白骨の道 「地を這う虫達の叫び」 ・ メール:kanran@i-next.ne.jp

私の寒蘭栽培と「炭鉱が閉山して崩壊した町」の回顧録
利権に慾る人間の生きざまを赤裸々に綴ります 77歳です

イベント町長を首領にした町民 ・ 建設業者と行政の癒着に街宣車も走った (その5)

2014-03-28 20:23:22 | 日記

その昔、世知原役場は公金流用と伝票改ざんは公認だった。私も定年退職してから17年目に入る、公務員は秘密を守るべきだと言われているが。不正や公金横領を隠蔽するのは犯罪である。私の町は産炭地域だったので長年に亘っての陳情の成果で「鉱害復旧事業」が始まった時のことである。急傾斜地帯の水田はコンクリートで固められ、まるで要塞のようである。県庁から検査に来た職員が、町を取り巻く棚田が、コンクリートで固められた風景を見て「全町公園化宣言も台無しですね」と言って唖然としていたことを思い出す。水田をはじめ家屋、道路、墓地から墓石まで全てが国家予算の事業である。県内外の建設業者が設計金額を嗅ぎつけようと役場事務所内をうろうろしていた。これに目をつけたのが、〇〇町長の選挙地盤である世知原ロードレースであった。役場職員が、建設業者に平然と寄付金を要求する、業者は設計金額を聞き出そうとする、建設業者から毎年二千万円近くの寄付金をせしめていたと言われている。工事の入札担当職員がロードレースの寄付金として、現金五万から数十万円を業者から受け取っていたと言われている。このときのロードレース大会会長が工事を発注する〇〇町長だから、必ず業者は寄付をするのである。鉱害復旧対策室長の〇〇氏は〇〇議長や〇〇町長の「虎の威を借る狐」であった。事務費は到底使い切れない、国からの補助金は無駄でも使ってしまうのが、官庁の慣わしである。鉱害復旧対策室に数十人の臨時職員を雇い、他の部局の一般事務職員の給料までこの鉱害経費でまかなっていたと言われている。総務課や税務課など予算の少ない係は、鉱害室長に媚を売って物品を買う、そして請求書を室長に渡すのである。誰もが不正を隠蔽していたのである。業者選定と入札事務を担当した総務課長が助役となり、退職後に〇〇建設に天下りした二名の建設課長こそ貴重な国民の税金を横領した張本人である。昔から公務員の汚職は、役得だと言われていたようだが、行政、議会、監査を完全に分離すれば改善出来ることである。町長の親戚や支持者を監査役にしないこと、土建業者を町議会議長にしないことである、これを叫びつづけてきた私は今でも村八分されている。この時ロードレースの寄付金集めなどに関係した職員が、佐々川に身を投げて入水自殺した。思い出したくない回顧録である、大昔の悲運な出来事として忘れて良いのだろうか・・・

写真は、羽付七曲りの私の竹林から松浦病院を望む

 

「 散る桜 残る桜も 散る桜 」七曲りの桜並木から街中が小さく見えている、私は、この世知原町が嫌いです。



最新の画像もっと見る