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星空Diary

趣味として星空を楽しんでいます。掲載した画像は何度でも再処理してアップします。このため、時々、季節感がなくなります。

【アンドロメダ座】 M31 大星雲ですね

2016年10月23日 16時41分07秒 | アンドロメダ座

 

 小さい頃からM31の写真は何回も見てきているのですが、去年から自分でも撮ってみて、つくづくカッコいい星雲だなぁと思います。

 まぁ、系外銀河の中では最も近い銀河なのですが、それにしても230万光年も離れているのに、夜空では満月よりも5倍も大きく見えるのですから、実物はどれだけ大きいんだぁ!という話ですよね。

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 8月に撮ったM31、前回は9月11日にアップしたのですが、中央部の明るい部分と周辺部の淡い部分の雰囲気がイマイチ、画像もちょっと硬めに感じていたので再処理対象に。

 どちらかというと少し柔らかめで、星の色がきれいに出ているスッキリとした星雲写真を目指しているのですが、う~~ん、なんとなく周辺部が雲のようにのっぺりとなってしまいました。

 おそらく、また、再処理するだろうなぁ。 

 

 


意外に淡いお隣りの大銀河

2016年09月11日 14時25分09秒 | アンドロメダ座

 

 

 子供の頃は、この銀河の写真を見てワクワクしていたことを思い出しました。iMacの電源を入れた時の「ジャ・ジャーン」という音とともに現れるような、そんなイメージです。その頃はアンドロメダ大星雲と呼んでいましたが、今はアンドロメダ銀河になっていますね。確かに星雲ではなく、間違いなく銀河です。

 明るさは3.4等級、ちょっと暗い夜空なら肉眼で見えます。夜空に浮かぶお隣の銀河を双眼鏡などで眺めると宇宙が近くなりますよ。


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 望遠鏡にカメラを付けて写真を撮ってみると、中央部が極端に明るくて周辺が淡いという難しい対象です。露光時間を長くすると中央部が白飛びしてしまい、短くすると周辺部が写りません。仕方ないので露光時間が長い写真と短い写真を撮って重ね合わせ平均値処理します。これで中央部の明るさは抑えられ、周辺部は露光時間を長く撮った写真よりは暗くなるのですが、短いものよりは明るくなるので、画像処理技術で強調すると浮かび上がってくるという狙いです。 

 


M31 200万年の時間と距離

2015年12月27日 19時54分16秒 | アンドロメダ座

 

【撮影データ】

H27.10.10撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター iOptron 45Pro

Nikon D610 ISO2000  360sec×18 PHDガイディング

PhotoShopでフラット補正、コンポジット、レベル補正  

 M31までの距離は約200万光年、時間的には200万年前の姿を見ていることになります。お隣さんの銀河なのにずいぶんと遠いんです。しかし、大星雲と呼ばれているだけあって迫力ありますね。

  M31はこれまでに撮影は2回行ってきました。最初はISO2000で180secを8枚で処理しましたが、周辺部が浮き出てこなかったため、2回目の撮影で360secを18枚撮り、コンポジットで重ねています。露出時間が長くなったこととコンポジット枚数が増えたことで周辺部まで浮き出てきましたが、中心部は飽和しています。やはり、多段階露出が必要かというところです。  画像処理は再処理も含めると5回程度行ってきましたが、中心部と周辺部の明るさが大きく違うため意外に難しく、画像処理する度にできあがり画像の質が違ってきます。今回の写真は5回目の処理ですが、フォトショップのマスクを使って中心部を減光して周辺部が浮き出てくるように工夫しましたが、まだまだ画質向上の余地はありそうです。