11人の侍

「生きている間に日本がワールドカップを掲げる瞬間をみたい」ひとたちの為のブログ

プレミア4強の開幕戦を斬る!

2005年08月16日 20時34分11秒 | サッカー
ロスタイムに虎の子の得点を挙げたクレスポは狂ったように叫んだ
この長髪のアルゼンチン人が今シーズンのチェルシーの強みになる
フォックス・イン・ザ・ボックス型のストライカーといえば
昨シーズンもケジュマンという選手がいたけど
踏んできた場数でクレスポははるかに上回る
パワーが売りのドログバとは異なる
得点力というクレスポの個性は
チェルシーをもう一段階うえのレベルに引き上げることになりそうだ

対照的な開幕戦を終えたのは
昨シーズンのチャンピオンズリーグ覇者のリバプール
ゼンデンのような好選手が加入したものの
もともとトップレベルのチーム力ではないうえに
チェルシーほどの底上げがないのは厳しい
バロシュにはいまだに移籍の噂があるくらいだし
リバプールは今日びのサッカー界では珍しいくらい
ひとりの選手に依存している
この日はなったシュートのほとんどはジェラードのものだ
惜しいシュートは数多くあったけどネットを揺らすまでには至らなかった
今シーズンのリバプールの成否もジェラードひとりにかかっている

アーセナルはヴィエラが去ったもののその優雅さは変わっていない
アンリ、ベルカンプ、ピレス、アシュリー・コール、ジウベウト・シウヴァら
お馴染みの面々が次々とチャンスを作り出す
期待のフレブも天才的な選手であることはボールタッチひとつでわかったし
ファンベルシは更なる成長が期待できる
ただこの日のMVP選手リュングベリがラッキーなPKを獲得するまで
ゴールを奪うのにおおいにてこずった
この辺がいかにも、最近のアーセナルらしい
僕はアーセナルに必要な最後のピースは
どんな手を使ってでも勝とうとする
強い意思と欲望をもった選手だと思う
トッテナムに移籍したエドガー・ダーヴィッツはベンゲル監督の好みじゃなかったんだろうか

マンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニーは
気がつけば戴冠を済ませていた
ファン・ニステルローイ、リオ・ファーディナンドと並んで
ルーニーはいまやチームの柱のひとつだ
前所属チームの助けもあって
(エバートンのヨボはDF間のつなぎの際にあろうことかルーニーにパスを送ってしまった)
自身初となる開幕戦ゴールも決めている
新しいカントナはパク・チソンがお好みのようだ
スペース目掛けて執拗な往復を繰り返すパクにルーニーは何度もパスを送った
パクは次世代のギックスとの評価を確固たるものにするのなら
少なくともひとつのゴールが必要だった
でも出だしとしては悪くないだろう
ただ2対0で快勝したマンUは
ベッカム移籍以来のチーム再編成がいまだに完了してない印象がある
今シーズンのタイトルはそうとう厳しいとみるけど
さぁ、、どうなるだろうか