「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

放念で気の薬を (4332話)

2021-02-25 15:41:18 | 老後の日々

 『やあ、茂さん暫くだわ。「啓蟄」が近づいてきて、かあちゃんに尻を叩かれて動き出したね。

作物を作っておけば重宝するわ。何処かに遊びに出かけたいが、コロナで気後れがして。何か

面白い話はないかさ』

 『おう、翁さん。相変わらずに頑張って歩いているようだな。面白い話か、俺のところの猫は、

頭も白いが尾も白いよ、ハハハハ。先日は従兄弟たちと居酒屋の支援に行ったが、皆さんが静か

に酒を、通夜振る舞いの雰囲気だわ』

『そうか、居酒屋で体の中からアルコール消毒する手があるな。ハハハハ。飲食店などでは、店

に入ると体温を測り手の消毒をして、席にはビニールの仕切り。食事を楽しむ雰囲気はないよ』

『コロナ禍の自粛は「相互監視」で、少数意見に誘導させる仕掛けを政府に利用をされているわ。

ハハハハ。そうだ、婆さん(84)がバトミントンに行くそうで、翁さん、買い物なら体育館まで

車で婆さんを送って貰うかな、ハハハハ』