シルクホースクラブ会員の皆様、こんつぁ
間もなく今年度の新規募集が始まりますね!
いやー、思い起こせばこの1年、シルクホースクラブ会員に入って20年で一番最悪の年となりましたわ。
馬の成績は所有頭数を考えればまあまあ頑張ってくれてると言えるレベルやけど、じゃあ何が最悪だったかって、昨年の新規募集ですよ。
全滅だったんですよ
通常の募集においても、追加募集においても、全てダメ。
結局昨年募集されたお馬には1頭も出資出来ずだったんですよ。
すなわち、オレの20年間のシルク会員歴の中で昨年募集馬の世代のみ空白となったんですよ。
実績制の導入により、お金持ちにはより有利になる仕組み。
まあたくさんお金を使っているのに、ほぼお金も使わない一般人と同じ扱いじゃ納得できない!ってもの分かる気がする。
シルクホースクラブもまあ民間企業だ。
儲かる仕組みを取るのは当たり前の話。
ボンビー会員のオレがお金持ち優先政策を取ったクラブにはもう居場所がなくなったって事でしょう。
…と、オレは自分のボンビーを嘆くだけだったが、そうでは無い会員さんも多かったのかな?
事務所に抗議?意見具申?が多々あったのかな?
先月の会報でチラっと発表があったけど、昨日届いた会報にも今年度募集からオレみたいに1頭も出資出来なかった会員向けに救済策を設けると記載があった。
以下、会報より…
1次募集で1頭も出資出来なかった会員向けに1.5次募集を設ける(最低でも年1頭は出資できるように)
一人当たりの出資頭数制限(1次募集で10頭まで)
新規入会人数の制限
…てのが主な内容。
まあ推測やけど、お金持ち会員がずーっとシルク会員でいてくれるワケでは無い。
たとえば500口の募集を50口ずつ10人で持つのと1口ずつ500人で持つのとでは結果は同じでも、もしも会員が退会となれば話は別。
いずれの場合でも、仮に5人が辞めたとする。
前者の場合は250口売れなくなる。
後者の場合は495口は売れる。
どっちがリスクかと言えば当然前者。
コロナや原油高やウクライナ情勢などでどんどん物価が高騰する日本経済。
この先どんどん値上がりの波が押し寄せてくれば、当然競走馬生産界にも影響が出るだろう。
馬の値段が上がった場合、今までみたいに大口会員がどんどん出資してくれるとは限らない。
だったらリスク分散の意味で、大口会員様には10頭に押さえていただくことで、小口会員(ボンビー会員)に出資チャンスも生まれる。
小口会員(ボンビー会員)に1口でも出資させれば退会を抑止することも出来る。
うむ。よくできた考えだ。
多いに賛同する。
オレは自他ともに認めるボンビー会員だ。
昨年の全滅を受けて、今後現状の実績制が続くのであれば当然出資馬も増えないワケで、シルク退会も時間の問題(現役馬が全て引退まで)だと思っていた。
でも、そんなオレだから最低でも年間1頭は出資出来る可能性が出来たのは有難い。
やっぱり競馬も好きやし、馬券以外の競馬の楽しみとして一口馬主も(細々とでも)続けたいからね。
そういう想いの会員さんの声がクラブに届いたのかな?
と同時にこの先金持ちがクラブにどんどんお金を使ってくれる保証も無いことに気付いたクラブの思惑が一致したのかな?
真相は分からないけど、オレにとっては嬉しい結果となったワケだ。
今月末には新規募集馬が発表される。
昨年全滅だった分、今年は昨年分の予算もつぎ込める。
掘り出し物を見つけて楽しい一口馬主ライフを継続してやるぞ!
…でも、今回の救済策?を受けてもシルクではボンビー会員が1頭も出資出来ないような金持ちだらけのクラブと化しているのだとしたらもう本当にオレの居場所は無い。
いや、居るべき場所では無い。
その時はもうスッパリとシルクを辞めるわ。
(競馬と一口馬主を辞めるとは言って無い)