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星空Diary

趣味として星空を楽しんでいます。掲載した画像は何度でも再処理してアップします。このため、時々、季節感がなくなります。

【おおくま座】 M101 フェイスオン!

2017年04月15日 20時47分09秒 | おおくま座

 

 おおくま座のM101、けっこう淡い銀河なので、ISO1600で400秒弱露出を24枚、総計2時間40分も粘ってみましたが、それでもちょっと不足気味という・・・・、なんとも難物の銀河ですが、典型的なフェイスオン銀河、やっぱり美しいですね。

 

【撮影データ】

 撮影日 2017年3月31日 北海道日本海沿岸 

  R200SS iOptron45 EOS6D(新改造)

  400sec×24枚コンポジット

 フラット補正(rap2)、コンポジット・レベル調整等(PS CC)

  カブリ補正、背景ノイズ補正(ステライメージ8)

 


【おおくま座】 M81・M82

2017年01月10日 22時23分12秒 | おおくま座

 

   M82は美しい姿をしたM81、棒のような形をして真ん中が赤いちょっと不思議なM82のペアーです。この二つの銀河は実際に近い距離にあって影響し合っているそうですね。

 M81の左上や左下の小さな銀河が写っていますが、おおくま座からりょうけん座、かみのけ座、しし座、そしておとめ座、この付近は銀河の宝庫です。10等級から12等級の銀河が数え切れないほどあります。いつも使っているR200SSでは焦点距離がちょっと足りず、これらの銀河の姿をM81のように写すことができないのがちょっと残念です。


【撮影データ】

 撮影日 平成28年12月3日 北海道日本海沿岸 

 R200SS iOptron45 EOS6D(新改造)

 90sec×31枚コンポジット

 rap2フラット補正、フォトショップ現像、ステライメージ調整


 


【おおくま座】 M101 再挑戦

2016年05月20日 20時09分18秒 | おおくま座

 【撮影データ】

H28.5.1撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター

iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造) PHDガイディング 

ISO2000 300sec×19 Rap2でフラット補正

フォトショップでコンポジット

シルキーピックス DS Pro7で画像調整・トリミング

 

  とても淡いM101ですが、シーイングが良い条件で撮った写真を19枚も重ねると細部の構造が浮かび上がってきますね。M101の伴銀河NGC5474(写真上)も渦巻きの構造が少し見えるほどになりました。

 撮影場所は家の裏庭で周りは街灯がある住宅街、決して良い条件とは言えないのですが、なるべくカブリが少ない天頂付近を狙い撮影枚数を増やしていくと、それなりに写ってくれるもんです。

 

 


【おおくま座】 M101 最高のシーイングでしたが・・・

2016年04月29日 16時58分56秒 | おおくま座

 【撮影データ】

H28.4.27撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター

iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造) PHDガイディング 

ISO2000 250sec×7 Rap2でフラット補正、PSでコンポジット

SPで画像調整、トリミング

 

 日中から抜けるような青空が広がり最高の天気、翌朝までこの状態が続くという予報もあり期待しました。しかし、月の出は22時43分、早めにセッティングを終え、撮影に2時間は確保したいと目論んでいたのですが。

 19時30分からセッティングを開始し20時10分にはセッティング完了、目標はM101を20枚。M101を自動導入したのですが、撮影した写真には見当たらない。もう一度、セッティングを確認したのですが問題なし。撮っては探し、撮っては探すこと2時間、ようやく見つけました。途中、NGC5907が入ってきて20分ほど撮影しましたが、M101を導入できたのは22時10分でした。

 それから月の出により空が明るくなるまでに可能な限り写そうと思っていたのですが、22時40分頃に望遠鏡反転・・・・・、また、ガイドのセッティングと思ったのですが、ガイド画像がなぜか真っ白、そうこうしているうちに空は明るくなって・・・・撤収。

 撮影できたのは7枚でしたが、シーイングが抜群に良かったため、比較的、良く写っています。・・・・・・もったいないなぁ。最高のシーイング・・・・・。

 

 


【おおくま座】 M81・M82

2016年04月10日 22時03分29秒 | おおくま座

 【撮影データ】
H28.4.6撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造)
ISO2000 100sec×20  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

 3月13日にも撮影しているのですが、どうにも納得がいかず再撮影です。街明かりの影響を受ける方向だったためカブリが盛大に発生し、Rap2でフラット補正したのですがとても補正しきれず、更にフラットエイドの力を借りてカブリ補正しています。

 4月は既に4日間も撮影機会があり、15対象の撮影・・・、約3ヶ月半の冬期休眠中のことを思うと奇跡的ですね。

 M81とM82の距離は15万光年しかなく、過去に接触していると考えられているようです。M81の方はさほど影響を受けずきれいな形を維持していますが、M82は大きな影響を受けて変形しています。我が天の川銀河も30億年後にはアンドロメダ銀河と衝突すると言われていますが、圧倒的にアンドロメダ銀河の方が大きいため、天の川銀河の方が大きな影響を受けそうです。・・・・などと30億年後の心配をしていてもしょうがないですが。

 その他、M81、M82の周辺には小さい銀河もいくつかあります。写真左上はNGC3077、トリミングで消えてしまっていますがNGC2976等々。いつになるかわかりませんが、500mmくらいの焦点距離でも撮ってみたい領域です。

 

 


【おおくま座】 回転花火銀河 M101

2016年04月09日 21時29分28秒 | おおくま座

 

 【撮影データ】
H28.4.6撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造)
ISO2000 180sec×21  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

  

 

 もう何回M101を撮っただろうか・・・・・。

 実際にはコマコレクターPHを使うようになってから去年の夏に1回(Nikon D610)、今年の3月に1回(EOS 6D)、今回の撮影(EOS 6D)ですから、全部で3回しか撮っていないのですが、数十回は撮ったような気分になっているのは、同じオリジナル写真からの画像処理を10回以上やっているからです。

 そうこうしながらやっと定まってきたNikonD610の画像処理方法ですが、Canon EOS 6D購入に伴って、もう一度最初からやり直しています。Nikon D610とEOS 6D、同じような価格帯、仕様ですが性質はけっこう違いますね。

 

 

 


おおくま座 M101 回転花火銀河

2016年03月24日 19時50分02秒 | おおくま座

 【撮影データ】
H28.3.13撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro CANON EOS 6D(新改造)
ISO3200 90sec×14  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

 ちょっと露出不足、ISO3200 総露出時間21分では、輪郭がかろうじて見えてきた程度でした。M101を撮る時は思い切って露出時間を増やさないと難しいですね。

 ハッブルで撮った写真を見ると、M101と重なって、あるいは周辺にたくさんの銀河を見ることができます。M101を明瞭に写すとともに、それらの銀河も一緒に写すことができたら面白いんですが。

 

 北海道は、ようやく冬型の気圧配置が緩み始め、夜、晴れる日も多くなってきました。満月期ということで星空の写真は撮れていないのですが、気持ちも明るくなってきます。

 


おおくま座 M97(ふくろう星雲) M108

2016年03月20日 14時50分22秒 | おおくま座

  【撮影データ】
H28.3.13撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro CANON EOS 6D(新改造)
ISO3200 90sec×14  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

 まあるい水玉のようなM97はふくろう星雲と呼ばれています。よくよく見ると目がふたつあり、フクロウのようにも見えますが、どちらかというと地球あるいは海王星を遠くから眺めたように見えますね。M97は遙か昔に超新星爆発を起こした惑星状星雲ですが、その呼び名のとおりです。

 右下の棒状銀河はM108、メシエ天体の中では最も暗い対象で、本来M98というナンバーが付けられるはずだったのですが、位置計算が間に合わず、後世になってM108として登録されたそうです。並んでいるのでM81・M82のように続きナンバーの方がシックリしますね。そういえば、M108はM8によく似ています。

 

 3月13日は、ISO3200 90秒×14~16枚で撮ってみたのですが、背景のザラツキ感や星雲・銀河の明瞭度を考えると、ISOをもう少しさげて露出時間を長めにした方が良かったみたいですね。Nikon D610の時もそうだったのですが、機材が馴染んできて画像処理方法も確立していくには、まだまだ回数を重ねないとダメなようです。

 

 


リベンジ M81・M82

2016年03月15日 19時50分30秒 | おおくま座

 【撮影データ】
H28.3.13撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro CANON EOS 6D(新改造)
ISO3200  70sec×5 + 90sec×8  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

 天気予報は曇りだったのですが、気象衛星の写真を見ていると何だか晴れそうな予感がして、曇っていたんですが機材をセットしました。予感どおり20時30分頃から星空が見え始め、21時には快晴状態になりました。

 先日のM81・M82のリベンジがしたくて、真っ先に望遠鏡を向けて16枚撮影、ガイドエラーと雲影響で3枚が使用不可でしたが、13枚で仕上げました。

 早い時間だったため、空が明るくて露出時間を長くすることができずM81の淡い部分があまり出ていませんが、久しぶりの撮影だったので満足しています。ガイドのセットに時間がかかったり、途中で子午線越えの望遠鏡反転など、また、色々とありましたが、撮影が軌道に乗るまでにかなりの時間を要しました。

 新たに加えた「ステラショット」「Rap2」「EOS6D」の能力を十二分に発揮するまでには至っていませんが、試行錯誤を繰り返しながら機材に馴染んでいこうと思っています。

 

 

 

 


4時間粘った結果 M81、M82銀河

2016年03月07日 19時54分46秒 | おおくま座

【撮影データ】
H28.3.3撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro CANON EOS 6D(改造)
ISO3200  80sec×5  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

 前回のアップで書いていたステラショットとEOS 6Dのファーストライト写真、去年の12月4日以来の3ヶ月ぶりの再処理ではない画像です。5枚コンポジットではM81銀河の淡い腕の部分まで描き出すことはできませんでしたが、3ヶ月ぶりの撮影画像処理はうれしいですね。

 写真の右端と中央付近から左斜め下にかけて緑と赤のカブリがあったため無理かなとも思っていたのですが、練習のつもりで画像処理しています。私のモニターでは目立つカブリは浮き出ていませんが、お使いになっているモニターの種類によってはカブリが見えるかもしれません。

 M81(写真左の渦巻銀河)とM82銀河(写真右の棒状銀河)は同一の銀河団に属していて、お互い15万光年しか離れていないそうです。15万光年というと我々が属している天の川銀河とマゼラン星雲(南半球で満月の20倍の大きさで見えています)の距離と同じくらいですから、M81,M82銀河に属する惑星からは、夜空に大きくお互いの銀河が見えることになりますね。

 

 

 


M101 フラットエイドで処理してみました

2015年12月31日 09時44分00秒 | おおくま座

 

 

 【撮影データ】
 H27.7.9撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
 iOptron 45Pro Nikon D610
 ISO2000  180sec×8 PHDガイディング
 PhotoShopでコンポジット、レベル補正 フラットエイドでフラット補正

 

 思いっきりフラットエイドを使用して処理してみました。

 コンポジット後にトリミングしてフラットエイドにtif画像で渡し、背景の星と星雲に分離した後に星雲のみフラット処理して、それぞれを調整した後にフォトショップで合成という手順です。

 次はフォトショップのマスク処理でM101画像処理に挑戦してみます。