11人の侍

「生きている間に日本がワールドカップを掲げる瞬間をみたい」ひとたちの為のブログ

英国サッカー界の朝青龍

2005年08月25日 22時46分24秒 | サッカー
渡英まもないエシアンは
もう何年もロンドンでプレイしているかのような貫禄があった
がっちりした体躯のガーナ人ミッドフィルダーは
まるで中量級の格闘家といった風情で
ドリブルよりもパスを好む
強烈なシュート力も併せて
ACミランのクラレンス・セードルフにすごくよく似てる
攻撃的MFのフランク・ランパード
中盤の底に位置どるクロード・マケレレらと巧くバランスをとりながら
試合のど真ん中に君臨した

もうひとり気になったのはスペイン人左サイドバックのデルオルノ
典型的なラテン系サイドバックで果敢なアタックが信条だ
昨シーズンのチェルシーにはいなかったタイプ
良質なウイングを抱えるチェルシーに攻撃的なサイドバックは不必要なんだと思ってたけど
野心的なホセ・モウリーニョは停滞を良しとしない

新戦力のふたりをとりあげたけど
この日のチェルシーは全員が際立っていた
弱小チームが格上と対峙する際には
フィジカルなゲームに持ち込むのが常だけど
チェルシーはフィジカルでもウェストブロミッチを圧倒するから手におえない
テクニックと戦術に至っては比較対照にすらなりえない
その象徴的な選手だったディディエ・ドログバが
この日のMVPになるだろうか