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星空Diary

趣味として星空を楽しんでいます。掲載した画像は何度でも再処理してアップします。このため、時々、季節感がなくなります。

【りょうけん座】 セイファート! M94

2017年05月06日 21時28分38秒 | りょうけん座

 

 セイファート!

 なにやら欧米人の名前のようですが、中心部で爆発的な星形成が起こっている銀河の総称だそうです。

 セイファート! ・・・・やっぱり名前のように聞こえるなぁ。

***

 M94は視直径4’程度、焦点距離800mmでも、けっこう写りが小さいです。

 銀河部分のみトリミングしてみると、こんな(↓)な感じで銀河の構造描写までは・・・達していないですね。もう少し銀河らしく写したいところですが、子午線越えで望遠鏡が反転してしまったのに気づかず、ガイド不調だと思い込み7枚止まりになってしまった・・・こともありますので欲張ってはいけません。



 振り返ると、ゴールデンウィーク期間中は、晴れている夜も多かったなぁと思います。 が、「半月期+風が強い」状態で望遠鏡を繰り出すことはできませんでした。残念な気持ちもありますが、北海道の星見撮影シーズンは始まったばかりです。

 

【撮影データ】

 撮影日 2017年4月26日 北海道日本海沿岸 

  R200SS iOptron45 EOS6D(新改造)

  ISO1600 HEUIB-Ⅱフィルター 360sec×7枚コンポジット

 フラット補正(rap2)、コンポジット・レベル調整等(PS CC)、カブリ補正(ステライメージ8)

 

 

 


【りょうけん座】 M3 球状星団

2017年04月05日 20時27分20秒 | りょうけん座

 

 つい最近までりょうけん座という星座を聞いたことがなかったのですが、星空の写真を撮るようになってからおなじみの星座になりましたね。ステラナビでみると北斗七星のお隣さんです。M3はりょうけん座の中でもずいぶん端の方にあって、うしかい座との境界付近です。

この付近ですね。


 

 それにしても、おおくま座、りょうけん座、かみのけ座、おとめ座付近は銀河や球状星団が多いですね。銀河だけをみると天の川のようになっている感じです。

 前回アップしたM51と今回のM3、ISOを1600まで下げて十分な露出時間を取るようにしたのですが、背景の滑らかさ、星色などずいぶん向上しました。短時間露出でお手軽に・・・・、というわけにはいかないのですね。

 

【撮影データ】

 撮影日 2017年3月31日 北海道日本海沿岸 

  R200SS iOptron45 EOS6D(新改造)

  300sec×10枚コンポジット

 フラット補正(rap2)、コンポジット・レベル調整等(PS CC)

  彩度(ステライメージ8)

 



【りょうけん座】 M51 冬季休眠明け

2017年04月01日 12時33分06秒 | りょうけん座

 

 最後に撮ったのが2016年12月3日、4ヶ月ぶりに星の写真を撮りました。ようやく長ーい冬期休眠が明けました。とはいっても撮影場所の裏庭は積雪30cm程度、雪の上にブロックを置いて、その上に三脚を乗せて撮影です。夜間の気温は氷点下、冬装備の撮影なんですが、星の写真が撮れるようになっただけでも嬉しいですね。

 前回の更新(2017年2月28日)もM51、2回連続でM51の掲載です。去年の12月に撮ったM51、ISO3200、90sec露出を17枚重ねたのですが、写りとしてはまったく満足できない状態、冬期休眠明けの第1弾はリベンジM51になりました。

 ISOを1600まで下げて、露出は420sec(7分)、16枚重ねました。処理方法も変えて、フラット補正はrap2、コンポジットと調整はフォトショップで行い、カブリ補正のみステライメージ8を使用しています。さすがに7分露出だと解像度が格段に向上し、無理な調整でも破綻しなぁ~・・・、そんなこと考えてやっていたもんですから・・・、カラフルにしすぎました。


【撮影データ】

 撮影日 2017年3月31日 北海道日本海沿岸 

 R200SS iOptron45 EOS6D(新改造)

 420sec×16枚コンポジット

 フラット補正(rap2)、コンポジット・レベル調整等(PS CC)

 カブリ補正(ステライメージ8)


 

 


【りょうけん座】 M52

2017年02月18日 17時03分36秒 | りょうけん座

 

 春は銀河しか撮るものがないと聞いていましたが、ステライメージで北~東の空をみると銀河、銀河、銀河ですね。R200SSでもそこそこ銀河をとることもできるのですが、撮影場所となる裏庭は雪の中です。まだまだ冬期休眠中は続きます。

 去年の12月に撮ったM52、ISO3200で90秒露出ですが、露出不足で17枚重ねても背景に荒れが残ってしまいました。

 

【撮影データ】

 撮影日 平成28年12月3日 北海道日本海沿岸 

 R200SS iOptron45 EOS6D(新改造)

 90sec×17枚コンポジット

 ステライメージフラット補正、フォトショップ調整

 

 


【りょうけん座】 M106

2017年01月26日 20時58分41秒 | りょうけん座

 

 

 M106を調べてみると、セファート型と呼ばれる活動が激しい銀河に分類されているようですね。ブラックホールがたくさんあると考えられているようです。

 ハッブルの画像を見ると、赤い渦、青い渦が回転する非常に綺麗な銀河なのですが、赤い渦は活動の激しさを表しているんですね。

 もっとも今回の撮影では赤い渦、青い渦の両方とも浮かび上がらせることはできませんでしたが。中心部の明るい部分だけでした。露出時間を増やしたら周辺部も浮かび上がってくるんでしょうか。

 

【撮影データ】

 撮影日 平成28年12月3日 北海道日本海沿岸 

 R200SS iOptron45 EOS6D(新改造)

 90sec×16枚コンポジット

 rap2フラット補正、フォトショップ現像・調整、ステライメージ調整

 

 


【りょうけん座】 M94 セイファート銀河

2016年05月06日 20時23分45秒 | りょうけん座

【撮影データ】

H28.4.6撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター

iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造) PHDガイディング 

ISO2000 180sec×20 Rap2でフラット補正

ステライメージ Ver7 でコンポジット、フラットエイド使用

Photoshop CCでレベル補正

シルキーピックス DS Pro7で画像調整・トリミング

 

 M94は中心部はとても明るいのですが周辺部はとても淡い、ISO2000で3分露出を20枚重ねてみましたが、周辺部の淡い部分は浮かび上がってこなかったです。中心部が明るいのはセイファート銀河(活動銀河)の特徴のようですね。

 M63にもあった不思議な紋様が中心部に見えていますが、この部分に巨大なブラックホールがあると考えられているようです。

 

 

 銀河の写真として何となく物足りないような・・・・、やっぱり周辺部をもう少し明瞭にしたいですね。

 

 


【りょうけん座】 NGC4244 細長エッジオン銀河

2016年04月26日 19時32分06秒 | りょうけん座

【撮影データ】

H28.4.8撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター

iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造) PHDガイディング 

ISO1600 180sec×15 Rap2でフラット補正、SIでコンポジット

PSでレベル補正・トリミング SPで画像調整

 

 視直径が16’もありますから比較的大きく写る銀河だと思いますが、視等級は10.2等級と暗い銀河です。画像処理した感触も”淡い”なぁと思いました。

 銀河の中心軸にうっすらと構造が見えていますが、銀河部分のみ強調処理してようやく姿が浮かび上がってきたものです。ちなみに、銀河が青く写っていますが、意図的にやったわけではなく、彩度を上げていく過程で青っぽく変化していった??という感じです。

 ***

 もうすぐ5月、今年もすでに1/3の4ヶ月経過してしまいます。

 北海道の星空シーズンは4月頃からですが、去年は4~11月に34対象ほど撮りました。今年は1ヶ月ほどですでに15対象に達し好調に推移しています。この調子で撮影対象を増やし、冬期休眠期間中も画像処理ができる程度に蓄えておきたいですね。・・・・・・まるで冬眠する動物です。

 


【りょうけん座】 M63 ひまわり銀河

2016年04月20日 19時43分56秒 | りょうけん座

【撮影データ】

H28.4.5撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター

iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造)

ISO2000 180sec×20  PHDガイディング Rap2でフラット補正、SIでコンポジット

フォトショップでレベル補正、トリミング シルキーピックス調整

 

 腕の構造がひまわりの花びらに似ているので”ひまわり銀河”と呼ばれています。

 230万光年離れているアンドロメダ銀河がお隣さんだったら、2650万光年離れているひまわり銀河は町内会ぐらいでしょうか。同じ町内会にはM51(子持ち銀河)やM101(回転花火銀河)、M106(巨大ブラックホールあり)などもいます。変わり種銀河が多いのがこの町内会の特徴ですね。 

 

 


【りょうけん座】 M106

2016年04月16日 20時55分25秒 | りょうけん座

 【撮影データ】
H28.4.6撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造)
ISO2000 100sec×17  PHDガイディング Rap2でフラット補正
ステライメージで現像、コンポジット、フォトショップでレベル補正、トリミング 

 

 りょうけん座、しし座、おとめ座は本当に銀河が多い領域ですね。りょうけん座のM106付近にもいくつもの銀河が写っています。

 いつも自宅の裏庭から撮っているのですが、南及び西側が家の影になって写すことができないというハンデがあります。しし座やおとめ座の銀河も撮ってみたいのですが、雪が完全に溶けたら隣の空き地まで10mくらい遠征してみますか。

 

 


【りょうけん座】 M51 子持ち銀河

2016年04月13日 21時14分26秒 | りょうけん座

  【撮影データ】
H28.4.3撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造)
ISO2000 100sec×37  PHDガイディング Rap2でフラット補正
 ステライメージで現像、コンポジット、フォトショップでレベル補正、トリミング 

 

 M51は北極星に近いため、撮影に適した期間が長い銀河ですが、ちょうど良い時間帯に天頂付近となる今の時期が旬です。

 撮影日は、シーイングがあまり良くない上に、時々風が吹きガイドが乱れました。それと、あとで気づいたのですが光軸もずれていて、結局、星がやや卵形になってしまいました。その影響なのか銀河もややボンヤリしているように見えます。こんな悪条件だったのですが、37枚もコンポジットするとさすがに銀河の細かい構造も浮かび上がってきますね。

 光軸を再調整して、条件の良い日に40枚以上撮影してコンポジットするとどのような姿で銀河が写ってくれるんでしょうか。確かめてみたいです。

 

 


りょうけん座 M51 子持ち銀河

2016年03月17日 20時12分25秒 | りょうけん座

  【撮影データ】
H28.3.13撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro CANON EOS 6D(新改造)
ISO3200 90sec×16  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

 なにやらひょうきんな形状の銀河ですが、子持ち銀河と呼ばれています。写真 上のアンテナのようなところが子供の銀河で伴銀河NGC5195というナンバーが付けられています。この二つの銀河は星々の腕で繋がっていますね。

 

 まだまだステラショットとEOS 6Dには馴染んでいないようです。

 ISO3200にして90秒を16枚コンポジットしてみたのですが、背景のザラツキ感は消えなかったです。他にも接眼部からの迷光によるカブリ、Rap2を使った画像処理方法、また、ピントも甘く、寝ぼけたような画像になっているなど・・・・、なにやら反省ばかりの文章になっていますね。

 M51は、北極星に近い位置にあるため年中見ることができます。が、今頃が最も高い位置にあって撮影条件最高の旬な対象です。焦点距離760mmでも渦巻きの構造や銀河の中に点在する赤い部分も少しは写すことができます。 

 

 やっぱり再挑戦かな。

 

 


M3 りょうけん座の球状星団

2016年02月05日 20時14分44秒 | りょうけん座

 

 【撮影データ】
 H27.6.11撮影 R200SS+コマコレクター3 LPSフィルター
 iOptron 45Pro Nikon D610
 ISO2000  LPS 120sec×8
 PhotoShopでフラット補正、コンポジット、レベル補正 

 

 りょうけん座という北斗七星のお隣の星座にありす。今の時期でしたら、夜21:00頃から地平線上に顔を出し始めて、夜半には高い位置にきます。

 去年の6月にビクセンのコマコレクター3で撮った写真ですが、小さな星まで分解されていて良く写っていると思います。今年はコマコレクターPHで再チャレンジしてみようと思います。

 球状星団の星は、同じ時期に生まれた星が多くカラフルさに欠けますが、これもひとつの宇宙の姿ですから、今の機材で撮影可能な対象は撮っていこうと思っています。ちなみに、球状星団は全天で125個以上あるそうですが、撮影できたのは、まだ2対象(M3、M56)です。先は長いですね。

 

 


M51 りょうけん座 子持ち銀河

2015年12月28日 21時42分08秒 | りょうけん座

 

 

 【撮影データ】
 H27.7.8撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
 iOptron 45Pro Nikon D610
 ISO2000  180sec×8 PHDガイディング
 PhotoShopでコンポジット、レベル補正、トリミング 

 天体写真を撮りだして初めて撮った銀河がM51です。最初はガイド精度や画像処理などよりも、写ったことがうれしかったのですが、2回目に撮ったときには、露出時間やガイド精度を高めるため機材のバランスにも気を配り8枚撮影しました。何回も画像処理を繰り返して、今段階では、この写真が最上です。

 春になったら、ピントとガイド精度に気を配って、また撮影したいと思っています。