凡夫の日常(たんたんぴー日記)

たんたんぴー(キジョラン)は綿毛のついた種です。風に吹かれてどこに飛んでいくやら。淡々坦々にも通じる気持ちです。

平成28年熊本地震

2016-04-18 | 日記
地震の被害者並びに生活に多大な影響を受けた住民の皆様にはお気の毒で同情を禁じえません。一刻も早い復旧をお祈りします。熊本に平成の初めのころ転勤で住んでいた。住んでまもなくの平成2年11月17日に雲仙普賢岳が噴火した。最初は穏やかでアメリカンドッグのような2筋の噴煙が立ち上るのが金峰山から望めた。普賢岳は200年周期で噴火し、江戸時代の噴火では噴出物が有明海まで流れ込み島原大変肥後迷惑と言われる大津波による大災害をもたらしたことを知った。翌年5月26日熊本も大火砕流の起きたとき火山灰の混じった泥雨が降り注いだ。この年から3年連続で観測史上2位から4位の強烈な台風に見舞われた。それ以前熊本では長らく強い台風が来なかったのか台風への備えや心構えは手薄に思えた。それは地震に対しても同じように感じられた。
そのころ熊本は地震が来ないと楽観視されていた。明治に大きな地震(今回と震央がことなる)があり死者が多数でているにもかかわらず。そのころ既に熊本地震は近いという警告はあった。それから二十数年後現実のものとして起こってしまった。
今朝の新聞を見るとこの当たりの地震は以前から心配されていたと地震学者は述べている。行政は住民に地震対策を慫慂していたのだろうか。それにしても想像を超える大災害である。ボランティアする体力も技術もない。義援金を送りたい。一刻も早い復旧を祈るしかない。