ネットの心構え

取材要請の手紙で「悪あがき」＝ＮＨＫ記者、ウィニ―開発者に(時事通信) - goo ニュース

「正当な判断」開発後押し　ウィニー逆転無罪　金子元助手、笑顔で会見(産経新聞) - goo ニュース

何かと世間をお騒がせのファイル交換ソフト「Winny」。
未だにWinnyを介したウイルス感染による情報流出が後を絶たないね。

でもね、オレが思うにこれは逆に言うと画期的な仕組みであるがゆえの結果だと思う。
普通、遠隔地のPCと情報を共有しようと思えばVPNや専用回線を用いたWANを構築するのが一般的。
ただし、これらを構築しようとするならばある程度の知識と投資が必要やん。

でも、このWinny。
専門知識も無くても簡単に不特定多数の人と情報共有が出来てしまう。
本当に画期的仕組みだと思う。
Winny技術を応用すれば、もっとネットワークの世界に広がりができるんじゃ無いのかな？

今はね、違法に映画やゲーム、音楽なんかが共有されてたり、ウイルス感染による情報流出の原因になってるのも事実やけども、それは使う側の問題であって、開発者にその責任を問うのはどうだろう。
だったら包丁で人が刺されたら、その包丁を作った包丁職人が逮捕されるんですかい！？って話になるやんか。

ま、大阪高裁の裁判長もそう判断したから今回の逆転無罪判決になったのだと思う。
NHK記者は何を思って「悪あがき」などと言ったかは知らないが、オレは高裁判決を全面支持するぞ。
もちろん、違法行為を支持してるワケや無いで。

今回の裁判に思うこと。
Winny開発者の逮捕は単に、京都府警察ハイテク犯罪対策室の知名度を上げたいが為の見せしめだったんじゃね？
話題のWinnyの開発者を京都府警が逮捕！！
こりゃ絶大な宣伝効果だもんね。

前にも書いたことがあるけど、再度書く。
Winny自体は違法では無いのでPCにインストールすること自体は問題無い。
ただ、そのPCに仕事場で使うデータを安易に入れたりするから問題になるんだよ。
ウイルス感染による情報流出がこれほど問題になっているにもかかわらず。
これは明らかに使う側の情報に対する意識の低さ。
そして、会社が情報を持ち帰らせているという大きな問題。
ましてや会社のPCにWinnyを入れて使っているなんざあ言語道断。問題外のお話やね。

そういや警察官PCからWinnyを介して情報漏れたこともあったね…。

Winny被害を防ぐことは比較的簡単。
以下のことを守ればね。

・Winnyを介して著作権のある映画や音楽などを配布、または取得したヤツは逮捕されることを覚悟すること。
・会社ではWinnyを使わないこと。
・自宅PCにWinnyを入れる場合、ウイルス対策をしっかり行うこと。
・そして、このPCには個人情報の入ったデータを絶対入れないこと。

さあ、たったこれだで毎日安心して楽しいインターネット生活を送れるから。
あ、何度も言うけど、ファイルの違法交換を肯定してるワケや無いからね。

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