時戻素

昔の跡,やがてなくなる予定のもの,変化していくもの,自身の旅の跡など・・・

(361) 大阪市の伝法漁港

2010年07月24日 03時50分46秒 | 旅・散策の足跡
※ この記事のプラン中に訪れた場所の紹介です。
此花区の阪神伝法駅。

(2010年7月17日撮影)

 ホームの尼崎側を見ると…

(2010年7月19日撮影)

 すぐに淀川を渡る橋になっている。
 この駅から,西の方へ行き,国道43号をまたぎ,さらに同じ方角へ。先に行き止まりが見えてきた手間の左手にある坂を登ると…

(2010年7月17日撮影)

 このような場所に着く。正面右手のコンクリートにはイラストが描かれている。

(2010年7月17日撮影)

 海をテーマにしたようなイラストで,左端の浮き輪の中に「ゆっくりご覧下さい」とも書かれている。
 このイラストのコンクリートの先をのぞくと…

(2010年7月17日撮影)


(2010年7月19日撮影)

 船がたくさん泊まっていた。ここが伝法漁港だ。海には面しているものの,漁業のイメージのあまりしない(主観)大阪市にも漁港が存在している。漁港の中には…

(2010年7月17日撮影)

 大阪市漁業組合の建物もある。たしか,ここが本部だった気がする。
 漁港の南側の方に下ると…

(2010年7月17日撮影)

 道路脇のちょっとしたスペースに祠がある。酉島宮(とりしまのみや)というようだ。元禄11年創建とも書かれている。漁業との関係は分からないが,地域の氏神としての役割を果たしていそうだ。
 漁港の柵を見ると…

(2010年7月19日撮影)

 こんなイラストつきの注意書きがあった。かっぱに引っ張られているが,ここは淡水なのだろうか?淀川ですら海水混じりのようだから,河口に近いここはほぼ海水のような気がする。それにしてもこの漁港,どこにつながっているのだろうか?とりあえず,漁業組合の建物よりも先の方(淀川河口側)へ行ってみる。

(2010年7月19日撮影)

 真ん中に水路を挟むように道が分かれているところがある。この水路を上から見ると…

(2010年2月21日撮影)

 さっきの漁港につながっていた。逆側を見ると…

(2010年2月21日撮影)

 信号付きの門があった。ここから淀川に出ることができる。
 淀川川の門付近を見てみる。

(2010年7月19日撮影)

 川幅も600m近くあるので,海とあまり差はないだろう。

 この伝法漁港にも魚料理が食べられる店がある。最初の方のイラスト付きの壁の社h神の左手を進んでいくと…

(2010年2月21日撮影)

 「立ち入り禁止」と「どうぞお進みください」の相反する言葉が並んでいる。店に用があれば漁業関係者と同等の扱いになるということなのだろう。そこを進み,さっきの漁業組合の建物が見える辺りには…

(2010年2月21日撮影)

 店への誘導が書かれているが,本当にこの先に店があるのだろうかという気持ちになってしまった。この辺りを別の角度から見ると…

(2010年7月19日撮影)

 民家のような印象が残る。恐る恐る矢印の方へいくと…

(2010年7月19日撮影)

 店の入口が現れた。
 扉を開け,店の中へ。



(2010年7月19日撮影)

 店内はこんな感じで,壁にはテレビの取材などで訪れた芸能人などのサインがある。この店よく取材をされているようだ。そのためか,此花通(たぶん)という愛称のバス通にも誘導が出ているし,伝法駅にある地図にも…

(2010年7月19日撮影)

 店の名前が書かれている。場所が分かりにくいだけに,穴場といえる店だろう。

 今回は「活ふぐ冷しゃぶコース」(税込み5145円)。
 最初に皮切りが出される。

(2010年7月19日撮影)

 食べている間に冷しゃぶの準備が整い…

(2010年7月19日撮影)

 2人分の具材が運ばれてきた。ふぐはそのままでもOKということで,何切れかは鍋でしゃぶしゃぶせずにそのまま食べた。
 冷しゃぶ用の道具の中には…

(2010年7月19日撮影)

 氷水があった。二人とも使い方が把握できず,ネット検索までしたが,正しい冷しゃぶの食べ方は出てこなかった。たぶん,鍋でしゃぶしゃぶしたものを氷水につけて冷やすのだろうという推測で食べてみた。(後で店員さんに確認すると,その食べ方で正解だったようだ。もちろん,冷やさなくてもOKとも教えてくれた。)
 食べ方を把握することのできた冷しゃぶだが…

(2010年7月19日撮影)

 豆腐だけはごく自然に見えた。
 冷しゃぶをしている間に…

(2010年7月19日撮影)

 ふぐの唐揚げ(6個)も運ばれてきた。骨は多いが,からっとした感じがおいしかった。これだけで単品注文では2,000円ぐらいになる。(5個で1575円。)
 冷しゃぶの最中に店員さんからハモの勧めがあった。学生には答えられる質問ではなかったので,判断は社会人の相手に任せた。結果,ハモの落とし(5個で1260円)を注文した。ちなみに,価格は注文した後になって知った。値段を気にしないところがさすがだ。そんな社会人になれるように努力したい。

(2010年7月19日撮影)

 酢味噌または梅肉ソースで食べる。容器の下に氷が敷き詰められていて,涼しさが増す。

 これらを食べ終わった頃,コースの茶漬けが運ばれてきた。残り少ないということで,お茶(無料)の提供もあった。しかも,適宜,補充してくれた。

(2010年7月19日撮影)

 おにぎりを壊して食べる感じで,ふぐも一切れ入っていた。これがコース最後のふぐだが,値段からすると十分なぐらいのふぐを食べられている。その途中に,アイスの味を聞かれ,最後のデザートが持ってこられた。

(2010年7月19日撮影)

 またそのアイスがスーパーでも売られていそうなものなのもいい。奥のコップは無料のお茶。たまに2ℓペットボトルに入ったものをつぎ足しに来てくれた。
 最後にウーロン茶を注文し,閉店(10時)頃まで,しゃべっていた。
 店員さんの接し方も良くて約3時間楽しく食事ができた。

 さすがにふぐは大阪近郊でとれたものではない気がする。この漁港,どの辺まで漁に出かけているのかよく分からなかった。

 大都市内の漁港という意外な一面を感じられる場所だ。