公営ギャンブル不要論者へモノ申す！

最近何かと「自粛」が目立ちますな。
4月に入りいよいよ桜の季節だってのに、「今年は花見を自粛」なんて声が聞こえ始めています。
そりゃね、被災地が自分の故郷だったり、身内や友人知人が被災者だってんならその気持ちも分かる。
桜を見ながら飲み食いなんて浮かれた気分にはなれないわな。

…でも、震災の影響が無かった地域や人までが同調して自粛してどないするん！？
「花見は自粛するけど、花見に使うつもりだった金額を義援金として送ろう」ってんならまだ話は分かるんだよ。
自粛して何してるん？お金使うの止めて家でじっとテレビでも見てるだけなんやろ！？
結局、ただ行事を止めてるだけで被災地への支援にもなって無いどころか、地域経済にまで貢献できていないことになる。
被災地や被災者を思う心情は同じ日本人として十二分に理解はするけども…でもハッキリ言って自粛なんてのは自己満足以外の何モノでも無い無駄な行為なんですよ！

さて。
そんな「自粛ムード」の延長なのだろうか。
先日、某新聞の読者の投書欄にこんな投書が掲載されていた。
「公営ギャンブルはすべて廃止すべきだ！」と。

こう主張する投書主（70歳近い男性）の言い分の主旨はこうだ。
「パチンコや競馬などの公営ギャンブルなんてのがあるから、生活費のみならず借金までしてギャンブルにお金を注ぎ込んで、結局破綻して人生を台無しにしてしまう人が後を絶たない」から廃止した方が良いのだそうで…。

そこでオレは競馬ファンとして、この主張に真っ向から反論してやろうと思う。
そもそもパチンコと一緒にはしないで欲しい。
あれは「公営」では無いから。
つか、法律上パチンコはギャンブルでは無いし。

…ま、そういう話は置いといて。
戦後の日本。
公営ギャンブルの売り上げ金は地方の財源として戦後の地域復興に大きな役割を果たした。
何十億と黒字を出していた頃は本当にありがたい存在だったことだろう。（今は残念ながら赤字が膨らみ地方のお荷物的扱いを受けているのも事実ですが…）
また、地域の雇用の場としての役割もある。
そして日本中央競馬会。
街の社会福祉施設に行ってごらんなさいな。
日本中央競馬会から寄贈された備品がいっぱいあるから。
公営ギャンブルは地方財源、そして社会福祉に貢献という大事な役割があるんですよ。

そして今回の震災。
競馬を始め、公営ギャンブルは売上金の一部を被災地復興の為に億単位の寄付をしているやん。
馬主、調教師、騎手、それぞれが身を削って寄付を続けたやん。
いつも身を削ら無いのは政治家と公務員だけやで！

公営ギャンブルってのはね、単なる娯楽の提供だけじゃない。
ちゃーんといろんな方面で社会貢献してんですよ！
ギャンブルにのめり込んで人生破綻するなんてのはギャンブルファンの中でもごくごく一部の存在。
そんな人間だけを見て「廃止だ！」なんて叫ぶのはいかがなもんだ？

だったら言うぞ。
少し前の相撲界の野球賭博事件。
あれ、プロ野球を廃止したらすべて問題解決なんですかい？
毎年一万人前後の人が交通事故で亡くなっている。
あれ、自動車を廃止したらすべて問題解決なんですかい？
後を絶たない学校でのイジメ自殺問題。
あれ、学校を廃止したら問題解決なんですかい？

違うだろう？
そういう問題じゃあ無いだろう。
だったら公営ギャンブルだって同じこと。

仮に公営ギャンブルを廃止してごらんなさいな。
例えば競馬を例にとろう。
まず、競馬場で働く人の職が無くなるわな。
騎手や調教師を始め、競馬場の職員や掃除してるおばちゃんやら馬券売ってるおばちゃんまでみーんなクビや。
そして競馬関連産業（競馬新聞社やらその新聞の印刷会社、競馬場や厩舎への物品納入業者等々）も衰退するわな。
当然それらの人々には家族もいる。
家族まで路頭に迷うことになるわな。

ギャンブル依存症によって、路頭に迷うことになった本人や家族も多くいるのは事実だろうよ。
でも、公営ギャンブルを廃止することによって、その何十倍もの人が路頭に迷う事になるんだよ。
そんなコトになれば、地域経済、いや日本経済に大ダメージになること間違いないわ。
ギャンブルで破綻する人が後を絶たないってのも確かに問題やけども、それとは比べようもない大問題が勃発するだろうね。

結論！
ギャンブルで人生を破綻するのは、ギャンブルがあるからでは無くギャンブルをする人間の資質の問題。
大部分のギャンブルファンはちゃんと身の丈に応じて普通に楽しんでいるんですよ。
それを目先だけ見て廃止だ何だと騒ぐのはまさに木を見て森を見ず。
今回の震災の悲惨さだけを見て、何でもかんでも自粛だと騒いで自己満足してる連中と同じです。

物事は全体を見て、それで解決策や改善策を見い出さないといけないのではないでしょうか？

…以上、ギャンブル不要論者への一競馬ファンからの反論でした。

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阪神10R 難波ステークス（芝1800ｍ）

愛馬シルクアーネストが出走である。

【レース前テレサ】
中京記念は開催中止となると、翌週は除外となった為、ここに目標を切り替えており、池添騎手は「今回は間隔も空いたことだし、追い切りはテンからビッシリやっておきましたが、時計を見ても良い追い切りができたと思います。動きも良かったし、自己条件なら良い競馬ができると思います」と話し、調教師は「追い切りの動きはかなり良かったらしいので、自己条件なら十分勝ち負けまで来てくれると思うよ」と話しています。

【調教】
／助　手９栗坂稍　52.4- 38.1- 24.5- 12.3　一杯に追う
／池　添16ＣＷ良　86.2- 69.8- 53.6- 39.4- 12.1　馬なり余力
／助　手27栗坂良　56.2- 40.4- 25.7- 12.2　強目に追う
／池　添30栗坂良　52.6- 38.1- 24.4- 12.0　馬なり余力


震災さえ無ければ…。
シルクアーネストは中京記念で初重賞制覇を飾っていたでしょう。
震災さえなければ、今日の阪神メイン大阪杯（GⅡ）に出走していたでしょう。

…ってくらい、中止前の中京記念に出走が決まった時には期待してたんやけどね。
でも、歴史は変えられん。
ダビスタや無いねんから、やり直しは出来ませんわ。

つーことで、改めて今日は仕切り直しの一戦。
もし、中京記念に出走していたら、中1週続きだったので足元がどうにかなっていたかも知れない。
そう思うと、逆に今回はレース間隔を取れた分プラスになったと思いましょ。

相手は何頭か強いのがいるけども、アーネストだってゆくゆくは重賞を勝つ馬だ。
ここでは相手が強いだの言ってられへんやろ。
ここで負けてるようじゃあ重賞なんて夢の夢の夢やもんね。

つーわけで！
最近シルクも調子悪いし、オレ自身も毎日震災やら原発のニュースばかりで気分が沈みがち。
ここは一発スカっとするような勝ちっぷりでゴールを駆け抜けて欲しいな。
いや、駆け抜けてくれると確信している。

頑張れ！アーネスト！
頼んだぞ！池添息子！！


（レース回顧）
18頭立て1番人気4着…。

うーん…。
今回は正直勝って欲しかった。
調教も良かったし、枠順も良かったし、道中もロスや不利も無かった。
若干ペースが速かった気もするけど、やっぱりここは踏ん張って欲しかったね。

逆に言うと昇級後も安定した走りをしてるんで、いずれ順番は回って来そうやけども。
ただ、少し展開の助けも必要かもね。

さて、次走。
このままスケジュール通りの番組になるならば5月1日に京都でマイル戦の「京都ゴールデンプレミアム」があるがどうだろう。
何とかここで決めてくれないか…。

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