「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

放念で気の薬を (4311話)

2021-02-04 15:00:08 | 老後の日々

『やあ、翁さん、暫くだな。いくらか温とくなってきて、あと少しの我慢だな。これ、婆さんか

らの差し入れだそうで。何かあまり元気そうでないね?。食事はしてるかい?、食欲が無い?。

体も動かさないからな』

『おう、勘さん。老後にこんな暮らしが待っているとはな。食事は外食は我慢だが、宅配食や冷

凍食が増えて来て。俺は、温泉の旅が生き甲斐だが、それが「不要・不急」なのか考えてね?』

『いやね、高齢者が自立して、他助を受けずに元気で過ごすには、外出は「必要」で「不可欠」

だわ。ましてや、辺地暮らしで閉じ籠りでは、ネンネンコロリになってしまうよ、ハハハハ』

『コロナ禍で世界のリーダーの政治力量が試されているが、日本はコロナ対策の発想が貧困で、

対策は後手後手では、国民の理解は得られないよ。これから気晴らしに高速を飛ばして赤城牛

のステーキを食べに行こうと思ってね、ハハハハ、ハハハハ』