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歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

ウナカメラリーベラノカメリア

2010年02月17日 | 遊興 -pleasure-
タイミングを逃すと、ずいぶん時間が経ってしまうものです。





中野に、
曜日ごとに店長とメニューが変わるカフェ
というのがあります。

建築的専門用語的に言うと、

「スケルトンはフィックスで、インフィルがデイリーチェンジャブル」
ってことですね。
無理矢理 わかりにくく言ってみましたが。合ってるのかも怪しいですが。

要するに、
“日替わりカフェ”というスタイル。

今、そういう仕組みが、あるんですねー。




で、
その 中野にあるカフェの名は

「ウナカメラリーベラ」。



 ※ホームページはこちら>>http://unacame.exblog.jp/
  (ちなみに、本サイトは、現在更新ができないんだそうです。)


「ウナ・カメラ・リーベラ」って、
イタリア語ですよね。

「camera」ってのは、そのまんま、「カメラ」のことかと思いきや、
どうやら
「部屋」
という意味のようです。

となると、
「自由な部屋」ってことでしょうね。

日替わりで、中身がコロコロ変わる。
確かに、自由な部屋。


住宅街にひっそりとたたずむアパートの、1階の1室にあります。




庭に面した大窓から、

靴を脱いで上がります。



なんか

「保育園っぽい」 って感じました。

段差の低いサッシの大窓を開けて出入りするから?

なんとなく、です。

入ってみたら

やっぱり保育園っぽい というか
ちょっとレトロな小学校のような感じで
あたたかい雰囲気です。



床板のせいかな。




自分が行ったのは、とある 木曜の夜。


最近まで 根津の「COUZT CAFE/藍い月」というカフェで働いていた
お茶マスターの友人:Mが、

木曜に、
そのカフェに入ることになったんです。
ただし、今のところ、不定期だそうです。
(M在店の詳細な日程は、一番最後に。↓)


 (※その「COUZT CAFE/藍い月」に行った時のエピソードはこちらの後半。)

場所を変えて、心機一転、



  こつこつ働くM↑


彼女の担当する木曜のカフェの名は

「カフェ・カメリア(Cafe Camellia)」と申します。


「カメリア」って言ったら、
ツバキのことですよね。

カメリアって聴くと、なぜか
「カメリア・ダイアモンド..。」と呟きたくなってしまいます。私事ですが。
どうでもいいですね。



仕事場の高円寺から、チャリでとても近い。
これは良くぞ、ナイス位置。私事ですが。


仕事終わりでお腹もすいてたので、
「腹持ちが良いやつを」とオーダーしました。
冬は腹持ち命。



おかず三点+サラダとお漬け物付き・茶粥セット。


ヘルシ~。

一見、
「10秒で食べ終わっちゃいそう..。」だなんて、
なめたらあかん。

それぞれのおかずやお漬け物が、大変美味しかった!
キノコのマリネと、ヤマイモのなんとかと、あと、なんだったかしら。
失念ですけれども。
「ああ、美味しい、、」と、噛み締めながら、ゆったり頂きました。


私事ですが、
一部では
「マクロビなんだよね」とか
「お花の蜜を飲んで生きてるんじゃないか」とかいう
“ノグチ・フェアリー説”があるようですが、

んなことない。

むしろ、真逆です。
やせの大食い・雑食系ノグチです。
肉歓迎。


なので

正直

まだまだ いける。



デザート頼もうか、、と、メニューを熟読。




メニューをガン見しつつ、

おなかを空かせた目で Mになんとなく何かを訴えかけてみたら

サービス登場!うれしー!確信犯だけどー!




「ルーローハン(魯肉飯)」。台湾のどんぶり飯。


正規メニュー的には終わってしまっていたのですが、
残っていた ちょこっとの分で、作ってくれました*

これが、
やっぱりすんごく美味かった!

うれしー!





まだ 全然いけたので


デザートも頼みました。




「豆花」という。

豆乳仕立ての杏仁豆腐みたいなやつに、桂花茶のソースが垂らしてあるのです。
しかも柿のあれ(←名前ど忘れ)が載ってます。


「桂花」っていうのは、
キンモクセイのこと。

「桂花陳酒」ってお酒もありますよね。
キンモクセイの香りかどうか、いつもよくわからないんですけど、
甘い香りも、名前も良いし、好きなので。これは喜ばしい。

いいですねー。

15秒で消しました。




中国茶も頂きました。



自分もお茶が好きなので、毎日飲みます。色々飲みます。
紅茶が多いのですが、
とくにしっとり落ち着きたいときは、中国茶を飲みます。

中国茶は、何回も入れられるから、
長時間まったりしたい時に、とても嬉しい。


Mに以前頂いた「文山包種」という、
やわらかーくてまろやかで、品のある、上等の中国茶の葉っぱを、
今も、たまに、ちまちまと、頂いています。


カフェのお茶メニューにもあったので、
どうぞお試しあれ。




ひとしきり食べつつ

本が色々あったので、手にとりつつ。



なんとなく手に取ったのが、なんかとても面白くて、
がっつり読んでしまいました。

セツ・モード・セミナーの
長沢節さんの『新版 デッサン・ド・モード』という本。

副題は、「女と男の新しい形を描く 」。

面白かったです。

ちなみに、
一番最初の 唐突な おばあさんの写真は、
自分が就いた席に置いてあった本です。

この、中国の奥地に居そうな どこかのおばあさんに

にっこり 見守られながら

まったり、過ごしたのでした。



色々フリーペーパーやらチラシやら本が置いてあるのですが



一番気になった、これ。
美しい。
これは、クリアファイルにシール封がされてて中が見られない上に
フリーペーパーなのか売り物なのかも不明で、
持って帰りたいとこだったけど、我慢しました。



窓枠の向こうの、雪国の森の、雪景色の道。

、、いいですなあ。


秋田の素敵なフリオさんのカフェに、
また行きたくなりました。

ごはんが、とても、美味しいの。


自分は コーヒーは飲めないので、

美味しいお茶が(ゆっくり)飲めるカフェ

美味しいごはんが(しっかり)食べられるカフェ ってのが、ほんとに欲しいのです。

しかも、チェーン店じゃないとこ希望。




さて
今後、「カフェ・カメリア」=Mが店にいるのは

2月=18日(←明日!) 

3月=11日、25日

4月=8日、22日

いずれも木曜日。
なんとなく、隔週っぽいです。

ぜひ行ってみてね。ルーローハンが、まじで美味い。


開店時間は 12時~20時30分。
場所は   中野区中野2-12-5 メゾンリラ101 


なんで
「カメリア」って名前にしたんでしょうか。そういえば。
聞きそびれました。M~~。





初釜から宇宙まで

2010年01月18日 | 遊興 -pleasure-
新年明ければ なんでもかんでも 初ものづくし。


日曜日は、「初釜(はつがま)」でした。



初釜とは、
新春を迎えて初めて開くお茶会のこと。

場所は、
靖国神社の奥にある「洗心亭」というお茶室にて。


靖国神社の奥には
案外知られざる、立派な庭園と、お茶室があります。



「神池庭園」という。


明治11年にあらかた完成したものの、池周辺の地盤沈下が著しかったので、
平成11年から13年にかけて、二つの茶室と共に、修復工事がなされたという庭園。

また、
「洗心亭」および「靖泉亭」:
この二つの茶室は、
名匠といわれた数寄屋師・木村清兵衛氏の作を復原したとのこと。


建築学科の卒業設計で ここ靖国神社のことを色々調べたので、
ちょっと詳しめなのです。豆知識です。





色とりどりの艶やかな晴れ着の渦に、
“逆・紅一点”的に、まぎれ込みました。


あでやか。

鮮やかな色や文様が、ひとつに凝縮されて、
巧みに織り込まれていて、

見てて飽きないですね。着物。

この色使い、色の取り合わせの妙とか。勉強になるなーと。





「ブログに載せて良いよ!」ってお達しが出たので、御写真、載せましょう。

お茶メイトのM女史。

お茶の世界に引き込んでくれた素敵な友人。



さすがに顔がばーんと写ってるのは、公にしちゃあ、あれなので。ちょい引き気味で。




思想的な問題で 色々と取沙汰される 靖国ですが。

色んな人がごった返しているようです。賑わっていました。




神社自体の思想等については ここではとやかく申しませんが、

超巨大な三連鳥居や、
奥にこっそりある庭園を 巡回するっていうのも、ひとつの楽しみ方ですよね。

ちなみに、茶室は、普段は全然入れません。
予約を取るにも、1年前から手配しなきゃいけないそうです(しかも抽選制)。







初釜のあとは、

科学と芸術の集い「宇宙とヒトをつなぐもの」ー古代~最新の宇宙図と南島の神歌・古謡ー
という ライブ付き講演会に行きました。



大手町の 日経ホール。
妙に出来立てっぽい、ガラスがきれいな「日経ビル」っていう建物の中。



敬愛する歌手:UA(ウーア)さん目当てで応募して当たったので、
宇宙はともかく、いそいそと。



そしたら、



想像していたより 「宇宙」は、 すごかった。




 *



国立天文台にいる天文学者:小久保英一郎さん(なんか爽やか癒し系で若かった)が

「ミタカ」っていうCGソフトを使って、
地球から 太陽系銀河 ~ 超銀河団 ~ 、、、、っていうふうに
どんどん何光年も
遠くへ
高くへ


宇宙の中を ぎゅいーーーーーーーーーんと 引っ張り上げてくれるという

はるかなる宇宙旅行を体験させてくれたのです。
とってもわかりやすい、端的な解説付きで。


それが、ほんとにすっごくわかりやすくて、

ぎゅいーーーーーんっ!て
脳が引っ張り上げられる感じもして、


とっても、面白かった!


今まで、
知ってるようで
知ったふりをして
実はよく知らないまま 放っておいていた
「宇宙って何だ」
ということや

冥王星が“惑星”から外された理由とか

シリウスってなんなのか とか

ほうき星はどこらへんを飛んでいる、何モノなのか とか
「アンドロメダ銀河」はどういう位置関係にあるのか とか

「銀河」とか
「クエーサー」とか「オールトの雲」とか「光年」とか
詩的な言葉ゆえ、気になってはいるものの、
正確にはよくわかってなかった 専門的な天文用語を

ものの一発、

数分の「ぎゅいーーーーーん!」の行程で学ばせてもらえて、


特に 厚く期待していなかったぶん、
なおさら、
大変面白かったのです!


そもそも「宇宙」っていうことばも、


「宇」は:「天地四方上下」(つまり上下前後左右、三次元空間全体)
「宙」は:「往古来今」(つまり過去・現在・未来、時間全体)を意味し、

「宇宙」のひとことで
時空(時間と空間)の全体を意味するんだそうです。
(漢代の書物・「淮南子(えなんじ)斉俗訓」によると。)


つまり、「宇宙」という語自体、すでに
「四次元」も含んでいるということ。


それのどこが驚きなのか。っていう方もいると思いますが、
自分としてはこれ、ちょっと、目からウロコだったので。豆知識。




 ぎゅいーーーーーん。







後編はライブ。

UAは奄美の島唄を数曲歌いました。相変わらず、上手い。




そして、続いて登壇した「ハーニーズ佐良浜」、
これまた強烈なインパクトでした。

現在も神行事が行われる沖縄・宮古諸島の伊良部島、佐良浜地区で
神事を司るツカサを務めた島の女性たちによるユニット。
伝統的な神歌を広く伝えるために活動を始めたそうですが、

基本的に門外不出な、神歌。

おそろしく貴重です。

何と言っているかわからないことばの不思議な節が
延々と、ひたすら延々と、ぐるぐると、続きます。


不思議な時空間に引きずり込まれました。


歌い終わるや、MCも一切無くさらーーーっと舞台袖にはけて行ってしまいまして、
そのスパッとした終わり方も、強烈に、インパクト。


「これは、すんごく貴重な体験だった。」と
一緒に行った友人と、唸り唸り、「いや~~、」と、感嘆、ため息。


ちなみに、その友人は
私が大学で建築学科に行く前に属していた“宗教学”のときの、同窓。

だから、“宗教学”的に見ると、なおさら貴重だな、これは。と思うところなわけで、
ため息モノで、唸りどころなのでした。


そういえば 書きそびれていたけれど;
つい最近、彼が企画した 若手民謡歌手のライブに誘ってもらったばかり。



(そのエピソードは、また別途。)

そこで出逢ったのは、茨城や秋田の民謡。(なぜか秋田!)


身近なようで身近でなく、
知っているようで 実は知らなかった世界は、そこにも。



新年早々、

なにやら、未知なる世界がじわりじわりと、広がりつつあるような。




というわけで

ものの数時間のあいだに

31億光年

あるいは その先の

超銀河の網の目の その果ての

「すげー宇宙」まで、

バーチャルなりに ひとっ旅、してしまいました。



ぎゅいーーーーーーーんと、ひっぱりあげられて、
おかげでなんだか、
あたまの中のゴミが塵と飛んで行って、
すっかり クリアになったような。


宇宙パワーか。





たとえば、

樹のこずえの 先っぽの
冬芽に 目を凝らしたり



その先の 空ならば
よく見上げたりする。
けれど、


さらに その先の
「宇宙」までは、なかなか。

想いを馳せる事も、忘れています。


先に書いた “宇宙”の語源の通り:
「過去・現在・未来」という時間軸ともなると、なおさらに。

目の前に広がっている
空間の果てしない遠大さを 意識しつつ
時間の果てしない遠大さをも 意識する


案外忘れてしまうのが、
「日常」というもののよう。


また逆に、

「花」という ちいさなモチーフを 見つめるにつけ:

妙に不思議で 妙に巧みな 美しいシステムで出来上がっているその存在に

「ミクロな宇宙」を想うことも、あるけれど。






ミクロの中に広がる マクロ というか


小さなものの もっと奥深くに広がる“空間”までも 読み取ろうと、

意識を深く
なおかつ高く
さらに広く
なおかつ小さく

相反するようなどちらの方向にも ぐーーんと 意識の軸を伸ばしてゆくような
深く深くまで 沈めてゆくような脳的作業は、

普段は、なかなか。そこまで出来ない。

日常では、なかなか。


目に見える 光や影の ざわめきに つい、
気持ちを とらわれて。




見えないところまでは、なかなか見ようとしない

というか

普段 そんなところまで見ていられない し

普段 それどころじゃない

ってのが、

現実

だったり

「日常」。だったり、するんでしょう。


それは、幸か不幸か。




だから、
せめて、たまには。
ふと、憶い出した時に。



目の前に 見えているものよりも もっと遥か、
見えないところにある
もっと先の “宇宙” に、
意識を ぎゅいーーーーんっ!って、飛ばしてみるのも、
いいかも。


脳内で、ひとッ旅。

たまには、「すげー宇宙」まで。


 *


ということで今後、
ノグチがなんだか、ぼーーっとしてる。。と見受けたら

「ちょっくら宇宙に行ってるようだ。」と思ってやって下さい。

もしくは、
「超眠い」とか、「超腹減った」とかのサインかもしれません。





目を飛ばしてみる。

いつもの風景から



ちょっと先の

宇宙まで。














ちいさなお茶会

2010年01月07日 | 遊興 -pleasure-
お正月も あっという間でしたね。。。

6日は「小寒」。すなわち「寒の入り」となり
この日をもって、これからますます寒さが厳しくなるのです。
寒さ苦手な自分のような人には、辛い時季です;


そして、

年賀状 ではなく
“寒中見舞い” を送るべき時季になってしまいました。

、、なってしまいましたが、
未だに「明けまして、、、」と “年賀状”を書いています。遅ればせながら;

「スローライフ」な(←良いように言ってみた)野口造園です。



「あらら、いまごろ、、」っていう頃合に、届くと思われます;しばしお待ちを。。。


* * * * *


さて

去る、お正月の三日。


ささやかな自邸にて、
ささやかな「お茶会」を催してみました。


特別公開! ささやかなる自邸の模様(ほぼ全景・ただし暗め)
           ↓



一応、新年ということで、シャキッ!と 整えてみました。

なにやら こまごまと ごちゃごちゃと
部屋にぎっしりと満ちて にぎやかすぎるモノやら色やらは、もう、
片付けだけではどうしようもないので、
見て見ぬ振りです。




「お茶会」っていっても、

キリッ!と気合いの入ったものでは、全然なく。

実は 簡単なお茶道具(茶筅とか茶杓とか)すら まだ持っていないので、

ごくごく身近な友人をお招きして、
ふつうにお茶をいれて、
ふつうに飲んで、
正座するんでもなく、
へらへら笑って だらだら まったりする。
っていう、

まったくもって 平素の「あそびに来た」的なノリの、
やわらか~い「お茶会」でした。


とはいえ:
新年なので、さすがにちょっとは、特別に。



昨年の5月 京都を旅したのですが、
その際に、
「京都大原三千院」ってところで入手いたしました:

 『金粉入・金色不動茶 (ご祈祷済)』

っていうのがありまして。

これが、なにやら ありがたすぎて
封を開けられずに年を越させてしまった。

このやんごとなきお茶を、この度、
めでたく開封することに。




ほんとに、金粉が、浮いています。


しそのような梅のような はたまた昆布茶のような
ほんのり黄色みがかったような 紅みがかったような透明の
香煎粉末茶 というシロモノです。




前回 チラ見せした通り
「お茶請け」として、



自家製黒豆を供しました。お料理上手の大家さんも納得の、自慢の一品です。

また、
このたび遊びに来てくれた友人に頂いた羊羹も並んで



こんな感じに。

テーマカラーは紫にして、木の色や、黒豆の黒に合うようにしました。

なにげなく高級感がありつつ、ほんわかあたたかい感じを演出してみました、的な。





二番茶は
和風から一転、キャラメルティーを供しまして、

お茶請けには
これまた幸いに、友人から頂いた「深大寺そば煎餅」を。




記念に撮る前に 勢い余って速攻食らいついてしまった の図。



絵バージョンもありました。

深大寺は だるまのお焚き上げで有名なので、だるまの絵なのでしょう。


ちなみに、
背景となっている 紫地に梅の小紋のてぬぐいは、
かまわぬさんの手ぬぐいです。

野口の手ぬぐいコレクションより、
テーマカラーとなる紫で、なおかつ “初春的なもの” をあしらってみました。

手ぬぐいって、高くない割に色々な場面に使い勝手が良くて、ほんとに便利。




あと ちなみに
テーブルに ちらりと置いてあるオブジェは



松ぼっくり。

猫じゃらしが ランダムにブッ刺してありますが、

これは、偶然の産物。

12月にやったsosuの庭で 
猫じゃらしが余ったので、ひとつ袋に詰めていたんですが、
この袋に 松ぼっくりも一緒に突っ込んでおいたところ、

取り出してみたら、
自然と こんなことになっていたんです。


あらら、可愛い。と思って、
そのまんま飾ってみました。

自然のもの(木の色のもの)が 何かあると、
空間がぽっと やわらかく、あたたかくなる感じがしますよね。




また、
箸置きに使ったのは



サンゴです。

だいぶ前ですが、沖縄に旅したときに、海で拾ったもの。


「あ、箸置きが無かった」と思って、
窓辺に飾ってあったヤツを、咄嗟に流用。

意外に 様になる。
 


、、っていうふうに、
こまごましたものが、色々ちょこちょこある部屋なのです。




そんな感じで
ゆるゆる~~っと、お茶タイムは流れてゆき


冬の日は短いもので、


最後のお客さまと コタツで ぼけーっとしてるうちに、

あっという間に 



日も暮れてしまいました。


お茶会も終了。


今後は、お茶道具も揃えて、抹茶を点てて、
キリッとした「お茶会」もやってみたいものです。






今回の 紫のあしらいが気に入ったので、

しばらく そのままにしておくことにしました。




今までも ちらっ ちらっ と写っておりましたが、
「すごく だら~~んってなれる」とご好評(?)頂いております、この部屋。

不思議とくつろげるのは、静かな環境と、
古い日本家屋だからかもしれません。

自分でも くつろげすぎちゃって、
うっかりすると まったりしすぎてしまって、危ない危ない。
いつまでもだらだらしちゃいそう。


そんな部屋にて、
まったり、住んでおります。


調布・深大寺のほうへお越しの際は、ぜひお立寄り下さいな。
心より お待ちしております*
(もちろん いっつも居るわけじゃないけど。)


ささやかなお部屋ですが、よかったら、まったりしてって下さい。


 * *


<業務連絡>

長いので 読んだだけで ふーっとなるし
そもそも内容的にもなにやらコメントしにくい と定評のあるこのブログ。

さりげなくコメントを残せるよう、右のバーにお名前がずらーんと出ないようにしました。
やっぱりリアクションがあるのは、嬉しいものなのです。

よかったら、ひとこと、残してって下さいね。




クリスマスの贈り物展

2009年12月18日 | 遊興 -pleasure-
ご無沙汰です。
なんか、
なーんかね、
色々と、あるわけです。

そんなこんなでクリスマス。
というか、
大晦日!今年の終わりまで、もう間もないんですね。
師走、恐るべし。




前回紹介しました:sosu@表参道の クリスマス用ディスプレイは
クリスマス=25日まで展示してありますが、

同じく:クリスマス=25日までやっている、友達の展示をご紹介します。





「Vos Petits Cadeaux de Noel」




友達とは:

mm(ミリ)

こと

森野美紗子

こと

もりっち です。



mmこと森野美紗子のHPは>>http://www.morinomisako.com/


場所は:神楽坂。

Fuchsia
という セレクトショップです。
職業柄、フクシアと読んでしまったけれど、「フューシャ」と読むのだそうです。

場所は:
神楽坂を登って行く途上にある「上島珈琲」の手前の、細ーい小径(ほんとに細ーい、小径!)を入って、
突き当たる手前の、右手のマンションの、4階。小さな一室です。




もりっち。このブログには 2度目の登場*
初登場は:7月。「ひとやすみ展」のとき


彼女は とっても繊細な色使いの、水彩のイラストを描くのですが、

その色。彩り。
ツボなのです。

淡い、深い、青とか、紅とか。

また、
一枚のフレームに描かれる物語の ファンタジックなやわらかさや 可愛くて楽しい発想が
またとても奥深くて、

とても、

ツボなのです。


前の展示の時、
その可愛らしい色彩の描く世界に、
すっかり、惚れ落ちました。


そして、
もりっち作:ちょうちょモビールのひとつは、わが家に。



このブログにも ちょこっと登場していましたが、

ここ:深大寺に引っ越したばかりの頃から、部屋の中心に浮かんでいます。
ずっと、ゆらゆらと。

癒してくれております。


赤ちゃんが なぜか ガラガラがただゆらゆらと回っているを
なにやら楽しげに見ていたりするのを 見るにつけ

部屋の中に ぶらさがってて ゆらゆらするものが 何かあると、
なんか、いいのかも。と想ったりもして。


* *

今回は、「クリスマスのちいさな贈り物」ということで



サンタが。遊んでます。

色々遊んでるサンタたちが描かれた絵が5枚あるのですが、
かわいらしくて、ぐっとくるのです。




また、今回一緒に展示をしているのが



手編みアクセサリー作家:conomiさん。

conomiさんのHP>>コチラ


こういう↓



イヤリングとか。

“フランスで出逢ったおばあちゃん” に教わった
「かぎ針編み」という手法で、作っているんですって。

初めてお会いしたのですが、
なんででしょう、
編み物やる方って、ふんわ~りした雰囲気の方ばかり。
白い綿雪みたいなふんわり感。不思議な共通点。


ちなみに:conomiさんのHP(↑)を開くと、
conomiさん じゃなく
もりっちが、「どーーん!」と登場して、知り合い的には 超びっくりします。


conomiさんのアクセサリーの台紙のイラストを描いているのが、もりっち。と言うご縁。
絶妙なコラボレーションです。



今回も、色々と素敵な 優しい色に溢れていて、
嬉しいあまりに とろけそうになりましたが


ピクンッ、と、
職人アンテナが反応しました。


見事に植物を使いこなした ハイセンスなディスプレイ。




「これも もりっちが?」と訊くと

違いました。

もりっちっぽくもありますが、
だがしかし。

その道の“プロ”の仕業でした。


その“プロ’の名前を聞いて、びっくり。




知ってたのです。


最近 自分がお世話になり始めた 某美容院の、
素敵な植栽を担当している花屋さんが、まさにそこだったのです。

美容院であまりに気になって、名前をうかがっていたのでした。


atelier cabane(アトリエ・カバンヌ)というところです。

びっくり符合ー!





このセレクトショップで、季節ごとのアレンジを担当しているのだそうな。

うう~ん、凄い。

うう~~~ん。、、勝てない。

と、

うんうん、唸らずにはおれませんでした。




「やられたなー。」と、想いました。

というか、
「とっくにやられてるんだなあ、自分のやりたいことって。しかも、凄いワザで」
と。

正直、

悔しくて仕方なかったのでした。



ううう~~~~ん、

頑張らねば!!



というわけで

自分の仕事への想いも新たにしつつ、

もりっち&conomiさんの展示に、すっかりほんわかさせてもらったのでした。


ちなみに、

大人気のもりっちったら、
もう一つ、展示が開催中なのです!



こちらは吉祥寺、poool(プーーール)というギャラリーにて。

この絵はがきも、もちろん もりっち先生のお作。

なんか、これまたツボです。
たまらなく美しい青。繊細なフォント。よくよく見ると、なんか、ほとばしってる。
飛び交ってる。


コチラも年内。28日まで。





なんか

最近まで やけにあったかくて、「暖冬万歳!」なんて想ってたら、

ある時から途端に 恐ろしく寒くなってしまいまして
あらら、と、びっくりしています。

秋田のほうじゃ、ずーーーっと雪マークみたい。
(今でもついつい気になって、天気予報をチェックしてしまいます;)

まあ、
「冬本番」ということなんでしょうね。
そういえば、12月ですよね。(←今更)
そして、
そういえば、
冬至までまっしぐら、という時季でしたね。今。


そんな、寒さ厳しい日々ですが。
どうにもこうにも、忙しい日々ですが。

どうぞ、
隙を見て、
もりっちのやわらかい色や conomiさんのほんわ~かした空気に、
ほっこりさせられて下さいな。






冬至さえ過ぎれば、

春に向かって、上昇する一方!

もう少し!


風邪の予防に



柿を食べるよ。


ピルクローナと、青いカフェ

2009年10月17日 | 遊興 -pleasure-
前回に引き続き 駆けつけた2つ目は、




根津のちいさなギャラリー:「オカリナB」にて開催中の:

「PILKRONA」展



“ピルクローナ”と読みます。


陶器のボタンなどを作る「PORLANRON (ポーランロン)」と、
このギャラリーを管理している「RIN(リン)」さんの、コラボレーション展。

PILKRONA というのは、二人の名前をうまいこと掛け合わせた造語だそうです。




友人:ポーランロンは、
陶器のボタンや、皮小物など、いろいろ可愛いものを作ります。


名前にたがわず、可愛いものばかり。


ふだん「ポーラン」と呼ばせてもらっていますが、もちろん芸名(作者名)で、
日本人です。壱岐出身。

やはりで出逢いました。


「RIN」さんは、ここで初めて逢いました。

子どもの芸術教育に関わる会社で働きながら、
このギャラリーで、子ども向けのアートワークショップをやったり、
自分の作品を作ったりしているそうです。

とにかく多作。満ちあふれています。






根津駅から歩いて1分もかからないところにある、小さなギャラリー。
見落としてスルーしかねない 小さなギャラリーですが、

なんとも奥深い!




長屋風の、奥行きがずーんと長い長方形のハコなのですが、

ただ普通のハコとは違う、とても楽しげな作りになっているのです。
子どもが ひっくり返ってはしゃぎ回りそうな。

まず開けたらいきなり階段で、面食らったりします。
「えっ、」「あれっ?」っていう。


そういう
 ”楽しい驚き” をくれる建築ってのは、良いですよね。

ここに住みたい。と、思いました。


                    (ポーラン↑)



どんな展示模様かは、

直接行ってみるか(それが一番)、
PILKRONAのホームページをご覧になると 良いかと思います。

コンセプトが、詩的なストーリーになって連ねられていて、
あの雰囲気を表現するには 詩、しかないだろう、という感じ。


とにかくたくさん、ちいさくて可愛いものが
ちりばめられていて、
ちいさくて可愛い気配が、溢れているのです。



小憎い演出。





あの雰囲気や
あそこで むくむくと湧く
「ここにいると、なんか、うれしい。」という感覚を

数枚の写真や、ちいさな文で表すのは、どうも難しい。。。




そして、一番大事なのは

この展示、なんと18日(日曜)までなのです。
すなわち
明日まで!(10/17現在)


夜8時くらいまでやっているはずなので、お時間のある方、
また、
ちょっとどころじゃなくほっこり、ほわ~~んとしたい方は、ぜひ、
大おすすめです。

自分は、一回じゃ足りなくて、二回行きました。

何時間でも居られそう。、、というか、住めそう。 というか、住みたい。


あと、わずか二日です。あんまりお時間ございません。
ギリギリですみません。



終わるなんて、もったいないな。




そしてこの「オカリナB」から、谷中の方へ歩いて 5分くらいのところに

新しい、お洒落なカフェがあります。


「COUZT CAFE  藍い月」

“コーツトカフェ あおいつき” と読みます。

コーツト って なんでしょうかね?そういえば。




これまたで出逢った友人:
“お茶マスター”のマキさんが
この9月にオープンさせたばかりの 新しいカフェです。

私は勝手に「マキエンジェル」と呼んでいます。

やっと、不意打ちでいきなり お邪魔してみました。

しかも やっぱりこれまたで出逢った友人たちと
何の予告もせず 突然おしかけて行ったので
ちょっとびっくり お茶マスター。


でも ちゃんと ちゃちゃっと仕事をする、お茶マスター。


前回訪れたカフェ紅(もみ)
ここで”働いていた友人” というのが、実は このマキエンジェルさんなのでした。





「藍い月」。

デリ・プレート。
きのこのマリネと、かぼちゃのとろとろチーズのせと、紫芋のなんちゃら。
きのこのマリネが絶品。真似したい。

手みやげに、(頂き物のおすそわけ*)


「紅い月」を あげたら


「白い月」になって 還って来ました。

グランドピアノのチョコレートケーキ。サービスで、ありがとう*


ちなみに 林檎は、長野でいただいた「秋映(あきばえ)」。





根津のあたりは、良いですね。

せまい道がちいさく入り組んでいる町。

ちいさなスケールの中に、
ちいさくておしゃれなカフェやギャラリーが ゴロゴロしてて、

民家のちいさな「軒先ガーデン」も、わっさわさとたわわに充実していて、

あれやこれや、ちいさいなりに、盛り沢山。
人の営みパワー、というものを感じます。

奥へ奥へと進むほどに、楽しい発見が次々現れる、
探検しがいがある町。
ミニマムにして、マキシマム。面白い。



自分ち(深大寺)のそばに いきなり根津があったらな~。

って、思います。ぜいたくな話。


自然がいっぱいの 広い のどかなところも良いし
人の営みがいっぱい詰まって 楽しいものがあふれかえってるところも、良い。

どっちもあったら、
とても良い。




というわけで、

「PILKRONA」展(あと二日!日曜まで!)。と

「COUZT CAFE 藍い月」(こちらは大丈夫)。

ぜひに。


樹の根の絵描きと、紅いカフェ

2009年10月16日 | 遊興 -pleasure-
もう 時間がちょっと経ってしまったのだけど

雨上がりの気持ち良い、
10月3日、土曜日のこと。

友人の個展に、2つ、行きました。

1つは とっくに終わってしまったけれど、ご紹介します。
もう1つは ギリギリまだやっているので、また別途、ご紹介します。



1つ目は、
和田英子さんの「瀬音の森~地に棲むもの~」展。



おそるべき根気のたまもの。細密でリアルな点描画です。
活版印刷屋の岡城さんと 協同の展示でした。



場所は、
小伝馬町の古民家カフェ:「カフェ紅」さん。



「紅」と書いて
「もみ」と読みます。
中庭のモミジ(紅葉)に ちなんで。

「カフェ紅」は、
で知り合った友人が勤めていたこともあって
なにげに ちょこちょこ訪れている、お気に入りのカフェです。

容易に真似できないこだわりのごはんや
容易に真似できないデザートが、
絶対に真似できない空間で、味わえるのです。


 (※6月に訪れたときの模様>>「森だくさんの交響楽団」の巻より、前半。
  ・・あの時はそうそう、三種類の花茶や、「めんたいこドリア」を頂きました。美味かった!


この日 登場した「土曜日限定メニュー」は、
ぜいたくな大盤振る舞い・デザートプレート。



これは第一のプレート:
・全粒粉スコーンくるみ入り丸パンのクロック・ムッシュ
 (自家製生キャラメルとクロテッドクリーム添え)


 カリッとしたパンに
 ぷりぷりのハムが乗り
 その上でチーズが
 と ろ け る 。

という現象は、
まさに
“凝縮されたる 多幸感”。

食べるということのぜいたく。
美味しいものを食べるという幸福の象徴。


和田さんと おしゃべりしながら
とろける素敵なぜいたくを 分かち合いました。



お茶は、



オリジナルブレンドのハーブティーを。

どんなブレンドだったかは 忘れちゃった;
たしか、カモミールとかリンデンとか、ローズヒップとか、、、




古民家の 渋~い木の色や
そこかしこの 深い“紅”色や
いちいち素敵な古い建具や 調度品が

あんまりに 居心地が良いせいか、

毎度毎度、
とっぷりと、長居してしまいます。




この日、
和田さんの展示も 最終日。
よりにもよって閉店寸前、最後の最後のお客でした。

それをいいことに、
和田さんを独占し
ギリギリアウトの時間まで、夢中になって
食べたり、おしゃべり。


熊野古道(の近くの)ご出身の、和田さん。
そういえば多分、初めて、こんなにしゃべったのではないかな。


美味しくて、楽しくて、


危うく、
展示された絵を すっかり見逃すところでした。





本題の絵のことを忘れさせるほど
夢中にさせた 張本人:
「デザートプレート」の、セカンド。

・スイートポテト
・ショウガのプリン
・マーブルシフォン

折しも この日は「仲秋の名月」。
それに見立てて、満月を模した:
アーモンド的コーンフレークの味のする パリッとしてるようでしっとりしてるもの
(要するに、名前がわからないもの)が、
刺さっていました。

ショウガのプリンが、最高にショウガでした。

パティシエが頑張って作っている特別限定メニュー。
もう二度と食べられないのかしらん。


限定メニューが気になる方は、ぜひ、カフェ紅のホームページ↓の「news」を 
こまごまチェックしてみてね。


カフェ紅(モミ):http://www.momicafe.com/


中庭の紅葉(もみじ)も、そろそろ紅葉(こうよう)を始める頃でしょうか、、、

あらそういえば、紅(もみ)の紅葉(こうよう)した紅葉(もみじ)はまだ
見たことなかったです。

また、お邪魔します。


 *


翌 日曜日、

新宿御苑を訪れたのですが。

(前回のシャボン玉の話は、その時のでした)


これ↓を見るなり



「あ、和田さんだ。」


すっかり刷り込まれていたのでした。




ひさしぶりの森

2009年09月29日 | 遊興 -pleasure-
日曜日、ひさしぶりに「森のテラス」へ 行きました。



東京・仙川にある、森の中の一軒家。

「国分寺崖線」という、立川~世田谷まで続く段丘の、
雑木林の中にあります。


造園家:山田茂雄の自宅 兼 事務所であり、また
「森の四季を楽しんでほしい。」と
“オープンガーデン”として 広く開放しています。



通称:”森テラ”。

静かでありながら、にぎやかでもある。
言葉にしがたい不思議な心地好さに、どっぷりマッタリしてしまいながら
心は なんだかわくわくしてくる、素敵な場所です。


前の職場です。
と同時に、少し前まで 暮らしていた場所でもあります。
秋田の「森のテラス」と、こちら:仙川の「森のテラス」とを、
二年間、行ったり来たりしていました。

改めて
“お客さん”として来るのは、もしかしたら、初めて。

* * *

この日曜日は、
”森テラ”にて、友人の歌唄い:ナミコユタさんの主催する
サウタ カフェ」 というイベントがあったのでした。


ナミコユタさんとは、
この森で知り合ってから、ちょこちょこライブに足を運んでいるうちに
「娘の成長をハラハラ見守る親心」みたいなものも芽生え(笑

いつしか 大ファンになりまして。
また、この夏、一緒に秋田に行く、などなど、仲良くさせてもらってます。
(秋田旅行の模様は:ここらへん>>「旅録」


そんな、ナミコさん(←と勝手に呼んでいる)、

めでたく妊娠9ヶ月。臨月。ということで
今回のイベントが、出産前にしてラストになる、節目のライブ。

ならば、
行かねば。と。


前の職場なので、いろいろと、正直複雑な思いも、あったり、なかったり、しましたが
ここは、行かねば。と。

で、

実際 来てみたら

良かった。

やっぱり とても好きな場所なので
じわじわと
嬉しさが、笑顔になって こみ上げて来ました。

あと、
ちょっと“キュン”とする感じと。





久しぶりの森は



どんぐりでいっぱい。

緑がまだ青いので つい油断しますが
上の方では ちゃんと秋が進んでいるようで

ときどき

「カツーン!」と、
落っこちて来ます。
ちょっとデンジャラス。




森は
なんか変わったような 
なにも変わらないような。



ああ、
置いてあるもの、飾ってあるものが、
ちょこちょこ変わっているんですね。
季節に合わせて、あしらっているから。


森 それ自体は

 


季節の移ろいによって たえず変化していくものだし

と同時に、

いつも変わらずに、そこにあるもの。


変わったな というように見えるも
変わらないな というように見えるのも

たぶん
自分の心次第なのでしょう。



変わったようでもあり

変わらないようでもある。





「サウタ」とは
お茶+歌のこと。
美味しいお茶(とお茶菓子)と、音楽を一緒に楽しんで下さい。という
イベントが、「サウタ・カフェ」。

また、裏のテラスでは



手作り作品の“市”も開かれ
今回も 可愛いものが豊かにあふれて、
幼い子どもたちの歓声も相まって、



にぎやかに。




こだわりのお茶(とお菓子)は、このイベントの醍醐味のひとつ。

今回は↓

えーと

「栗のブラマンジェ と ラム漬けレーズンとポピーシードのクリームチーズパウンド」
(お品書き参照)

お茶は
「生姜焙じ玄米茶」をセレクト。


たいへん可愛らしい~。

飢えたノグチは 瞬殺。


とくにパウンドケーキが、美味しかった。あと10倍はたべられる。



ライブは3組。

トップバッターは、テラスの、森の木の下で。



やはりサウタカフェつながりで お馴染みになった:壱零base(イチゼロベース)こと
天野十兵衛さん。(←本名。)

[ハンマード・ダルシマー」という、
ピアノの原型 というか
グランドピアノのふたの中にあるあの、弦がずらーって張ってあるアレ、みたいな
お琴みたいな、
珍しい楽器を演奏します。

チェンバロみたいな音が どことなくオリエンタルに
宙に響きます。



抜群に 森に合う。
響き合う。


BGMには、

森をゆらす風の音と

きまぐれな 鳥の鳴き声と

どんぐりの「カツーン!」。

静かなようで、にぎやかな、森の音たち。



森の中に包まれて聴く音は

不思議と、
まあるく やわらかく、響きます。




二番手は
ナミコさん。ナミコユタ・トリオ。



曇り空の
白い 平らな光が 薄く淡く射し込み

あたたかい照明と あたたかい陰影に包まれる、
あたたかい木の色の、リビングで。


歌うは ナミコさん


(with :赤子 in her 腹)


アコースティックギターのかいくんと
バイオリンのふくちゃん


絶妙のトリオ。そもそもトリオ:3 っていう数字って、
ミラクルの起る、絶妙のバランスだと思います。


ナミコユタの音楽は、

淡々と静かに始まり
きっと どちらかというと寡黙な雰囲気なのですが

淡々、と思いきや

ある瞬間に ふっ と勢いを増す三重奏は、




安らかにして 切迫した緊張感があり、
やさしげな“静”のなかに、劇しい“動”がある。

胸をくあーっと 熱くさせるもの、そしてなんだか、
ぞわーっと鳥肌が立つものが、あります。

それは すごい集中力で

こちらも 固唾を呑んで 拳を握り締め

息も忘れて
ぐっと魅入ってしまうものがあります。




ナミコさん。


良かった。

いつも、その時は「打たれて」いるので、
頭が回らず、
本人やアンケート用紙を前にして 大した感想が出て来ないのですが


いつも、前よりも良くなってる。
今回も、良かった。


これでしばらく見納めとは、寂しい限り。
またのライブ活動再開と、音源化、熱望。

まずは、安産を祈願 (-人-)'''''''''''念


三組目は、お初

aya colletteさん。

「(自分の)子どもが寝てるスキに、」と

ダラララランッ♪



相当な手練と見受けられる 華麗なるピアノのゴージャスな弾きっぷり。
まずそれに、感嘆。あんなに豪華に弾きこなされて、あのピアノも嬉しかろうなあ、と。

そして
「矢野顕子さん」を彷彿とさせる、
こちらを向いて にこにこと、しゃべるように唄うような感じが
ほのぼのとして、また可愛らしく
シャンソンっぽさもあり、
ほんわか。

とっても まったりしました。





ちょんまげ・おさなガールが
半階上の小窓からのぞいてて、
劇しく可愛かった*




長いような 短いような

森のひととき。



サウタのみなさん、
ありがとう。おつかれさまでした。

おかげで、なつかしい森にも来れました。



ありがとうです。




ナミコさん、

がんばって、良い赤子を産んで下さい。





ナミコさんの音が聞けるMySpaceのページ>>MySpace:ナミコユタ





キキのキちゃん

2009年09月27日 | 遊興 -pleasure-
土曜日に行った
友達の展示の お知らせです。

もうすぐ終わっちゃうから、お知らせだけ、取り急ぎ!
レポートは後日.





代々木八幡・富ヶ谷にある、天然酵母パン屋さん:「ルヴァン」。
グラム量り売りで買える、美味しい天然酵母パンのお店。

その右隣に併設されているカフェ:「ル・シァレ」にて

アトリエ・キキ」の片割れ、樹(みき)ちゃんが、
今、作品の展示をやっています。

以下、樹さんのメールより転載**

*********************

2009.9.19‐29 まで
富ヶ谷のルヴァン、カフェ 「ルシャレ」で個展が始まりました〓

今回はアトリエキキではなく、私の好きな作家さん2人と出展しています。

〓一人は「rainbows works」のサンキャッチャー
太陽の光を受けてお部屋にレインボーのキラキラが広がります〓

〓もう一人は「sun sun」ヘンプをつかった可愛い刺繍ヘアゴムなどを作っている作家さん。
グラスルーツに卸しているいつもの作品とは違った 全て一点もの達です。

〓そして私は‥いろいろ作っちゃいました〓

革こもの:〓お花コサージュ&ヘアゴム、ブックカバー、カード入れ、カバン〓、ポーチ、
リネンストール(染めました〓)、アクセサリー、お勧め本〓など。

自分が身につけたいもの、使いたいもの、お勧めしたいものを揃えました〓

お近くに来た際には、是非寄ってみて下さいませ〓

場所:小田急線 代々木八幡駅
改札出て右へ高架下をくぐり抜けたら左へ道なりに。小さい商店街を歩きます。右手のコンビニを過ぎると大通り(井の頭通り)に突き当たります。近くの横断歩道を渡ったパン屋さんの隣のカフェです〓

※連休中は閉店時間不規則なのでご来店の際は下記の詳細をチェックしてみて下さい。毎日10時OPENです

20日(日)~22日(火)→7:00まで
23(水)→6:00
25日(金)、26日(土)→7:30
27日(日)→6:00
28日(月)、29日(火)→7:30

期間中のお休みは24日(木)のみです〓 お待ちしてま~す〓



***************************

ちなみに 〓 ←は、いろんな絵文字だった部分です。



これ☝が
繊細な技術をもってして皮で創られた、花のコサージュ。


そしてこれ↓が

レインボウ・キャッチャー。

きらきらしています。
中に水を入れて、ハンギング植物ポットにもできるシロモノ!

セレブだったら買い占めていたところでした。



お互いの名前に偶然にも「木」と「樹」が入っていることから
「キキ」というコンビ名になった、アトリエ・キキのふたり。

現在、それぞれソロ活動中。


3年のコンビ活動をまとめた 可愛いポートフォリオ・ブック(超限定品・レアモノ!)も
手に入れることができます。



どのページにも、かわいいセンスが みちあふれています。

というかね、

作品が、ほんとに素敵*


ノグチも色々と、愛用しております。

パン屋さんやカフェ自体も とても素敵なので、
ルヴァンのパンや、コーヒー、ハーブティーなどを 召し上がりながら

のんびりと、どうぞ*


29日(火曜)までです!




キキのキの方が、 お待ちして居ります。


*


祭りのあと

2009年08月31日 | 遊興 -pleasure-
日曜日、

高円寺で「阿波踊り」を見て来ました。





阿波踊りの現物を見たのは 初めて。




ちょうど、踊りのスタートする地点に陣取れたので、



スタンバイ状態も見ることができました。


よーい。



ドン!








色んな “連” が、それぞれちがう舞いや音頭で 流れて行きます。




一瞬ぱっと華やがせたと思ったら
たちまち 過ぎ去って行く。



お囃子、
喚声、



激しく打ち鳴らされる 鉦(かね)の
クラクラしそうな高音と、

ズン ズンと からだの芯に重く響いて来る 太鼓の震えに、


うっすら 惚(ほう)けて来ます。

お祭り特有の、熱と空気に。


接近中の台風が招いた 雨に
ずぶぬれになりながら

やけッぱちなロック風に 三味線をかき鳴らす人も。




絶対に、

沿道で見ているより 踊ったり奏でたり
やっている方が、百倍楽しい。




色が 溢れていました。
華々しい “ハレ”の色。

カラフルな「お祭り」の色が、
現れては行き過ぎて、
また現れては




余韻も へったくれも吹っ飛ばす 激しい音と勢いで

ぐんぐん 流れ去って行く。



くるくると
目の前を めくるめく 流れてゆく。 


色とりどりの 熱いかたまりが
飛び跳ねながら さらさらと 流れてゆく。


照明に照らされて 白く細かく立つ、雨の中。






























踊りが終わると


祭も終わり


風も無くなって

雨も終わると





モノトーンの 静けさだけ残して





夏も 終わりました。



明鏡止水

2009年08月25日 | 遊興 -pleasure-
明鏡止水(めいきょうしすい)。好きな言葉です。

曇りのない鏡と静かな水。そのように、なんのわだかまりもなく、澄みきって静かな心の状態 の意。


* * *

土曜日。茶道のお稽古でした。



お客役をやっているときでした。

何かのタイミングで、先生の声も 生徒の声も ふっと途絶えて
しーんと、静まり返った瞬間。

お湯の立つ 小さな「くつくつ...」という音以外には
しー   ん と静まり返った 静かな部屋の中。


それまで曇っていたところに 突然 憶い出したかのように

昼下がりの 陽が射して来て


障子の上に、外の庭の木の 影が すうっと浮かび上がり

さわさわ。。と 揺れたのでした。


すると

茶室の、実際はまったく「無音」なわけではない、けれど 確かに在る

或る「静けさ」が

さらに深まった気がして


自分の心も 同時に
ぴた っと静まり返り

すん. と、 心の背筋が まっすぐのびた気が、したのでした。


茶室という空間の 空気の静けさに 自分も融け入って同化したような感覚。

わずかな一瞬だけれど
それがとても、心地好かった瞬間。


そして
その瞬間より以前においては、まだ「つもり」だったことを 知ったのでした。


つまり
茶室の雰囲気に とりあえずひたって、自分の心もすんなり同調した「つもり」になり、
あたかも
自分の心も 清らかに・静やかに・しゃんと真っ直ぐしたものに切り替わっていた
と 思って居たけれど、

実際は、その時点では まだ「つもり」で、

本当の意味で 静かな厳かな気持ちに ストンと 落ち着いては居なかった。
と、
思い知ったのでした。







床の花:

 シュウカイドウ(秋海棠)
  Begonia evansiana  宿根草
  シュウカイドウ科シュウカイドウ(ベゴニア)属
  英名:hardy begonia
  別名:ヨウラクソウ(瓔珞草)


 タムラソウ
  Serratula coronata subsp. insularis
  キク科タムラソウ属  多年草
   ※オオアザミ」(大薊/マリアアザミ:Silybum marianum, キク科オオアザミ属)かと思った。
   そしたら、似て非なる。トゲが無いのが、見分けるポイントだそう。
   また、
   「アキノタムラソウ」(秋の田村草:Salvia japonica, シソ科アキギリ属)ともまた、ちがうものでした。


ヤバネススキ(矢羽根薄)
  Miscanthus sinensis 'Zebrinus'
  イネ科ススキ属
  別名:タカノハススキ(鷹ノ羽薄)/英名:Zebra grass
  葉に矢羽根のような斑が入ってるから。





玄関には、ユリとキク。白い花。

その日の主菓子(おもがし)は、山のユリを抽象的に見立てた
「嶺の百合(みねのゆり)」という、
白くて丸いところに緑の笹状の葉っぱを模したラインが入った、お菓子でした。





すん. と落ち着いたこの心持ちは 俗世間、、というか、外の雑踏に出れば
あえなくたちまち消えてしまう、
あっけない 儚いものなのだけど、

ちょっとでも長く保っておきたいと
努めて静かに
なるべく大事大事に 内に抱えるようにして


されど 帰るべき場所は、やはり俗世間。俗世間の、街の、渦の中。


街へ帰るのです。




新宿の街で、

紫の夕焼けを見ました。



ムラサキの空。好きな空です。


茶道再会 -Bon Vivant-

2009年07月19日 | 遊興 -pleasure-

茶道を再開しました。




裏千家です。

2年前まで、それも ほんのちょろっと ですが、
お稽古していました。



東京に戻って来たので、
同じ先生のところで またやり直させて頂くことにしました。





お茶のお稽古をすると、
ほんとに、気持ちがスンッと、澄み還ります。

リセット。リフレッシュ。
心地好い感覚です。



お道具 お軸

お花(これがやっぱりすごく気になる)

作法ひとつひとつ

そして

お菓子!

お菓子が、美味しい!

今日頂いた主菓子は、写真はないけど、「朝顔市」という名の あんこのお菓子でした。




どれをとっても、

日本の良き文化の凝縮体が さりげなく。


(キラキラ星の棗=なつめ。お抹茶を入れておく容器。たぶんこれは利休型中棗と思われる。)


今日は 久々のご挨拶がてら、お客だけを。
ということだったのですが、

ひと点前だけ、させて頂きました。


(波千鳥のお茶碗。今年は「千鳥」に、よく出逢います。多分ラッキーアイテムだと、勝手に信じています。)



お点前のやり方なんて、
やっぱり ほっとんど 忘却の彼方。

あれやこれやと、 あたふた。

たまーに、覚えてる断片を、しれっと。


心地好かったです。




床の間に生けてあった茶花は、

白:藪茗荷(ヤブミョウガ)

黄:金糸梅(キンシバイ)

黄:金水引(キンミズヒキ)

紫:?(忘れたちゃった;)

緑:縞葦/草葦(シマアシ/クサヨシ)




最近新しく作り直したばかりの、新しい畳の香りのする お茶室と、

新しい 露地庭。



庭、萠え。




帰り道。


すぐそばの パン屋さんに立ち寄りました。




ガソリンスタンドを「リノベーション(建築のかたちや構造は残して、用途を改造)」した、
パン屋さんです。





木の壁画が素敵。




大人気の店内。




ジブリの映画に出て来そうな、大きなパン。発見。
名前は失念。

「パーティーとかに良さそうだね」と、友達の仰る通り。
パーティーなんかに、テーブルに転がっていて欲しい。

それを、そのテーブル上で切り分けて、
チーズのたっぷり入ったシチューとかをとろりと垂らして、一緒に食べたら、、、

あーーー!美味そう**
好けない!素敵な妄想しちゃった!




オレンジピールとレモンとくるみと、あと確か何かが入っているという、酵母パンを買いました。


口に含むや
ポワーッとひろがる、オレンジの皮の
キュンとなる、あの感じ、、!

美味しい、、、!
もう、
毎回、帰りに通おうと決めました。

ちなみに
「Bon Vivant」(ボン・ヴィボン)新百合ケ丘店
というブーランジェリーです。
新百合ケ丘の、王禅寺公園のそばにあります。

フランス語で、直訳すると「good Liver」なんだけど、
「美食家」って意味だそうです。

美食家=善く生きる人

って、すばらしい哲学!




帰りのバスの中、一番後ろの席で、
早速 平らげました。





前の席には 居眠りする 1歳くらい?のベイビー。

その寝息に 耳をすまし。



むちむちした足なんかを、ちらちら見たり。




その後、お茶メイツと
大賑わいの新宿に繰り出し、



お茶の道具屋さんを拝観したり、
白玉あんみつとかを食べたり。
沖縄料理を食べたり。

それぞれの用事に行く友達と別れて、
紀伊国屋で、立ち読みしたり。
バルト9で、見たくてしょうがなかった映画を見たり。


真夏の一歩手前。

緑のあふれる街と、
娯楽とエネルギーのあふれる街。

スローペースなバスの中の 小さくゆらゆら揺れる 昼下がり。

お茶の稽古からの シュッとした心地のままの 帰り道。

美味しいパン。

むちむちした赤ちゃん。


お茶ともだちと、甘味処。

沖縄料理。


本屋さん。

映画鑑賞。




ああ、



「 平和だ。 」


胸の奥底からじんわりと

どうしても そう思えて仕方ない、 そんな一日。



どうしても そう思えて仕方が無い そんな「土曜日ホリデイ」を、
綿々と重ねて、生きていけたら。。


  すごく、贅沢で、

  すごく、平和だ。


  すごく、Bon Vivant だ。




もりっちのひとやすみ展

2009年07月01日 | 遊興 -pleasure-
この前の雨の日。

友人:もりっちの展覧会に行って来ました。


もりっちは、ちっちゃな 若きアーティスト。

どんな作品かというと




例えばこれは、
木の板に、アクリル樹脂でかためた花びらを貼り付けた モビール。
花びらは、彩色してないんですって。自然のままの花びらの色、そのもの。


ほかには、

「こんなカフェのメニューがあったら」という空想を描いた、
空想カフェメニューの、水彩画。

淡い色合いに、可愛い空想の世界。


 ~~これ、、写真が無いので、イメージして下さい;~~


童話っぽく、ファンタジックなんだけど、

ただ ほわ~んとしてるばかりのファンタジーじゃなくて、
かといって 毒が潜在してるというのでもなくて、

確かなポイントだけを ぱしっと、貫いている感じ。
迷いが無い感じ。

とてもやさしくて、まっすぐで、心地好い。

そして色の取り合わせや造作は、
きちんと、シンプルにまとまっている。

なんだか、
粋(いき)なのです。ほんわかしていて、スッキリしているのです。


そして
とにかく可愛い*

ああ、そうだ
もりっちのホームページを見たら、一目瞭然です。
 →http://morinomisako.com/






チョウチョのかたちに切った木片で出来た、
ハンギングモビール。

ささやかな風に ふっと ゆらゆら。

後ろの影の儚さが、また、美しくってたまらない。


こんなのがお部屋に揺れてたら、微笑みが止まらないね。




なぜか
タイの女の子のような風体の、もりっち。



改めまして
アーティストとしてのもりっちの、ファンになりました。


* * * * *

叶姉妹ばりのセレブだったら、空間ごと買い占めてしまいたかった。

そんな素敵な


たつみなつこと森野美紗子の「ひとやすみ展」

たつみなつこさんとの、二人展。

なつこさんの絵も、面白いです。そして、お人柄も素敵でした。



この展覧会は、

7月6日(月曜)まで。吉祥寺の
PORTFOLIOというギャラリーにて、開催中です。


このギャラリーがまた、
とッても可愛らしい!常設してあるアクセサリーとかも、大変素敵です。
ほんと、いちいち「買い占めたい、、」と、ため息。


展覧会の様子は、このギャラリーのブログを見た方が、
とてもよくわかります。↓ 写真も綺麗で。

 PORTFOLIOのブログ>>http://PORTblog.exblog.jp/
 (上のHPからも もちろん、辿れます。)


夜の8時まで(土日は9時まで)やっているので、ご都合の合う方は、ぜひ!
梅雨の眠たい重たい日日に、ひとやすみしに行ってみては、いかがでしょうか?

って

「宣伝して」なんて ひとっつも言われてませんが、
やたらめったら宣伝しちゃいました。ファンとして。


森だくさんの交響楽団

2009年06月14日 | 遊興 -pleasure-
土曜日。

「森」を通じて知り合った素敵な人たちと たくさん再会しました。
(おかげで、もりもり盛り沢山のブログです;)




お昼には、小伝馬町の古民家カフェ、カフェ紅(もみ)さんへ。
「紅」は、”べに” じゃなくて、”もみ” 。



紅葉(もみじ)の ”もみ” 。
中庭に、モミジの木が一本立っているのです。




つい先日まで このカフェで働いていた ”お茶マスター”マキさんも、
森を通じて知り合いました。

一緒にお昼を楽しんだリサとはるさんの二人も、秋田の森に遊びに来てくれた友達。




マキさんのおすすめにしたがい、「めんたいこドリア」ランチセットを頂きました。



「とろける」というその現象だけで、人をすこぶる幸福いっぱいにする、チーズ。
そして明太子に、シソが効いてて、すんごい美味しかったです。
セットの付け合わせの「生ゆば」が、こりゃまた、もう、、。ものが言えない。


3人で、千日紅(センニチコウ)のお茶と、ハマナスの紅茶と、菊花烏龍茶を頂きました。
お花の漂っているお茶は、目にも楽しい。



ハマナスは、バラ科の花。だからか、ローズヒップのような、甘酸っぱい味でした。

菊花烏龍茶は、カモミールのような味で、スッキリと気持ちの落ち着く味でした。
自分は一番これが、「ハッ!」としました。



千日紅のお茶は、自分が選んだのですが、菊花烏龍茶の圧倒的なインパクトによって
味を忘れてしまいました。。。




細部の古い建具は、いちいちときめいてしまって、
キョロキョロと這い回りたくなります。

センスの冴えたランプシェード(紙行灯)やコースターは、
ここで働いている切り絵作家:うヴェやさんの作品。

穏やかな暮しをしている親しいオトナの友人の素敵な別荘に休暇に遊びに来た かのような、
ゆるゆると とろけるような、居心地の良さ。要するに、「東京とは思えない」系。


カフェ紅さん。素敵です。


休日は閑散とするオフィス街のただ中
しかも路地裏に こっそり隠れたようにあるのに、
12時開店するなり、瞬間満員!

きめ細やかに、丹精に、手間がかけられて出来ている 素敵な場所。
そういうところにはやはり、自然と人が集まってくるものなのでしょう。



今回はソファ席に座ったので、今度は、中庭のモミジを眺めながら、涼しい窓辺で、
のんびりしてみたいです。






リサとはるさんと連れ立って、
「小石川植物園」に行きました。



これまた “東京とは思えない”、「山」みたいな「森」みたいな場所。




植物の品種も とても充実していて、広さもたぶんちょうど良いサイズ。
一番大好きな植物園です。自分は結構、通っています。




ここも、「場の力」なのか、なにげに人が けっこう入っていました。
庭園としては、近くの「後楽園」とかに比べたらまだまだ穴場だと思うのですが、
知る人は知っている。
なにしろ、樹種が豊富。



だから、だいたいいつ来ても「見るもの」がある。



香るものがある。








チケットは、お向かいのタバコ屋さんで買うことになっているあたりが
謎のシステムです。




附属の博物館にもはいりました。元医学校の校舎をリノベーション(改装)した洋館風の建築です。
無料でした。

こちらは、外とは逆に、展示物にキャプション(説明書き)が全く付いてないと云う、
謎のストイックさ。

おそらく「マニア的には垂涎モノ」的な、すごい発明品とかだったりするのであろう的なものが、



無言で鎮座しています。




昼下がり。

みんな まったりしていました。

我々もまた まったりしました。






吉祥寺での夕方の待ち合わせ時間に ゆとりがあったので、
一個先の三鷹に降り立ち、
ジブリ美術館」まで歩いてみることにしました。

リアルタイムで、ちょうど適切なお年頃で ジブリを追っかけて来た世代としては、
どんな海外の異国よりも、絶対に行っておかねばならない 聖地!!
なのに、
チケットの買い方が普通とちょっと違うから、
「お噂ばかりはかねがね、でもまだ入れていない。」という、
いわくありの素敵美術館。

リサもはるさんも、もちろんngchも、未だ「外の民」です。


中には入れないけど、


トトロには会えます。

建物のすぐ外側は開放されてて、立ち入ることが出来ました。
植物が色々、びっしり包んでいます。楽しげです。


外から眺めるばかり。
屋上庭園に佇んでいるラピュタのロボット兵の頭、、そこへの螺旋階段を登ってゆく「勝ち組」の人々。。




ただ、ながめるばかり。

いつものように、また悔しい想いをひきずりながら、
「今度こそ、勝ち組に。」と強く誓い、




すごすごと立ち去るのでした。。

願わくば、今年中に!




吉祥寺へ。

曼荼羅というライブハウスに向かいます。

やはり「森」でつながった 壱零baseさんの主催する
ライブイベントに、行きました。

そして
そこにわらわらと集まった、森つながりの素敵な人々。


そもそも 森つながりの友人:キキとの
「今度どこかで、お食事でもしたいね。」という小さな話が、
この日の、奇遇なライブでの ”同窓会” になったのでした。


きゃんどるひゅう」さんという方の作った手作りキャンドルの灯に
煌煌と包まれる、地下のライブ小屋。



キャンドル、大好きです。キャンドルは、心の静けさを深めます。瞑想的なのです。

ああ、お金があったら買い占めちゃうのに。





ヴィデオテープと音楽をミックスしてDJするVIDEOTAPE MUSICというアーティストさんから始まり、

「ハンマーダルシマー」という、珍しい楽器を奏でる、壱零baseさん。
ピアノの前身、だったかな。ふしぎな楽器です。
国籍の無い民族性というか、自由な風のような、水のような、そんな感じに響きます。





曼荼羅特製、本気手作り「曼荼羅カレー」(800円)をもぐもぐ食べながら。

甘みがあるので、「何のフルーツを使ってるんですか?」って訊いたら
「使ってません」ですって。
玉ねぎを、丹念に丹念に、甘くなるまで炒め詰めたんですって。


ライブの締めは、「ううじん」さん。

ギター弾き語り。とてもシンプル。




なんていうのかな。

とにかくとてつもなく穏やかで あたたかで やわらかくて、さらりとしてて、丁寧で、

しなやかで、ゆるくもしっかりもしていて、

「自然」なのです。で、ずっと微笑んでいるの。


するするっと勝手に癒されて、無意識のうちにゆるい微笑みがあふれてしまうような。



ううじんさんって、
前々から ことあるごとに「良い!」って、周りから(しかもあっちこっちから)
お噂はかねがねの方で、とても気になっていました。それが、
森のつながりから さらに伸びてつながって
このタイミングでついに生で歌が聴ける!となったのも、なんかご縁を感じます。

歌声、音色、表情、灯火、空間、時間、
すべてが、ぴったりとはまっていて
しっとりと、心に沁み入りました。


ううじんさん、言われてた通りに、とても良いです!おすすめです。
(HPの音のへやで少しだけ歌が聴けます。)


これ全部歌ってくれたなあ。
あと、大好きな原田郁子さん(from クラムボン)の、これまた大好きなアルバム『ケモノと魔法』に入ってる
「もうすぐ夜があける」って曲を、やってくれたのが、びっくりな、でもああ納得という、嬉しい鳥肌の立つ瞬間でした。





ううじんさんが、

「みんな 音を奏でている」
って言っていました。

ヒトはそれぞれ、産まれたときから、あるいはそれよりも前から、決まった音を
からだの中に響かせていて、
こういうライブの場では、みんなの音がいっぱいに集まって、
響き合って、
「うわあああ!!」って、すごいことになる って、

っていう
わかりにくい ヘンテコスピリチュアルな話みたいに無理矢理まとめちゃったけれど

ヒトが集まると、
その場に、ものすごいシンフォニーが産まれる、ってことでしょう。

グッドヴァイヴと言われたり。グルーヴと言われたり。ケミストリーと言ってみたり。

それぞれの発する音が うまくハーモニーになると、とても美しくふくらむし、
逆に「不協和音」となってしまうこともあるし。



ひとりひとりが「音」である。 と例えるのは、
そうだなあ。と
ううじんさんに言われると、すんなり腑に落ちるのでした。


ひとの集まりは、音楽会。

一期一会の、その瞬間だけに誕生する交響楽団の、演奏会。




そして、ライブが終わるや。
タガが外れたように わーっと集まって わーっとしゃべり出す、森の私たち。
店が締めようとしている流れの中も、止めどなくずるずると、楽しく居座ってしまったのでした。


もりもり、
森森、盛り沢山なホリデイでした。



ただ、
森でつながった人は、もっともっと沢山居て、
ほんとはもっと、できるなら、いっぺんにたくさん 会いたい。

だけど、
ちょっとずつしかできない。

ちょっとずつで、
こんな「同窓会」みたいな集いを重ねていけたらいいなと思います。

そうして、
こんな集まりは、また新しいつながりを きっと産むから、
もはや ”ただ懐かしみ合う”というだけの「同窓会」というものではなくなって、
とにかく
楽しい、新しい、一期一会の連なりの、集まり、、(何と言えばいいのだろう。)


この愛おしい“楽団”の グルーヴを
どんどんふくらませて
そして大事に、あたためて行きたいと 想うのです。


みんな
それぞれに どんどん変わってゆくけれど
それぞれに ぐんぐんのびて もりもりふくらんで

いつか(出来れば、ちょくちょく)会える時には
また
いつもと変わらないトーンで、笑い合えますよう。


何かの縁でつながれて産まれた この可笑しな楽団の、この音楽は、とても心地好いから、


どうか
この音楽をまた 奏でられますように。







今回出て来た森森もり沢山のリンクたちを どどっとまとめ>

カフェ紅(もみ):http://www.momicafe.com/
うヴェや:http://www.uveya.jp/

小石川植物園:http://www.bg.s.u-tokyo.ac.jp/
ジブリ美術館:http://www.ghibli-museum.jp/

吉祥寺 曼荼羅:http://www.mandala.gr.jp/man1.html

壱零base:http://ju-be-s.hippy.jp/
きゃんどるひゅう:http://ameblo.jp/candlehue/
VIDEOTAPE MUSIC:http://www.geocities.jp/a27m130/vtm.html
ううじん:http://www.uujin.com/

and
集った森のつながりの人々 ちらり

アトリエキキ(木のボタン作家):http://www.atelier-kiki.org/
ポーランロン(陶の小もの作家):http://pilkrona.blogspot.com/
ナミコユタ(うたうたい):http://utashizu.cocolog-nifty.com/blog/
      http://www.myspace.com/namicoyuta
Eri Saiさん(韓国料理教室):http://patora310.exblog.jp/
ナチュランド(健康ケーキ屋)のささふみさん:http://www.natuland.jp/



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