サラリーマンのよもやま話

50代独身サラリーマンが思いのすべてをぶちまける!…ってほどの大袈裟なものではなく、ただの日記です。

趣味は個性ではありません

2022年06月19日 08時32分27秒 | 独り言

黒染め校則「適法」確定=元生徒側上告退ける―最高裁

 

この話。

大阪の府立高校に通っていた元女子生徒が髪を黒く染めるよう繰り返し指導され不登校になった。

女性側は「茶色の髪は生まれつきで、染色の強要は人格権の侵害だ」と提訴した。

…て話。

 

最高裁が学校側に黒髪に染める指導に問題は無い、って判断には記事だけ読んだ上では「でしょうね」って感じ。

もしも本当に生まれつき髪が黒くない(茶髪)なら、それを証明するようなことを元生徒はしたのかな?

オレの友達の妹が生まれつき赤に近いような茶髪だったし。(色素の問題?肌も日本人らしくないくらいの色白でした。そして本人はすごく真面目で良い子でしたよ)

そういう人がいるのは事実だから、今回訴えた元生徒は医療機関での診断書みたいなものとか出したの?って。

「私がそう言うんだから間違いない!」なんて姿勢だったのだとしたら、そしてそういう言い分がまかり通るならこの世にそもそも警察も検察も弁護士も裁判所もいらないよ。

 

今日はこの裁判を受けて「髪型、髪の色」に関してオレの思う事。

最近良く「学校は生徒の個性を尊重を」とか言われる。

それはごもっともな話。

昔の日本て個性よりもとにかく周りと同じ、画一的な人間を作るような教育だったしね。

オレが中学時代のクラスの集合写真なんか見ても女子なんてみーんな同じ髪型やもんね。

今の時代の中学生が見たら笑ってしまいそう。

でもそりゃそうだ。

今の時代は知らんけど、オレの中学生の頃は定期的に頭髪検査とかあったしね。

(オレが行った高校は当時は珍しく、県立高校ながら比較的自由な校風だった)

 

話を戻して個性を尊重の話。

古い考えの人間かと思われるかも知れないけれど書く。

もともと黒い髪を金髪にしたり、耳にピアスの穴を10個くらい開けたり、それは個性ですか?ってオレは思うのよ。

(ちなみにオレは栗色の髪とかは好きだぞ。明らかに日本人離れした金髪、赤髪、緑髪みたいなやつの話ね。)

絵が上手いとか、野球が得意とか、走るの早いとか、手先が器用とか、そういう個性は尊重し、学校はその個性を伸ばすことに力を貸してあげるのは良いことだと思うし、むしろそうすべき。

が、「見た目」の方は果たして個性なのかな?

見た目はそういう「趣味」であって、「個性」では無いでしょ?と思うのよ。

誰でも簡単に真似できないのが個性であって、簡単に真似できるようなものは個性ではなく、特に外見のファッション的なものはただの趣味だ。

最近は「ブラック校則」なんて話も聞くけど、下着の色は白!なんてのは今の時代何の意味がある?ってオレかて思う。

でも、「趣味は家でやれ。学校ではするな。」って意味での髪の毛の色の指導は妥当だと思う。

好きなことを辞めろとは言わないが、学校ではするなってだけの話。

ゲームが好きだから学校でもやる、はおかしいでしょ?

ゲームが好きなら家でしろ、って話。それと同じ。

髪を金髪にしたりピアス付けまくりは学校とは何の関係もない。

家(学校以外)でするのは何の問題もない。

ただそれだけ。

 

今の中高生に老婆心で言うなら、学生時代に髪を黒くする程度の事が守れない(事情があって黒く出来ないってのは別)のなら、社会に出たらもっと理不尽やけど守るべきことがいっぱいあるよ、って事。

守れない場合は最悪法的に罰を受けることもあるんだよ。

そういうことも念頭に置いて趣味を個性と混同させて好きなことをしてくださいね、って話。

それでも金髪ピアスは個性!

誰にも批判する権利は無い!て思うならそれで結構。

でも、もしオレが企業の採用担当者でこういう外見の人が面接に来たら、たとえ誰よりも優秀でも採用はしないね。

金髪ピアスをする自由があるのなら、企業側にも採用するかしないかの自由もあるし、不採用理由を伝える必要も無いから。

職種や業種にもよるけど、例えば銀行の窓口に金髪ピアスの人座ってたらどう思う?(オレは銀行勤務では無いけれど)

何なの!?この銀行。品位を疑うわ!ってなるよね。

少なくとも「自由な社風で個性を尊重する良い会社だねとはならんでしょ。

もしくはオレの息子(娘)が日本人のくせに金髪の恋人を連れて来たらちょっと強めに指導しちゃうよね。独身なんでこういうシーンはまず無いけど。。。

とにかく、社会(と世間の目)ってそういうもんなのよ。

いくら本人が個性だと言い張っても、そういう目で見る人も多いんですよ。

 

学校ってところは今後社会で困らないように社会に出る前の最低限守るべきルールを教える意味で校則ってものがあるんです。

髪の色なんて守る上で別に難しくも何とも無いルールだ。

でも、そんなことすら「個性を尊重!」とかもっともらしい理由で自分の趣味を押し通すならそれで結構だと思う。

その代わり、社会に出た時にそのせいで自分の職業の選択肢を著しく狭める可能性があることも知るべきだと思う。

 

今日は何を言いたのかっつーと、最近は個性だの人権だのを盾にされたらわがまますら容認せざるを得ない「普通の人にはしんどい時代」だなぁってこと。

コメント (3)
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