あのコルトを狙え

TOKYO2020 子供たちに負債を(笑)

OK!ベビイ♪

2024-02-02 00:01:05 | (旧車)

↑なんというタイトルじゃ?彩雲壊れたか?

80年代の舘ひろしか(笑)

いえね、長年見たかったクルマを見て来たのですよ。

ダットサンベビイ

かつて神奈川県こどもの国で使用された「こども自動車」

遊園地のゴーカートともちょっと違うコンセプトで

子供の交通安全に寄与する目的で使われたそうで

今も一部コースが残り自転車用道路としてそのコースが使われているそうな。

日産自動車が愛知機器のコニーグッピーをベースに100台作製し

昭和40年から8年に渡り当時の子供達に大人気だったそうな。

 

スクリーンには当時の教習コースも写っていました。

北海道苫小牧の科学館に車体が残っていると知り見てみたいと思っていたが

数年前に完全な形でこどもの国に残っていた車体を日産名車再生クラブが見事再生したと聞き

拝見したいと思えどなかなか機会も無かったがこの度横浜の日産自動車本社ギャラリーで

展示されていると知り行ってきました。

なんど再生に至る動画を見た事か・・・

 

フェンダーミラーは右側に一つだけ

 

リミッターが付いているので30キロを超すとエンジンが停止する機構だが

なにしろ運転するのが子供なので車体の廻りには衝撃ガード?が付いています

 

ボンネットにはこどもの国のマーク

メーターは100キロまでですがベースとなった「GUPPY」の文字

イグニションキーもあるんですね

 

メーター脇のwはワイパーかな?

ちゃんとワイパーも付いてます

Cはチョーク? Tは何でしょう?ヘッドライトでしょうか?

室内は完全な2シーター

ミッドシップですな

足元には小さなアクセルペダル。左は教官用でしょう。

両車の間にはどちらからも踏める大きなブレーキペダル。

メーターカバー上のランプは何でしょう?

速度警告灯でしょうか?

 

 

マツダR360のような?

タイヤも小さい

タイヤも同サイズが無く苦労したそうですが台湾製が見つかり取り寄せたそうです。

確かにメイドインTAIWANと書いてある。

足元は雰囲気が変わりますから良かったです。

 

マフラーは左のリフレクター脇です

 

サンバイザーも付いているんですね。

100号車のナンバープレートにはナンバー灯も備えられております。

当時はかなりの人気で2時間待ちも当たり前だったそうです。

私も近くにこんな場所があったら行きたかったと思います。

そして気になって仕方の無いこちらのお写真

#ダットサンベビイ - Instagram | ハッシュタグ

弾薬庫跡の同園には多くの廃倉庫があるそうでその中にいまだ

他の車体や大阪万博で使われた電気バスも眠っているそうな

今回は赤い車体でそろえたのでしょうか?

昔こどもの国で乗った、という方がおられましたら

思い出をお伺いしたいです。

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三菱シルバーピジョンC-35の事

2024-01-06 22:03:46 | (旧車)

実家の押し入れでコルトの部品を探していると懐かしい銘板が出て来た

三菱シルバーピジョン 製造年1953 車輛型式C-35

 

あのスクーターだ・・・

こんな事もあったな

 

幼稚園生の頃だったか

小学校低学年の頃だったのかは思い出せないが

休みの日の昼間に杉並区梅里にあった父の実家に2人で行く事があり

何故だか父はコルトのリアシートを外して家を出た。

実家に着くと今までは気付かなかったシートカバーのようなものに覆われた

オートバイがあった。

錆だらけで不動な状態だったのは子供でも一目瞭然といった状態であった。

父からレバーだかを触るように言われて動かすとオレンジ色の部品が飛び出してきた。

昔のウインカーはこうだった、という事と「アポロ」という名前を知った。

「この錆付いたオートバイを持って帰る為にコルトの席を外していたのか」

とにかくコルトの影響で幼少期から古いモノが大好きだった私は

家に古いオートバイが加わるんだ!と思い大喜びだった。

自宅へ戻るとそのオートバイは物置の隣へ置かれて私は友達が来ると

飛び出るアポロ(ウインカー)を誇らしげに見せたものだった。

錆てボロボロだけど何でも直してしまう父の事だから

これも直して父が乗るのだろう、と勝手に思っていたのだが

一向にその気配は無かった。

 

ある時、気が付くと「アポロの付いたオートバイ」は消えていて

鉄の塊が一つ残っていた

 

私の知らぬ間にあのオートバイは父の手によって解体されていたのだ

どうして壊しちゃったの?

父に尋ねると直すつもりは無く父の実家では処分が出来ないから

こっちに持ってきてバラシて処分する為にも運んできたのだそうだ

それでも食い下がるように

「直せばよかったのに!」

と訴えるように言うと

『フレームも腐りどうしようもない』

と返ってきて

お父さんでも直せないモノがあるんだ、という事を初めて知った。

成長して思い返すと別に直して乗ろうと思った懐古趣味でも全くなく

子供にそんな事を言われる筋合いもなかったろうに。

その後、残ったエンジンだけはそのままにされて

私が何したかというと

あろうことか穴にジョウロで水を入れて回転部分を動かすと水が噴き出てくる

というのが面白くて遊んでいた。

そしてそれもいつか消えていた。

 

もう少し大きくなるとあれはオートバイではなく「スクーター」で水を入れていたその穴はプラグ穴だった事を知る。

エンジンに水を入れる、とはなんて事を私はしていたのだろうと思ったのだった。

 

そしてなんであのスクーターのエンジンだけを残しておいたのかと父に尋ねると

お前がエンジンに興味を持つと思って残したのだけど

気付いたらジョウロで水を入れられていた

と笑われた

父の願い通り?にその時に機械に興味が出ればコルトの維持も

もっと違ったものにとなっていただろう

結果私は「クルマ好きのメカオンチ」となっている。

 

それから一度だけそのスクーターに乗る父のモノクロ写真を見た事があった。

リアシートには父の妹さんが乗っており東京近郊のダムへドライブに行った際の

ものだった。

「実家から職場までの通勤用にと中古で買ったけど何度もチェーンが外れた」

運用期間はあまり長くは無かったようだ。

息子と違いあまりモノに執着しないんだな、と思っていたのだが

20年程前に物置からそのスクーターのマスコットマークと銘板が発見されて

わざわざ記念品のように残しておいた父の意外性に驚かされた。

これを小さな額に入れて飾るのもいい、と思いながら

私自身すっかりと忘れていた二輪車の思い出だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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横浜ヒストリックカーデイ2023 行ってきました。

2023-11-18 23:07:10 | (旧車)

11月11日

横浜ヒストリックカーデイに行ってきました。

去年は心臓があれだったので今年こそは!

前日は雨で洗車がなかなか出来ませんでしたので最低限な洗車をして

到着しました。

もの凄く寒い日でした。埠頭なのも風が強い一因でしょうか?

 

2年前に見掛けて強烈なインパクトを残していったあのヤヌスもいました。

10時開始でしたが私の入場は08:30~09:10の間なのでそれほど人もおりません。

気になるポルシェ912はパトロールカーではなく普通のポルシェでした。

色もステキです。

昔はこの初期のタイプのお顔があまり好きではなかったのですが

今ではカッコよく見えます。

スポーツカーはあまり興味が無かったのですがここに来て

ナローポルシェが気になる存在となっています。

やはり911より912に惹かれます。

 

隣の会場ではバスの日イベントが開かれており話題の神奈中バスを観に行ってきました。

もの凄い人の数でした。

神奈中の新車は舞岡営業所の30号車「お30」

意外と良い感じです。既存の塗装車が無くなるのは12年後とか。

神奈川県内のバス会社さんがご自慢の新車を持ってくる中

伊豆箱根鉄道さんは・・・

 

これを選んだ?センスの良さに感動しました!キュービックがここで見られるとは・・・さすがです!

さて外では横浜市営の赤い靴バスが定期で走っていましたが

140コロナさんから以前に

「行先表示の方向幕が『幕』なのでLED化された中で(神奈川県内)貴重な幕車」

と教えてもらってから見掛ける度に見入ってしまいます。

ヒストリックカーデイ会場に戻ります。

やっぱり国産大型?セダンは良きです!

このセドリック、5ナンバーとは思えない大きさ。

殆どが外車だったので国産勢は3割ほどでした。

二年ぶりに再会しましたプリンスグロリアワゴンさん

色、座席のビニールレザー、スタイル、状態

いつも羨望のまなざしで見ております。

もうこのタイヤがステキです!やっぱりバイアスタイヤはいいな。

 

常連のP410ブルーバード

希少なSSSです。

今回はP411の参加がありませんでした。

 

最近近所で見かけるサニークーペ。羨ましい「横浜5」ナンバーです。

解散直前になって若いオーナーさんとお話し出来たのですが

なんと同じ町でした!詳しくお伺いしたかったのですが時間が無く(涙)

数年ぶりに再会出来た友人が崎陽軒のシウマイをプレゼントしてくれました。

神奈川県警察と崎陽軒のコラボ?

ひょうちゃんにワッパ(手錠)が(笑)

 

以上 気になったクルマ紹介でした。

教訓・・・来年はしっかり防寒対策をして参加します。

とにかく寒かった!「昼になったら暖かくなるだろう」と甘く考えていたのが最大の失敗。

【つづく】 次回は「赤レンガ」といったらアレでしょう(笑)

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横浜ヒストリックカーデイ + バスの日イベント

2023-11-10 12:44:09 | (旧車)

明日11月11日に横浜の新港ふ頭「赤レンガ倉庫地区」にて

横浜ヒストリックカーデイ 12th

が開かれます。詳細のHP

昨年は入院の為参加出来ずに残念な思いをしましたが

今年は参加です。

私のコルト1100は66番。

送られたリストを見ると外国車が多いようですがその中にポルシェ912のお名前が!?

これはいつかは見てみたいけど見た事のないあのポルシェでしょうか?

それが楽しみです。

しかし今回はいつものクラウンRS41初期型涙目テールさんは不参加でこっちが涙

 

今回は会場すぐ隣で

バス利用感謝デーが開かれます。 詳細のブログ

神奈川県内を走るバス会社から各社14台のバスが展示されるそうですが

普段は乗り入れないヨコハマに小田急や伊豆箱根バスがやってくるのが面白い。

会場への回送で普段見られないバスが普段は走らない道を走る姿が見られるのもいいです。

74年ぶりに塗装変更を行う神奈中バスからは新塗装車第一号がやってきます! 

神奈中バスのリリースPDF

当日は新塗装バスのトミカも発売されるとか。

 

なので11日は旧車好きもバス好きにも楽しいイベントになりそうです。

コルトを見掛けたら声を掛けてください。

 

 

 

 

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映画「娘ざかり」の続き

2023-10-11 08:05:00 | (旧車)

ラリーの続きです。

右の網目のガードレールが懐かしい。今では殆ど見かけなくなって久しいです。

速水もこみちさんに見えて仕方ない東山敬司さんと内藤洋子さんがペアとなります。

ナンバーが落ちそうだ

何線でしょうか。

何線か分からないけど古い電車はいいですな。だって私はマニアじゃないもの。

こんな踏切光景も見なくなりました。

別のペアは通行禁止に入り見事御用。

しかしこの劇用パトカーの赤灯のいい加減さはマニアとして許せません。

さて小田原箱根方面を目指すようですがここは東名高速の料金所でしょうか?

大磯プリンスホテルホテルの駐車場へ

こちらは現在の姿。

現大磯プリンスホテル?でお食事休憩 パラソルとテーブルが懐かしく

途中に幾度もアクシデントに見舞われます。

 

悪路を走ってガソリンタンクから漏れてしまう図

現車はガス車だと思うんですがねぇ

『何故そう言い切れるんだい?』

そうあって欲しいからです、以上!

劇中パネル廻りは殆ど出てきません。

タク上がりの痕跡が出てしまっているからでしょうか

 

別のペアは

ゴールを誤り元箱根に到着

現在の様子 現お蕎麦屋さんは昔お土産屋さんだったんですね。

内藤洋子ペアのクルマは

山の上にあるゴールまであと少し!

 の所で先ほどの燃料漏れにより寸前でガス欠

しかし若い二人は諦めない!

な、な、な、なんと・・・

ファイトぉ!いっぱぁつ!もビックリ

え・・・?

いや、あのね

ここかなりの斜面ですよ?

ええっと…今確認したところクラウンRS40の車輛重量は1235㎏だそうな

おいおい 

2人の力で鉄の塊であるクルマを上げていくのですが・・・

クルマを押した事がある方ならお分かりいただけるかと思います

なんとかゴール?

となるのか全米が泣いたと言われた

気がした感動の結末は置いといて

って、いいの?

どちらかの手が滑ったりして

手を放したらあの斜面を無人のクラウンが大暴走!!大惨事になり

山のふもとはそりゃもう大騒ぎさ

さてこの作品はDVD化されておらず

140コロナタクシーさんが大昔にケーブルTVで放映されVHSテープに残しておいたものを

お借りしました。

140コロナタクシーさん貴重な作品を

教えて下さりありがとうございます。

 

【終わり】

 

で、学歴社会って何だったの?

 

【追記】

前回、金属の金具が防犯板跡と書きましたが

一応説明として全くの別作品、別車種から

「喜劇 急行列車」 1967年東映から

運転席と後部座席の所に見える・・・

見えづらいが透明な板があってタクシー強盗から運転手さんを守っております。

天井の所にその個所が見えると思います。

今回の部車クラウンはタクシー上がりゆえに外し跡が残っているのであります。

もっと分かりやすい画像があれば良かったのですが探すのはちょっと難しいので

ご了承ください。

これを今回の部車では外しているのです。

喜劇急行列車も大好きな作品ですが私はこの130セドリックタクシーが

東京駅構内に滑り込む場面を繰り返し見ています。←変人

 

【更に明日から社内で使える豆知識】

140コロナタクシーの運転席側背もたれ内部には助手席には入っていない

鉄板が入っております。

これはタクシー強盗が前に座る運転手さんに刃物を突き刺しても貫通しないように

鉄板を入れている、と140コロナタクシーさんから教わりました。

残念な事に丁度いい後部から見た140コロナ営業用車の運転席側の写真がありませんでした。

でもタクシー好きにはタクシー車の雰囲気がお伝えできるかな、と載せてみました。

 

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「学歴社会」・・・

2023-10-06 10:41:32 | (旧車)

大学行けば良かった・・・

私はホテル専門学校を卒業しただけだ。 

世の中は今でも学歴社会だと思うがそれを後悔はしていない

していなかった・・・

していないつもりだ・・

でも

この歳になって大学を出ていれば良かった、と後悔に苛まなれる

でも今更どうしようもないじゃないか

今更・・・

夜も悩み昨夜は9時間しか眠れませんでした

そんな事を感じてしまったのはこの映画を観てしまったからだ

東宝映画 1969年12月6日公開

当時のアイドル 内藤洋子さんが主演の青春映画です。

大学に入り自動車部に入部するのですが、その車部のクルマが

こちらなのであります!

もろタクシーの中古 タク上がりでトヨペットクラウンRS40の後期型!!

旦那!客待ちしている訳じゃありませんぜ!

新入部員を車部の部長さんが教習指導します

コラムシフトにリングホーン

ギアの入れ方を教えるのに肩に手を回すセクハラ指導

からかいに来る部員の部車は

自動車部なのになぜかルーフウインカーが備わる

チェッカーグリーンの塗装のまんま

部長は脚をガン見 すると

睨まれています。そもそもなぜ真ん中に座っている?

これまた希少な40クラウンのパレード用だったのでしょうか。

お椀キャップじゃないですね。

どう見ても 速水もこみちさんに見えて仕方が無い東山敬司さん

この作品は140コロナさんが絶賛し説明をしてくれたのですが

タク上がりだった事を示す場面

センターピラーの金属片。タクシーで透明な板を防犯ガード板で使い取り付けていた跡だそうです

ジャッキアップはバンパーに掛けるタイプといのも懐かしい(私は実際に使った事はないけど)

やっぱりホイールは鉄チン純正ですな

トランク内が写るのですがプロパンボンベがあるのかと思っていたのですが

それらしいものは見えません。ガス車じゃなかったのかこの個体(オレンジ)だけなのか。

外装とトランクの色が違う所がタクシー上がりっぽい。

画面は変わって

当時最先端ニューモデル コロナマークⅡ

画面奥には50系クラウンが見えます

話しは大学構内に戻って

自動車部の練習風景

当然だがタクシーの中古、廃車「タクアガリ」なので

部車にはヤレが感じられます。

三角窓に貼られるステッカーが何なのか気になります。

無事免許が取れました、の図

右の女性は加山雄三さんの奥様 松本めぐみさん

免許を取ったばかりの若者をターゲットにする自動車セールスマン

背景の代書屋さんの趣きも懐かしい

タクシー上がりの低グレードクラウンRS40が「部車」なんて

たぶん二台はガス車ですよ!

こんな大学の自動車部に私は入りたかった。

どうみてももこみちさん

deluxeなクラウンRS41とは違うstandardクラウンRS40ならではのガラスゴム

モールが入らない姿が潔い。

車体が長いイメージですが短くも感じる

見よ!この低グレードっぷりなクラウンRS40!

連貼りせずにはいられない低グレードの味わいをおわかりいただけただろうか

↓ ↓ 過去にブログでも取り上げたクラウンRS40ガス車と同型です。

クラウンRS40ガス車の事

 

【つづく】(え?まだやるの?画像が無駄に多過ぎ、とか言わないでお付き合い下さい

    これでも画像を半分にしたのです

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サニー1000 交通博物館

2023-07-19 10:31:00 | (旧車)

日産グローバル本社ギャラリーでサニー1000を見て

 

思い浮かべたのがかつて東京の交通博物館に展示されていたサニー1000。

 

という訳でその2006年時に撮影していたサニー1000のカットモデルを取り上げてみませう、

デラックス車のカーラジオはクラリオン製

当時は気付かなかったが交通博物館サニーは車体番号からしても極初期型なのだが

ハンドルが違う。マイナーチェンジ後のタイプだと思うのですがどうなのでしょう。

これも盗まれたのか?

クラッチペダルがすり減っているように見えますが以前は車内に入れるようになっていたのでしょうか?

 

引いてみましょう

 

バッサリとカットされているので内部がよく分かります。

当時は燃料ホースも付いていたのでしょうか。

 

スイッチを押せばモーターで稼働する機構なので機械音痴な私はこの時に各部を

ガン見していました。

更に昔のサイドバルブに対してオーバーヘッドバルブ(OHV)と言われるのはこれだったのかぁ、とか

思っていました。

そういえば数年前にヤフオクで日産S20エンジン(GT-R)のカットモデルが出品されていたのにも

驚いたものです。

現車のオーナーさんから見たら「もったいない」と思うのでしょうか。

プロペラシャフトの下のシャフトでエンジンが動く。

昔の教習所にはよくこのようなカットモデルが説明用にあったそうな。

 

何気に貴重だ!と思うのがタイヤ

当時モノのバイアスタイヤ

バイアスタイヤ信望者」な小生は『これだよ、これぇ!』と

奇声を上げて周囲の冷たい視線が浴び眩しかったが仕方ない

そんなバイアスタイヤ信望者の私もバイアスを履いているけどそれは米国製のもので

当時の国産タイヤとはちと異なる。

サニー1000純正サイズの5.50-12で現在も販売されているタイヤは見つからなかった。

なので日産ヘリテージコレクションでも仕方なく違うサイズのタイヤを履かせているのでしょう。

以前に自動車雑誌『高速有鉛』の川柳で

  『当時モノ 履いてみたいが デンジャラス』

という秀作があったのも思い出す。タイヤは古いと怖いですからね~。

右後部ウインカー上にあったサニーのエンブレムも無かった(涙

その下にはdeluxeの文字もあったのだろう。

 

いかがでしたか?

 

ネットでよく見かけるこの言葉が実は嫌【笑】)

神田の交通博物館の鉄道展示物は大宮の鉄道博物館に移されたが

自動車、飛行機、ヘリコプター、船舶模型、航空灯台等は

どうなったのでしょう?

このサニー1000は返還され日産ヘリテージコレクションにあるのでしょうか。

あったら誰かが取り上げているでしょうからそれは無さそう。

もしも鉄道博物館が所有しているなら日産に戻してヘリテージコレクションに加えて欲しいと

切に願うのであります。

 

 

振り返ってみると交通博物館の閉館も2006年の事だった。もう17年になるのか。(その時のブログはこちら

いつの日かこの二台が並んで展示される日が来る事を願っております。

 

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サニー1000 日産グローバル本社ギャラリー

2023-07-14 01:09:12 | (旧車)

7月7日

ニューハートワタナベ国際病院で術後定期健診が終わった帰り道。

せかっく休みの日に出掛けたのだから横浜の日産グローバル本社ギャラリーで

旧車を見て帰ろうかな、と調べるとヘリテージコレクションは

昭和41年型の初代サニーが展示されているそうな。

普通の昔のファミリーカーが好きなので訪れてみました。

いい色です

コルトと同じ位な大きさなので親近感がわく

コラムシフトだけどベンチシートではない

シンプルな運転席廻り

パワステが無い時代なのでハンドルが大きいです。

古いクルマを見ると気になるのがタイヤ

博物館やメーカーはどうしているのだろう?と拝見しますと

角は丸いけどバイアスタイヤでした!

懐かしのオーツタイヤでサイズは6.00-12でした。

見辛いけどOHTSUとあります。

しかし当時物をそろえるのは大変なようで

こちらは

GOODYEARとバラバラでした。

本来のサイズは5.00-12

多くの保存車を保存しているメーカーでもタイヤは苦労しているのでしょう。

それでもバイアスタイヤを履かせてくれているだけ感謝です。

これで現代のラジアルだったら残念に思える。

やっぱり昔のクルマには昔のタイヤ

現車は上級のデラックス。

側面(見りゃ分る)

シンプルなスタイルですね。

三角窓には出荷時のOKサインが! キレイなので復刻版でしょうか?

シートもキレイです。画面右下に見えるのは後席用の灰皿でしょうか?

ここ(日産ギャラリー)に来て思うのは過去のクルマの展示台数は3台と少ない。

しかし、そこがいいと思うのです。

台数が多過ぎると目移りしてしまい一台のクルマを細かく観る事が出来なくて帰宅してから

「もっと観れば」「もっと写真を撮っておけば」と後悔する。

なので今回も一台のクルマを存分に見る事が出来ました。

あと

これが実に素晴らしく!!

ペーパーアーティスト太田隆司さんの「GINZA1965」

細かい所(信号機が背面板付きとか)までリアルに製作されています。

そして

キレイなお姉さんの新車解説を聞くのが楽しい。

(お姉さんは『うわ、ヤバい奴来た』とか思っているんだろうなぁ

しかしタイヤ大きいな

そして再びサニーをガン見

 

さて、初代サニー1000といえば

このサニーはどうなったの?

【つづく】

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コロナ万歳!!

2023-05-29 21:13:35 | (旧車)

会場内は台数こそ少ないが

その分濃い話しが出来て気になるクルマがじっくり見られました。

Y31セドリック公団パトカー

今では公団パトもRV車になってしまいセダンのパトカーは無くなってしまい

中古の公団パトは覆面パトカー仕様に改造されたりでオリジナルな公団パトは希少。

この並びもイベントの華

バイクの知識は全くないのですが気になります。

高校の頃に兄のバイク雑誌でCBX650の白バイが中古で売っているのを見て

欲しくなった事を思い出します。

140コロナの試乗会も開かれました。

『懐かしい…』と感じる方も↑ ↑ たくさんの方が喜んでくれました(って私のクルマでは無いけどね)

さて、今回のイベントで最も見たかったクルマがこちら

YT140コロナ界では一番有名な個体ではないでしょうか

140コロナさんも私もその存在を知り

「どんな方がオーナーさんなのか」と長年お会いしてみたかったのですが

今回初めてご対面となりました。

意外な事にこちらも営業経験無し、でした。

個人所有のクルマをタクシーらしく仕上げたそうな

140コロナさんとの違いはフロアシフト、セパレート席の他に

ドア内張も異なりますが

車内の画像を取り忘れておりました

やっぱりリアトレイには消火器があってこそ

あぁ、感動のご対面

もっと細部の写真を撮れば良かった、と今になって後悔

後席に載せて頂き外を軽くドライブしてもらいましたが

 

フロアシフトのコロナの思い出

2007年4月

父母と熱海にあった保養所に泊まりに行った時の事

私は夜勤明けで退役の迫った113系東海道線で熱海へ着いた。

歩いて向かうつもりだったが駅前のタクシー乗り場にその時にでも

珍しい存在となっていた140コロナ営業用車がいた。

まだいたんだ!と驚き短距離だがそのタクシーに乗る事を選んだ。

3台目だったので2台をさりげなくやり過ごしコロナが巡ってくるのを待った。

ようやく番が廻ってきて乗り込んだのだが

「ベンチシートにコラムシフト」

と期待していたのだが「セパレートシートにフロアシフト」車だった。

『フロアシフトなんだ…』ちょっと残念に思ったのだが

リアシートもかなりくたびれており長くはないな、と感じた。

今回のコロナでシフト操作を見ていたらその時の事を思い出した。

あれからもう16年か

【終わり】

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コロナから見た世界、戦争

2023-05-24 15:13:00 | (旧車)

タイトルからすると報道番組のようだがウソではない

トヨタコロナから見たのは

こんな世界だった

前回の写真がセドリック対クラウンにだったが

今回はそのお隣で「ブルーバード対コロナ」の、いわゆる『BC戦争』が展開していた。

昨今の旧車ブームで日産910ブルーバードはイベントでも町でも見かけるが

殆どがSSS(スリーエス)

しかしこれは国内では現存唯一と言われるスタンダードです。『いや九州にタクシー車が』とご意見があるかと思われるがあの個体はこれより1グレード上。

最低グレードのタクシー車はこちらだけかもしれません

両車今は無き「小型タクシー」

丸目4灯の並びを見られただけでも来た甲斐がありました。

しかし町でこの910ブルを見てもその価値が分かる方は限られるでしょう。

【つづく】

  次回は感動のご対面(涙)

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商用車ミーティング関東に行ってきました。

2023-05-20 17:54:18 | (旧車)

彼には営業経験が無い

商社、販売店に勤めていれば年齢を重ねるとそこがマイナスとなるのだろう

彼には営業経験が無い事がプラスとなっている場合もある

彼はどう見ても営業車だ。

ドア内張りを見てこのクルマの希少性をお分かりになった貴兄

お目が高い

YT140コロナ

その凛とした佇まいは営業車として使命を終えた「タク上がり」という言葉を撥ねつける

彼は某静岡県のタクシー会社純正色をまとっているが似せた訳ではく

タクシー発注時に追加して生産された希少な個体だ

トヨタディーラーから正規に新車で購入し現在に至るのだが自動車に興味が無い方には

ただの地味な古いクルマだろう

しかしタクシーが好き、低グレード万歳、よ!四角い顔!

な方にはいかに貴重なのかが分かるだろう

私と彼との出会いを話すと長編になりその内休止中というどこかのモノレールみたいになってしまうので

割愛しよう

ともかくタクシーの中古では無く(タク上がり)新車でこれを購入しワンオーナーなのである

いやだからホントにスゴイ事なんですよ!

分類番号2桁という所から登録時期がうかがえる

 

そんな彼が初めて自動車趣味のイベントにデビューしました。

早朝、アパートまで迎えに来てくれた姿はまさに「迎車」

(↑ で、彩雲荘はどれ?)

会場入りをするとワンランク上の・・・

う~ん・・・

なんと言えばいいか

あれだ!例えるならここは善光寺駅の階段を上がったらのタクシー乗り場、でしょうか(善光寺駅行った事ないけどさ)

手前は一見今でも街で見かけるY31ですが後席後ろのオペラウインドーが誇らしい

初期のY31 カスタム(形式はMJY31?でしたっけ。オーナーさんゴメンなさい)

小生興奮してオーナーさんを捕まえて

「あ、あの 熱海にですね!タクシー会社にですね!こ、これと同じY31の指導車がいましてね【略】」

と、自分の知っているネタを早口で熱くぶつけるという行為にオーナーさんドン引きだった事だろう。

セドリックのお隣りは130クラウン

つい最近までは見掛けたと思うが考えたらそれももう遥かな昔

130クラウン市販車と営業用車の比較写真

営業用オーナーさんとはネット上で知っていたものの初対面で色々なお話しが出来ました。

因みに右の市販車オーナーさんはイケメンのナウなヤングでしたがお若いのに素晴らしいクルマ愛で

オジサン達は嬉しかった。

【つづく】 (またか・・・)

 

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あのYT140コロナタクシーがやってくる(予定)

2023-05-11 11:40:19 | (旧車)

5月14日(日)

千葉県で商用車イベントが開かれます。

「第1回 商用車ミーティング関東」

そのイベントに140コロナさんの「営業経験の無い140コロナ」が参加します。

↑140コロナさんご自慢のガス車2台の内右側がYT140コロナ (撮影140コロナさん)

オーナーの140コロナさんは今まで自動車イベントに参加した事がありませんので

初イベントデビューとなります。

旧車イベントを観に行き近くの駐車場に置いておくと

『タク上がりのコロナを見た!』とネットに書かれていたりしますが

トヨタディーラーで新車でタクシー仕様のコロナを買われたという

希少な個体なのです。

私のコルトからすると新車のような車齢ですが

ガス車ゆえの様々な問題、悩みを今まで乗り越え通勤にレジャーにと活躍し今日に至る。

その晴れ舞台は

千葉県長生郡長柄町ですが

詳細は こちらをご覧ください

周辺には駐車場が無くコンビニも無いそうですので

お弁当持参がよろしいかと思います。

私も後部座席の乗せて頂きお邪魔します。

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いすみ鉄道でQJY31

2022-10-21 00:00:00 | (旧車)

10月19日

さて大新旅館を出てからどうしよう?

何しろ行き当たりばったりな旅なので寿司を食べて一杯飲んで「特別急行列車」で帰るか。

特に予定も無いしアパートに帰っても待っているのは借金取りだけ(嘘)

まっすぐにもと来た鉄路で帰るかわざわざ大原まで行きいすみ鉄道、小港鉄道に乗るか。

優柔不断な私がかなり悩んで選んだのは

意味もなくいすみ鉄道に乗る事。しかも旧気動車が走らない平日に。

そうと決まれば11時から開いた寿司屋さんで念願の寿司と酒。

 

銚子から成東(なるとう)まで普通列車に乗り東金線に乗り換え大網(おおあみ)へ(13:05着)

大原での接続時間から普通列車で行けばよいのですがやはり特急列車に乗る事が今回の目的だったので

わざわざ次の特急わかしお9号に乗る。大網駅発の時刻は13:46だったので

駅前を散策。

特に珍しいものは無かったので改札口前の喫茶店へ入ったら喫煙者には嬉しい「タバコOK」なお店でした。これぞ「喫茶店」!!

(ご存知の方もおられますが小生普段はタバコ吸いません)

なんと灰皿は…

懐かしのマイルドセブン そして右の灰皿は80年代チックなイラスト

泣かせるなぁ(涙)

改札口前なので安心しゆっくりとコーヒーとタバコでくつろげました。(店名忘れた)

特急わかしお9号が来ました。

車内はそこそこ混んでおりますが自由席でも余裕で座れました。

 

14:12 大原駅に到着

いすみ鉄道に乗り換えます。次の汽車は1時間後の15:10

ちょっと長い待ち合わせになるのも承知でしたが実際長いな。

駅前に出ると…

な、なんと! 

フェンダーミラーのセドリックY31スタンダードタクシーが!!

都市ではその数を減らしてきているセドリックY31だがそれは

最終型でドアミラーとなり絶壁のインパネではなくベンチシートではない

銚子駅にもフェンダーミラーのY31を見かけたがそれは上級の

クラッシックSVだった。

(銚子駅前)

これは140コロナさんが普段乗り用に買ったのと同じY31(QJY31)じゃないか!!!

平日の昼間に駅前で1人興奮しながらタクシーをチラ見、撮影。

う~ん…乗っておくか。もうこんな機会は無いから周辺を一周してもらうか。

そんな意味の無い事は止めておくか… でも「これを逃したらもう」

散々悩んだ末に思いついた

次の駅までこのタクシーで行けばいいんだよ!

路線図を見ると次の駅は「西大原駅」だがそれほど遠くでもない。

始発で発車を待つのもいいが途中駅で遠くからやって来る汽車に乗るのもいいし

しかしセドリックは2番目で待機中だが先頭のクラコン(クラウンコンフォート)に乗る客は現れず

順番は巡って来ない。仕方なくセドリックの運転手さんに「このタクシーに乗りたい」(過去に熱海でもこんな事があったな)

と伝えるとあっさり「? いいですよ」と乗せてくれた。順番待ちでも指名があれば良いみたいだ。

「いや~、友人が同じクルマに乗っておりまして。最近このタイプのセドリックも少ないですよね」

と不審者じゃないよ、っぷりを必死にアピール

許可を得て車内を撮らせてもらいます。

普段は140コロナさんのQJY31に乗せてもらっているがガチの営業車に乗るのはいつ以来だろう?

でもこの先そう長くは無いだろう タクシー車両は使い捨て 悲しいが仕方ない 

それを二台も所有(保存?)している140コロナさんは凄いな、と東京湾の向こうにいる友を想った。

快適なドライブで西大原駅に到着。料金は¥1,000いかない位でした。

大原駅に戻るY31タクシーを見送る(というかガン見)

さて駅に入ろう。少し雨が降ってきたが小さな駅舎があるので大丈夫です。

この駅名標がまたいいな

反対側より

これで小さなトイレがあったらプラレールの「いなかの駅」だ。

子供の頃に遊んだプラレールのオレンジ色の駅舎が好きだった。(↑Amazonより転載 今は緑色なんですね)

あのプラレール駅舎を眺めていたのが旅好きになった理由の一つかもしれない。

夕刻、誰もいない小さな駅でぼんやりとたたずむ

ちょっとした寂しさもあり「旅に出ている」感は最高潮(笑)

始発の大原駅で待っていてはこの楽しさは無かった。

そして

踏切警報器の音が遠くから聞こえると続いて気動車の音がした。

駅の静粛を破り気動車が1両で入ってきた

気動車の車内に入ると暖かい空気と光に迎えられ西大原駅を後にした。

【つづく】

という訳で、いすみ鉄道に行ったら「途中の駅」から乗るのがお薦めです。

そして出来れば退役近いであろう浪花タクシーのセドリックを選んで下さい(笑)

 

 

 

 

 

 

 

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忘れえぬ神5 【エピローグ】 

2022-10-07 00:00:00 | (旧車)

コルトのハンドルを握りバックミラーを見た父が

「あ、ブルーバードだ。5ナンバーだよ」

と言った

後部座席に座っていた小学生の私は振り返ると

見るからに古いクルマが後ろを走っていた

家族で買い物に行くために走っていた時の事だった

それは親戚の家の古い図鑑で見た事のある昔のクルマだった

ナンバーもただのシングル5ナンバーではなく

「神 5」

コルトや親戚の図鑑の影響で子供の頃から古いクルマが大好きだった私には

衝撃な出現だった

後部座席の背もたれによじ登るように座り後ろに付いてきたそのクルマを必死に見続ける

父「あれは柿の種かな 

テールランプが柿の種の格好してる?」

なんで柿の種なんていうのか分からない私は分らずに

『うん』と適当に答えると「前から見て分る訳ないだろう(笑)」

今だったら『じゃ、聞くなよ!』となるのだろう

それまでも町なかで古いクルマを見かける事はあったがここまで古く

2台で走る事は無かったので「この時」の事は決して忘れる事はなかった

しばらくして別れたがそれから数時間後に港南台の駅前を通った時に

あの神5のクルマが道路に駐車していた

『あ!お父さん、あのクルマ!』

興奮し乗り出すように凝視する

父「あぁ、『柿の種』じゃなかったな』と言いながらそのクルマをパスする

その時に父は軽くクラクションを鳴らした

運転席にいた男性がこちらに気付いたようでドアを開けて降りたのだが

コルトは止まる事なくそのまま走っていった

 

それ以来あのブルーバードと走りは私の思い出の中で

いつまでも古いフィルムのように残っていたのだった

この写真はブルーバードをまにまにカレチさんが引き取った時に

私のリクエストに応えてその時に走った道を走ってもらった時の事

再び同じクルマで同じ道を走る事が出来るなんてな

 

「あの時」に運転していたおじいさんも父ももういない

 

【終わり】

 

 

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忘れえぬ神5 その5

2022-10-06 00:00:00 | (旧車)

2022年9月26日

コロナ禍で会えずにいたまにまにカレチさんと久しぶりの再会

お線香をあげに行って以来訪れていないまにまにカレチさんを

すっかり変わってしまったあの場所へ案内した

右にあった自宅は取り壊され

道路を挟んで左にあったブルーバードの車庫には家が建っていた

 

2台でヨコハマをドライブする

 

中区 奇珍でランチ中(この時間帯は路駐可)

 

 

ホテル横浜ニューグランド前

 

中華街へ

 

 

中華街を歩く方々はレトロ感を感じてくれただろうか

麦田から外国人墓地へ

不思議だな

ずっと小さかった頃に見かけてから気になっていたクルマと

こうやって連なって走っている

まにまにカレチさんとも出会ってからもう20年近く経つ

ヨコハマの街もすっかり変わってしまった

古いナンバー付けるブルーバードはどのように映っているのだろう

 

 

日本大通りにて

 

2台で走った後はコルトを置いて

ブルーバードを運転させてもらう事になった

以前のブルは運転した事があるが勧められてもこのブルーバードの運転は

断っていた

でも、もういいだろう

ブルーバードの運転席に座りコインパーキングに停めたコルトの後ろ姿を見た瞬間

「あの時」の事が浮かんだ

あの時この運転席におじいさんが座り

前を行くコルトのリアには幼き日の私がこちら側を見ていたのか

今更ながらこんな日が来るとはな

人のクルマは緊張するがマニュアルの古いクルマは特にそう

運転感覚がコルトとは全く異なるのだが慣れて来ると面白い

その後おじいさんの娘さんのお宅を訪れた

弘明寺の喫茶「モカ」も閉じてしまった

 

今 このブルーバードは致し方無い理由で次の乗り手を探している

 

それを元のご家族の方に伝える為だった

数年ぶりにお会いしたおじいさんの娘さんは突然の来訪にも関わらず暖かく

迎えてくれた

久しぶりの対面となったブルーバードを見た娘さんは

「懐かしい!このクルマで箱根とかドライブに行ったのよ!」と

思い出を話してくれて嬉しそうだった

「今まで乗り継いでくれてありがとう どうか(手放す事を)お気になさらないでください」

そしてこの日の最大の目的は終わった

その後2台を並べ休んだ後

 

ブルーバードとまにまにカレチさんは去って行った

ただ旧車を連ねて走るだけなのがこんなに楽しいとは

それを教えてくれたのは「あの時」のこのブルーバードだ

 

まにまにカレチさん 今日はありがとう

またね・・・

【つづく(次回で最終回)】

 

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