●百姓一揆を蓑虫●打毀(うちこわし)
★蓑虫騒動【みのむしそうどう】世界大百科事典 第2版の解説.
江戸時代において越前などで起こった打毀(うちこわし)などを伴った大規模な百姓一揆の総称で,特定の一揆をさす名称ではない。
史料上では,〈百姓蓑虫出る〉〈丸岡御領内蓑虫騒立つ〉(藩政史料),〈七月廿七日夜六ッ時みのむしをこし候〉(一揆廻状),〈蓑虫徒党致すまじく〉(村法)などと表現されている。
参加者が顔に墨やすすを塗り,破れ蓑や破れ笠を着けていたことから,藩側は侮蔑と恐怖をもって,百姓側は誇りと自覚をもって,それぞれ蓑虫と称したと思われる。・・・
▼蓑虫騒動について記述のある項目
越前国【えちぜんのくに】
★蓑虫騒動【みのむしそうどう】百科事典マイペディアの解説.
江戸時代,越前(えちぜん)国・若狭(わかさ)国などで起こった百姓一揆の総称。
1768年の福井城下で約2万人が年貢(ねんぐ)全般にわたる要求をかかげて参集したのをはじめ,
1779年の丸岡藩領,
1786年の勝山藩領,
1833年の小浜(おばま)藩領などでの一揆がある。
★本保騒動 丹生・今立郡蓑虫騒動 http://p.tl/C7OU
★二 百姓一揆の発生 一揆と徒党 http://p.tl/7CQr
★二 百姓一揆の発生 傘連判状 http://p.tl/fgu8
★二 百姓一揆の発生 一揆の形態と件数 http://p.tl/guAL
★二 文化・文政期の百姓一揆 「大野大乱」http://p.tl/5Or1
★デジタル歴史情報フリーワード検索 http://p.tl/l6T1 郷美濃むし(蓑虫)起し
★小説 歴史小説 大野市、勝山市、吉田郡が登場する文学作品を集めました(Adobe PDF)http://p.tl/k_Q4
★百姓一揆殉難の碑 西据(ニシシガラミ)(Adobe PDF)http://p.tl/ggAk
★金津~細呂木~橘~動橋~月津~小松 明治4年の蓑虫一揆では百姓の集合場所になったという http://p.tl/Sqpr
★村(農村)と百姓 (719)http://p.tl/CFL9
★みのむし で蓑虫篇。清少納言チャン『枕草子』の有名な一節。http://p.tl/y0P3
★伝説紀行 小川内の隠れキリシタン 吉野ヶ里町 「ミノ(蓑虫)踊りの刑」http://p.tl/x7uB
★江戸時代 福井藩の農民、御用金などに反対して一揆をおこす。(みの虫騒動)http://p.tl/erQM
★大野の町名・旧町名は語る 金森長近が開いた街 http://p.tl/Z0Kb
★地域資源マップ〈大聖寺編〉(Adobe PDF)似ていたことから「みの虫一揆」とも呼ばれる。http://p.tl/yGtV
★明和の越前一揆 明和期(1764~1771) 蓑虫たちが暮れ方 http://p.tl/uALG
★百姓一揆【ひゃくしょういっき】世界大百科事典 第2版の解説.
年貢,諸役を負担する百姓身分の小農民が結集して,増徴と統制に反対する直訴(じきそ)を行うこと。
一揆の歴史は中世,近世の両時代にまたがるものであり,その主体も武士,僧侶から百姓にわたっているが,近世の一揆は百姓一揆が中心である。
しかし初期と幕末には,百姓一揆とは規定しがたい内容の一揆が起こった。
[百姓一揆の成立]
近世の領主権力は,中世の武士の一揆を解体して家臣団という支配機構に組み替え,また一向一揆の結末にみられるように中世百姓の一揆を壊滅させた。・・・
▼百姓一揆について記述のある項目
蓑虫騒動【みのむしそうどう】 強訴【ごうそ】 近世社会【きんせいしゃかい】 越訴【おっそ】 打毀【うちこわし】
★百姓一揆【ひゃくしょういっき】デジタル大辞泉の解説.
江戸時代、農民が領主・代官の悪政や過重な年貢に対して集団で反抗した運動。暴動・強訴(ごうそ)・越訴(おっそ)・逃散(ちょうさん)・打ち毀(こわ)しなど種々の形をとった。
★百姓一揆【ひゃくしょういっき】大辞林 第三版の解説.
江戸時代の農民闘争。年貢の減免や代官・村役人の交代などを要求し,蜂起・越訴(おつそ)・強訴(ごうそ)などの形をとって行われた。
★打毀【うちこわし】世界大百科事典 第2版の解説.
打壊とも書き,打潰(うちつぶし),打崩(うちくずし),ぶっこわしなどともいう。江戸時代,百姓・町人の中下層身分による大庄屋・庄屋層,地主・在方商人・都市富商などの豪農商の家屋・家財・生産用具類を破壊し,被害を与えた闘争手段で,近世の階級闘争のなかで最も激化した形態の一つである。とくに都市では飢饉その他による米価騰貴を原因とする都市下層民衆の米一揆=米騒動に伴う打毀が多く,500件近い近世都市騒擾の約半分は打毀が占める。・・・
▼打毀について記述のある項目
徳川吉宗【とくがわよしむね】 強訴【ごうそ】 伝馬騒動【てんまそうどう】 百姓一揆【ひゃくしょういっき】 江戸【えど】 寛政改革【かんせいかいかく】 蓑虫騒動【みのむしそうどう】 世直し【よなおし】 七分積金【しちぶつみきん】 村方騒動【むらかたそうどう】
★打毀【うちこわし】百科事典マイペディアの解説.
打壊とも書き,打潰(うちつぶし)などともいう。江戸時代,百姓・町人の中下層身分による,大庄屋・庄屋層,地主・在方商人・都市富商などの豪農・豪商の家屋・家財・生産用具類を破壊し,被害を与える闘争手段。
★一揆【いっき】世界大百科事典 第2版の解説.
一味同心という連帯の心性を共有する人々で構成された集団。日常性をこえた問題,通常の手段では解決が不可能であると考えられた問題を解決することを目的にして結成された,現実をこえた非日常的な集団が一揆である。
一揆は,現実には個々ばらばらの利害の対立を示す社会的存在としての個人を,ある共通の目的達成のためにその関係を止揚して,一体化(一味同心)した。そのために一揆に参加する個々のメンバーが現実をこえた存在となることを目的とした誓約の儀式が必要であり,それが一味神水であった。・・・
▼一揆について記述のある項目
打毀【うちこわし】 中世社会【ちゅうせいしゃかい】 沢氏【さわうじ】
★一揆【いっき】デジタル大辞泉
1.中世、小領主たちの同志的な集団。また、その集団行動。特に、幕府・守護・領主などに反抗して、地侍・農民・信徒らが団結して起こした暴動。土一揆・国一揆・一向一揆など。
2.江戸時代の百姓一揆。
3.心を一つにすること。一致団結。「引きては一人も帰らじと是も五手に―して四方六里に引(ひか)へたり」〈太平記・三一〉
4.程度・方法などが同じであること。一致すること。「議奏の趣―せざりければ」〈盛衰記・一五〉
★一揆【いっき】百科事典マイペディア
中世の武士や百姓,および近世の百姓などが問題解決のため結成した集団およびその闘争形態をいう。揆(はかりごと・道・方法)を一つにするの意。本質的には通常の手段では解決不可能と考えられた問題を解決するために結成された非日常的な集団。
★一揆【いっき】とっさの日本語便利帳
本来は広く「揆を一にする」一定の集団の盟約行為、連帯行動全般を指す。農民の一揆は土一揆(どいっき)と呼ばれ、室町時代から戦国時代にかけては、徳政を要求する土一揆が頻繁に起こった。
★一揆【いっき】防府市歴史用語集
支配者に抵抗するために、農民が起こした反乱です。
★一揆【いっき】大辞林 第三版
1.室町中期以降,支配者の圧政に反抗した農民や一向宗信徒などが徒党を組んで起こした武装蜂起(ほうき)。
「土一揆」「一向一揆」「百姓一揆」など。
2.鎌倉・室町時代,同族の武士などが共通の利害関係に基づいて政治的・軍事的に団結して進退をともにすること。また,その組織。
「白旗一揆」など。
3.心を同じにすること。一致団結。
「坂東・坂西・藤・橘・伴の者共五百騎づつ-を結んで /太平記25」
★
★沢氏【さわうじ】世界大百科事典 第2版
大和国宇陀郡沢に蟠踞(ばんきよ)した中世国人領主。その伝世した文書群は早く同氏の手を離れ,1888年島田直次郎から田中光顕に売却され,現在国立公文書館内閣文庫蔵。大半が室町~戦国期の文書である。
沢氏は南北朝期から南軍として史料上に散見し,伊勢国司北畠氏の与力,のちには被官として,その文書中に北畠氏およびその家臣の発給文書を大量に残している。
北畠氏との関係は戦国末年の北畠氏の滅亡まで継続し,その間,伊勢に飯高(いいたか)郡神戸六郷,一志(いちし)郡小阿射賀(こあざか),多気(たき)郡御糸(みいと)などの分領を宛て行われ,軍役を奉仕している。
★蓑虫騒動【みのむしそうどう】世界大百科事典 第2版の解説.
江戸時代において越前などで起こった打毀(うちこわし)などを伴った大規模な百姓一揆の総称で,特定の一揆をさす名称ではない。
史料上では,〈百姓蓑虫出る〉〈丸岡御領内蓑虫騒立つ〉(藩政史料),〈七月廿七日夜六ッ時みのむしをこし候〉(一揆廻状),〈蓑虫徒党致すまじく〉(村法)などと表現されている。
参加者が顔に墨やすすを塗り,破れ蓑や破れ笠を着けていたことから,藩側は侮蔑と恐怖をもって,百姓側は誇りと自覚をもって,それぞれ蓑虫と称したと思われる。・・・
▼蓑虫騒動について記述のある項目
越前国【えちぜんのくに】
★蓑虫騒動【みのむしそうどう】百科事典マイペディアの解説.
江戸時代,越前(えちぜん)国・若狭(わかさ)国などで起こった百姓一揆の総称。
1768年の福井城下で約2万人が年貢(ねんぐ)全般にわたる要求をかかげて参集したのをはじめ,
1779年の丸岡藩領,
1786年の勝山藩領,
1833年の小浜(おばま)藩領などでの一揆がある。
★本保騒動 丹生・今立郡蓑虫騒動 http://p.tl/C7OU
★二 百姓一揆の発生 一揆と徒党 http://p.tl/7CQr
★二 百姓一揆の発生 傘連判状 http://p.tl/fgu8
★二 百姓一揆の発生 一揆の形態と件数 http://p.tl/guAL
★二 文化・文政期の百姓一揆 「大野大乱」http://p.tl/5Or1
★デジタル歴史情報フリーワード検索 http://p.tl/l6T1 郷美濃むし(蓑虫)起し
★小説 歴史小説 大野市、勝山市、吉田郡が登場する文学作品を集めました(Adobe PDF)http://p.tl/k_Q4
★百姓一揆殉難の碑 西据(ニシシガラミ)(Adobe PDF)http://p.tl/ggAk
★金津~細呂木~橘~動橋~月津~小松 明治4年の蓑虫一揆では百姓の集合場所になったという http://p.tl/Sqpr
★村(農村)と百姓 (719)http://p.tl/CFL9
★みのむし で蓑虫篇。清少納言チャン『枕草子』の有名な一節。http://p.tl/y0P3
★伝説紀行 小川内の隠れキリシタン 吉野ヶ里町 「ミノ(蓑虫)踊りの刑」http://p.tl/x7uB
★江戸時代 福井藩の農民、御用金などに反対して一揆をおこす。(みの虫騒動)http://p.tl/erQM
★大野の町名・旧町名は語る 金森長近が開いた街 http://p.tl/Z0Kb
★地域資源マップ〈大聖寺編〉(Adobe PDF)似ていたことから「みの虫一揆」とも呼ばれる。http://p.tl/yGtV
★明和の越前一揆 明和期(1764~1771) 蓑虫たちが暮れ方 http://p.tl/uALG
★百姓一揆【ひゃくしょういっき】世界大百科事典 第2版の解説.
年貢,諸役を負担する百姓身分の小農民が結集して,増徴と統制に反対する直訴(じきそ)を行うこと。
一揆の歴史は中世,近世の両時代にまたがるものであり,その主体も武士,僧侶から百姓にわたっているが,近世の一揆は百姓一揆が中心である。
しかし初期と幕末には,百姓一揆とは規定しがたい内容の一揆が起こった。
[百姓一揆の成立]
近世の領主権力は,中世の武士の一揆を解体して家臣団という支配機構に組み替え,また一向一揆の結末にみられるように中世百姓の一揆を壊滅させた。・・・
▼百姓一揆について記述のある項目
蓑虫騒動【みのむしそうどう】 強訴【ごうそ】 近世社会【きんせいしゃかい】 越訴【おっそ】 打毀【うちこわし】
★百姓一揆【ひゃくしょういっき】デジタル大辞泉の解説.
江戸時代、農民が領主・代官の悪政や過重な年貢に対して集団で反抗した運動。暴動・強訴(ごうそ)・越訴(おっそ)・逃散(ちょうさん)・打ち毀(こわ)しなど種々の形をとった。
★百姓一揆【ひゃくしょういっき】大辞林 第三版の解説.
江戸時代の農民闘争。年貢の減免や代官・村役人の交代などを要求し,蜂起・越訴(おつそ)・強訴(ごうそ)などの形をとって行われた。
★打毀【うちこわし】世界大百科事典 第2版の解説.
打壊とも書き,打潰(うちつぶし),打崩(うちくずし),ぶっこわしなどともいう。江戸時代,百姓・町人の中下層身分による大庄屋・庄屋層,地主・在方商人・都市富商などの豪農商の家屋・家財・生産用具類を破壊し,被害を与えた闘争手段で,近世の階級闘争のなかで最も激化した形態の一つである。とくに都市では飢饉その他による米価騰貴を原因とする都市下層民衆の米一揆=米騒動に伴う打毀が多く,500件近い近世都市騒擾の約半分は打毀が占める。・・・
▼打毀について記述のある項目
徳川吉宗【とくがわよしむね】 強訴【ごうそ】 伝馬騒動【てんまそうどう】 百姓一揆【ひゃくしょういっき】 江戸【えど】 寛政改革【かんせいかいかく】 蓑虫騒動【みのむしそうどう】 世直し【よなおし】 七分積金【しちぶつみきん】 村方騒動【むらかたそうどう】
★打毀【うちこわし】百科事典マイペディアの解説.
打壊とも書き,打潰(うちつぶし)などともいう。江戸時代,百姓・町人の中下層身分による,大庄屋・庄屋層,地主・在方商人・都市富商などの豪農・豪商の家屋・家財・生産用具類を破壊し,被害を与える闘争手段。
★一揆【いっき】世界大百科事典 第2版の解説.
一味同心という連帯の心性を共有する人々で構成された集団。日常性をこえた問題,通常の手段では解決が不可能であると考えられた問題を解決することを目的にして結成された,現実をこえた非日常的な集団が一揆である。
一揆は,現実には個々ばらばらの利害の対立を示す社会的存在としての個人を,ある共通の目的達成のためにその関係を止揚して,一体化(一味同心)した。そのために一揆に参加する個々のメンバーが現実をこえた存在となることを目的とした誓約の儀式が必要であり,それが一味神水であった。・・・
▼一揆について記述のある項目
打毀【うちこわし】 中世社会【ちゅうせいしゃかい】 沢氏【さわうじ】
★一揆【いっき】デジタル大辞泉
1.中世、小領主たちの同志的な集団。また、その集団行動。特に、幕府・守護・領主などに反抗して、地侍・農民・信徒らが団結して起こした暴動。土一揆・国一揆・一向一揆など。
2.江戸時代の百姓一揆。
3.心を一つにすること。一致団結。「引きては一人も帰らじと是も五手に―して四方六里に引(ひか)へたり」〈太平記・三一〉
4.程度・方法などが同じであること。一致すること。「議奏の趣―せざりければ」〈盛衰記・一五〉
★一揆【いっき】百科事典マイペディア
中世の武士や百姓,および近世の百姓などが問題解決のため結成した集団およびその闘争形態をいう。揆(はかりごと・道・方法)を一つにするの意。本質的には通常の手段では解決不可能と考えられた問題を解決するために結成された非日常的な集団。
★一揆【いっき】とっさの日本語便利帳
本来は広く「揆を一にする」一定の集団の盟約行為、連帯行動全般を指す。農民の一揆は土一揆(どいっき)と呼ばれ、室町時代から戦国時代にかけては、徳政を要求する土一揆が頻繁に起こった。
★一揆【いっき】防府市歴史用語集
支配者に抵抗するために、農民が起こした反乱です。
★一揆【いっき】大辞林 第三版
1.室町中期以降,支配者の圧政に反抗した農民や一向宗信徒などが徒党を組んで起こした武装蜂起(ほうき)。
「土一揆」「一向一揆」「百姓一揆」など。
2.鎌倉・室町時代,同族の武士などが共通の利害関係に基づいて政治的・軍事的に団結して進退をともにすること。また,その組織。
「白旗一揆」など。
3.心を同じにすること。一致団結。
「坂東・坂西・藤・橘・伴の者共五百騎づつ-を結んで /太平記25」
★
★沢氏【さわうじ】世界大百科事典 第2版
大和国宇陀郡沢に蟠踞(ばんきよ)した中世国人領主。その伝世した文書群は早く同氏の手を離れ,1888年島田直次郎から田中光顕に売却され,現在国立公文書館内閣文庫蔵。大半が室町~戦国期の文書である。
沢氏は南北朝期から南軍として史料上に散見し,伊勢国司北畠氏の与力,のちには被官として,その文書中に北畠氏およびその家臣の発給文書を大量に残している。
北畠氏との関係は戦国末年の北畠氏の滅亡まで継続し,その間,伊勢に飯高(いいたか)郡神戸六郷,一志(いちし)郡小阿射賀(こあざか),多気(たき)郡御糸(みいと)などの分領を宛て行われ,軍役を奉仕している。