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時戻素

昔の跡,やがてなくなる予定のもの,変化していくもの,自身の旅の跡など・・・

(329) NYのマスコットキャラクター

2010年05月24日 02時16分31秒 | 過去になる現在
福島区(大阪市)の区議の補欠選挙で知事の地域政党の候補者が他の党の候補者に大差で当選したようだ。現在の不正への肯定的評価と取れ,大阪府や大阪市がなくなる日に一歩近づいたのかもしれない。この候補者を支持するかどうか(そもそも福島区民ではないので選挙権はないが…)は別として,たまたま福島区を通った時にこの候補の演説を一部分聞いた。演説が聞こえる範囲を移動していた間で,3分も聞いていないと思うが,そのなかで強調されたのは,横浜市との対比だった。しかも,その基準が人口によるもの。確かに今となっては100万人ぐらい差があり,日本で一番人口の多い市となっている。横浜自体,東京駅から450円,1時間もかからない場所なのだから,隣の政令指定都市の川崎市も含めて,東京の一部にしか思えないし,そもそも人口が都市の中身を評価するのに有用なのかにも若干疑問はあった。
 知事への支持率も6割以上と依然として高い。その支持の理由が,改革への姿勢に対するものなのか,政策の中身を評価するもなのか,知名度やキャラクターによるものなのかは分からない。だが,この状況が簡単に変わるとも思えないので,今後何か大きな変化が起こる可能性は高そうだ。



 以前,
大阪市の大部分の区が区のマスコットキャラクターを作成しているという記事を書いた。5月の連休中に行われた中之島まつりでは大阪市に関するキャラクターだけのバンドによる演奏も短時間だが行われている。


(2010年5月4日撮影)

 にしなりくんを撮りたかったのだが,終始後の方でひっそりとしていて写真には写っていなかった。照れ屋なのだろうか?それとも前にいたこのはちゃんの背が高いだけだろうか。
 区のキャラクター以外にも水道局や選挙などのキャラクターも出ているが,北区とか港区とかはキャラクターはいてもステージには来ていなかった。着ぐるみ制作費も結構かかるらしいので,製作していないのかもしれない。京都だったか忘れたが,どこかの交通局ではマスコットの作成が経費の無駄として通らなかったという例も昨年あった。そのことを考えると,これだけたくさんのキャラを作っているを大阪市ってどうなんだろう。

 そんななくなるかもしれない大阪市の2つの行政区でもイメージキャラクターを今製作している。
 天王寺区と西淀川区だ。
 天王寺区は区のホームページでイラストを見ることはできる。
 西淀川区もホームページにも掲載されているのだが,結構熱心なのが,塚本駅近くのこの商店街。

(2010年5月16日撮影)


 駅とは反対側の出口付近に,こんなスペースがある。

(2010年5月16日撮影)

 2月にここを訪れた時はこんな掲示がされていた。

(2010年2月21日撮影)

 他の区を例に,区のキャラクターを公募しているものだった。
 そして,別の場所には…

(2010年2月21日撮影)

 別のプロジェクトのキャラクターが描かれていた。

 そして5月に同じ場所を通ると…

(2010年5月16日撮影)

 キャラクターの愛称を募集する掲示がされていた。
 この日に区役所併設の図書館に行ったのだが,そちらのスペースにはこのての掲示は一切なかった。区役所のスペースは休日で休みだったので入れなかったが,掲示物を作成しているのは区だとしても,この商店街の方が作成に熱心な気がする。キャラクターの胸には,NYと書かれている。西淀川って略すとニューヨークと一緒になることに気付かされた。

 区ごとのキャラクターが,どんどん作られているが,今後区が都区に姿を変えたり,合区されたりという可能性は高そうだ。その場合,これらのキャラクターはどうなるのだろうか?かつて,こういう名前の区があったという歴史を伝えるだけの存在になるのだろうか。そのことを考えると,今キャラクターを作るのは,新制度に対して逆行しているように思える。(大阪市は都構想に反対なので,そちらの立場としては逆行ではないかもしれないが…それでも,府知事の支持率を見るとどうなんだろうとも思う。)

(319) アベノヨコモジタウン(3)

2010年05月09日 04時15分00秒 | 過去になる現在
※ (2)からの続き。(1)から読まれる場合はこちらへ
※ この記事では建物の名前の前につく「あべの」を省略しています。
 例:「あべのシャルム」→「シャルム」

 最後のDブロック。
 今回は地区の中央を走る道路を南側(区民センター側)から見ていく。
 津守方面へ向かう道路に面して…

(2010年3月15日撮影)

 シャルムがある。

 道路を挟んで次のブロックには…

(2010年3月3日撮影)

 ステラが建っている。その中央の道路沿いには…

(2010年3月3日撮影)

 保育園,その横にお寺。そしてその向こうには,セントレーベが建っている。
 そのセントレーべの前には…

(2009年9月14日撮影)

 高層ビルの開発に反対する横断幕が取り付けられている。
 よそものからすれば,「高層ビルが乱立する地区になるんだろうな。」ぐらいにしか思っていなかったので,この暮らしている側からの視点は印象に残った。保育園の横に高層マンションが建ったら園庭は確かに大変なことになりそうだ。

 南側に戻り,ステラとシャルムの間の道を行く。すると,その先には…

(2009年9月14日撮影)

 空き地がある。立ち退きが最後まで行われず,昔ながらのアーケードが残っていたのもこの辺りだろうか。
 さらに,その先には…

(2009年9月14日撮影)

 金塚小学校が見えてくる。金塚はこの辺りの地名であるが,住所表記には利用されておらず,「旭町○丁目」になっている。
 高速沿いの道路から見ると…

(2010年3月3日撮影)

 校門と校舎は見えるが,近づいてみると…

(2009年9月14日撮影)

 学校の敷地は道路よりも低いところにある。学校の校舎や遊具はそこまで新しく見えないので,再開発が始まる前の姿をとどめている場所かもしれない。

 中の通りに戻り,学校の真向かいを見ると…

(2009年9月14日撮影)

 この広場を北側の通りから見ると…

(2010年3月3日撮影)

 階段が見え,斜面に建っていることが感じられる。
 さきほどの学校の立地もそうだが,この辺りはもともとかなり傾斜があるのかもしれない。
 その広場の横には…

(2010年3月3日撮影)

 ドルチェがある。そして,この建物には,こんな貼り紙がある。

(2010年3月3日撮影)

 この横文字の建物の並ぶ地区には縁がなさそうなことに思える。しかし,この地区の周辺にまで,視点を広げると,絶対に無縁ではないことが推測できる。これについては,また後で触れる。
 ドルチェの西側は地区の一番西端の道路が走っている。
 その道路に沿って…

(2010年3月3日撮影)

 ラボアと,さらに高速道路側に…

(2010年3月3日撮影)

 ビアレがある。この建物,高速道路の側から見ると,印象が変わる。

(2010年3月3日撮影)

 この付近から,再開発地区の西端を通る道路を見ると…

(2009年9月14日撮影)

 結構下り坂になっている。
 ちなみに,写真の手前左側に見えるビルは高台にあるものの,住所は西成区山王3丁目になっている。

 道路沿いの壁も,きれいなものになっている。
 この壁の向こうは,自由恋愛の行われている飛田新地だ。
 ドルチェの西側には…

(2010年3月3日撮影)

 西成区への商店街の入口もある。この中に…

 玉出の阿倍野店があるが現在は営業していない。
 阿倍野再開発地区とはJRの線路挟んで反対側にある天王寺公園もホームレス対策が一因となって囲われてしまった経緯がある。
 この地区だけ,古くからの建物を取り壊し,新しい街づくりが行われ,周辺との印象にかなりのギャップが生まれている。一時期は,工事があまり進んでいなかった時期もあったようだが,最近は大々的に工事が行われている。以前の街並みを壊し,多額の税金を投入して行われた再開発の真価が分かる時期も近いかもしれない。

(311) 廃墟化した遊園地

2010年04月20日 23時13分04秒 | 過去になる現在
新今宮駅の東口を出て浪速区側に見える建物。

(2009年6月8日撮影)

 もともとは大阪市の公共施設だったのが,マルハンに売却されたらしい。この間近くを通った時はもう中に入ることはできなくなっていたが,この写真を撮ったころは遊園地の営業はとっくに終わっていたが通路としては機能していた。中を冒険してみた。

(2009年6月8日撮影)

 エスカレータは止まっていたが,階段は昇れる。
 階段を上った先には…

(2009年6月8日撮影)

 広場があった。
 空を見上げると…

(2009年6月8日撮影)

 ジェットコースタのレールの残骸が見える。場所が狭いためか,カーブも多そうだ。

 通路の先には・・・

(2009年6月8日撮影)

 船が見えた。
 船をしたから見上げる。

(2009年6月8日撮影)

 各通路は新世界に抜けたり,スパワールドに抜けたりすることができた。
 にぎやかそうな施設なのに人がほとんどおらず,静まり返っているのが不気味にも感じる。
 ちなみに地下もあって…

(2009年6月8日撮影)

 地下鉄駅に直結している。

 現在は入ることができなくなっているが,今後どのように活用されるのか興味深い。

(301) アベノヨコモジタウン(2)

2010年04月07日 04時27分55秒 | 過去になる現在
(1)からの続き。
※ この記事では建物の名前の前につく「あべの」を省略しています。
 例:「あべのメディックス」→「メディックス」

 Cブロック。中央を走っている道路に沿って北側から見ていく。

(2010年3月3日撮影)

 メディックス。用途は店舗と事務所ということだが,名前と隣が大学の医学部であることを考えると薬品に関わる業者の入居が多いのだろうか。


(2009年7月22日撮影)

 奥側(北側)にあるのが,リーザ。手前側(南側)がエトワル。
 リーザは店舗と住宅という用途になっている。それに対しエトワルは…

(2010年3月3日撮影)

 有料の老人ホームになっている。

 エトワルの道路を挟んだ南側は…



(2010年3月3日撮影)

 ポンテ。店舗と住宅の側面を持つためかどこから見るかで印象が異なる。
 その南側には・・・

(2010年3月3日撮影)

 パンセと…

(2010年3月3日撮影)

 セレサという名前の住宅が建っている。
 ここで北側へ引き返し,エトワルとポンテの間のカーブした道を進んでいく。
 エトワルの横にアストがある。

(2010年3月3日撮影)

 後の高台には…

(2010年3月3日撮影)

 市大医学部の施設と思われる建物が見えた。周りと比べるとやや古そうな気もした。
 さらに道を進むと交差点があり,その角に…

(2010年3月3日撮影)

 旧再開発地区の事務所があった。ロープで敷地に入れないようになっている。
 その脇に見える坂道を登っていくと…

(2010年3月3日撮影)

 建物自体では確認していないが,地図ではハミングとなっている建物があり,その背後には…



(2010年3月3日撮影)

 「第一住宅」「C1コーポ」がある。地図や建物の表示が違っているところもあって,この2つは同じ施設を指しているかもしれない。他の施設と比べネーミングも異色で,地図で建物に付けられた番号も若いので,再開発された中でもかなり古いものかもしれない。
 道路を挟んで反対側には…

(2010年3月3日撮影)

 幼稚園がある。さっきのアストの場所からも…

(2010年3月3日撮影)

 高台の上にこの幼稚園が見えていた。この辺りは歴史が感じられるエリアも残っている。

 エトワルのところから入った道路の片側だけを見てきたが,その逆側には…



(2010年3月3日撮影)

 この建物には壁画も多い。





 店舗や住宅に加え,郵便局や金塚会館もあり,かなり大きな施設になっている。

 Cブロックは中央に道があるなどで場所をうまく言い表せていないが,とりあえず全ての建物にを取り上げた。初期の開発の状況などが分かる場所のようにも思う。

(3)へ続く。


(293)  アベノヨコモジタウン(1)

2010年03月14日 23時48分26秒 | 過去になる現在
※ この記事では建物の名前の前につく「あべの」を省略しています。
例: 「あべのベルタ」→「ベルタ」

通天閣から天王寺駅の方を見る。

(2008年9月5日撮影)

 公園の奥に高いビルが並んでいる地域がある。手前のビルに隠れて奥は見えにくいが,そこに阿倍野再開発地区がある。最近になって大規模な工事が行われているが,着手されたのは1976年と昭和50年代のことだ。大阪市の事業であり,バブルの崩壊後は開発が滞っていたらしい。
 近鉄阿部野橋駅。

(2009年10月3日撮影)

 ここも建物が再建された。その西側の区画。

(2009年10月3日撮影)

 商業施設が建てられようとしている。
 JRと近鉄駅の間を走っている国道を西側の方へ行くと…

(2010年3月3日撮影)

 センタービルとアポロビルがある。こちらは民間運営のようだ。天王寺駅の地下街とビルの地下は直結している。
 その隣には…

(2010年3月3日撮影)

(2009年9月14日撮影)

 あべのルシアスがある。
 ビルの入口は地下まで吹き抜けになっている部分があり,その脇には…

(2009年9月18日撮影)

 水が滝のように落ちてくるモニュメントがある。
 エレベータのボタンも…

(2009年9月18日撮影)

 乗る前に行き先の階のボタンを押すあまり見たことがない仕組みだった。
 高層階からは…

(2009年9月18日撮影)

 天王寺区方面を眺めることができる。
 ビルの前の国道沿い。

(2010年3月3日撮影)

 国道を境に天王寺区寄りには時折古そうな建物も見られる。

(2010年3月3日撮影)

 浪速郵便局の分室。浪速区も遠くはないが,所在地の阿倍野区の阿部野郵便局も,線路の向こう側の天王寺区の天王寺郵便局もゆうちょの支店を持っているため,次に近い浪速区の浪速郵便局の分室になっている。古そうな学校の一角を使っている。
 西成区や浪速区寄りになると…

(2009年9月14日撮影)

 再開発の影響を受けていなさそうな建物も多い。
 
 今度は近鉄の駅の横を始発にしている阪堺の軌道に沿って1つとなりの阿部野駅まで行ってみる。

(2009年9月14日撮影)

 駅の隣にはあべのベルタがある。その道路を挟んで反対側には…

(2009年8月17日撮影)

 アーケードの下に歴史を感じる建物がある。
 近づいてみると…



(2009年8月3日撮影)

 阿部野体育館と書かれていた。現役で使われてはいなさそうだ。
 ベルタの南側には,高速道路の高架越しに…

(2009年11月15日撮影)

 図書館や葬儀場まで併設している阿部野区民センターの立派な建物がある。
 ベルタビルは1987年開業と結構前だ。そのベルタビルは住宅だったり,スーパーが入居していたり,市民学習センターがあったりと色々な側面を持っている。

(2009年10月3日撮影)

 鏡を利用した柱や壁が多い。
 地下一階には利用者の多いスーパーが入居している。何故1階じゃないのかが疑問だ。
 同じフロアにはこんな店も…

(2009年9月18日撮影)

 ビルテナントのイメージを覆された。
 地下2階。地下鉄の阿部野駅との連絡通路もあるが…

(2009年10月3日撮影)

 曜日が悪かったのもあるだろうが,それ抜きにしても空スペースはそれなりにある。

 阿倍野再開発地区の東側のAブロック,Bブロックに位置しているほかの建物を見てみたい。

 駅から最寄りのAブロックは工事中の面積が大きい。その中にあるルシアスともう一つの再開発に関わる建物が…

(2009年9月14日撮影)

 遠くからでも背が高いので目立つあべのグラントゥールだ。
 この建物,背が高い印象が強いが…

(2009年9月14日撮影)

 低層棟も隣接している。
 この入口よく見てみると,何かビルの外見とあわなそうな施設がある。

(2010年3月3日撮影)

 銭湯だ。再開発のために,ビルの一角に入居する結果になっている。

 続いてベルタが含まれるBブロック。
 南側の国道側から…

(2009年3月3日撮影)

 ベルタの隣に病院は,横文字のビル名を名乗ることはなかった。
 その隣には,あべのクオレが建っている。
 別の角度から…

(2009年3月3日撮影)

 クオレの北側にあるあべのベレーザ。



(2009年3月3日撮影)

 通路の構造が特徴的だ。

 さらに北側にあるあべのフォルサ。

(2009年3月3日撮影)

 他のビルとは性格が異なり…

(2009年3月3日撮影)

 公共施設が入居している。
 ビルの一角には…

(2009年3月3日撮影)

 かつてこの辺りにあった屋敷の金魚池を再現移設したものがある。再現とはいっても印象はだいぶ違うのだろう。水量が豊富で池の底から水が湧き出していたり,その水量が火事の消火に役立ったりというエピソードは記念碑を読まないと分からない。

 西側のC・Dブロックは次の記事で。
※ (2)へ続く。


(244) 環境教

2009年12月08日 00時46分11秒 | 過去になる現在
環境問題とかエコとか言葉を聞かない日がない。
商品を売る際も環境に優しいというフレーズが宣伝文句になる。そして,環境に優しいと言われた行動には集団で取り掛かることも少なくない。本当に危機的常態にあるのかもしれないが,ここまで来ると宗教的に見えてしまう。それぐらい日常生活に入り込んでいる環境問題だが,それに対する懐疑論も存在している。どちらの説も将来の地球の様子を誰も知らない以上,予測の世界でしかないのかもしれない。そもそも,環境問題にも扱う範囲が大きく,一括りにするのは無理かもしれない。正しい正しくないを抜きにしても,環境に優しいのか疑いたくなる例もある。
・再利用を促す貼り紙・チラシ
・リサイクル用の容器などを洗う行為。(洗うのに水や紙が必要になる)
・エコと施設名に入れておきながら,機械に24時間通電を行っている駐輪場。
・エネルギーや費用を投資してのリサイクル。
 どちらの資源の方がより大切かなど比重を考える必要もあるだろうが,このようなことが疑問を持たずに受け入れられていることが,環境という言葉の持つ力なのかもしれない。
 この環境に対する熱が将来的にどうなるのか,政治までも巻き込んでしまっている問題だけに楽しみだ。

(226) 複線の線路かと思ったら…

2009年11月16日 03時42分58秒 | 過去になる現在
 大阪市旭区赤川と東淀川区菅原間の淀川に架かる赤川仮橋。

(2009年10月25日撮影)

 結構橋から離れたところまで行ったつもりだったが,全長600m近くある橋の全景を収めることはできなかった。(撮影は東淀川区側から)
 橋の旭区側。

(2009年7月1日撮影)

 線路の隣が人と自転車が通れる木製の橋になっている。

(2009年7月1日撮影)

 複線の計画で作った橋の使わなかった側を人や自転車が通れるようにしているようにも思える。
 現在は・・・

(2009年10月4日撮影)

 貨物線なので,単線でいいのかもしれない。今は人を扱うおおさか東線として整備がされている途中であり,そちらが開通すると人や自転車の通路は無くなってしまうかもしれない。
 旭区側の入口の側面には・・・

(2009年10月4日撮影)

 河川法許可標識板が付けられている。大阪市がJRから借りている形なのだろうか?市道の扱いになっている。
 東淀川区側の入口。

(2009年7月1日撮影)

 橋が終わるとすぐに踏切になっている。
 そして堤防の下は・・・

(2009年7月1日撮影)

 兵庫県尼崎市の水道局の柴島(くにじま)取水場がある。府外とはいえ,大阪市の隣の市だ。それでも突然,尼崎の字を見たときには驚いた。水源の琵琶湖が京阪神の水がめと言われる理由が分かる。

 旭区側の橋の下へ行ってみると・・・

(2009年10月4日撮影)

 真下から上を見上げてみる。

(2009年10月4日撮影)

 列車通過中は怖そうだ。
 人道橋の方。

(2009年10月4日撮影)

 床の隙間が見える。
 入口の標識にもあるように自転車は押して渡るように書かれているが,600m近くに及ぶ長さということもあり,押している人は少ない。通過するたびに木製の床がガタガタと音を立てている。
 床を見てみる。

(2009年10月4日撮影)

 補修の跡も多く見られるが,端の方が欠けている場所も多い。
 床の隙間から・・・

(2009年10月4日撮影)

 川の水面が見えるところもある。高所恐怖症の方にはかなりのスリルになるだろう。

 大阪市とは思えないぐらいののびのびとした光景が見られる。
 数年後,大阪東線が開通したら,この橋も鉄道の専用になるのだろうか。
 もしそうなった場合,人や自転車が淀川を渡るためには・・・

(2009年10月4日撮影)

 下流側は奥に見えるアーチ上のもののさらに後にある長柄橋まで。

(2009年10月4日撮影)

 上流側は,菅原城北大橋まで迂回しなければならなくなる。
 どちらに行くにせよ,そこそこの距離がある。そう考えるとこの橋の有難味が分かる。
 最近になって橋にこんな貼り紙がなされるようになった。

(2009年10月21日撮影)

 通行の妨げになる行為。こうして橋の写真を撮っていることも通行の妨げかもしれない。(前後の通行人を確認して,できるだけ人がいないときに撮影はしているが・・・)くわえタバコと具体的なことが書かれていたものと比べると曖昧な内容だ。

 場所が使いやすいこともあるが,この橋の雰囲気が好きなので,東淀川区に行く時にはほぼ毎回通っている。

(211) 高架下の火事

2009年11月01日 04時52分31秒 | 過去になる現在
 天満橋筋とJRの環状線が交わる付近の場所を北区役所の方へ向かっていると,あちこちからサイレンの音が聞こえてきた。偶然にも2台の車(パトカーや救急車ではなく,JRの車)と進行方向が同じだった。天満駅の前でその車が停まっていた。中から救助隊のような服装の人たちが駅の方へ走っていった。区役所の方へ抜けようとすると,道路にはホースが伸びていた。ようやく天神橋筋に出ると,いつもとは完全に違う風景が見えた。

(2009年10月31日撮影)

 道路は赤い消防車で一杯だった。他にもパトカーやサイレンをつけた車も見られた。
 正面の高架下の焼肉屋で火事が起こったらしい。このときには既に火は鎮火か大部抑えられていた状態だったのだろう。ピーク時に近くの商店街が煙で充満し,先が見えなかったという。
 天満駅側から・・・

(2009年10月31日撮影)

 この先へは黄色いテープが張られ立ち入り禁止なっていた。現場はこの奥のようだ。
 日本一長い商店街といわれる天神橋筋商店街とJR環状線の交わる辺りだ。道が狭い中に建物が密集している。

 一部の地点での出来事に思えるが,この火災が影響を与えた範囲は広かった。
 天満駅。

(2009年10月31日撮影)

 駅1階は人がいつもよりも多かった。しかも,立ち止まっている感じだ。
 列車の案内板。

(2009年10月31日撮影)

 案の定,運転が見合されていた。環状線には大和路線,阪和線。夢咲線の電車も乗り入れており,そちらにも影響が出ている。
 ホームの表示も・・・

(2009年10月31日撮影)

 全駅で同じメッセージを流しているのだろうが,天満駅の案内に天満駅付近で火災と出るとまた印象も変わってくる。案内放送も流れているが,兵庫の駅でよく聞くような放送の予告音が,場の緊迫感に合わない。

(2009年10月31日撮影)

 電車の信号と思われる表示にも「抑止」と出ていた。奥の方のホームには電車が停まっていた。
 影響は鉄道だけではなく,道路にも及んでいた。

(2009年10月31日撮影)

 現場よりも前の交差点で迂回の誘導が行われていたため,片側の車線の通行量が極端にに少なかった。

 2つ先の京橋駅。

(2009年10月31日撮影)

 遅延時間がさらに延びていた。

(2009年10月31日撮影)

 電車の到着までの時間など普段は見ない表示もあった。また,駅員による放送も隣接駅の通過状況を伝えていた。この後すぐに列車がやってきた。表示上は火災が発生しているだが,火はもう既に消されている。現場を知らずに,この案内だけ見ると,線路が焼けていそうであせりそうだ。

 環状線の遅延は多いので,またかという感じではあるが,天候によるものが多く,高架下の火災によるものは滅多にないだろう。

 高架下の有効活用された空間での火災,そしてそれが与える影響。高架でなくとも,線路沿いの家が火災の場合にも電車は停まるかもしれないが,与えた影響は高架下のケースが大きいのではないだろうか。
 出火元が焼肉屋ということで,同じ環状線のこの駅の心配もしてしまった。

(2009年7月27日撮影)

 火事でなくとも,煙が高架下の視界を遮っていることも多い。

 高架下の火災対策が見直され,二度と同じようなことが起こらないことを願う。



(以下2009年11月8日追記)
 火事から1週間が経った昨日,近くを通ったので火事の現場を見てみた。

(2009年11月7日撮影)

 人が多かった時には分からなかったが,店の片側は天神橋筋の道路に面していた。
 周辺ではなく,線路の真下での出火だったことが分かった。
 もちろん営業はしておらず,シャッターには・・・

(2009年11月7日撮影)

 謝罪文が貼られていた。
 その後,天神橋商店街を横切り,天満駅の下へ。
 環状線の平和なメロディが駅の下まで響いていた。

(210) こうかな夢

2009年10月31日 23時56分01秒 | 過去になる現在
 都市計画に鉄道の高架化が挙げられることは多い。選挙のポスターなどにも立体交差事業を行うという内容は見かける。
 よくあげられることだけに,高架上を列車が走ることによる利点は多い。高架化が素敵なことであることがよくアピールされている現行の工事があるのでその様子を見てみたい。

(2009年6月17日撮影)

 東大阪市の近鉄奈良線の約3.3kmの高架化工事。イメージキャラクターも設定されている。この工事の財源についても書かれており,大阪府と東大阪市で9割を負担しているとある。

(2009年6月17日撮影)

 キャラクターは工事区ごとに設定されている。この案内も工事現場を囲む仕切に書かれている。

 
(2009年6月17日撮影)

 2~5区のキャラクター。それぞれの工区の仕切に描かれている。この工事の行われている地区に由来するキャラクターで,一人称も使い分けられているようにキャラ設定もなされている。1区のキャラクターは,最初の写真に描かれているが,吹きだしの空欄には名前が入りそうだ。書かれていないのは公募中なのだろうか。
 いずれにせよ,メインの工事以外にも時間と費用が投資されていそうだ。
  
 仕切には工事やキャラクターの紹介の他にも・・・

(2009年6月17日撮影)

 遺跡があった場所であることが示されたり・・・

(2009年6月17日撮影)

 高架化,特に踏切がなくなることのすばらしさについて,色々な表現で紹介をしている。
 そして,こんな表現も・・・

(2009年6月17日撮影)

 高架化がいかに夢や希望にあふれたものだということが伝わってくる。

 踏切がなくなる以外にも,高架下の空間が生まれ,別の用途に利用することができるし,駅の上下移動の回数が地下道や橋を使うよりも少なくなるなどの利点もある。
 高架の存在が周囲の景観に与える影響などの問題点もないわけではないだろう。

 この工事によって高架駅になる駅が3つある。それらの駅の高架化前の状況を以下で見ていきたい。

若江岩田駅

(2009年6月17日撮影)

 工事が始まるまでは地下に改札のある駅だったが,工事の影響で片側のホームへは・・・

(2009年6月17日撮影)

 仮駅舎の地上の改札から入るようになっている。

 河内花園駅。

(2009年6月17日撮影)


(2009年6月17日撮影)

 こちらもホームへは地下道を通るようになっている。

(2009年6月17日撮影)

 現在のホームの後には高架橋ができている。

 東花園駅。
 線路の両側に駅舎がそれぞれある。

(2009年6月17日撮影)



(2009年6月17日撮影)

 両方の駅舎と,その間の2つのホームは・・・

(2009年6月17日撮影)

 3つの踏切でつながっている。駅郊外の隣接する踏切とは違い,電車の来る部分のみが細切れに遮断機が下りていた。上下移動がほとんどないのは楽だが,早めに駅に来ないと乗り遅れてしまうこともありそうだ。

(2009年6月17日撮影)

 今の駅舎の上を高架が走っている。

 工事自体はだいぶ進行していそうな印象だった。
 仕切に描かれた夢の世界が実現するのもそう遠くはなさそうだ。
 
 同じような工事現場はいくつか見たことがあるが,ここまで工事の内容のアピールに力を入れているのは初めてだった。

(190) その音,この町にも響かせはるの?

2009年09月16日 23時04分29秒 | 過去になる現在
 大阪に住み始めて間もない頃,故郷の人から,「日本のカオスでの新生活、がんばってください!!」というメッセージをもらった。大阪に住みたくて今の進路を選んだわけではないので,大阪についての具体的なイメージはなく,報道などのイメージから犯罪やずばずばものを言う人たちのいる怖いところかなと思っていた。その一方で人情に厚いところというイメージもあり,本当に混沌としたイメージしかなかった。
 そんな感じで住み始めて4ヶ月と少し・・・
 特定の地域だけに偏らないように出歩いたり,大阪市についての研究者の講義を聞いたりはしているので,そこそこの知識はついているのかなとは思う。しかし,実体を見れば見るほどますます分からなくなってきた。ボケとツッコミのツッコミの腕は全く磨かれていないが,町の様子についての心の中でのツッコミはそれなりにしてきた。190番代の記事では府外出身者がエッと感じた町の様子について取り上げてみたい。

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 新今宮駅のホームから南側の方向を見ている。

(2009年7月19日撮影)

 奥のほうに見えるローソンの左に見える横断歩道を渡りきった場所。国道を挟んでいるので駅との距離はそこそこある。そこから見える風景。

(2009年7月18日撮影)

 環状線の駅を利用すると嫌でも聞かされるこの音が駅から4車線ぐらいの道路を挟んだこの場所でも大音量で流れてくる。
 2枚の写真の場所では日々生きるための戦いが行われている。この「さわやか」「シンプル」を基本として作られたとされるメロディ(ウィキより)のイメージとは違う。
 ただ駅のホームで流している分には構わないのだが,そこそこ離れていてもデジカメの録音機能でしっかりと音が拾える音量はやや大きい気もする。駅の外まではっきり聞こえてくるような騒音とも言えそうな音であっても著作権が絡んでくるらしいので,データをアップするのはやめておくが,音が鳴り始めてから電車が来るまでに時間があることや複数のホームに電車が近づいていることも多いため,長時間にわたってメロディが流れている。どんないいメロディでも大きめの音量で長時間聞くと雑音のように聞こえることもある。駅下で露店を営んでいるおじさんがどう捉えているかは分からないけれど,自分の場合,生死が関わっているようなときにこの平和な音は受け入れられない気がする。傍から見ている分にはこのギャップがたまらないのだが・・・
 その反面,阪和線のメロディは駅の外にはそこまで響いてこない。まして,環状線の駅も一緒にある天王寺に至っては響きのいい環状線のメロディに遠慮するかのように流れていた。

 このメロディ環状線のものだけかと思っていたら,そうでもないようだ。

(2009年7月19日撮影)

 関西本線と環状線が併走する天王寺,新今宮。今宮では関西本線の電車のホームでも使われている。
 また,環状線を少しはみ出たこの路線の駅も・・・

(2009年4月26日撮影)

 他の2駅も含めてこのメロディが駅の外まで響いていた。実質環状線の延長のようなものなのかもしれないが・・・

 しかし,環状線を一駅出た関西本線の東部市場前駅や・・・

(2009年8月9日撮影)

新幹線と在来線の乗り換えのできる玄関ともいえる新大阪駅や・・・

(2009年8月28日撮影)

2階には環状線のホームがある京橋駅の1階のホームや・・・

(2009年8月16日撮影)

環状線ではないが,環状線よりも内側にある大阪城北詰駅(新福島までの各駅も同様)でも・・・

(2009年5月2日撮影)

メロディは流れず,列車が近づくときに笛のような警告音が流れるだけだった。

 八百八橋(大坂の水路に橋が多く架かっていた様子を指す言葉)と川の流れ(上と同じくウィキから)をイメージしたメロディだけに大坂の中心から離れすぎるのはよくないとでも考えたのだろうか?使う場合と使わない場合の差がよく分からないでいた。

 9月12日に神戸に行く用事があったので,上のこの駅を利用することになった。

(2009年8月9日撮影)

 ホームで列車を待っていると,あのメロディが鳴り出した。
 メロディ導入エリアが広がったようだ。しかも,兵庫で同じように流されているメロディとそっくりな音も放送前に告知音として入れられていた。18切符で旅行した時には,尼崎から岡山との境に近い上郡まで車内にまで響きわたり,姫路駅で乗り換えているときもたくさん聞かされ,元町駅の下で人を待っているときも飽きるぐらい聞いているので,この音を聞くと一瞬兵庫にいるような感覚になってしまう。
 いつからかは分からないが,8月30日にこの駅を利用したときはまだメロディではなかった。
 その後,八尾や柏原の方まで行く用事があったので,駅の近くに行くと・・・
大阪市内最後の加美駅も・・・

(2009年9月13日撮影)

 メロディが導入されていた。

八尾市に入った久宝寺駅でも・・・

(2009年9月13日撮影)

 周辺まであのメロディが響いていた。
 そして,奈良県との境付近にある河内堅上駅も・・・

(2009年9月16日撮影)

 駅員の配置時刻が終わっていたが,あのメロディが響いていた。
 確かに駅のホームの裏には・・・

(2009年9月16日撮影)

 大和川という一級河川の本流が流れている。いくらなんでもここまでは八百屋橋には含まれなかったと思うのですが・・・これを言い出したら環状線内でもイメージに合わない駅があるのだけど・・・

 隣の奈良県最初の駅までは行くことができなかったのでメロディの導入がされているかは分からない。

 路線やイメージとされている風景の範囲を超えてメロディが普及されつつある。耳当たりのいいメロディだから,イメージされている風景とか細かいことはかまへんって感じなのかな?としても,今このメロディを指す言葉になっている「環状線のメロディ」という言葉は変わるんでしょうか・・・