先日、職場(某ホテル)で防災講習が開かれ出席してきました。
弊社の消防担当が替わったので内容もそれまでとは違ったものがありました。
その中でも廊下の端にある「非常階段室」に入った事は勤続14年で初めての事だ
った。
ベルボーイ時代にエレベータホール裏にある中央非常階段は常用していたが今回
の階段室は入った事がなかった。
普段は警備員以外の人が入らない階段なので砂埃やどこから入ったのか枯れ葉が落ちてホテルとは思えない雰囲気。
『なんかホテルエンパイアみたいだな、懐かしいな~』
と思った瞬間
『あ、ブログでエンパイアの更新が止まったままだ!』
と思い出した。最近書きたい事がたくさんあるけど書けないしコルトねたばかり
だ。
楽しみにしていてくださる方々に申し訳ないので久々のホテルエンパイアの事を
書いてみます(うわぁ、人気ブログ気取りで思い上がりもはなはだしいですな)。
(前回からの続き)
4階がないなら3階の次に5階の表示となるはずだ。
非常階段から廊下に出る鉄扉は重たい灰皿を置き、閉じられないようになってい
る。
これは管理側が「もし中に入って扉が開かなくなった場合に備えて」このように
ストッパーの代わりにしていたそうだ。
誰もいない無人のビルに閉じ込められたら発狂ものです。
噂と違って4階はあった。
(4階表示)
しかも「42号室」さえあった。40年以上前の日本初の高層ホテル。
縁起が悪いなんて考えなかったのだろう。
でも考えてみると私のホテルでも4階はあるし無い方が珍しい。
さすがに42がつく部屋はないが。ちなみに建設会社は同じく大林組だ。
*注! 廊下の表示は402ですが部屋の扉には「42」となっています。
ちなみにこれがエレベーターです。
一階ロビーとは違いダイエー買収後の改装でも客室フロアは開業当時のままだったと思われます。
再びロビーに戻る。が、管理人さんはいない。
(壊されている板の奥がエレベーター&階段に行く入り口)
さっきから何度も往復している。
21階までの階段を昇るというのはどれ位のキツさだろう。
管理人さんもロビーは見せてくれているが上を見ていいとは言ってない。
私は今、念願のホテルエンパイアにいる。二度とこのような機会はないだろ
う。
いつか「あの時、無理してでも上がっておけば良かった」と後悔するのは目に見
えている。
ダメでもともとだ、決心して離れの宴会場グリーンパレスにいる管理人さんの所
に戻る。
暗闇からエンパイアから戻ると照明が眩しく感じられホッとする。
業者さんと待ち合わせをしているとの事だった管理人さんに意を決して
「客室階に上がってよいですか、時間はまだありますか?」と尋ねてみた。
管理人さんは時計を見て唸る。
『う~ん・・・15分で戻って来られるかな?』
15分・・・無理かもしれない。
20階の階段を一気に駆け上がった事などないし上がれたとしても見学時間も無い
。
しかし許可は降りたのだ。堂々と行ける。
「判りました、15分で戻ってきます」
そう答え踵を返し厨房を出た。
15分か・・・
その時、買ったばかりの腕時計にストップウオッチ機能がある事を思い出した。
「ストップウオッチなんて日常生活で使わないよ」と思っていたが思わぬ所で役立つ事となった。
苦笑しながらボタンを押すとセイコークロノグラフの1/20秒針が勢いよく廻り始めた。
(つづく)
弊社の消防担当が替わったので内容もそれまでとは違ったものがありました。
その中でも廊下の端にある「非常階段室」に入った事は勤続14年で初めての事だ
った。
ベルボーイ時代にエレベータホール裏にある中央非常階段は常用していたが今回
の階段室は入った事がなかった。
普段は警備員以外の人が入らない階段なので砂埃やどこから入ったのか枯れ葉が落ちてホテルとは思えない雰囲気。
『なんかホテルエンパイアみたいだな、懐かしいな~』
と思った瞬間
『あ、ブログでエンパイアの更新が止まったままだ!』
と思い出した。最近書きたい事がたくさんあるけど書けないしコルトねたばかり
だ。
楽しみにしていてくださる方々に申し訳ないので久々のホテルエンパイアの事を
書いてみます(うわぁ、人気ブログ気取りで思い上がりもはなはだしいですな)。
(前回からの続き)
4階がないなら3階の次に5階の表示となるはずだ。
非常階段から廊下に出る鉄扉は重たい灰皿を置き、閉じられないようになってい
る。
これは管理側が「もし中に入って扉が開かなくなった場合に備えて」このように
ストッパーの代わりにしていたそうだ。
誰もいない無人のビルに閉じ込められたら発狂ものです。
噂と違って4階はあった。
(4階表示)
しかも「42号室」さえあった。40年以上前の日本初の高層ホテル。
縁起が悪いなんて考えなかったのだろう。
でも考えてみると私のホテルでも4階はあるし無い方が珍しい。
さすがに42がつく部屋はないが。ちなみに建設会社は同じく大林組だ。
*注! 廊下の表示は402ですが部屋の扉には「42」となっています。
ちなみにこれがエレベーターです。
一階ロビーとは違いダイエー買収後の改装でも客室フロアは開業当時のままだったと思われます。
再びロビーに戻る。が、管理人さんはいない。
(壊されている板の奥がエレベーター&階段に行く入り口)
さっきから何度も往復している。
21階までの階段を昇るというのはどれ位のキツさだろう。
管理人さんもロビーは見せてくれているが上を見ていいとは言ってない。
私は今、念願のホテルエンパイアにいる。二度とこのような機会はないだろ
う。
いつか「あの時、無理してでも上がっておけば良かった」と後悔するのは目に見
えている。
ダメでもともとだ、決心して離れの宴会場グリーンパレスにいる管理人さんの所
に戻る。
暗闇からエンパイアから戻ると照明が眩しく感じられホッとする。
業者さんと待ち合わせをしているとの事だった管理人さんに意を決して
「客室階に上がってよいですか、時間はまだありますか?」と尋ねてみた。
管理人さんは時計を見て唸る。
『う~ん・・・15分で戻って来られるかな?』
15分・・・無理かもしれない。
20階の階段を一気に駆け上がった事などないし上がれたとしても見学時間も無い
。
しかし許可は降りたのだ。堂々と行ける。
「判りました、15分で戻ってきます」
そう答え踵を返し厨房を出た。
15分か・・・
その時、買ったばかりの腕時計にストップウオッチ機能がある事を思い出した。
「ストップウオッチなんて日常生活で使わないよ」と思っていたが思わぬ所で役立つ事となった。
苦笑しながらボタンを押すとセイコークロノグラフの1/20秒針が勢いよく廻り始めた。
(つづく)