「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

放念で気の薬を (4309話)

2021-02-02 14:51:19 | 老後の日々

『福は内、福は内』家長の役目、今夕は、邪気払いの豆撒きをするのだが、豆撒きの大豆は五穀の中

でも穀霊が宿るのが大豆だそうで、その大豆を畑に蒔く豆撒きの仕草は、豊年を願う気持だそうだわ。

そんな、慣わしのことを考えながらの豆撒きを。我が家は平和共存で『鬼は外』とは言わないんだが、

鬼が悪者を退治をするからと、『鬼は内』と言う地方もあるらしいわ。ハハハハ

日本にはいろいろな《しきたり》があるが、節句の幾つかは暦を見ながら毎年楽しんでいてね。

『恵方巻き』。これには、節分追儺の意味が無く、海苔問屋が海苔の拡販のために始めたのが通説

のようで、縁起にも関係はないようで。ハハハハ。

四季の移ろいを肌で感じ、季節の行事を楽しむことが廃れてきているが、自然とともに営んで来た

暮らしが、無粋な科学に置き換えられてしまい、人心も荒んで来ているように思えてね。