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業務&ITコンサルタントのひとり言

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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:10月7日の日経「日本車、全工程CO2算定」の愚かさ

2024年11月08日 17時57分45秒 | 社会全般
10月4日の日経に、「日本車、全工程CO2算定」云う驚きの記事があった。この様な事に向かっているキッカケは、左翼&リベラルに牛耳られているEUからの圧力であるが、彼等の目的は一体なになのだろうか?中国の手先となって動いている様にしか見えない。

この領域の管理の専門家なので、チョット深い話をしたい。この様なCo2の算定をする方法は、製造の原価管理をする様な方法を取る必要がある。そして原価管理の方法にも色々あるのだが、簡単に云うと、見込(予定)原価と実際原価の2種類ある。これをCo2の排出量に当てはめると、見込のCo2排出量と、実際のCo2排出量の計算の2種類考えられる。

しかしこのCo2排出量の算出には、実際のCo2排出量を算出する事は有り得ないだろう。もしこれが求められたら、これの為だけに企業のITシステムの改修や開発に莫大な費用が必要となる。また実際原価計算を出来ていない中小企業は沢山あり、これらの企業ではCo2排出量の実績値の計算は、絶対に不可能である。

であれば、見込のCo2排出量の計算値の提示が求められる事になるかと思われるが、この場合の計算値はエンピツ舐め舐めした数値になるであろう。もしそうであれば、数値データはどうにでもなり、悪い表現をすれば、データを容易く改ざん出来る事になる。また意識的な改ざんはしなくても、そもそもの計算が間違っている場合も十分有り得る。実際この記事には、「…システムにアクセスし、各工程の排出量を書き込み、データを更新できる仕組みとする」とある。

この記事の後半には「ルールが適用されれば、Co2排出量が多い自動車が市場から排除される政策が立案される可能性がある。」と書かれている。これはアホなEUリベラルが、何としてでもEV車を売りたいのだろうし、今EUで売れているEV車はかの国のEV車である。やはり、かの国の手先となっている様にしか見えない。

繰り返すが、この記録システムであれば、データは改ざんできる。EVを推進したい政治家とメーカがつるんでEV車の排出量を少なくし、ガソリン車の排出量を多く記録される事も有り得るだろうし、またはその逆も有り得る。そして単純な計算ミスやずさんな計算方法も有り得る。その様ないい加減なデータを元にして、自動車の価値を左右する事は大変愚かである。

アホなお花畑的な頭をもった輩が世間を悪い方向に誘導している。何とかして止めないと...。CO2削減に一番効果があるのは、森林を増やす事である。一生懸命森林を伐採すれば、CO2が増えるのは当たり前であるのだが...。
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