週刊 最乗寺だより

小田原のほうではなく、横浜市都筑区にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

勝田山 最乗寺
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マイコプラズマ

2011-10-13 04:13:16 | ひとりごと

過ごしやすい日が続いています。
けれど、空気は随分乾燥してきましたね。

乾燥してくると風邪の季節。
私的なことですが、龍くんから頂戴した風邪の経過がよくありませんでした。

お医者さんに薬を処方していただき、解熱剤のおかげで熱は下がっていたのですが、抗生剤や咳止めは効かず、発作のような咳が止まりません。

夜中も咳で起きるほどの状況が続き、あまりにひどいので再度内科に行くと、「これは咳喘息だから」と新たな咳止めをいただきました。
人に感染する咳ではないとのことで安心したのですが、残念なことに、この薬も全く効かず・・・。

これはもう気管支炎なのではないかと、耳鼻咽喉科に電話で尋ねてみると、「咳喘息と診断されたのならば、まずは呼吸器内科に行ったほうがいい」とアドバイスを受け、行ってみることにしました。

そこで抗生剤も咳止めも効かないことを言うと、ある病気の説明を受けました。

「マイコプラズマ菌の感染による気管支炎からくる咳喘息」

・・・長いですね。
どうやら、龍くんから頂戴したのは「マイコプラズマ菌」という細菌とウイルスの中間にある病原体だったようです。
この菌は、風邪の症状の時に処方される抗生剤が効かない特性を持っているので、いくら飲んでも咳が収まらないとのことでした。
ということで、改めて効くであろう薬を処方していただきました。

「応病与薬」(病に応じて薬を与える)とはこのことですね。
ちなみに、この言葉はもともとは仏教語で、お釈迦さまが一人一人の悩みや有り様に合わせた説法をすることからきた言葉です。 (『維摩経』に出てきます)

なかなか体感し難い言葉の経験ではありましたが、これで咳が止まれば何よりです。
この季節、マイコプラズマ菌が流行するようなので、咳が長引いている方は一度診察を受けられることをオススメします。