【撮影データ】
H27.8.22撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro Nikon D610
ISO2000 300sec×5 PHDガイディング
PhotoShopでフラット補正、コンポジット、レベル補正
天体写真を撮り始めた頃は、写真に星が写っていること自体がうれしくて、銀河、散光星雲、散開星団等々、対象を選ばずに撮っていきましたが、そのうち、メジャーな大型の対象を狙うようになり、色々と試行錯誤しながらM31やM33、プレアデス星団などを撮り、オリオン座 M42、燃える木と馬頭星雲を撮って冬期休眠期に入ってしまいました。
冬期休眠期間は、過去に撮りためた35対象ほどの画像再処理を繰り返す毎日、そんな中で散開星団も魅力的に感じるようになってきました。
このNGC457は、年齢2,100万歳という比較的若い星の集まりと言われていますが、なるほど全体的に青白い星が多いですね。その周辺には、星団とは直接関係していないのですが、カラフルな星々も多く賑やかな印象を受けます。
冬期休眠状態もようやく終了し、また、星空撮影の季節(雪国のため冬期は晴れる日が稀です)になってきました。今年は、散開星団も数多く撮ってみたいですね。もちろん、メジャーな対象も狙いますが。
【撮影データ】
H28.3.13撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro CANON EOS 6D(新改造)
ISO3200 90sec×14 PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング
ちょっと露出不足、ISO3200 総露出時間21分では、輪郭がかろうじて見えてきた程度でした。M101を撮る時は思い切って露出時間を増やさないと難しいですね。
ハッブルで撮った写真を見ると、M101と重なって、あるいは周辺にたくさんの銀河を見ることができます。M101を明瞭に写すとともに、それらの銀河も一緒に写すことができたら面白いんですが。
北海道は、ようやく冬型の気圧配置が緩み始め、夜、晴れる日も多くなってきました。満月期ということで星空の写真は撮れていないのですが、気持ちも明るくなってきます。
【撮影データ】
H28.3.13撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro CANON EOS 6D(新改造)
ISO3200 90sec×14 PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング
まあるい水玉のようなM97はふくろう星雲と呼ばれています。よくよく見ると目がふたつあり、フクロウのようにも見えますが、どちらかというと地球あるいは海王星を遠くから眺めたように見えますね。M97は遙か昔に超新星爆発を起こした惑星状星雲ですが、その呼び名のとおりです。
右下の棒状銀河はM108、メシエ天体の中では最も暗い対象で、本来M98というナンバーが付けられるはずだったのですが、位置計算が間に合わず、後世になってM108として登録されたそうです。並んでいるのでM81・M82のように続きナンバーの方がシックリしますね。そういえば、M108はM8によく似ています。
3月13日は、ISO3200 90秒×14~16枚で撮ってみたのですが、背景のザラツキ感や星雲・銀河の明瞭度を考えると、ISOをもう少しさげて露出時間を長めにした方が良かったみたいですね。Nikon D610の時もそうだったのですが、機材が馴染んできて画像処理方法も確立していくには、まだまだ回数を重ねないとダメなようです。
【撮影データ】
H28.3.13撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro CANON EOS 6D(新改造)
ISO3200 90sec×16 PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング
なにやらひょうきんな形状の銀河ですが、子持ち銀河と呼ばれています。写真 上のアンテナのようなところが子供の銀河で伴銀河NGC5195というナンバーが付けられています。この二つの銀河は星々の腕で繋がっていますね。
まだまだステラショットとEOS 6Dには馴染んでいないようです。
ISO3200にして90秒を16枚コンポジットしてみたのですが、背景のザラツキ感は消えなかったです。他にも接眼部からの迷光によるカブリ、Rap2を使った画像処理方法、また、ピントも甘く、寝ぼけたような画像になっているなど・・・・、なにやら反省ばかりの文章になっていますね。
M51は、北極星に近い位置にあるため年中見ることができます。が、今頃が最も高い位置にあって撮影条件最高の旬な対象です。焦点距離760mmでも渦巻きの構造や銀河の中に点在する赤い部分も少しは写すことができます。
やっぱり再挑戦かな。
【撮影データ】
H28.3.13撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro CANON EOS 6D(新改造)
ISO3200 70sec×5 + 90sec×8 PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング
天気予報は曇りだったのですが、気象衛星の写真を見ていると何だか晴れそうな予感がして、曇っていたんですが機材をセットしました。予感どおり20時30分頃から星空が見え始め、21時には快晴状態になりました。
先日のM81・M82のリベンジがしたくて、真っ先に望遠鏡を向けて16枚撮影、ガイドエラーと雲影響で3枚が使用不可でしたが、13枚で仕上げました。
早い時間だったため、空が明るくて露出時間を長くすることができずM81の淡い部分があまり出ていませんが、久しぶりの撮影だったので満足しています。ガイドのセットに時間がかかったり、途中で子午線越えの望遠鏡反転など、また、色々とありましたが、撮影が軌道に乗るまでにかなりの時間を要しました。
新たに加えた「ステラショット」「Rap2」「EOS6D」の能力を十二分に発揮するまでには至っていませんが、試行錯誤を繰り返しながら機材に馴染んでいこうと思っています。
”ケフェウス座”は、今、北北西の空の低い位置にいます。”ケフェウス座”の隣には”はくちょう座”があり、この境界付近にNGC6946とNGC6939が位置しています。銀河(2,250万光年)と散開星団(4,000光年)、距離はまったく違うのですが、写真だけをみていると何やらお隣さんどうしに見えてしまいます。
NGC6946は真上から見た姿なのですが、腕の構造もよく見えていて形の良い銀河です。焦点距離760mmでは銀河の構造まで表現できていませんが、空の状態が良い時に再挑戦してみたい対象ですね。NGC6939は、星が比較的密集していて一目で散開星団とわかる比較的明るい散開星団です。
最近は、Photoshopでレベル補正、カラーバランス、彩度等の調整を行ってJPEGで出力したファイルに対して、シルキーピックスで最終調整しています。シルキーピックスは、シャープ能力やノイズ除去能力が強力ですから最終調整に適していて、荒れた画像も”あら不思議”ということがよくあります。シルキーピックスで処理した後にサイズダウンでJPEG記録してブログにのっけています。
【撮影データ】
H28.3.3撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro CANON EOS 6D(改造)
ISO3200 80sec×5 PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング
前回のアップで書いていたステラショットとEOS 6Dのファーストライト写真、去年の12月4日以来の3ヶ月ぶりの再処理ではない画像です。5枚コンポジットではM81銀河の淡い腕の部分まで描き出すことはできませんでしたが、3ヶ月ぶりの撮影画像処理はうれしいですね。
写真の右端と中央付近から左斜め下にかけて緑と赤のカブリがあったため無理かなとも思っていたのですが、練習のつもりで画像処理しています。私のモニターでは目立つカブリは浮き出ていませんが、お使いになっているモニターの種類によってはカブリが見えるかもしれません。
M81(写真左の渦巻銀河)とM82銀河(写真右の棒状銀河)は同一の銀河団に属していて、お互い15万光年しか離れていないそうです。15万光年というと我々が属している天の川銀河とマゼラン星雲(南半球で満月の20倍の大きさで見えています)の距離と同じくらいですから、M81,M82銀河に属する惑星からは、夜空に大きくお互いの銀河が見えることになりますね。
2/28に続いて3/3の夜も快晴、冬の間は晴れてもダメかなとも思っていたのですが、一応、機材をセットして、セットして、・・・・・・、様々な問題が・・・・・。
極軸を合わせるところまではうまくいっていたのですが、カメラをEOS 6D(改造)に変更したため、これまでと同じ位置ではピントがあわず、ステラショットのライブビューでピントを探すこと30分、なんとかピントを合わせました。
M81、M82銀河をステラショットで導入して、ISO感度を上げて撮影してみると、M81、M82の影も形もなし。??? どこ行った???
写っている星の分布と星図を照らし合わせながら探すこと30分、ようやく見つけたと思ったら、間違えてステラショットの導入ボタンを押してしまって、もう一度最初から。探し続けていたら、赤道儀のエラーで変な方向へ向いてしまい、強制電源OFF。もう一度最初のゼロポジション設定へ。トホホ。
ゼロポジションを設定して、またM81、M82を導入。やはり影も形もなし。また探し続けること20分、ようやく見つけてガイド設定し、カメラをISO3200、露出80秒、10枚でセット.......5枚まで撮影した段階で「カメラとの通信が途絶えました」のエラーメッセージ。???
調べてみると、ライブビューの時間が長かったためカメラのバッテリーの電池切れでした。予備のバッテリーもないため、しょうがなく撤収。4時間粘りに粘って5枚撮影。
今日、撮影した5枚の画像処理を行ってみたのですが、赤いカブリが画像中央付近にあり、周辺部は緑のカブリがある状態でした。天頂付近を撮影したので、こんなカブリが発生するはずはないのだが??? 望遠鏡をダーク状態(光が入らない状態)にして色々と調べてみると、直焦点ワイドアダプターのわずかな隙間から光が入り込みカブリになっているようでした。結局、寒さに耐えながら撮った5枚も残念な結果にとなってしまいました。
よくあることなんですよね。こういうこと。こんなことを繰り返しながら新しい機材となじんでいくのです。