小学校の頃、理科の授業で倣った”夏の大三角形”、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイル、こと座のベガ、天の川を挟んで三つの明るい星が三角形になっていて、なるほど大三角形だぁと思いましたね。
こと座のベガは、距離にすると25光年、わし座のアルタイル、16光年です。織姫さんと彦星は天の川を挟んでいるとはいえども近くに住んでいます。
しかし、はくちょう座のデネブ、この星1500光年も離れているのですが、そんなに離れていても光度は1.25等級、とてつもない明るさの星です。ちなみに質量は太陽の20倍、半径は200倍、明るさは65,000倍以上の白色超巨星と考えられています。
北アメリカ星雲(North American Nebula)は、そんなデネブのすぐそばに位置しています。北アメリカ星雲はデネブによって照らされて輝いていると考えている学者もいるようですね。
北アメリカ星雲のお隣には怒られているようなペリカン星雲がいて、構図的に面白いのですが、焦点距離800mmのR200SSでは、二つの星雲を一緒に写すことはちょっと難しいというかできない。そこで、初めてモザイクをやってみました。二つの写真の色調・明るさはなかなか合わないものですね。そんな苦労もありますが、800mmの焦点距離が400mmになるのですからコスパとしては大変よろしい。この調子でサドルから北アメリカ星雲まで一枚で・・・・・、ちょっと大変・・・・ですね。