週刊 最乗寺だより

小田原のほうではなく、横浜市都筑区にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

勝田山 最乗寺
045-941-3541

永代経法要 (後編)

2012-04-03 00:02:20 | 近況報告

      

ご講和は、万行寺ご住職の本多靜芳先生です。
ご講題は『信心の生活~「仏壇の論理」と「台所の論理」~』

・・・なんとも変わったお題ですよね(笑)
でも、その例えがとっても分かりやすく、聞き手の耳に残るお話をいただきました。


仏法を聞くと何かが変わるのでしょうか?
そう聞かれると、何も変わらないと答える人もいることでしょう。
でも、「何も変わらない」という自分への気づきと自覚が芽生えています。
それは、仏法を聞く前には考えたこともなかったことであり、自分を見る角度が変わったということになります。

仏法を聞くということは、普段の生活から離れた、別世界のお話を聞くということではありません。
我が儘で自分勝手な私の本性を、すぐさま丸く優しく変えてくれるものでもありません。
ただ、物事を見る方向性に、自分自身を見つめる眼差しが少しずつ少しずつ生じてくるのだと思います。

自分の本性は何一つ変わらなくても、その本性を「見ようとしなかった自分」から、「見つめ続ける自分」に変わっていくのだと思います。

「変わらないままに変わる」

それが、先生の掲げられた『信心の生活』なのかなと、私なりに領解いたしました。

      

皆さんも時に笑い、時に頷きながら、1時間ほどのお話に熱心に耳を傾けてらっしゃいました。

そうした中で、忘れられた存在がコチラ ↓

      

結局、最後の最後のお茶をいただく時まで、ずーーーーっと眠り続けていました。
でも仏法は毛穴から入るとも聞きますし、お話を聞きながら本堂に居続けたわけですから・・・きっとたくさんのみ教えを、小さな体の中に詰め込んだはず、かな?(笑)


皆さま、1日はようこそのお参りでございました。
そして、当日の模様を確認するために当ブログを訪問くださった方にもまた、心より御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。



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