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星空Diary

趣味として星空を楽しんでいます。掲載した画像は何度でも再処理してアップします。このため、時々、季節感がなくなります。

【おおくま座】 M101 最高のシーイングでしたが・・・

2016年04月29日 16時58分56秒 | おおくま座

 【撮影データ】

H28.4.27撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター

iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造) PHDガイディング 

ISO2000 250sec×7 Rap2でフラット補正、PSでコンポジット

SPで画像調整、トリミング

 

 日中から抜けるような青空が広がり最高の天気、翌朝までこの状態が続くという予報もあり期待しました。しかし、月の出は22時43分、早めにセッティングを終え、撮影に2時間は確保したいと目論んでいたのですが。

 19時30分からセッティングを開始し20時10分にはセッティング完了、目標はM101を20枚。M101を自動導入したのですが、撮影した写真には見当たらない。もう一度、セッティングを確認したのですが問題なし。撮っては探し、撮っては探すこと2時間、ようやく見つけました。途中、NGC5907が入ってきて20分ほど撮影しましたが、M101を導入できたのは22時10分でした。

 それから月の出により空が明るくなるまでに可能な限り写そうと思っていたのですが、22時40分頃に望遠鏡反転・・・・・、また、ガイドのセッティングと思ったのですが、ガイド画像がなぜか真っ白、そうこうしているうちに空は明るくなって・・・・撤収。

 撮影できたのは7枚でしたが、シーイングが抜群に良かったため、比較的、良く写っています。・・・・・・もったいないなぁ。最高のシーイング・・・・・。

 

 


【りょうけん座】 NGC4244 細長エッジオン銀河

2016年04月26日 19時32分06秒 | りょうけん座

【撮影データ】

H28.4.8撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター

iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造) PHDガイディング 

ISO1600 180sec×15 Rap2でフラット補正、SIでコンポジット

PSでレベル補正・トリミング SPで画像調整

 

 視直径が16’もありますから比較的大きく写る銀河だと思いますが、視等級は10.2等級と暗い銀河です。画像処理した感触も”淡い”なぁと思いました。

 銀河の中心軸にうっすらと構造が見えていますが、銀河部分のみ強調処理してようやく姿が浮かび上がってきたものです。ちなみに、銀河が青く写っていますが、意図的にやったわけではなく、彩度を上げていく過程で青っぽく変化していった??という感じです。

 ***

 もうすぐ5月、今年もすでに1/3の4ヶ月経過してしまいます。

 北海道の星空シーズンは4月頃からですが、去年は4~11月に34対象ほど撮りました。今年は1ヶ月ほどですでに15対象に達し好調に推移しています。この調子で撮影対象を増やし、冬期休眠期間中も画像処理ができる程度に蓄えておきたいですね。・・・・・・まるで冬眠する動物です。

 


【はくちょう座】 サドル付近

2016年04月23日 15時41分28秒 | はくちょう座

 【撮影データ】

H28.4.7撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター

iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造) PHDガイディング 

ISO2000 180sec×11 Rap2でフラット補正、SIでコンポジット

PSでレベル補正・トリミング SPで画像調整

 

 夜半過ぎにははくちょう座が高い位置にきて、サドル付近の写真を撮れる季節になってきたんだなとしみじみ感じています。サドル付近の写真をみていると、夏雲たなびく牧歌的な雰囲気を感じて好きな領域です。

 もう少し星々が輝くように画像調整してみたいとか、散光星雲の細かなところまで描写したいとか、淡い部分もきれいに出したいとか・・・・・、”総露出時間33分では贅沢な望みだろう”と言われそうですね。これから10月くらいまで”はくちょう座”を撮ることができるので、90分くらいの露出時間を目指してみますかね。

*** 

 それにしても、ステライメージのコンポジット機能とシルキーピックスのノイズ処理は強力ですね。シルキーピックスの方はISO2000で露出時間15分相当くらいはありそうです。

 

 


【りょうけん座】 M63 ひまわり銀河

2016年04月20日 19時43分56秒 | りょうけん座

【撮影データ】

H28.4.5撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター

iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造)

ISO2000 180sec×20  PHDガイディング Rap2でフラット補正、SIでコンポジット

フォトショップでレベル補正、トリミング シルキーピックス調整

 

 腕の構造がひまわりの花びらに似ているので”ひまわり銀河”と呼ばれています。

 230万光年離れているアンドロメダ銀河がお隣さんだったら、2650万光年離れているひまわり銀河は町内会ぐらいでしょうか。同じ町内会にはM51(子持ち銀河)やM101(回転花火銀河)、M106(巨大ブラックホールあり)などもいます。変わり種銀河が多いのがこの町内会の特徴ですね。 

 

 


【りょうけん座】 M106

2016年04月16日 20時55分25秒 | りょうけん座

 【撮影データ】
H28.4.6撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造)
ISO2000 100sec×17  PHDガイディング Rap2でフラット補正
ステライメージで現像、コンポジット、フォトショップでレベル補正、トリミング 

 

 りょうけん座、しし座、おとめ座は本当に銀河が多い領域ですね。りょうけん座のM106付近にもいくつもの銀河が写っています。

 いつも自宅の裏庭から撮っているのですが、南及び西側が家の影になって写すことができないというハンデがあります。しし座やおとめ座の銀河も撮ってみたいのですが、雪が完全に溶けたら隣の空き地まで10mくらい遠征してみますか。

 

 


【りょうけん座】 M51 子持ち銀河

2016年04月13日 21時14分26秒 | りょうけん座

  【撮影データ】
H28.4.3撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造)
ISO2000 100sec×37  PHDガイディング Rap2でフラット補正
 ステライメージで現像、コンポジット、フォトショップでレベル補正、トリミング 

 

 M51は北極星に近いため、撮影に適した期間が長い銀河ですが、ちょうど良い時間帯に天頂付近となる今の時期が旬です。

 撮影日は、シーイングがあまり良くない上に、時々風が吹きガイドが乱れました。それと、あとで気づいたのですが光軸もずれていて、結局、星がやや卵形になってしまいました。その影響なのか銀河もややボンヤリしているように見えます。こんな悪条件だったのですが、37枚もコンポジットするとさすがに銀河の細かい構造も浮かび上がってきますね。

 光軸を再調整して、条件の良い日に40枚以上撮影してコンポジットするとどのような姿で銀河が写ってくれるんでしょうか。確かめてみたいです。

 

 


【おおくま座】 M81・M82

2016年04月10日 22時03分29秒 | おおくま座

 【撮影データ】
H28.4.6撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造)
ISO2000 100sec×20  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

 3月13日にも撮影しているのですが、どうにも納得がいかず再撮影です。街明かりの影響を受ける方向だったためカブリが盛大に発生し、Rap2でフラット補正したのですがとても補正しきれず、更にフラットエイドの力を借りてカブリ補正しています。

 4月は既に4日間も撮影機会があり、15対象の撮影・・・、約3ヶ月半の冬期休眠中のことを思うと奇跡的ですね。

 M81とM82の距離は15万光年しかなく、過去に接触していると考えられているようです。M81の方はさほど影響を受けずきれいな形を維持していますが、M82は大きな影響を受けて変形しています。我が天の川銀河も30億年後にはアンドロメダ銀河と衝突すると言われていますが、圧倒的にアンドロメダ銀河の方が大きいため、天の川銀河の方が大きな影響を受けそうです。・・・・などと30億年後の心配をしていてもしょうがないですが。

 その他、M81、M82の周辺には小さい銀河もいくつかあります。写真左上はNGC3077、トリミングで消えてしまっていますがNGC2976等々。いつになるかわかりませんが、500mmくらいの焦点距離でも撮ってみたい領域です。

 

 


【おおくま座】 回転花火銀河 M101

2016年04月09日 21時29分28秒 | おおくま座

 

 【撮影データ】
H28.4.6撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造)
ISO2000 180sec×21  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

  

 

 もう何回M101を撮っただろうか・・・・・。

 実際にはコマコレクターPHを使うようになってから去年の夏に1回(Nikon D610)、今年の3月に1回(EOS 6D)、今回の撮影(EOS 6D)ですから、全部で3回しか撮っていないのですが、数十回は撮ったような気分になっているのは、同じオリジナル写真からの画像処理を10回以上やっているからです。

 そうこうしながらやっと定まってきたNikonD610の画像処理方法ですが、Canon EOS 6D購入に伴って、もう一度最初からやり直しています。Nikon D610とEOS 6D、同じような価格帯、仕様ですが性質はけっこう違いますね。

 

 

 


【球状星団】 ヘラクレス座 M13

2016年04月05日 22時42分17秒 | ヘラクレス座

 

  【撮影データ】
H28.4.4撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro CANON EOS 6D(新改造)
ISO2000 180sec×10  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

 ヘラクレス座という星座の名前は小さい頃から知っていたのですが、今回の撮影で初めて何処にあるのかわかりました。こと座の隣にあるんですね。

 比較的、星雲・星団や銀河が少ない地味な領域ですが、なぜか球状星団が3つもあり、そのうち2つは大きな球状星団です。今回は大きな球状星団ねらいということでM13とM92を撮影しました。北半球で最も大きな球状星団と言われるだけあって星の数が多く形の良い球状星団です。

 1976年にSETI(地球外生命体探査)として、プエルトリコのアレシボ電波望遠鏡からM13に向けてメッセージ(電波)が送信されたことでも有名ですが、電波が届くまでには24,960年要します。電波が届く頃には、地球からM13へ超光速で行けるようになっていて、地球人が電波を受けるかもしれませんね。

 

***

 

 少しづつEOS 6Dとステラショットにも馴染んできました。また、星の形がいびつになるので光軸を確認したところ、かなりズレていました。R200SSの光軸調整ネジを締めすぎていたようです。少し緩めぎみで光軸を合わせてみるとピタッときました。

 また、コマコレクターPHは、ピントが合っていないと明るい星の輝線が二重になります。ピントが合っていない時の輝線はライブビューでも出ますから、かえってピントを合わせやすいことが、今回の試行錯誤でわかりました。

 

 


【惑星状星雲】 こぎつね座 M27

2016年04月03日 11時16分49秒 | こぎつね座

 

 

【撮影データ】
 H27.8.2撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
 iOptron 45Pro Nikon D610
 ISO2000  180sec×8 PHDガイディング
 PhotoShopでフラット補正、コンポジット、レベル補正

 

 北海道もようやく春めいた天候になってきました。冬期休眠明けですが、まだ寝ぼけているのかカブリで背景がザラザラだったり、ピンボケ写真、クランプ緩みによるガイドエラー等々、まともな写真は今年になってまだ撮れていません。

 3/28の夜も再チャレンジでM51(親子銀河)を狙ったのですが、ピントが合っていない写真の量産でした。一応、画像処理は行ってみましたが、とてもお見せできるレベルではありません。 ということで、これまで何回もブログアップしている こぎつね座 M27 です。