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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:能登の地震で再認識されられた本当の問題は...

2024年06月02日 17時05分19秒 | 社会全般
先日のラジオ番組で、「今回の能登地震で、改めて建物の耐震性の重要性が認識された」といった発言があったが、これはチョット違う。今回の地震では、建物の耐震性の重要性よりも、道路などの土木の耐震性の問題点が改めて認識されたのではないだろうか。

今回も、液状化現象などによる、橋の前後の段差などの道路の陥没や、下水道などの地下建造物の隆起が多数発生した。そして山間部での道路の崩壊も多数発生していた。

今回の地震では、4~5メートル程の隆起が有ったので、断層があった場所での道路の崩壊は仕方がない。しかし地震による”揺れ”によって発生した道路の法面の崩壊や、液状化現象による隆起や陥没は、土木技術の未熟さに依る問題であると言わざるを得ない。

今回の地震では、この様な現象によって道路が使えなく、そして上下水道が壊滅状態になった為、現地に入れない状態が続いている。特に上下水道の問題で、現地での寝泊りが出来ない状況が長く続いた。その為、現地での復興作業が大変遅れている。

住宅の耐震性も大事だが、土木関連の技術者は、住宅の耐震性の向上の様に、今後耐震性のある土木技術の向上に取り組んでもらいたい。
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