あのコルトを狙え

TOKYO2020 子供たちに負債を(笑)

あけましてエンパイア?

2014-01-01 00:07:00 | 錆びたナイフ

 あけましておめでとうございます。

横浜薬科大学学園祭での図書館塔でホテルエンパイアの痕跡を探すお話しも最終回。

やっぱり元旦に公開するのが私らしいと引っ張ってしまいました。

 

21階でエレベーターを降りると・・

もっと混雑しているかと思っていましたがそれほどではありませんでしたが

かつては回転するレストランがあったなんてウソのようです。

前述のパンフと比べてみませう

前回は狭く感じたのですが現在は広く感じました。

さて当時の面影は・・・

柵とか

「枠」とかは当時のものですね。

窓には方角や方面が書かれております。かつては塩ビ板に金の矢印で「← 富士山・丹沢方面」と書かれた案内板がありましたが

そのネジ跡を見つける事は出来ませんでした。

同じく普通の人が見ない場所を撮影されている方がいました。

同好の士がいるんだな~、と思っていたら前々回のコメントで大阪万博ブログのGTMさんでした

では窓からの眺めを見てみましょう。

【ドリームランド方面】

 ここから遊園地が見えたなんて信じられません。

【戸塚駅方面】

天気が良かったので遠くまで見通せました♪

【拡大】

サイゼリア跡はコンビニになったのですね。

【ランド坂】

おおっ!この黒い影はエンパイアの影じゃないですか!

さすが高層建築ならではです♪

【大船駅方面】

昭和チックな団地の後ろにはウイトリッヒの森が広がります。

高いってスゴイな~

20分位はこの場にいたでしょうか。再び訪れる事は無いと思っていたので感無量でした。

エレベーターの前には階段があります。

かつて暗闇の中を必死に駆け上がった10年前・・・

一人微笑み迎えのエレベーターに乗り込みました。

本来は友達と蓼科に行く予定だったのですが私は風邪の為断念し今回のエンパイア訪問となったわけでした。

それでは本年も宜しくお願い致します。

【終わり】 お年玉↓

コピーしメモとしてご利用ください。

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ホテルエンパイアのご案内

2013-12-06 00:06:03 | 錆びたナイフ

想像以上にホテルエンパイアに興味がある方が多いのだな、と思いました。

一年ほど前の勤務中での出来事。

その日は珍しくドアマンの私がベルとして働いていました。

玄関からフロント、フロントからお部屋までご案内している際に

「もしかしてブログ書かれていませんか?」

と尋ねられました。

いつかはそんな事もあるかな、と思っていましたが本当にあるとはと焦る。

「なんで分かったのですか?」

と動揺しながら答えたがそのご夫妻は「ホテルエンパイア」で検索していたらこのブログを見つけたのだそうな。

かなり焦ってしまいお部屋の説明が新人のようになってしまっていました。

そして前々回のブログではエレベーター乗り場で写した写真に私のブログを見てくださっている方(はなさん)が写っていて

そのキッカケはエンパイアだったと知る。

GTMさんともこの場でニアミスした。

という訳でそんな方々の為に今回はエンパイアのパンフレットを取り上げてみます。(どんな訳だ)

私がエンパイア一階のラウンジを使わなくなってしまった因縁のパンフです。

【表紙&裏表紙】

交通機関のご案内に「モノレール(休止中)」と書いてあって欲しかった。

「関西方面よりお車ご利用の場合」

晩年実際にお車で関西から来られる方がいたのだろうか・・・

エンパイア左下の網はゴルフ練習所のネット。

【中】

うわぁ、泊まりたい!

この部屋からドリームランドを眺めてお酒を飲んだりしたかった!

まさに非日常です。

 

 

左上のタバコ。セブンスターカスタムライトでしたっけ?キャスターマイルドにも見えるけど。

ボールペンはクロスかパーカーかな?

「ビジネス旅」の雰囲気ですね。

客室の赤いイス。足元が桃山風?開業時からの張替えでしょうか?

右下「全室がスイートルーム」とあります。

よく「スイートルーム=最高級部屋」と誤解されますが寝室とパーラー(リビング)と分かれているのがスイートなんです。

なので分かれていれば高級じゃなくても「スイートルーム」なのです。

「宿泊料は低価格で好評」というのがなんとも・・・

 

「ホテルに泊まってホテルを楽しむ」

そうですね。そんな楽しさにもっと早く気付けばよかったよ。

朝食のシンプルさもステキです。

現在緑地になっている所。フットサル場の前はテニスコートだったのね。

桜並木、屋内テニスとテニス小屋?等は今も変わらない事が判ります。

 

遠くから見るエンパイア。知っていたけどそれを利用した事がある、という方はあまり多くないのでしょう。

そんな方々に在りし日のホテル内部の事が判れば、と思いパンフレットを載せてみました。

最後にもう一度「夕焼けのエンパイア」を載せてみたいと思います。

最上階の回転レストランに灯が点りカーテン越しの客室階。

この写真を眺めているだけで楽しくなってきます。

さて、次回は本当に最上階からの眺めです

 

そうそう、私のアパートからもエンパイアの建物が小さく見える事に半年前気付きました。

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ホテルエンパイア再び・・・?

2013-11-30 22:55:49 | 錆びたナイフ

では現在は横浜薬科大学図書館塔となっている、わが国初の高層ビル「ホテルエンパイア」を訪ねてみましょう。

立派な玄関です。

こんな時代もあったなんてご存知無い学生さんが殆どでしょう。

以前にエンパイアの事を書いた際にクルマ関係の友人から頂いた画像を貼ります。

大原部長の愛車として有名な?「いすゞベレル(後期型)」のステキな写真はエンパイア前で撮られました。

しかし「ブログで使って」と、この画像を送ってくださったのが誰だったか失念してしまいました

(~さんだと思うのですが違ったら失礼だし・・)

そういえばエンパイア前のフットサル場は芝生緑地となっているのですね。

前に何があったかを忘れておりました。

ホテル営業末期によくお世話になったラウンジ跡。庭園もキレイになっておりました。

確か末期は庭園でバーベキューも出来たような記憶があります。

開放日の展望台はエレベーターが20~30分待ちでした。

その前にトイレに行っておこうと本部のトイレをお借りしたらこちらは当時のままっぽくて何か感動。

さてエレベーターの順番が来ました。

ホテル廃墟時代↓ ↓ ↓

当然中身も変わっていますがこのエレベーターが再び動くとは・・・

因みに同じ一階で撮影していますが昔は地下まで行けた事がボタンを見ると分かりますね。

エレベーターは5人ほどで満員となってしまうので並ぶ列が出来てしまう。

普段はそんなに多くの人が乗る訳ではないですからね。

あの時は暗闇の階段を必死で駆け上がったが今回は楽々で21階に到着しました。

エレベーター前にあった消火栓は回転レストランだった時のもののような古さでした。

もう忘年会シーズンですね。

「夜景を見ながらお食事をどうぞ」ですって

いいなぁ~。やっぱりここで食事をしてみたかったです。

レストランは22時まで営業していたのですね。

【つづく】次回は窓からの眺め?

 

 

 

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横浜薬科大学学園祭

2013-11-27 01:02:44 | 錆びたナイフ

11月17日

横浜ドリームランド跡地に立つ横浜薬科大学で学園祭が開かれました。

普段一般の方は入れないので買い物帰りに行ってきました。

10年位前

だいぶスマートになったのね

 

唯一残存するドリームランド当時の遊戯施設があるという。

そこはスポーツプラザ跡にボウリング施設が今も使える状態で残っているという。

↑ 昔の姿。改装だけで基本はそのまま残る貴重な建物。

が!!現在の姿を撮ってくるのを見事に忘れる・・・

この階段は当時と変わらずでなんだか懐かしい・・・

二階に上がってみると

かつてのボウリング場は

学生食堂になっていました。

しかし、壁を超えると一部は

まさに当時のボウリングレーンが!

↑当時の姿

19~24の6レーンが残されていました。

しかも

ベンチも上モニターもそのままで「ドリームボウル」とドリちゃんが!(涙)

私が落日にプレーをしたのは隣の19,20でした。

家に帰ってから画像を探したので現在の19と20レーンを撮れませんでしたが確かに残っているのです。

赤いセーターが10年前のアタシ。若かったなぁ(笑)腕章が泣かせます。

あれから約10年か~

ボーリング場は学生内でボウリング部という部活があり使われている。

今も使われていて「ドリちゃん」もいるなんてなんだか嬉しいです。

現在の姿を撮る事を忘れてた事が最大の失敗。

(そういえば薬科大の学生さんがコメントをくれた事があったけどこの日はいたのかな)

なんと一階にはローソンが入っていました。

私が遊びに来ていた20代の頃そこはビリヤード場でした。

つづく

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「錆びたナイフ」

2011-01-02 10:44:42 | 錆びたナイフ
新春恒例?高層廃墟ホテルエンパイアの探索記です。
お待たせしました。

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急いで階段を駆け降りるが暗くて思ったほど早く降りられない。
「ここまで来たら…」と19階の展望会議室を見る。


パンフレットより

他の階と違いインターフォンやガラス扉があったりしたが
何しろ時間が無い。
駆け足で走り抜ける。
そして再び階段を駆け降りる
無我夢中で駆け降りていると「行き」ではさほど感じられなかった
得たいの知れない恐怖感が湧いてきた。
早く降りなきゃ!途中で何度か足を踏み外しそうになった。
見てはいけない!極力、周りを見ないようにしていた。

やっとの思いで一階のロビーに戻ってきた。ホテルを出て宴会場へと向かう。
厨房に入り眩しいほどの蛍光灯の光にホッとする。

「戻りました!」

約束の時間を5分は過ぎていた。

『 どうだった?上まで行けた?』と管理人さんは笑いながら尋ねる。

「ハイ・・・。とても素晴らしい世界でした。
見られて…良かったです。
念願の世界でしたから…本当に良かったです。
ありがとうございました」

『そう、それはよかった。
あなたがそう喜んでくれたならそれでいい。
さて、行きましょうか』

出口に向かおうとする管理人さんに
「あの、これ記念に頂きたいのですが…」
ヒップポケットから錆びたステーキナイフを差し出した。
『(笑)。そんなのどうするの?いいよ、持っていきなさい』

エンパイアを後にして出口で管理人さんに何度もお礼を言って別れた。
車に乗り込む前に後ろを振り返る。

横浜ドリームランドの墓標がそびえ立っていた。

ほんの数分前まであの最上階に私はいたのだ。


翌日、目覚めると昨夜の出来事は夢だったのか?
と不安になったが机の上はレストランから持ってきたステーキナイフが確かにあった。




エンパイアに行ったらナイフかフォークの食器を持ち帰り
私の職場の小さなレストランで使いたかったからだ

エンパイアはレストランとしての機能を失っても
人知れず別のレストランで食器はその使命を果たす。

そのような事を思い描いていた。
しかし、持ってきたナイフを研磨剤で磨いてみても錆は刃の奥まで浸透しており
とても客用に供せるものではなかった。




併しいつかこのナイフを使って私の食事に使用してみよう。
「ホテルエンパイア」の供養になるかもしれない。

おわり



あけましておめでとうございます。
長い間引っ張ってきたホテルエンパイア探検記も
これで終わりです。

【初めて稚ブログをご覧になる方へ】
前回の伊豆スカイラインの続きから飛んでしまいましたが
カテゴリー「錆びたナイフ」からご覧ください。

あの頃は横浜薬科大学にあのような形で残されるとは
思っておらず訪れるのは最後になると考えていました。

現在ではすっかり整備され最上階の回転レストランは
二度と廻る事はないが展望台としてイベント時には
公開される事もあります。

でも、もう二度と電気も点かず他に人がいない高層ビルの最上階に
1人立つなんて事は味わえないと思うと貴重な体験が出来た事に
感謝しております。

もうお会いする事のない管理人さん
本当にありがとうございました。











今回は画像が無いので当時の料金表をパンフレットから転載致します。

完結まで長い間お待たせしてしまいました。
いつかまたあのエンパイアを訪れる日が来ましたら
「錆びたナイフ」に書こうと思います。

本年もよろしくお願いいたします。

 彩雲4号
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ホテル エンパイアが新聞に

2010-04-24 21:55:48 | 錆びたナイフ
今朝の朝日新聞の神奈川版(かながわ沿線版)に
ホテルエンパイアの事が載っていました。

「丘にそびえる夢の続き」

もう横浜ドリームランドが閉園したのも
遠い過去となってしまったのですね。

神奈川の方しか読めないのは残念なので
スキャンしました。

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/9d/9749853ad7c55d6aa33411fed87d2b14.jpg
朝日新聞2010年4月24日より

そういえばこちらのエンパイアも最終回が終わってませんね。
来年の正月には何とか書き上げないと(汗
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21階へようこそ

2009-01-15 00:04:57 | 錆びたナイフ


ホテルエンパイアの最上階、21階に存在した
回転展望レストランの営業時の姿です(パンフレットより転載)



21階の入り口を見て私は動きを停めた

息を切らしながらゆっくりと登った

そして21階へ到着し
思わず声が出た
「あ・・・・」




 年月が起ってしまった今
 その時見たその光景を思い出すと
 下を走る道路の街灯が照らすオレンジ色の灯りが
 不思議な雰囲気を醸し出していたように思える


私は子供の頃に田舎で見た光景を思い出していた

田んぼのあぜ道で向こう側に見える街の明かりだ

自分の立っている所は暗闇なのに真っ暗な
田んぼを挟んだ遠い向こうの場所は生活の光がきらめいていた

エンパイア周辺地は電気があまり点いていないので
そんな事を思い出していた



ここがどこかの観光展望台だったら夜間といえど
薄暗く照明が灯り
音楽が掛かり
周りには私以外の人がいる

その事で自分の立つ場所が生きている超高層ビルの中という事を感じる

しかしここは違う

光も
音も
人も

ないのだ

呆然と立ち尽くす

街の灯を見ていると

自分の身体が夜空に浮かび

周囲に気付かれず眺めている

そんな錯覚に陥った

前に傾斜しているガラスに近づき外を見る

道路を照らす街灯の「オレンジ」と自動車の赤いテールランプ

不思議な事に

 ついにここに来た!

という達成感はあまりなかった

横浜方面を見ると遥か遠くにランドマークタワーが見えた

開業当時、日本初の高層建築として注目を浴びたエンパイア

かたや現在の横浜のシンボルタワーとして輝くランドマーク
この瞬間、ランドマークの展望台では多くの人々が
その階下に広がる横浜の夜景を眺めているのだろう

エンパイアは誰も人を寄せ付けず横浜の高台に立つ
今、この高層ホテルにいるのは私だけ

日本のどこの高層ビルに警備員もおらず
非常口誘導灯の灯りすらないのに
独り立ち尽くしているビルがあるだろう

そんな非現実な状況




(あまりにも暗いので画像を加工しました?)

我に返り腕時計に目をやると残り時間が迫っていた
急ぎ足で回転レストランを一周する
時間があればゆっくりと見たいものだがそうもいかない
カウンターのようなパントリーにはビールジョッキやグラスが見える。



トイレは男女各一ずつだった。
私はかねてからもしもエンパイアに行く機会があったら
探したいものがあった

それはすぐに見つかった

時間がなく選んでいる余裕はない
それをヒップポケットに入れて出口を目指した。

階段を降りる前に今一度振り返る
きっと私は二度とここへは来られないだろう

万感の思いを込めて「さようなら」と
口にしていた。

残り時間2分

つづく



しばらくの間休止しておりましたブログを再開致します。
今年初の記事はリクエストの多かった「ホテルエンパイア」です。

ここまで引っ張る予定ではなかったのですが
思い入れのある出来事だったので
時間がかかってしまいました。

15日まで更新は無いとお伝えしたのに毎日のようにチェックしてくださった方々
ありがとうございます。

いつも思うのですが
どんな方々が、このつたないブログを見てくださっているのだろう?
と考える事があります。

遠い旅先の地で
夜汽車の車窓から見える知らない土地でも
もしかしたらこの近所にも私のブログを読んでくださっている方が
いるのかも、と思ったりもします。

そんな時あらためてインターネットってスゴイな、と思います。

遅くなりましたが
本年もよろしくお願い致します。

彩雲4号




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21階への挑戦

2008-11-09 13:47:33 | 錆びたナイフ
「分かりました、15分で戻ってきます」

久しぶりの更新です。
初めてこのブログを読んで下さった方はカテゴリー『錆びたナイフ』を
ご覧下さい。


電源は数年前から止り灯りも無い無人の高層ビルの最上階まで
単身行かなければならない。

しかしもう一つ頼みの綱があった。
車載の小型蛍光灯だ。
但し電池が切れ掛かっていたので単三電池4本を交換する。
グリーンパレス入り口のジュータンの上でひざまずき交換するが何故か点かない。
しかしこれが点かないと暗闇の中を駆け上がるのに不安だ。
2分経った。
残された時間がない。
蛍光灯を諦める。もう頼りになるのは小型マグライトと懐中電灯のみだ。

再びエンパイアへと通ずる扉を開ける。
4メートル程の通路には外部電源であろう各種コードが足元にある。
よけながらエンパイアの扉を一人自分の手で開けた。
何度も躊躇した階段を目指す。

ここから21階までノンストップで駆け上がれるだろうか。

そんな思いが頭をよぎる。
しかも途中で見てはならない物に遭遇しないだろうか。
かつて管理人さんから伺った高層ホテルならではの『事故』を思い出す。
「停まらずに一気に行けば何とかなるな」
マグライトを握りなおし狭い階段を駆け上がった。
階段の床は所々でタイルが剥がれていた。人の手が入らないとタイルの接着も弱るのだろうか。

…6階、7階。息があがる。
おそらくホコリだらけなのだろう。
有害物質を吸い込んでいるのかもしれない。

普段から
「もしも入る時は最低限マスクや大型電燈を持って行こう」
と考えていたのだが。
やっと10階の表示が見えた。
既に足が重い。
日頃の運動不足を呪った。
まだ半分もある。その時時計を見ると6.7分が過ぎていた。

このまま最上階に上がったとしても見学する時間はあるだろうか

  引き返そう。
そんな誘惑に駆られた。
「クソッ!あと10階!」息を切らし叫び駆け上がる。
15階、あと少し。ここまでくればあと少しだ。
そして19階。

突如足元の感触が変わった事に戸惑った。

カーペットが張られている。
思い出した。『19階に展望会議室がある』という話しを。
ここから展望レストランまで徒歩で行く客の為にカーペットを
敷いたのだろう。
本来ならここも見ておきたいがそんな時間もない。

20階 厨房階。
ステンレス製の調理器具が見える。
この上に誰もが夢見た伝説の回転レストランがある。

何があるのだ

20階と21階の間で最後の階段を駆け上がり上を見たら
エレベーターの扉が目に入った。右には会計キャッシャー。
ついに到達したと思い足が停まった。
息を切らしながら登る。

そして「21階」へ到着した・・・・

つづく


久しぶりの「ホテル エンパイア」
今回は階段だけなので画像はありません。

それでは楽しみにしてくれた方々に悪いので
新聞記事を貼っておきます。

こんな事もありました。


昭和49年
子供が遊んでいて指を挟まれたそうです。

オリジナルサイズの記事はこちらをご覧下さい。

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/7f/4ea35907a544e2623ebb156ad59b82c3.jpg


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ホテルエンパイア再び・・・その3

2006-06-14 00:22:31 | 錆びたナイフ
先日、職場(某ホテル)で防災講習が開かれ出席してきました。
弊社の消防担当が替わったので内容もそれまでとは違ったものがありました。
その中でも廊下の端にある「非常階段室」に入った事は勤続14年で初めての事だ
った。
ベルボーイ時代にエレベータホール裏にある中央非常階段は常用していたが今回
の階段室は入った事がなかった。
普段は警備員以外の人が入らない階段なので砂埃やどこから入ったのか枯れ葉が落ちてホテルとは思えない雰囲気。

『なんかホテルエンパイアみたいだな、懐かしいな~』

と思った瞬間

『あ、ブログでエンパイアの更新が止まったままだ!』
と思い出した。最近書きたい事がたくさんあるけど書けないしコルトねたばかり
だ。
楽しみにしていてくださる方々に申し訳ないので久々のホテルエンパイアの事を
書いてみます(うわぁ、人気ブログ気取りで思い上がりもはなはだしいですな)。


   (前回からの続き)


4階がないなら3階の次に5階の表示となるはずだ。
非常階段から廊下に出る鉄扉は重たい灰皿を置き、閉じられないようになってい
る。
これは管理側が「もし中に入って扉が開かなくなった場合に備えて」このように
ストッパーの代わりにしていたそうだ。
誰もいない無人のビルに閉じ込められたら発狂ものです。

噂と違って4階はあった。

(4階表示)
しかも「42号室」さえあった。40年以上前の日本初の高層ホテル。
縁起が悪いなんて考えなかったのだろう。
でも考えてみると私のホテルでも4階はあるし無い方が珍しい。
さすがに42がつく部屋はないが。ちなみに建設会社は同じく大林組だ。
 *注! 廊下の表示は402ですが部屋の扉には「42」となっています。

ちなみにこれがエレベーターです。

一階ロビーとは違いダイエー買収後の改装でも客室フロアは開業当時のままだったと思われます。


再びロビーに戻る。が、管理人さんはいない。

(壊されている板の奥がエレベーター&階段に行く入り口)

さっきから何度も往復している。
21階までの階段を昇るというのはどれ位のキツさだろう。
管理人さんもロビーは見せてくれているが上を見ていいとは言ってない。

私は今、念願のホテルエンパイアにいる。二度とこのような機会はないだろ
う。

いつか「あの時、無理してでも上がっておけば良かった」と後悔するのは目に見
えている。
ダメでもともとだ、決心して離れの宴会場グリーンパレスにいる管理人さんの所
に戻る。
暗闇からエンパイアから戻ると照明が眩しく感じられホッとする。
業者さんと待ち合わせをしているとの事だった管理人さんに意を決して
「客室階に上がってよいですか、時間はまだありますか?」と尋ねてみた。
管理人さんは時計を見て唸る。

  『う~ん・・・15分で戻って来られるかな?』

15分・・・無理かもしれない。
20階の階段を一気に駆け上がった事などないし上がれたとしても見学時間も無い

しかし許可は降りたのだ。堂々と行ける。

「判りました、15分で戻ってきます」

そう答え踵を返し厨房を出た。

15分か・・・
その時、買ったばかりの腕時計にストップウオッチ機能がある事を思い出した。
「ストップウオッチなんて日常生活で使わないよ」と思っていたが思わぬ所で役立つ事となった。
苦笑しながらボタンを押すとセイコークロノグラフの1/20秒針が勢いよく廻り始めた。

(つづく)
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ホテルエンパイア再び・・・番外編

2006-04-15 08:38:04 | 錆びたナイフ
今回は番外編です。

 
これは以前にもご紹介したエンパイアの晩年のパンフレットです。
撮影の為に全館点灯されていますね。
でもよく見ると一フロアだけ点灯されてません。
そこが9階の機械室です。消火設備やポンプ室、倉庫がありました。
なので9階は客室が存在しません(だったはず)。

それでもパンフ撮影の為に21階のレストラン、20階の厨房、19階の会議室全ての
電気を付けて撮影されています。
全館点灯は大変でしょうが、そこはホテルのパンフレット!
そこまで気を配ります。
余計な物など映りこむ筈がありません。

そしてこれがパンフに載っている現役時代の室内!

奥には横浜ドリームランド名物の観覧車「ワンダーホイール」が見えます。
この写真も同パンフレットからスキャンしました。
けっこうキレイなお部屋ですね。何しろ「全室スイートルーム」がうたい文句で
すから♪

そういえば「スイートルーム=超豪華な部屋」と誤解されがちですが
寝室と居間(パーラー)が分かれている、のがスイートルームなのです(細かく
は浴室も分かれている)。

男性の背広はスーツ(Suit)って言いますよね。
上着とズボンが分かれています。
そこから来ています。スイートは suite ですが スーツのsuitと同語源です。
部屋が分かれているから「スイートルーム」なんです。
なのでそれを知らずに黒塗りのデボネアとかに乗ってきた社長さんが
「ホテルエンパイア」に宿泊すると
『キミぃ、どこがスイートなんだね?超豪華ではないではないかね、マネージャ
ーを呼びたまえ』とコンプレが来る訳ですな。
これはホテル学校で習ったネタです。卒業して14年。こんなブログのネタで役立
つとは・・・。

以上、番外編でした!
(終わり)


と、普通に終わらせません。
実はここからが本題なんです。

実は「この事」に気が付いたのはつい最近でした。
室内の写真を見ていて何か不自然な印象を受けたのです。

なんか変なんだよなぁ~?
どこが、と言われると困るのですが・・・

は!!!!?

テレビの上辺りをよ~く、御覧ください。

何も見えないですね。スキャンした画像ですと判りにくいです。
なのでもっと拡大してみましょう。



ひ、ひ、人がぁ~!どう見ても人の顔ですぅ~(涙)若い男性です~。

うひぃ~!さ、更に右の脇にももう1人中年の男性がおいでになる(涙)



ここは昭和40年に建てられた高層ホテル。投身自殺もかなりあった、と聞いてい
ます
(実際、晩年にもあった)。
ここで亡くなられた方が写ってしまったのでしょう。
ご冥福をただ祈るばかりです。

いやぁ、それにしてもホテルのパンフレットですよ!
それにこのような心霊写真が写ってしまうなんて・・・。

ホテルをお客様にアピールする大切なパンフです。普通有り得ません。
そういえば国産車のカタログでバンパーかどこかに『蝿(ハエ)』が止まってい
たのを気付かずに撮影してしまい、カタログ写真にハエが写ったまま流通してしまった事を思い出しました。

実はエンパイアのこのパンフ写真も同じ事。
もう御分かりかと思いますが
撮影したカメラマンがガラスに写ってしまった訳なんでしょうね。
ホテルのパンフで「カメラマンと助手?」が写ってしまうなんて
前代未聞でしょう。

そんなところもエンパイアらしいです。
スキャン画像では判りづらいでしょうが実際はかなりはっきり写っています。
(でもそのカメラマンから『あの時は私1人でしたよ』なんて言われたら嫌です
な~)



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ホテルエンパイア再び・・・その2

2006-03-30 01:22:19 | 錆びたナイフ
2階の和室は無視して31号室を目指し階段を駆け上がる。なぜ31号室なのか?それは私が持っているホテルエンパイアのキーホルダーが31号室だから、という理由だ。
2階は「特別な」和室がある為か雰囲気が違う。その和室とはドリームランドの社長用に用意されていたそうだ。
3階に着き部屋の案内板を見る。

31から35号室・・・「5部屋もあったのか?」違う、4号室がないだけだ・・・。
黒いドアに「31」と表示がある部屋に入る。

全室スイートと謳っているだけに広い。
31号室はエンパイアをランド側からから見て左側の部屋だった。ベッド等の家具は無い。
かろうじてテレビだけが「置いていかれた」ように窓際に残っているだけだ。

さすがに改装された一階より古さを感じさせる。
意外に見るべきものは何もない、といった感じがするのは何故だろう。

もっとこの場にいたいが管理人さんがロビーで探しているかもしれない。
急いで部屋を出て階段を駆け下りる。まだ戻ってきていなかった。
「こんな事なら時間を聞いておくのだったな」
ふと、ある事が頭に浮かんだ。前に「エンパイアに4階はない」という説を聞いた。
そうだ、今なら確認出来る。再度階段を駆け上がり4階を目指した。

つづく

『露出不足で暗くて見えない』『失敗した写真を載せるのはどうかと』
と思う方も居られると思います。しかしいきなりやってきた入館でコンパクトデジカメしか持っていなかったうえ、緊張からこのような写真ばかりとなってしまいました。
何卒ご容赦下さい。

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《ブログ開設一周年記念♪》 ホテルエンパイア再び・・・ その1 

2006-02-26 00:18:29 | 錆びたナイフ
『15分で戻ってこられるか?』

2004年12月23日 ドリーム開発がスポーツプラザ一帯の土地を管理する最後の日。
私は日本初の高層ビル「ホテルエンパイア」にいた。


管理人の男性が宴会場グリーンパレス入り口から入って右にある扉を開ける。

扉から5メートル位先にさらにドアがあり、ワイヤーキーで施錠されていた。
そのドアこそ、伝説の廃墟ホテルエンパイアへの入り口。
ドアの向こうの道はかつて宴会場だったグリーンパレスと客室塔エンパイアを結んでいた
渡り廊下。

その廊下を歩きながら右を見る。かつて私も何度か入った事があるガラス張りの正面玄関が見えた。
厳重に機械警備され侵入者がいなかったにしろ数年に渡り放置された建物はそれなりに汚れている。足元には染込んだ雨水、どこから入ったのか枯れ葉が落ちていた。


その入り口の向こうには工事現場でよく見かけるような侵入者を拒む壁がある。
(↓外側からの様子)


今まで何度この壁を越えようと思った事か。

管理人がカードキーを差込、機械警備を解くと
『警備を解除します』
と録音された女性の声が響き渡る。
正面には「21階 展望レストラン」の案内盤。




既に電気が止まってから自動ドアとしての機能は失っていた。
(エンパイアの航空機障害灯は外部電源で点灯されるようになっている)
管理人が力を込めて手動でドアを開ける。通電していない自動扉はただのガラス板なので
重たいのは私もベルボーイ時代に何度か味わっていたがエンパイアのそれは
落ち葉や泥がレールに詰まっているようで更に重たそうに思えた。

「さぁ、どうぞ。ゆっくり見て言って。私はグリーンパレスに用事があるから、それまでいいよ」

そう言って管理人さんは去っていった。
辺りはすっかり暗くなり懐中電灯を点けないと殆ど見えないような状態だ。
一階ロビー階は正面玄関から入ったと仮定すると左手にフロント。
  思い出した。このフロントでパンフをもらった
玄関正面の壁に何か絵でも掛けてあったような跡がある。
右手にロビーとラウンジが広がっている。



往時の姿↓


その時ふと友達と来た時の事を思い出した。もう10年程前になるか。
  あいつは今どうしているだろう。
遠くに行ってしまい会う事もあまりなくなった友達の事を思った。

ガランとしたロビーには先週までいろいろな荷物があったという。
今は白板(ホワイトボード)、テーブル、ロッカーしかない。

営業時のイスとテーブル、新聞ラック、大型カラーテレビが置いてあった時の事を思い出してみるが正確には思い出せなかった。

正面のガラスは二箇所割られた跡があった。「つい先日も夜中に侵入しようとした者が割っていった」さっき管理人が話してくれていた
ラウンジの奥へ進む。左に閉鎖時に作られた壁が壊されている。
知られていないが
最近まで2階以上に行くには地下の業務用入り口からしか行けなかった。
だから仮に侵入者が警備をやぶり1階のロビーから入ってもそれまでだったのだ。
その壁も改装工事の準備で壊されているようだ。
この壁を抜けると左右にトイレがあった。
このトイレは何となく記憶があった
 更に奥へいくとエレベーターが二基あり反対に階段がある。


2階の和室は無視して31号室を目指した。
(続く)

エンパイア入館の話は私の胸の中にしまっておこうと思っておりました。
しかし「ドリーム開発」が無くなってしまった今、影響もそれほど無いかなと思いブログ開設一周年の記念として書いてみました。(削除するかもしれません《苦笑》)

このつづきはまたいつか!
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「ホテルエンパイア」完成前

2005-11-15 22:53:22 | 錆びたナイフ
久々に一部で人気の「ホテルエンパイア」ネタです。
本当は前回の続きを早く書きたいのですが、なかなか書けなくて。
でも期待されている方が多いようなので当時の新聞ネタを掲載します。
(本当は新聞の複写とかはマズイのですが・・・まずいかな?)

不鮮明でゴメンなさい。
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続:ホテル エンパイアの事

2005-10-01 07:45:37 | 錆びたナイフ
前回にホテル エンパイアの事を書きましたが「つづく」と書いたまま
時間が経ってしまいました。

「あの事」が無ければ…

穴場として何度か使っていた一階喫茶ラウンジですが
友達と立ち寄った際の帰りにホテルのパンフレットを貰っていこう、と思いフロントへ寄った。
私「恐れ入りますが宿泊のパンフレットを頂けますか?」
と尋ねたところ
フロントスタッフ(同年代位)「・・・」
思いっきり嫌そうな顔をして無言で渡してきました。しかも片手だ…。

それが何?と普通だったら思うかもしれない。
その時の私は都内某ホテルでベルボーイとして働いていた。
お客様から「パンフレットを」と言われればホテルに恥じないよう
両手で持ち『こちらになります』とか『よろしくお願い致します』と一言添えていた。
それが当たり前と思っていた。
その瞬間にホテル学校の授業中に聞いた
「ホテル学校を出てまで行くべき所ではない」
という先生の言葉を思い出した。

間違っても入らなくて良かったな・・・

(その時にもらったパンフ。たしかタリフ《料金表》もあったかな?)

そのフロントスタッフの傍にいた黒服のマネージャーらしき人も何も言わない。
前にもボーリング場(ドリームスポーツプラザ)の一階にあったビリヤードに入ったらあまりにも店員の態度が悪いので呆れた事があった。

隠れ家的で好きな場所だったが一転して幻滅に変わった。

それから数年しただろうか
少しだけ付合った人とドリームランドへ行く事となりあれ以来行っていなかった
ホテルエンパイアの1階ラウンジへ行こうとした。

なにか様子がおかしい そう思って近づいて行くとホテルの入り口は工事用の柵で覆われ
「営業しておりません」
と真新しい張り紙が貼ってあった。

「あの事」が無ければ21階の回転レストランや宿泊も出来ただろう
21階にはどんな世界があったのか謎のまま封印されてしまった。

しかしその後、私は再・・・(続きは未定です)


(昭和40年頃の広告より 一階ラウンジの「最低料金」という書き方も凄いです。お金持ちじゃないと入れません)





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ホテルエンパイアの事

2005-08-02 22:25:31 | 錆びたナイフ
半月前、debopacerさんとお逢いした時に横浜ドリームランドのホテルエンパイアを見てきました。ドリームランド閉園後も放置され日本唯一の高層ビル廃墟物件として有名で、2年程前までこの一帯は「廃遊園地、廃線モノレール、廃墟高層ホテル」という三大廃墟としてその世界では有名だった。
世間では日本初の高層ビルは「霞ヶ関ビル」と思われているようですが横浜の「ホテルエンパイア」が日本初となります。霞ヶ関は「超高層」で初になると思われます。

モノレール同様に撤去か、とその去就が注目されていましたが「横浜薬科大学」が跡地を買い上げエンパイアは改装し図書館と本部となる、ということで残る事となり私は嬉しかった。
久々に訪れたエンパイアは駐車場から既に立ち入り禁止となり改修工事が始まっており
外壁には足場が組まれていた。

私はこのエンパイアに少なからず思い出がある。
五重塔をイメージしたその奇異な外観で小学生の頃から存在は知っていた。
ホテル専門学校の就職時期に授業で横浜市内のホテルが紹介され、そのリストには
エンパイアも含まれており驚いた。
まさかあのマイナーホテルの名前をこの場で聞くとは思わなかった。
心の片隅に「就職してみようかな?」と思っていた。
が、その時の学校側の評価はハッキリ覚えている

『A~Eランクで「E」。修学旅行生向けのホテルでホテル学校を出てまで行くべき所ではない』

本気で就職しようとは思わなかったが今でも忘れない程に強烈なインパクトを私に植えつけた。

しかし、そのエンパイアホテルは穴場だったのだ。
友達と遊びに行った帰りにお茶をしようと初めてエンパイアを訪れた。
正面入り口の「ホテルエンパイア」と60年代チックな書体で書かれた電光板の下は
車寄せのスペースとゲストを雨に濡らさない為の屋根があり、ドリームランド華やかりし頃はドアマンも配されていた事が伺えた。
(↑昨年撮影)
自動ドアを抜けると左手に小さなフロントがあり右手にロビースペース。
ロビーを抜けると奥に庭園が見えるラウンジがあった。

そのラウンジでケーキセットを食べノンビリくつろいでも1人千円もしなかったと思う。駐車券のサービスもあって、いつ行っても他にお客さんは殆どおらず静かでまさに穴場だった。
3.4回は行っただろうか。

「あの出来事」さえなかったら、頻繁に通い最上階の回転レストランも行っていたかもしれないのだが・・・・

つづく

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