク系。

黄色い花は、光をいっぱいに染み込ませる。
*

サツキ。
いつしか見馴れ過ぎてしまったか、まったく気にも留めなくなって、
カメラを向ける気も起きないほど無礼つかまつっておったが、
まだ、咲いてくれている。
確かにまだ、ぎりぎり、五月である。
*
お昼休みは、たちまちに終る。
急ぎたくないが、急ぐ。
急ぎたくないので、やや、急ぐ。

キミドリを薄く残した、白いあじさいの、開きかけた つぼみ。
眼をとめる。
足を止める。
まだ幼い。
でも

薄く桃色に色づき始めたひとつを、見つけた。
もうすぐ、大きく色づく。
六月の印。
*
この後、
風がまた劇しくなってきて、
天はじわじわ蒼く暗くなってきて、

あ、
あれは「台風の目」みたいな時間だったんだなと、気づいた。
台風じゃなくなって、温帯低気圧になったんだっけ。
雨降りの眼。
夕方が近づき、
風は いよいよ強く、
東の雲には、妙に明るい紫が混じっていた。
温帯低気圧だかなんだかに変わったという、台風2号の、
名残りの色。
やや風にあおられながら、
眠たい眼で、帰る。
梅雨の日々は、どうしてか、
どうにも眠い。眠たい。
寝ても寝ても、眠たい。
低気圧のせいかしら。
*
雨に次ぐ雨、しとしと、続きますね。やぁですね。
、、なんて、書くんだろうと思っていたら、

晴れてしまいました。
今日の、お昼休みのこと。
*
にわかに晴れて来たのが、ちょうどお昼休み寸前で
「あ、
これはもしかして、ラストチャンスかも!」と思って、

近くの浅間山(せんげんやま)公園へ。

もう、そろそろ行っとかないと、無くなっちゃうだろうな、と
うすうす焦っていたのです。
っていうのは、何のことか?、というと、

ムサシノキスゲ。この花のこと。
去年、
この里山そのまま残した公園のことを初めて知ったのは、6月。
もうこの珍しい花は、絶えて無かったのでした。
だから、今年こそは、と。秘かに想っていたのでした。
いざ来た この五月、
黄色い その花の色姿を、
車で たちまち往き過ぎる遠目には、認めていたのですが、
忙しさに、振り回されているうちに。

紫陽花も膨らみ出してしまった。
そして、
今日。

ギリギリで、間に合ったようでした。
しかし おおかたは、この勇み足の梅雨のせいか、
すでに花を落としていましたが。

*
ついでに、
ランチのひまも惜しんで、
山をひとまわり。

気持ちのよい、雨上がりの森。

完璧な、森の風景。
森の風景は、どこを切っても、大概、完璧だ。
*
緑に降り注ぐ光。

木立に、下草に。
緑の蔭に。
降り注いでは、緑に染まる光の色。
森の色。

水のたまる泥道に落ちる、
光の影。

影の中に、花。
白いドクダミ。

木立にまぎれて、紅い実。
*
雨あがり。

そこら、ここらに、
小さな水のたまり。

大きな水のたまり。

小さな川になった道。

ちいさな光の粒のたまる、
ちいさな水の流れ。

水の流れの、往く道、来し方。

降り注ぐ光の先。

はじけるような、光のたまり。
*
あ、

実。
あ、

ここにも、そこにも。
雨のせいか、
この道には、
そこらここらに、落ちてる。
なんか、
星みたい。
星座みたいだな。
って、ふと想った。

ランダムにちらばる感じ、
それぞれバラバラに散っているけど、
写真の枠に切り取ると、
ひとつになる。
ひとつの「関係」が生まれる。
ひとつの形をもち、
ひとつの意味をもつように見えるようになる。
つまり、
ひとつの「星座」みたいになる。
それぞれは
いたってバラバラなのに、
ひとつの、何らかの意味を成す星座みたいに。
まあ、
そんなことはさておき、

ちょっとかじってみた。
ちょっとすっぱかったけど、
どうやら、サクランボの味。

*
さて、
と。
森を出る。
すると

森のすそにも ぽつぽつと。

野イチゴ。

誰も眼をつけない、
秘密の野いちご畑、発見。
ヘビイチゴかな。どっちだっけ。
が、
目の前に広がる花に気を取られてか、
確かめそびれた。

ちなみにこれは、コレオプシスだっけ。
キク系。

黄色い花は、光をいっぱいに染み込ませる。
*

サツキ。
いつしか見馴れ過ぎてしまったか、まったく気にも留めなくなって、
カメラを向ける気も起きないほど無礼つかまつっておったが、
まだ、咲いてくれている。
確かにまだ、ぎりぎり、五月である。
*
お昼休みは、たちまちに終る。
急ぎたくないが、急ぐ。
急ぎたくないので、やや、急ぐ。

キミドリを薄く残した、白いあじさいの、開きかけた つぼみ。
眼をとめる。
足を止める。
まだ幼い。
でも

薄く桃色に色づき始めたひとつを、見つけた。
もうすぐ、大きく色づく。
六月の印。
*
この後、
風がまた劇しくなってきて、
天はじわじわ蒼く暗くなってきて、

あ、
あれは「台風の目」みたいな時間だったんだなと、気づいた。
台風じゃなくなって、温帯低気圧になったんだっけ。
雨降りの眼。
夕方が近づき、
風は いよいよ強く、
東の雲には、妙に明るい紫が混じっていた。
温帯低気圧だかなんだかに変わったという、台風2号の、
名残りの色。
やや風にあおられながら、
眠たい眼で、帰る。
梅雨の日々は、どうしてか、
どうにも眠い。眠たい。
寝ても寝ても、眠たい。
低気圧のせいかしら。
*