週刊 最乗寺だより

小田原のほうではなく、横浜市都筑区にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

勝田山 最乗寺
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報恩講法要が勤まりました

2010-10-31 21:56:26 | 行事のご案内
本日、無事に報恩講法要が勤まりました。

台風の影響がなかったことが幸いしたのか、多くの方にお参りいただき、とても嬉しく思っています。
また、皆さまに息子の成長した姿をお見せできたことが、何より喜びでございます。

今日のご講師は、高願寺のご住職・宮本義宣先生でした。
ほんの一部分ですが、お話の内容をご紹介します。


亡き人はお浄土で安らかに眠っているのではない。
往生するということは、仏となってお浄土に生まれることではあるが、そこで安住するのでもない。
仏となったら、すぐさまこの娑婆世界に舞い戻り、私たちに【仏の智慧】に気付かせるために、はたらきかけ続けているのだ。
では、その「はたらき」は目に見えるのか?
残念ながら目に見えるものではないが、証拠ならある。
それは、あなたが今こうして最乗寺の仏前に座っているということだ。
今日、あなたは自分の意思で最乗寺にお参りしたのだろうが、そこには「行こう」と思わせる何かが心を動かしたはず。
それが「はたらき」であり、今仏前にいるあなたの姿が「はたらき」の何よりの証拠である。

では、【仏の智慧】とは何か?
それは「思い通りに生きることが当たり前ではない」ということ。
「思い通りに生きられないことが当たり前」ということ。
思い通りになることが成功だというのは、豊かな時代の基準。
だが、その価値基準が自分を苦しめ、他人を苦しめているということに気付くことが、仏の智慧を聴くということ。
そして、思い通りにならない命を生きなければならないという事実に目覚めるのである。


いかがでしょうか?
お聴きになられた方からは、とっても分かりやすく浄土真宗のみ教えをお取次ぎしてくださったとのお声を頂戴しました。
有り難いことです。

最後に、このブログを紹介させていただいたことに乗じて、全体写真を一枚撮らせていただきました。



皆さま、またのお参りを心よりお待ちいたしております。


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