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マンホール・コレクション BEPPU

2016-10-20 00:12:00 | 献上品目録
真夏のど真ん中、一番暑い時期に温泉の町の灼けたアスファルトの上で拾って回った蓋物たち。いやあ、今思い出しても暑かったよなあ。採集場所は、大分県別府市である。

まずはこれ、フラワーシティと書かれたデザインのマンホール。本来は鋳物だけど、周囲の石畳にあわせての着色かな。円周にめぐらされているのは名産の竹細工にちなんだ竹だろう。真ん中の花に、「オオムラサキ」と書いてある。知らなかったけど別府の市の花のようだ。そして中央のマーク・・・ひらがなの「べ」が意匠化されたものとは分かるけど、市章とも異なるようだし、由来は不明。



同様に、石畳にあわせて着色されているけど、こいつは潔い。全体的なデザインはクラシカルな蜂の巣バージョンで、身分の主張は漢字で「別府市」とある。なるほどなるほど。
それでいて、蓋の中央のマークは有無を言わせぬ温泉マーク。
とはいえ、この蓋を開けた中を流れているのが汚水なのか温泉なのかは、知らなかったら断定できん。



一方、こちらは明確に「温泉」と漢字で書かれ、さらに中央のマークも「温泉マーク」と「別」からのデザイン。別府で拾った蓋の中では、これが一番好きかなあ。
温泉のためのマンホールはそもそもレアだし。



そして、温泉ではなく汚水と明記されたマンホールも当然発見。蜂の巣パターンの中央のマークは、「別」の字に下水の「下」を組み合わせてあるんだろうか?



蓋の周辺の縁取りや、漢字の記載部分と背景とのズレから、上のと世代が違うと思われるこのマンホールもやっぱり「別」「下」に見えるマークを使用。




最後にシロクロ師匠用におまけ。
割れるタイプの消火栓の蓋だけど、カラーでメインのモチーフは花(オオムラサキなんだろうけど、俺にはハイビスカスにしか見えないw)、背景の竹の中に「別」の字、そして右下に「べっぷ」の字・・・
ここまで主張が強い蓋は初めて見つけた。