前人未到の大記録

武豊騎手がＪＲＡ通算２９４４勝、最多勝記録を更新(読売新聞) - goo ニュース

競馬を知らない人間でも、武豊は知ってるだろう。それだけ有名人だ。
その武豊がやってのけた大記録、ＪＲＡ通算2944勝。
お見事としか言いようが無い。

中には「あれだけ強い馬に乗ってるんや。記録も当然やろ」と、思ってるヤツもおるやろ。
でも競馬は厳しい世界。実力のみの世界。
義理人情でやっていけるほどの甘い世界じゃない。
強い馬に乗るためには、実力が伴っていないとアカン。

武豊の実力を表すコメント。
今朝の日刊スポーツ（大阪版）に載ってた馬主でもある西山茂行氏のコメントが象徴的だった。
「武豊が乗って負けたのならしょうがない」と。

オレも一口馬主をやってるから、素人なりに乗り方に関して騎手に対し文句を言いたくなることもある。
つーか、勝てなかった時は100％文句を言いたくなる。
大金出してる個人馬主ならなおさらやろう。
それを「しょうがない」と思わせるんだから凄いもんだよ。
ちなみにオレの出資馬に武豊が乗ったことは無いけどね。

武豊のすごいところは騎乗技術だけやない。
競馬をギャンブルからスポーツにしたところ。
一昔前は競馬といえばオッサンのギャンブルやった。
それをオグリキャップという名馬とのコンビで一世風靡。
今まで競馬なんか見向きもしなかった女性や若者までファン層を拡大させた。

武豊。まだ38歳。
あと10年は乗れるやろ。
このまま年間100勝ペースを維持すれば（つーか、間違いなく維持できると思うけど）、4000勝も夢じゃなくなってきたな。
そんな武豊を超える騎手もまた現れて欲しいけどね。

最後に。
この武豊の大記録の影に隠れてしもうたが、昨日史上5人目、現役では武豊に次ぐ2人目のＪＲＡ通算1800勝という快挙を達成した横山典弘騎手、あんたもスゴイよ！

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