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歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

オハナの中の夢草さん

2010年09月28日 | 遊興 -pleasure-
ものすごい雷雨。秋雨前線の影響と云う。

今年の気象はどうも、極端に過ぎる。

雨降らず、暑すぎた八月。
雨が降り、寒すぎる九月。

いちいちが、「○○すぎる」。

このぶんじゃ、この冬は、、、




ほっこりすることも、あります。

このまえの日曜日。



三軒茶屋のギャラリーカフェ、「OHANA」に行って来ました。

知人の作家さんが展示をやっていると、
とても素敵なお葉書を頂いたので。



あー、やっぱり、
素敵。


やさしい色とりどりの花に みちあふれていました。






今年の五月の、ゴールデンウィークのことでした。

  その時の日記は、、>>こちら
  (GWのことだけど、丸一ヶ月後に書いていますね;)


葉山の芸術祭に訪れた時に出逢った、作家さん。

「砂田夢草(ゆめくさ)」さんと云う方です。



五月の葉山で出逢ったのは、

「草の精霊」でした。



土鈴。
土で出来た鈴です。
ごろごろと、振ると、大地をくすぐる音がします。


ひと目惚れして、しかし金も無い、
さんざ悩んだ末、ひとつだけ(神様だとすると、一柱、かな?)



連れ帰って来ました。




今は、
マイルームの枕元の「森」の中に、ちょこんとまぎれ込んで、

変わらず、

やわらかく



微笑んで居てくれています。




砂田さん、
この展示をするに当たって、ネットで自分の名前を検索してみたら、

この「歌庭」に行き着いて、
「あら*」と、憶い出し。

お葉書を送ってみよう。と、思ってくれたんだそうな。


それが、
前の高円寺の職場に届いて、

高円寺の上司から回遊して、
自分のもとに届いて。






今回、例の土鈴の精霊は来ていなかったけど、

もうひとつ、とても気になっていた:



ひょうたんのオキアガリコボシ。

赤ちゃんのための、ガラガラです。

これまた振ると、かわいらしい、なんだか懐かしい、鈴の音が響きます。



葉山の時の。↑



「ああ、これは、」と、
ピンと来て、

ひとつ、買いました。






砂田さんと、
密教を研究しているという(興味深い!)近所のお友達に混じって、
しばし歓談。

それから、
葉山でお邪魔した キサラさんという、これまた面白楽しい方も合流して、

ひとしきり、おしゃべりしました。


北鎌倉の山間に、植物にがっつり囲まれた庵に住んでいるという、
砂田さん。

北鎌倉に居を構えて、20年、いや、30年だったか、
庵は、山の植物でもう、ボーボーで。
、、なんて聞くと、
元森番ソウルがウルトラ・ウズウズ、、、

しかも そのお家の棚には、例の「精霊」たちも、
いっぱい居るそうです。

ときめきすぎて悶死しそうな。

ちなみに、独学で焼いているので、「夢草焼」なんて言っているそうです。


いつか遊びに行きたい。

北鎌倉。






そうこうしているうちに、

夜は すっかり更けて、
雨も ちらほら、降り出していました。






砂田さんの「OHANA」での展示、

なんと明日=29日(水曜)まで!



ギリギリで申し訳ないですけれど、
夜23時(!)くらいまでやってるはず。

最終日は、「根っこ」という方のライブ(投げ銭制)もあるそうです。
19:30から。


気になる方は、ぜひ行ってみてね*





砂田さんのお花たちが 空間にしっくり馴染んでて、
あふれていて。

むしろ、
普段のカフェがどういう状況なのかが、わかりません。


 from earth cafe:「OHANA(オハナ)」のHP>> http://www.cafe-ohana.com/


ちなみに、
「OHANA」というのは、まあ「オハナ」なんですけど、
「お花」ではなくて、
「家」とかいう意味の、ハワイの言葉だそうです。


ハワイか。


今年は、なんでだか、
ハワイとか鎌倉に、妙にご縁があるみたいだなあ。、、と、、

、ふと。


そういえば、
ハワイには、今、友人が留学中なのです。猛勉強してるみたいです。
居るうちに遊びに行きたいなー・・・と思ってるけど。

とりあえず鎌倉は、必ずや行くだろうな。近い未来に。


行きたいところが、積もり積もって、
じりじり、順番待ちです。






海とおとなの夏休み(とポニョミ)

2010年09月10日 | 遊興 -pleasure-
もりっちに誘われて
鎌倉に行った日曜日の話。後編。

前編はこちら

ポニョミがあふれかえっております。



ところで、ランチで訪れたのは、CANTINAという名前のお店でした。
134号線沿い、逗子マリーナの、ナポリレストラン。


ああ、うまかったわー。ピザ。


そして、可愛かった、ポニョミ。





ポニョミのパパが運転する車は、
さっきの鎌倉のCLOUD BLDG.(クラウド・ビルディング)に 一瞬、戻りました。

お仕事があるので、ここで退去となった、友人リサの友人、ayakaさん。

はじめましてでこんにちはで、あれよあれよと、さようなら。


入れ替わりに:

ここから合流したのは、野口造園お馴染みの友人。Oくん。

ひさしぶりーでどーもどーもで、いつもいつもお世話になっとりますー。





P一家の車が向かったのは、

葉山の、ビーチのそばの、一軒のお店、、、というか、、、



家?

BEACHという、

アウトドアショップ。というか、

オープンガーデンのような。

ずいぶんと開放的な、
アウトドアフィットネスクラブでした。



ここが何なのかよくわからないまま居たんだけど、
なにやら くつろいでよさそうな感じだったので、

いっとき、まったり。




さっきまで車ではしゃいで、




ぱたりと寝入ったポニョミ。




簡単には起きないポニョミ。

やんごとなきポニョミ。




どうやら 外のテラスの方が涼しそう。




ほんとだ、涼しい。

ということで、
外に移動。



セクシーポニョミ。

アップでポニョミ。




離れて ポニョミ。

引きで ポニョミ。


俺の服(=最近お気に入りの、タイの前後エプロン系スカートパンツ)
なめの、

ポニョミ。




ポニョミとOくん。

最強の布陣。



ポニョミの
放送禁止ぎりぎり・セクシーショット(おむつがはみ出てるー*)
なめの、
柔軟体操中のOくん。


最強の構図。





特に何をするでもなく




ただ、まったりしました。




それから、

「ここまで来たからには。」

当然、そっちへ行きましょう。





葉山の




海です!




黄昏寸前、真夏の昼下がりのオーシャン。

眩しい。激マブ。




ふと見渡すと、




シーグラスがいっぱい!


大漁大漁*





もうクラゲも出ているはずだから、ちょっとおっかないけど、




入るよ。足だけ。





洗われるよ。

足のうらから、砂がしゅるしゅると流れていくよ。





育児と仕事を両立するP一家のマザー、ピロミ。

つかのまの休息かしら。

すごいなー。赤ちゃんのパワーって。
そして、
すごいなー。母親って。

感嘆するしかない。





リサと、Oくん。



働く大人たちの、

つかのまの夏休み。







海って、
なんか、


言葉とか、要らなくなるなあ。

なんか、

ぼーっと、する。


ぼーっと できる。

とりあえず今は、他に何も要らないな、と思える。

ただただ、ぼーっとしてて、いいよね。と、思える。









ちなみに:

起こされたポニョミは

あいにく 今日は
「こわい。」と、

海を拒否。






ということで、




2010年、夏の終わりに、よかった、行けた。

海でした。







ところで、

波打ち際で 波の洗い砂に足を浸していたせいか、

帰ったら、足のうらが(角質とかボロボロだったのが)
きれいさっぱり、つるつるになっていました!

塩揉みマッサージ的な効果か。


そして、

ぐったり。

海って、行くと、なんか、
思いっっきり 疲れてるんですよね。
なんとなく、心地好いんだけどね。


太陽の爆発的な力が、増幅されているのかな。





先週の、日曜日。

大人の ちいさな 夏休み。





鎌倉、今回はほとんど巡らないで、まったりすごしたので、

また行きたい。今度はいっぱいあるお洒落スポット(と寺)を、しらみつぶしに巡りたい。





追伸:

もりっち、ありがとう*

何も売上げ貢献してなくて、ごめんなさい;
いつかいつか、



「この壁一面、ぜんぶ ください。」
って、言いたいよ。

そんぐらい、大ファンです。


~$ 野口造園は もりっちこと“森野美紗子”を おおっぴらに全面的に 応援します $~



ポニョミのことも、ソウル全開で応援しています。


ちなみに:

今週の 日曜日は、





ポニョミの 2歳の 誕生日。

早く、おめでとうって、言いたい。





(註:「ポニョミ」は「歩如美」と書いてポニョミです。
    、、などという、ドキュンなネームでは 決して無く、
   ちゃんとしたお名前の子です。野口が勝手に愛を込めて「ポニョミ~!」と呼んでいるだけですので、   あしからず。)



ポニョミ、鎌倉に降り立つ

2010年09月07日 | 遊興 -pleasure-
日曜日、鎌倉に行ってきました。

友人:もりっちが出店する蚤の市へ、応援がてら、
遊びがてら。


場所は
CLOUD BLDG.(クラウドビルディング)というセレクトショップ。




素敵ショップでした。
作家さんの ほんわか手作り作品や、
アンティーク。植物。




このお店だけじゃなくて、
鎌倉一帯、
ゆるやかで 落ち着いていて ハイセンスな
別荘地的なおおらかさのある、お洒落スポットになっていました。




11時のオープンと共に、予想以上にどどどっと混み合う店内。

ふと店内の壁を見ると





もりっちの作品が!
好いポジションを陣取ってます。

あいかわらず、素敵。



もりっちは、毎回会うたびにちっちゃくなったように見えます。
相変わらず、森の妖精っぽい感じでした。


応援しに来たんだか、邪魔しに来たんだか。
ひとしきりまとわりついて、

気づいたら
もりっちのイラストの


便せん(になりそうな紙)を

なぜかタダで、もらってしまいました。(しかも たっぷりくれと要求。)

そして、

うっかりしたことに、もりっちの作品(売り物)を買うのを、
完全に忘れていました。




何組かの鎌倉ゆかりのアーティストさん/お店が集まっていた、蚤の市。

森テラ時代に出逢っていた 絵本作家さん:こじまさとみさんとも、
再会しました。偶然です。


こじまさんの作る「Apple Clover」というフリーペーパーに かつて超感動して以来、
こっそり勝手にファンだったのですが。

再会ってのは、嬉しいです。





そしてもう一つ、再会。



ポニョミー!
もうまもなく、2歳です。


ポニョミ率いる P一家を、誘ってみたら、
会えました。


P一家は、夫婦共々、
ポニョミがこの世にまだ居ない頃からの、造園つながりの友だちです。

これまた、存外に ひさしぶりの再会でした。



ポニョミが。俺のポニョミが。
またでかくなってる*





再会を喜びつつ、

油断していると品が消えていく 賑々しい蚤の市をキョロキョロ。



「木木」というお店で、
複数の色が綯い合わせられたおシャレな糸に出逢って、P一家のP夫人ときゃあきゃあ盛り上がったり、

「点と線模様製作所」こと岡理恵子さんの作品と出逢って、

「これは、まさに、俺(のツボ)だ!」と、
ひとめぼれしたり。




「mori」という作品。俺のツボ的、色遣い。そして、ツボ的、絵。



う~~ん、この人の作品だけでも、とりあえず全部集めたい。欲しい。


あれやらこれやら。

見渡せば見渡すほど、愛すべきものに満ちあふれ過ぎてて、どうにも大変だ。


久しぶりにこんな、
「あれもこれも欲しい」と、うわーーっと昂揚する感じ、味わいました。


またひとつ、ふたつと、
自分の世界の彩をふくらませてくれるもの/ひとと、出逢った。


やっぱり、動けば動いただけ、新しい出会いがあるなあ。と。






お昼になったので、一段落して。




P一家の車に便乗して、いざ、鎌倉の街へ。

ランチへー!





ポニョミが、ふつうに、歩いとる。。。

俺のポニョミが。。






かわゆすポニョミ。





辿り着いたのは、逗子の海にほど近い、



なにやらチョコが有名らしい、
イタリアンレストラン。



マリーンな気分を高める、前菜。




感極まって手が震える。



ピザ来たー!

久しぶりの ピザ~~♪

マルゲリーータ!


この後は、食べるのにいっぱいで、だいたい撮るのを忘れました。



はしゃぐポニョミ。



なぞの 母娘組体操。





「ぴ ざ。」

四種類のチーズがとろりとけた、ちょっと大人なブルーチーズな味もするピザが
どうやら気に入ったポニョミ。


そして

「もも。」



桃のタルトを要求するポニョミ。




食べながら乱舞するポニョミ。




犬神家のポニョミ。



ノンストップ・ポニョミ。




犬神家のポニョミ2。

ポニョミはかなりアクティブ。追突は激しめ。



赤子が居ると、赤子ばっっっかり、魅入ってしまうね。


、しかし、


かわいい つーか、


、、、超 大 変!!!





デザート。



ここの名物、なんとかかんとかのチョコのソフトクリーム。

超 う ま し!!






のんびりランチ、終了。




じゃあ、今度は
「海へ!」



「風をちょうだい!」女優、ポニョミ。




天を仰ぎ、風を招くポニョミの舞い。

フラダンスを憶い出した。




チラリ。

「ちゃんとうまく撮れてるかしら?」撮られていることを解っている女優、ポニョミ。

「可愛い顔ちょうだい!」って言ったら



「えへへ~」


き、決め顔!
こやつ!女優!

末恐ろしい。




いないいない



ばーーーー!




キャーキャキャキャ*

キャーーーー!!




とかやっているうちに




海ー!

ウインドサーファーごった返しております。


とかいっているうちに




ポニョミ がくん。

一度寝たら しっかりがっつり寝っ放しで居てくれるんだそうです。




というわけで




フィーチャリングポニョミやりすぎてたら
長くなってしまったので


 次回に続く。>>>







八月の生の音~soiree~

2010年08月31日 | 遊興 -pleasure-
8月22日の、2つ目のライブは、

夜。

壱零baseこと:十兵衛さんの、
ハンマードダルシマー・ワンマン・ホールライブ。



開演です。




いつもどおり、




背景の宇宙のような空のスクリーンに
ふわふわと アルファベットが浮遊し始めて

東洋でも 西洋でもないような
どこか神秘的な音の波が、おもむろに響き出します。


と思いきや




きゃーーー☆

駆け抜けるチルドレン!



食らいつくチルドレン!

楽器をいじるチルドレン!


そう、

この夜のステージは、
いつものライブよりも 特別広い会場だったけれど、
まっ、、、、たく!気負いのない、

いつものライブよりも さらに自由な雰囲気で、
公園みたいな状態だったんです。


ステージと客席の 見えない境界線を
軽々とぶちこわし、
縦横無尽に飛び跳ね回る、チルドレン。

たまに、
あわや 演奏のお邪魔にすら、なりかけていたりして。

でも十兵衛さんは
超でかい。
どこまでも おおらか。動揺無用。

どーんと。


太陽のように、大きく構えているのでした。


本人も、
ステージ下りちゃったりして。

お客さんみんなに、とても近く、ぐるりと囲まれて。




この構図になったときに、

「ああ、こういうことだったのか、」って、

とても 腑に落ちたものがありました。

十兵衛さんが望んでいる、ライブの、
やわらかなあり方。

しばしば井の頭公園で奏でているという彼が やってみたかったという、
みんなが集まれるような広い場所を、
「俺の部屋」にしちゃうという、
くつろいだライブのかたち。


「公園」のように
誰もがめいめい好き好きに、自由でリラックスしている。

「俺の部屋にようこそ」みたいに
奏でる人と聞き入る人とが、同じ高さに居て、
とても近い。





そして、


まったく予想出来ない展開をする、



はっちゃけベイビーズが居る。


「きゃーーー!!」って。これがまた、すんごく、楽しそう。

「こどもが、遊んでる。」という光景そのまんまでした。


赤ちゃんとも違って、かけずり回れる力を手に入れて
惜しみなくほとばしらせているその生命のぶっとびっぷり。

そういえば なんだか新鮮で、
その動きは いちいち面白くて、
どこまでも 可愛くて、



心奪われて、
ニコニコせずにはいられませんでした。


「好きにして良いんだよ」というライブ。

昼に続き、ここでまた。

自分なりのめいめいの自由なかたちを赦してくれる、やさしい空間。

そして、




音。


余計な言葉無き、純粋な、音。


もう、
とりあえず 余計なことは考えなくてもいいよ と、
重たい気持ちを ひゅいーっと 吹き飛ばしてくれるような、

風のような

音楽。





再びステージに上がって。




どのくらいやったのか、
よくわからないんだけど。


いつもの対バンライブよりも たくさん、
聴いたことなかった曲も色々と沢山、聴けて、


チルドレンも、可愛くて。




涼しげな。

真夏の ヘヴィー級の灼熱の
すきまに

するりと吹き抜ける、みどりの樹の光の下の、
心地好い風に、吹かれたような。


とっても 安らかな、
満ち足りた気持ちになったのでした。


あ、昼のライブと、





なんか、同じだ。






「今日」と言う1日は、

なんでもないような、普通の1日。

、、のようでいて、

なんでもなくない、
特別な、一生に一度の、大事件の起きている日。

大切な記念日。


なんでもないようで、
一度として 同じことの繰り返しは無くて。


いつもと変わらないようで居て。
昨日までと、何も変わっていないようでいて。

実は
色んなことが起こって、
すっかり変わっている。


一晩もたてば、
チルドレンはびっくりするほど ぐん!と、成長しちゃっていたりするもんね。






来る日も来る日も、

想像出来なかったことが、あれやこれやと起こる。

楽しいことも、
哀しいことも。

今日でなければ起こりえなかった、
今日だけの、自分にとっては大事件な、
特別な出来事が。




って、
にわかにいったい、何の話か?
っていうと。


十兵衛さんが しゃべっていたことを受けて、
つらつら~と、想ったことでした。







その1日。


昼と、



夜と。




どちらの音も ちょうどその日欲しかった

“優しさ”でした。


突き刺したり
引き裂いたり
叩き付けたり


そういうのじゃ 全然なくて。


包み込み
撫でるように
そっと触れてくれるように





やさしい音でした。


ただ「ありがとう。」と言いたくなる、

まっすぐに吹き込んでくる、

心が涼しくなる、音でした。







終わり。


* * *




 重松さんのHPはこちら>>http://www.livingthings.org/
 「日々のレポート」に、その昼のライブの様子が。

 壱零さんのHPはこちら>>http://ju-be-s.hippy.jp/
  ブログのほうに、その夜のライブの様子が。


八月の生の音~matinee~

2010年08月30日 | 遊興 -pleasure-
8月22日の、サンデイのホリデイのこと。


昼と、
夜と。


1日のうちに、
2つの場所で、

やさしい音に、とっぷりと身を浸しました。




打ち上げ花火を見た、次の日でした。





朝。

思い立って、当日。

向かったのは、



かつて暮らした場所。




「森のテラス」です。
東京、仙川の、隠れたオアシス。

辞めたくせに、大好きです。
しょっちゅうはさすがに行けないけど、ごくごくたまに、ちらり、
訪れたりしつつ。


そして、この日。

ここで定期的に開かれている、重松さんのピアノライブに
行って来ました。

重松さんのピアノと この森との相性は
不思議なほど おそろしく
ぴったりマッチしている気がしています。

響き方、音のやわらかさが、ぜんぜんちがう。

だから、
「いつかまた、森で聞きたいなあ。」

思いばかりを 馳せてばかり居ました。


、が、





思い立ったが、吉日。

この前の“秋田1日旅”もそうだったけど、

「実行しないで ずるずる 夢を夢のまま引きずって後悔するくらいなら、
 とりあえず思い切って飛び出して、やってしまえ。」

が、
最近のモード。

それでもしばしば臆病に立ち止まってしまう自分に、
しばしば言い聞かせているモード。


このモードのノリで、
遥か先にもしも叶うことがあれば、、、なんて、まだしばらく夢見ているつもりだった“念願”を、
ここで叶えてしまうことに。





森に着いたら



クロが。
椅子を陣取って、寝転んでいました。

ひかげぼっこ。

からだ半分だけ、ひなたぼっこ。

嗚呼、長閑(のどか)ね。





変わらない。



森の中に開け放たれた家。

早速
蚊に刺されまくる。当然のように。


けど、

いつ来ても

「ここ、好きだなあ」と、思う。





と、

さっきは あっちのテラスに居たクロが

こっちのテラスに やって来た。



桜の木のそばに ぺたんこに寝そべる。

定位置らしい。

ほんとにぺたんこ。





この日も、
友人でもある FEVE(フェヴ)こと:崔(サイ)さんが、
韓国宮廷菓子を出店していて。




あいにく 当人はこの日、この場に居合わせられなかったけど、

代わりに、お菓子。頂きました。



ケヨッカンジョン。

くるみ、向日葵の種、オレンジピール、その他もろもろ。

いろんなこだわりの素材が入った、ごまおこし。



そして、

ナオミさんの供してくれた、季節のドリンク。



プラムのスパークリングジュース。
または、
ウメのスパークリングジュース。

どちらかを選びます。




ウメをチョイス。


というか、実は、
どっちも頂いてしまいました私。

どっちも爽やかで、

もっともっと、飲みたかったー。






さて、



開演です。

10万人の割れんばかりの拍手!!
、を 代弁するかの如き、
空間を割らんばかりの、セミの嬌声とともに。




クロが来た。

乗って来た。


人なつっこい。

と思いきや

するりとすりぬけて




一番いいところに陣取った。

(と思いきや、またするりと、定位置に帰って、居眠りし始める。)




「お好きなようにお聞き下さい」と言うので、

ほんとに お好きなように、


テラスに寝転がって、




半分夏色のようで 半分秋色のようで その実どっちつかずの
桜の落葉の 一葉を見つめて、




森の梢に透ける 光のちらちらを眺めて




あるいは、目を閉じて。

ただ音だけを聴きながら、

息をして。


まったり。

寝そべって。


即興で奏でられる やさしい音の流れに、
心も身体も預けて、浮かべました。


ライブのあいだ、

ずっと風が吹いていました。

森のフィルターを通して、
緑に透けた風。


森に染み込んでいく音。

森と共感して、融け合っている感じ。


重松さんのピアノは、やっぱり、ここにぴったりだなと
また思う。







誰が最初だったのか(俺か?)

波及効果なのか


たぶん自然な流れで
みんな とろーんと

思い思いに、 最大限に マックス・まったりし始めて




ごろり
寝そべり始めて





しまいには、みんな。
マックス・でろーんと。

重松さんが 弾き終えて、立ち上がっても、
急には立ち上がれずに。

それでもいいや。それでもいいよ。みたいな。


自然の中で、思いきり寝て聴いて良いライブ。なかなか無い。
面白い光景でした。


クロも一緒に寝そべって。


ライブが終わってしまって
音が止んでしまっても

ゆったりした心地良い波は、ずっと続いていました。



セミの阿鼻叫喚も 気にならなくなるほど

心が 静まり返っていました。




大人の夏休み。

思い思いに、静かに。自分の着地点を探す。



ライブのすぐ後は、だいたい
まだ、言葉が出て来ない。

感覚はまだ、言語になる手前で、色んな色と音と一緒に、溶けたまま。



とりあえず、

「ありがとう。」と言う。







名残惜しいけど、

名残惜しいほど、

サッと
勢い良く立ち去るのが 一番。


言葉は 出て来ようともしないけど、

「ありがとう。」だけは、ちゃんと言って。

重松さんと、
愛しい森に。



* * *


そして、

夜。

辿り着いたのは
荻窪。

これまた偶然にも、
「かつて暮らした場所」!


そこで音を奏でていたのは、



これまた 森で知り合った素敵な音楽家:

壱零baseさんでした。

そういえば、
四月四日の曼荼羅以来です。

今年の春のことか。。もうずいぶん、遠い気がする。。。



、、と、ここで、


長くなっちゃったので、次回へ続くー。>>>(≤˜\˜)≤





感心空間

2010年08月28日 | 遊興 -pleasure-
8月もまもなく終わりそうだけど、
その前に。


「アトリエ・キキ」の “キキのキ” こと、
樹(ミキ)ちゃんが、

『ソロ活動=「sky bird」用のアトリエが、やっとできましたよ。遊びに来てね。』


というので、


遊びに行って来ました。

8月16日のこと。



ミキ(以下「ちゃん」省略)に会うのは、
5月終わりにやった、フラのイベント以来でした。

その時の、墨絵ライブペインティッドのフラ衣装とも、




久しぶりの再会。


ちなみに、
奥にちらりと写って居るのは、
共同でアトリエを構えている、写真家のイガちゃん。
隠し撮り風。



しばらくのあいだ、「エガちゃん」だと思ってました。
ミキの大学の同窓生。

写真家だけど、
写真だけじゃなくて、ちょうどその時は
ライブ映像の編集をやってる最中でした。

頼まれたそうで。


専門外の仕事でも、頼まれたら すいっと 頼まれたように出来るって、、
よくよく考えなくても、すごいよな。

「いろいろできるんだねえ、」と、
感心。





アトリエの場所は、
超慣れ親しんでいる、「井の頭通り」沿いでした。

肝心のミキよりも 早く着いてしまったので、
しばしのあいだ、
キョロキョロ「へええ、」と、好き勝手に見渡しながら、
イガちゃんの仕事を邪魔しないように、
たまに邪魔しながら、
勝手にくつろいでました。


ソファがあって。

キッチンもあって。




井の頭通りを見下ろす、大きな二階の窓辺。

目の前に人の、街の動きが見えて。

目の前には コンビニが2件もあり。


住める。

ほどよく住める。


勝手に気に入って、
勝手にまったり、してしまいました。


というのも、
“極めつけ”があって。

とてもやさしい、
あったかい、



灯りの部屋だったから。


そういえば、
ミキにまつわる場所は、いつもどこでも、
こんなふうだ。

ダウンライトの、
落ち着いた、あったかいオレンジ色の灯りのともる空間だ。

展示のギャラリーにしても、
イベントの会場にしても。家にしても。


ノウゼンカズラのような色だ。


ピンクとオレンジのあいだのような。
淡い、ピンクがかった、やわらかいオレンジ色。





ほどよく ちいさなアトリエは、

ミキらしい 灯りと

音楽が、

やさしく満ちていました。


ああ、そう、

音楽が。文字通り、「やさしく満ちていた」んです。


何処に居ても、ほわんと。

あっちからもこっちからも、

というよりか、
全体的に 空間全体が鳴っているように、
まあるく包むように、
等しく、聴こえる。

どこからともなく、部屋の前身から滲み出るような。


これ、どういう仕組み? と、(仕事中の)イガちゃんに訊いたら

「5.1chサラウンド」のスピーカーが、随所に仕込まれているんだって。

部屋のあちこちに隠れている、小さな小さなスピーカーたちを見せてくれた。

ほおお、これが、5.1かあ。

映画館とか、超セレブ音響シアタールームとかで出来るものだと思っていた。
しかも、超どでかいスピーカーが林立してる中、ど真ん中のソファーに座って、
ぴくりとも動いちゃいけない感じで、じーっと聴くものだと、おもっていた。


このちいさな部屋でも、こんなふうに満ちて、聴けるんだ。
こんなふうに、だら~~~んとしながら!

ngch、ここで超感動。





そういえば、

東京で暮らし始めて以降、当たり前のように
イヤホンで音楽を聴くようになっています。

家で、スピーカーで聴くということは、ずいぶん昔からやっていない。
隣近所のこともあるし。
パソコンにデータとして取り込める技術を獲得してからは、
CDを回して聴くというスタイルすら、無い。


全部パソコン。
外に行くなら、iPod。

とにかく全部、イヤホン経由。


それが自分にとって当たり前だったけど、

この5.1chサラウンドなるものは、、、おそろしく、

“楽”だ。と、うち震えた。

「まったり出来る具合」が、はんぱない。

この違い。
びっくりした。

ありふれた言い方をすると、
「感動した。」


これ、、、欲しーい!

、と、
叫べば どなたか、下さるだろうか。





しばらくして、

キキの片割れ:ショーコと、
陶器作家のポーランも、
示し合わせて、合流。
ずいぶん久しぶりな気が。


ほどなく、ミキも到着。


早速、片割れのショコタンが、「最近自分が作った作品」と、
片割れのミキにプレゼントしたのが





金色の葉っぱの絵の、シルクスクリーンの、布。

葉っぱは、ことごとく、ラメで、キラキラしてる。


欲しーい!


「じゃあここにフリンジつけて、」とか

「フリルつけたらショールとか」「まきスカ(=巻スカートの意)、とか」

とか、

もらったものを「素材」として、即刻、アレンジしてさらに素敵にしようとイメージ脳をくるくる回転させる、
その心構えが、

「作家さん」だなーと、
感心。





ミキは、なにやら忙しいにもかかわらず、
毎回毎回、会うたびに、手作りケーキを下さいます。(←突然敬語にしてみる。)

しかも、
毎回毎回、ネタが違う。

腹ぺこノグチは、
毎回毎回、感動する。


今回も、また。





陥没しちゃったらしい。

でも、美味しかった。





というわけで、
アトリエにお邪魔して、まったりしました。の巻でした。

アトリエ。という空間。


いいなあ。
欲しい。


 「自由。」

その言葉が、浮かびました。

自由。
いつだって、欲しいと願うもの。
去年は、手に入れてしまったけど。
今は一旦、手放している状態。
今は修業期間だと、我慢、我慢。

だからこそ、
募る。


「自由」のウラには、ぴったりとくっついて離れない、
「苦労」があるけど。

あらゆるすべての自分の行動が、「責任」として、ずしんとのしかかって来る、それはとても
「大変」だけど。


その解放感ったら、ない。


いつか、いつか。




* * *


いつか、また、自由を手に入れられる時が来たら。

その時こそは、まず、

「5.1chサラウンド」だ。

その時までに、次なる新技術が生まれてなければ、だけど。


まったり、ソファでだら~りと寝そべりながら、
音に包まれて。

そんなの、いいなあ。


「自由」だ。いいなあ。


そんなふうに、のびのびと、音楽が聴きたい。

やわらかく包まれながら、まったりとしていたい。





、、、という話から たまたまつながりますが、

先週の日曜日のこと。


のびのびと、

やわらかく包まれながら、まったりとしながら、

素敵な音楽を聴ける場所に、行って来たんです。

しかも
1日のうちに、2つも。



お昼は ここで、




夜は ここ。




その話は、次回に。







火の花の散る

2010年08月26日 | 遊興 -pleasure-


この前の、土曜の夜。

行ってきました。





花火大会。




真上に上がる花火を
真下で見上げました。


二子玉川の、花火大会。

今年最初で、たぶん最後(かな?)の、

打ち上げ花火。





撃ち上がり
爆(は)ぜる直前の この瞬間。

凄く好き。





こんな綺麗なエメラルドの花火も、




色とりどりの混ざった花火も。





昔よりも カラフルで、芸が細かくなった気が。






ヒュルヒュルヒュル、、、、









らせんを描いて

尾を引いて

空へ伸びてゆく

逆さまに落ちてゆく流れ星 のような

この瞬間が、
凄まじく、好き。






ふっと 消える。

一瞬の 静か。


そして、


爆発、、!!




思いも寄らない色彩の 入り乱れた破裂に、

身体の芯を撃ち抜かれる。





派手に爆発してしまったら

あとは さーーーっと

散り散りに 乱れたり
千切れたり

パラパラと 破れた音を立てて、

散る。


一瞬だけ、生まれて、


消える。






ガラスを伝い流れ落ちる涙雨のように
つうと消えゆく その様も、




滲みるように薄情で、
引っ掻くように 哀しくて、

凄く、好き。







花火を見ると
「あー、夏だなー」と想うのと同時に

「あー、夏も、終わりだなー」

と想っているのに、気づいた。



いつかの夏の終わりに見た思い出が、強く残っているせいかしらん?

、、、しかし、
それにしては、その「いつか」が、全く憶い出せない。


、、もしくは、


花の 散り落ちてゆくさまに、
“季節の終わり”を、
あからさまに重ね合わせて見せつけられるから、、だろうか。


ううむ、、そっちかもしれない。


、、まあ、

そんなこと考えているひまもなくて、

どんどかどんどか
撃ち上がっている時は ただただ呆然と
ぽかーーんと

馬鹿みたいに




ほーーー、、、 と、

ただただ、見蕩(みと)れていたんだけど。



いま 目の前に、文字通り:割れんばかりに、咲いてゆく花。


裂けば、散る。
いずれ終わる。たちまちに散る。
そんなこと。とっくに解っているけど、

とりあえず 今は
そんな頭をひねる必要はなくて

とりあえず 今は
ただただ うっとりと、
見蕩れていればいいんだと想う。


馬鹿みたいに。

惚けていればいいんだと、想う。





ぼけーっと眺めながら、

ほけーっと見蕩れながら、


だけどやっぱり、


「ああ、終わりだなあ。。」

と、想っていた。



その感覚は、やけに強い。

今年もまた、よみがえった。




いつもと同じように。


また、想ってた。





綺麗だった。






獅子たちの誕生日

2010年08月15日 | 遊興 -pleasure-
今しがた、奇跡的に写真のハードディスクが目を覚ましたので、慌てて写真をピックアップ。


というわけで:

この前の誕生日会のこと。








自分も 昨年一時住まわせてもらっていたこともあった
太い犬と太い猫の居る、高円寺のパレス。
インターナショナルなレディースが、一軒家をホームシェアしています。


この夜は、誕生日会。


この館に現在住まう 3人中の2人が 8月生まれ(=獅子座)ということで、
合同パーティー。


ngchは花を抱えて 仕事終わりに駆けつけました。
もちろんチャリです。壊れかけのメーヴェです。




赤と、
ピンクまじりの白の、玉のようなブーゲンビリアを。


あと、今回の主役:獅子座の女子たちへの、プレゼントも、お花。


one of レオガールズの m(ニューヨーカー)に、



まりも を。


the other one of レオガールズの パリジェンヌに、



紫のアンスリウムを。


プレゼントを買うときは、
発見した時に ビビッと来たものを:

「むしろこれ、自分が欲しい!」と、直観的にピピッ!と来たものを、選ぶようにしています。


喜んでもらえて、良かったです。




でかいチワワは
相変わらずウロウロしてました。


太い黒い猫は、
相変わらずの泰然自若、


リビングのドアをあけたら



どーん!

いるよ!
真っ暗闇に溶け込んじゃって、見えないけど!



露出最大にしてみたバージョン。




フラッシュ照射してみたバージョン。


トイレへの道を完全に塞いでいます。

やはり よくうっかり踏まれるそうです。

自由ー!





大体、
御馳走(スキヤーキとかタイ風サラーダでした)を食べるのとかに夢中で、

写真は 忘れた。



ケーキの段になって初めて撮り始めた。




もう一個 誂えた テーブルフラワー用の寄植え。
うっすら赤/ピンクまじりの葉っぱが可愛い。



今回のパーティーのプロデューサー:バブルがあしらえた花も



偶然にも、赤/ピンク基調。


「女子力上げるわよ!」という意気込みの、ピンク系のようです。


そんなこんなで
館にひしめくアラサーのガールズが やんややんや。



いつも 面白可笑しくって、
「癒される」、っていうと、全然違うんだけど、

元気をもらえてしまいます。
毎度毎度。






久しぶりのこういうパーティーが 楽しくって、つい
ずるずると長居してしまいました。


夜明け前に辞去しました。


なんと


帰り際に、



猫ちゃんが、お見送りしてくれたよ!
三つ指揃えて(るみたいに)!

一緒に するりと、ドアを出たかと思ったら。


多分たまたまで、
猫の思惑は全くわからないけど。

可愛すぎて噴いた。


ありがと文鎮。と、言ってみた。




自転車こぎながら、帰り路。

黒かった空が

じわじわと
深い青になっていきました。



ああ、そういえば、

今度のケータイは、深い藍色にしました。






あるやすみの日の海の色

2010年06月06日 | 遊興 -pleasure-
一週間 みっちり働きづめた 揚げ句の

ザ・日曜日!
サンデー!

うれしー!


しかも
スカッ!と 気持ち良く
ごほうびのような 晴天でございます。


気持ち良すぎるついでに、超ーーー久しぶりに
「ZARD」なんかを聴いたりして
ちょっと懐かしい、
淡い、
水色の、
イノセントな、
フレッシュな、やたら爽やかな感じに
なんとなく、浸ってみちゃったり。


そんな、
ひんやりした風が ふらりと横切る、

朝の初夏。初夏の朝。





たっぷり がっつり寝たいようで、
でも今日も結局、いつもどおりに 5時に起きてしまった。

寝てるのがもったいないくらい、明るいし。


とりあえず、
「お蔵」に入ってしまいそうな おもひで写真を 小出しします*


気持ちの好い、休日っぽいやつ。


はや一月前の、

ゴールデンウィークの。

葉山の。





この時に ちょろっと書いていたんですが、
満を持して、いわゆる「本編」です。



(最近、頻繁に現れて頂いていた)“キキのキ”の
マザーにして
草木編みの作家でもある、澤畑明見さんのワークショップに参加しました。





題して:
『Medicine Art ~波のうた 草のうた~』




葉山の街じゅうあちこちで展開されていた
「葉山芸術祭」の、一環:



澤畑ママの↑ほか、




ハワイをモチーフにしたナチュラルな作品や、レイをつくるワークショップ、

植物を使った照明やら 樹木のアロマやら
ノグチのハートをわしづかみにするものたちが 一同に集合してしまった、
魅惑の数人展でした。



開放された とある一軒の別荘で。



白タイルのテラス。




その先につながっている 公園。


葉山の山手にある、心地好い 海別荘。


そして

「森の精霊」に出逢ってしまいました。



ドレイです。
やきものの鈴、”土鈴”。

場にあまりにもしっぽり馴染んでいて、見逃すとこでした。
砂田夢草さんという方の作品(on sale!)でした。


これ、
惚れてしまったので、ひと霊、頂きました。




素敵な澤畑ママの
素敵な「草編みワークショップ」に参加。


初めて作品を見た時から、ずっとやってみたかった。

このたび、念願叶って。


ラフィアという素材と 


麻ひもをこつこつ編み込んでいきます。





こんなのが出来て来て




「かご」を作る設定だったのですが、

勝手に変えて、

モビールになりました。



出来たー!賞味2、3時間?もっとだったかな?



全景。




羽根飾りみたいなね。


ノグチ編み作品、第一号です。

よく出来た。ので、早速、誕生日を迎えた友人にプレゼント。





結局、想定以上に心地好かったのか、超長居した果てに
楽しい(念願の)草編みワークショップも 終えて、
夕方。


ちょっとあわてて、五月の海へ。





葉山の御用邸のそばの、
一色海岸。





一色だなんて、名前にそぐわぬ。

富士の青い影も 波の果てに見え。



ぺろんとめくれそうな
布のような波。




海。



海。


せっかくなので

、、というか

なかなか絞りきれなかったので、

大量放出。


めくるめく海の模様。






うわー、綺麗ー!



落ちる夕陽をすがって追いかけるように わたわたと
秒単位で写真を撮りながら 西へ西へと走っている
そんなノグチが居ました。







海に立つ人。





引いて濡らしたあとの、光の彩。


夕焼け色の影。










まざる色。




やがて青の渦。











遠く




近く




そして




青く落ちる。


海。でした。





いま



枕元の「ドライフラワー」コーナーにて 微笑んでくれている、

森の精霊。





さあて。
今日は。

貴重なお休みの一日。(一日じゃ足りない;;)

やること(やりたいこと/やらなきゃいけないこと)いっぱいです!






natural high wedding

2010年04月26日 | 遊興 -pleasure-
箱根の仕事から
“とんぼ返り” ならぬ “トンボ飛び”で、

山梨のキャンプ場で催されました:
新しい友人の結婚式に 行って参りましたよ。


「キャンプ・ウェディング」という、一風変わったスタイルでした。





「本日、村にて結婚式が行われました。」
というテイの、
小さな村をあげての お祭りのような結婚式に、
村人たちが集まって来ました。
という感じで、

祝い、楽しむ。

“ケーキ入刀” ならぬ
“豚の丸焼き”入刀。


新郎新婦の友人たちが、それぞれのプロフェッショナルなワザを結集して作り上げた
手作り結婚式。

そんな中にまじって、
自分も 大変ささやかで恐縮ながら、
ちらっとだけ、関わらせて頂きました。


詳しくはまた レポートしようと思いますが

とにかく、

もうとにかく、

大盤振舞で、
正真正銘:ラブ&ピースな風にみちあふれた
楽しいお式でした*





最近慌ただしかった旅(巡業)ウィークが、これにてひとまず

一段落。


今日は ひさーーーーしぶりに、自分の部屋で寝るんだなあ。
と、

そんなことに、感慨を覚えたりする。





ゲリラのチューリップ

2010年04月20日 | 遊興 -pleasure-
表参道の ケヤキ並木の足下に、

いま、

チューリップが 咲いています。





わんさか咲いています。


これ、実は、

“チューリップゲリラ”が植えたチューリップ。


昨年の冬に
ゲリラたちがゲリラ的に植えた ゲリラ球根が、
一斉にゲリラな花を咲かせている 真っ最中。


もう7年目、だったかな。


今年は一斉に、真っ赤なチューリップです。





あたたかく晴れた日曜。

そのゲリラたちが、ゲリラ花見をしているということなので、

ちょろっと、交わって来ました。


なにぶんゲリラなので、
一人たりとも面相は出せませぬ。御了承下さい。



春の表参道。

お洒落な情報があふれて

行き交う人で にぎわいすぎて

大変めまぐるしい街ですが


そんな中で 

何気なーく。

色をちょこんと添えている花があるのです。





はたと 気づかれるともなく。

ふいと 気づかれなくも、なく。











アースデイ

2010年04月18日 | 遊興 -pleasure-
昨日(土曜日)、ひょんなきっかけで
「あ、今日からだったか」と憶い出して、


代々木公園の『アースデイ』に行って来ました*



実は、初めて。

念願叶って、やっと来れた~~。

なるほどなるほど!と、一気に周遊。

誘惑の多い中、
頑固に、財布をひらかずに、頑張りました。

いや、
一個だけ買っちゃった。
鹿児島のブースの、れんこんさつまあげ。150円。


予期せず 知り合いに会えたりもして。

きっと他にも、友人がまぎれ込んでいそうだなあと思いつつ。

面白かったです。





今日はいいお天気だから、相当混むだろうけど;

もう一回、ちょろっと行ってこようと思います。

ついでに
表参道にも、用があるので。




ナカメブラブラ

2010年03月14日 | 遊興 -pleasure-
4月のような陽気。



ハクモクレンも咲き出した。


今日は お茶の稽古もお休みで、
珍しくポッカリ空いた 土曜日。

さてどうしよう。


どこに行っても、気持ちが好いだろう。


、、ああそうだ。


“中目黒”に行こう!






サクラで有名な 目黒川。


サクラのつぼみも、
じりじり、スタンバイ状態。



今日の陽気で、また大きくふくらみそう。




中目黒といえば。
おしゃれスポット(イメージ)。


“中央線系”の自分としては、
「本気でモード系のおしゃれじゃないと、居ちゃいけなさそう」
っていう 勝手なイメージで、なんとなく敬遠していて、
あんまり行ったことがなかった土地です。
今回で多分、2、3回目くらい。


今回は、気持ち、踏ん張ってみた。

そして、
最近ずーっと気になっていた お花屋さん:
atelier cabane (アトリエ・カバンヌ)に、行って来ました。

駒沢通り沿い。祐天寺の近くにあります。

外の様子。



外と中とは、またガラッとイメージが変わります。



もっぱら ディスプレイ仕事=現場に出ているそうなので、
いつでも開店しているわけではなく、不定なんだそうな。
今日はラッキーだったようです。


思った以上に ちっちゃなお店でした。

でも、やはり、

とても素敵なセンス溢れる、花屋さんでした。

しかし、
見馴れない花やら、素敵な装飾やら、、、
あれもこれも、勉強になるなーーーー と、
あれやこれや、質問したりして、
ずいぶん長居してしまった。ありがとうございました*

ちなみに、お隣のギャラリー(兼SOHO):Happaさんも、なかなか素敵でした。
車の塗装屋さんの倉庫をリノベーションしたんだそうな。





それで、

だんだん迫って参りました、4月4日(日)のライブ
ご登場いただきたいものも、



またここで、仕込みつつ、、、


ぽわ~ん としていたイメージが、さらに、むくむくと、
固まってまいりました。
最近はもう、そのことばっかり考えて居ますが。
どうなるかな。


どうぞ、お楽しみに! 自分も楽しみ!




「野口造園の仕事」としても、
どう考えても 重要な局面になりそうなので、
気合い入ってます。のほほんとしているようで。

可能ならば、ぜひ、遊びに来て下さいな。


だがしかし。
“50名様限定”なのです。なので、ご予約を。しかも、お早めに。
(予約はこちらのページから、直接出来ます。)

さらに、なんと、
「ちっちゃなお土産」付きなのです!しかも ノグチ手づくり。(大丈夫か?)
こっちのほうも、なんとなーく、で良いので、ご期待下さい。うっすらとね。

ライブ現場は
吉祥寺の曼荼羅



老舗ということで、
すでに 何もしなくても ある種完成されている、
素敵な状態。

そして
余計なもんが無い方が良いのでは、、というくらい、
素敵な音色。


ハードルは、高いです、、、。


* * *


中目黒ぶらぶら散歩。

面白かったです。





やっぱり、目は花を探してしまう。




中目黒のおしゃれな店先は、
やはり おしゃれな小庭も多かった。


お、かわいいね。

なるほど、なるほど。

などと、
道のあっちからこっちへ、うろちょろ、キョロキョロと。




でも 気づけば
なんとなく



“雑草”同然に
たくましく生きている野の花に、
するすると、惹かれていく。



「あ、ここ間違えちゃいましたか?」


みたいな、


人間の意図を飛び越えて、

勝手に しっかり根付いたもの。




勝手に 仲間を呼び合ったり、


あるいは
一人で 凛と たくましく居座っていたり。


あるいは
もはや 「花」ですら無く、
見捨てられたようなもの。





ちいさくて強い野の花の
生命のほうに、

ふと気づけば、

気を取られている。





歩いて歩いて。

物欲はだいぶ減った(はず)の私も、
ほぼ例外的に 無性にあれもこれも欲しい!と駆り立てられてしまう



「Natural Lawson」に
出逢ってしまって、

やっぱり屈して、

超久しぶりに ペットボトルのお茶(新製品かな)を買ってみたり。



これは美味しかった。春ブレンド中国健康茶。

こういうのがちゃんとあるから、Natural Lawsonは、見過ごせない。
(って、なんか、回し者みたいですね。)





そうこうして

あちらこちらの 庭や花を おいかけ




辿っているうちに







だんだん




だんだん



黄昏 せまり






暮れ泥み






深く蒼ざめてから




やがて




燃え落ちた。




一日、歩くと、

なにをしたってわけでなくても、

満足します。

からだが 心地好く疲れるからでしょうね。
やっぱりどうしても、日頃、運動不足になってしまうからなあ。



からだが満足したら、
自ずと、
心も満足。





さて。

今日(日曜)から数日、箱根に行って来まーす/~~

ちょこちょこ行っていますが、
今回も、造園の武者修業です。

頑張ろう。




金色のライブ(本編)

2010年03月05日 | 遊興 -pleasure-
ずいぶん時間が経ってしまった気がします;

忘れた頃に、書きますよ。満を持して。

 *

先日。
下北沢の音楽食堂:"mona records"の とあるライブイベントに行きました。

先日、というか、、
「書く。」と宣言した予告編から、、えー、

なななんと、
2週間も経ってました!、、、時の流れ速すぎ!

いよいよ本編です。





下北沢の駅に ほど近い、
カフェとインディーズのレコードショップが付いてる ライブハウス。





今回お誘いしてくれたのは、

壱零base(イチゼロベース)こと、、十兵衛さん。

折しも、
まさにひと月後の、4月4日。

十兵衛さん主催のライブイベント:“ludens" にて、
不肖野口造園、
「庭的空間演出」をすることになってまして。
(詳しくは、右の→【NEWS】の→ “ludens” をクリックしてみてね。)



この前も、会場の曼荼羅で、打合せして来たところです。

とてもドキドキ。
なんせ、「歌庭:野口造園」のやりたい道・ど真ん中のことを、やらせて頂けるので。
十兵衛さんのメーリングリスト配信のたびに、どんどんハードルが上げられていて、ヒヤヒヤしていますが;
いや、とにかくやるしかないね!
喜びと、緊張と、冷静と、情熱のあいだ、的な気持ちで。

よかったら、4月最初の日曜の夜、ぜひ来てみてね!

お力添え役、頑張ります。


以上、告知。




さて、話は2週間前に戻りまして。


壱零baseさんは、
一説には「弁慶」と呼ばれる、まさに武士(サムライ)のような物腰の方ですが

その正体は:
「ハンマード・ダルシマー」という、
変わった楽器の、演奏家さんです。可愛いお子さんもいらっしゃる。
ちなみにそれ以外のデータは ほぼ謎。


このハンマードダルシマーっていう楽器、ピアノの祖先だそうですが、
チェンバロのような。琴のような。
これまた変わったバチではじいて、奏でます。

これがまた、
綺麗な音なんです!

メロディ云々以前に、ポン(というか、ビュィン、)と弾かれた瞬間に 立ちあらわれる
その“音”自体が、もはや、
耳慣れない不思議な感じで、でもなんか、すっと入って来る親しみ易さがあって。

その一瞬で、持ってかれます。心を。
それは、楽器本体の力なのか。
いくら説明してもわからないと思うので、ぜひ聴いてみてほしい。





最初に耳にしたのが、
"秋田 森のテラス"のオープニング祭でした。

出番前に、5月の春の、池のほとりで、
カエルの合唱と共に弾いていた、その音。
あまりにもしっくり 池の中、風の中に しゅーっと融けていくその音に、
とてもビックリして、
その時ばかりは しばし、立ち止まってしまったのを覚えています。


その時お世話になって以来、ちょこちょこどこかしらでお会いする機会が重なり。

森のライブで再会したりとか。

そして、

、、今に至る。

、、っていう、ご縁でございます。




十兵衛さんのブログにもあるように、


すとんと 容赦なく真っ暗になって、

ライブは始まりました。




背景に映し出された 空。

そこに、端から

ふら~~っと現れた ローマ字。


ふらふらと、浮遊する 文字。


(何だろう、何だろう、、、*)って、
この時一番ドキドキした。


 . . . t r  i  b e  w h  o   p .. .


謎のホイッスルや オルゴールや
ロケット発射の合図の声や
謎のプチテレビや
謎の電子機器も多用して

不思議な音空間が くるくる展開されていく。

舞台は 暗黒と ほのかな金色の 明滅を 繰り返す。



暗黒と。




明滅を、繰り返す。


外の闇より真っ黒い 四角い線に切り取られた闇。

赤い玉。

昼の空のはずだけど 不思議と翳りがあるように感じる、蒼い空を、背景に。




音は
壱零baseのHP、あるいはその周辺で試聴できるはずなので、これはぜひ聴いてもらいたいのですが


私はいつも、
「風だ。」と想うんです。
池のほとりの第一印象が、影響してるかもしれないけれど。


金色の風が、
キラキラした静かな水色の上を すーっと通り抜ける感じが、
いつも、見える気がするのです。


ああそうだ、
カリンバ。あれに近い。

指で弾いて鳴らす、小さな鉄琴ピアノみたいな、アジアっぽい楽器。
カリンバに、似てるかもしれない。










音楽は




目に見えないし

撮る事も出来ない

掴む事も出来ない

けれど

確実に
何かが心に残る。

それは、

「風」と同じ。


ハンマードダルシマーの音は、
まさにそれ。
「風そのものを体現している、音」。そんな感じ。




なんていうか

とにかく いま ここにあるこの音に 純粋に シンプルに浸れさえすれば
もう完璧だ。と思えた。


「とりあえず 全身 この音に委ねてしまえばいいじゃない。」と

「説明する言葉も別にいらないし、見なくても、いいじゃない。」

って、思ったので、


眼鏡をはずして、ふうー、と ひとつ呼吸して、

眼を瞑ってみた。






そしたら 

やっぱり 心地好かった。

ただシンプルに、ストレートに。
音に心身をゆだねられたら、良い。

色々な御託は、別に要らない。


そういう、
シンプルな気持ちになった。


まさに
池のほとりに 静かになびく風に吹かれて、

さわさわそよぐ初々しい緑を、ただ、とろんとした目で、眺めているような。

そんな心地に。



そしたら、

なんか、目からウロコがはらはら剥がれ落ちて行くような感覚があった。


ここら辺の心中に起こったことの連関については、うまく説明できないけれど、
みるみるうちに、色んな事のつじつまが符合して行く感じがあった。

あえてあんまりわからないかもしれないけれど 率直なその時の感じを言い表すと、

「あーー!わかった!」っていう感じ。




「自分は『歌庭』をつくるんだ。」

っていう、
いまさらながらの、再認識の瞬間でした。





それで、
何か、未来への道筋の標識を見つけたような
知恵のかけらみたいなものを手にしたときのような
その「悟り」に近い瞬間特有の、
ものすごい ほっとしたような、幸せな気持ちに浸りつつ


いよいよ、
次回のライブは四月四日で。、、ってことになります。


この夜のMCで、これまただいぶ、ハードル持ち上げて下さいまして、

もうどうしようか、ほんとに、本気で、凄い事しなければ、やばい;
正直、ひえー;って、想うけども。

いやしかし、
目標の到達地点が高ければ、そのぶん背伸びしよう、ジャンプしようと頑張れるから、
有り難いっス。レベルアップのチャンスでもあります。
頑張りますっス。


ということなので、
良かったら、いったいどういうことになるか、見届けに来て下さい。


「野口造園」がいったい何をCREATEしたいのか、
「歌庭」って何なのか、
っていうのが、お目にかけられることと思います!



、、って、
自分でもハッパかけてみる。


ほんとは半分わかったようで、半分わかってないんだけど、きっと。





金色のライブ(予告編)

2010年02月20日 | 遊興 -pleasure-
金曜の夜、


パアアっと、

視界がすっきりとひらけて
キラキラした風が満ちる空色の中に居るような、

例えるなら、そんな、

キラキラした気持ちになった

とあるライブイベントに、行ったんです。





でも
ちょっと今、バタバタしてるので;

詳しい話は、また後で!






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